映画「フレンチ・ディスパッチ」はフランスの架空の街を舞台にした作品に【あらすじ・キャスト】
ウェス・アンダーソン新作映画「ザ・フレンチ・ディスパッチ」はジャーナリストたちへのラブレター
『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014年)や『犬ヶ島』(2018年)などで知られる映画監督、ウェス・アンダーソンの新作が2020年に公開されます。 独特な世界観で世界中にファンを抱える彼の最新作『ザ・フレンチ・ディスパッチ (原題)』は、いったいどのような作品になるのでしょうか。 この記事では、本作のあらすじや豪華キャスト、公開日まで最新情報をお伝えします。
映画「ザ・フレンチ・ディスパッチ」のあらすじを紹介
20世紀フランスの架空の街を舞台に、アメリカ発の新聞社「ザ・フレンチ・ディスパッチ」に務めるジャーナリストたちを描く本作。3つのストーリーを軸にした“ジャーナリストたちへのラブレター”になるとのことです。
ティモシー・シャラメやベニチオ・デル・トロなど豪華キャストが集結
ベニチオ・デル・トロ
『トラフィック』(2000年)や「チェ」二部作(2008年)、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017年)などへの出演で知られるベニチオ・デル・トロは、本作でアンダーソン作品初出演となります。 役名や役柄は明らかになっていませんが、監督の独特な世界観のなかでどんな活躍を見せてくれるのでしょうか。
ティモシー・シャラメ/ゼフィレッリ
2017年の『君の名前で僕を呼んで』で、一躍世界の注目を集めたティモシー・シャラメ。話題作への出演がつづく彼も、「ザ・フレンチ・ディスパッチ」に出演します。 彼が演じる役名は、ゼフィレッリだといわれています。イタリア系の名前のようですが、役柄は不明。彼もアンダーソン作品初出演です。
ジェフリー・ライト/ローバック・ライト
テレビシリーズ「ウエストワールド」シリーズや映画「007」シリーズなどへの出演で知られるジェフリー・ライトもアンダーソン映画初参戦。 彼の役名はローバック・ライトとされていますが、こちらも役柄については不明です。
レア・セドゥ
フランスの女優レア・セドゥも出演します。彼女についても、役名および役柄は2020年1月現在不明。 彼女は2013年に、アンダーソンがプラダのフレグランスのCMとして、ロマン・コッポラとともに監督したショート・フィルムに出演していました。
マチュー・アマルリック
『グランド・ブダペスト・ホテル』にも出演していたフランスの俳優、マチュー・アマルリックも新作に出演します。 アマルリックは、フランスやイギリスなどヨーロッパの作品を中心に活躍しています。
シアーシャ・ローナン
『ブルックリン』(2015年)や『レディ・バード』(2017年)などで知られる若手実力派女優、シアーシャ・ローナン。彼女は『グランド・ブダペスト・ホテル』以来、2度目のアンダーソン作品への出演を果たします。
フランシス・マクドーマンド
『ファーゴ』(1996年)や『スリー・ビルボード』(2017年)などで知られるフランシス・マクドーマンド。これまでにアカデミー賞、エミー賞、トニー賞を受賞し、演劇界の三冠王を達成している名女優です。 『ムーンライズ・キングダム』や『犬ヶ島』に出演し、ウェス・アンダーソン作品の常連となっている彼女も最新作に出演します。
エイドリアン・ブロディ
2002年公開の『戦場のピアニスト』で史上最年少の29歳でアカデミー賞主演男優賞を獲得したエイドリアン・ブロディ。 彼もアンダーソン作品の常連で『ダージリン急行』や『ファンタスティック Mr.FOX』、『グランド・ブダペスト・ホテル』に出演しています。
ティルダ・スウィントン
『ムーンライズ・キングダム』や『グランド・ブダペスト・ホテル』などに出演している、アンダーソン作品常連俳優のひとりティルダ・スウィントン。 本作への出演で、アンダーソン監督とは4度目のタッグとなります。
オーウェン・ウィルソン
『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』では、製作総指揮と共同脚本をアンダーソンとともに務め、その後も数多くの作品に出演しているオーウェン・ウィルソン。彼も最新作への出演が決定しています。 ほかのキャストと同様に、役名・役柄ともに不明です。
トニー・レボロリ
『グランド・ブダペスト・ホテル』やMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)「スパイダーマン」シリーズなどへの出演で知られるトニー・レボロリ。 役名や役柄は不明ですが、常連組のひとりとして出演します。
ビル・マーレイ/アーサー・ハウウィッツァー・Jr.
これまでのウェス・アンダーソン監督作品10作中8作品に出演している常連中の常連、ビル・マーレイも最新作に出演しています。 彼の役名は、アーサー・ハウウィッツァー・Jr.とされており、役柄は不明です。
ウェス・アンダーソン監督が新作に込めた想いとは
『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(2001年)や『ダージリン急行』(2007年)、『ファンタスティック Mr.FOX』(2009年)、『ムーンライズ・キングダム』(2012年)など、数々の作品で高い評価を得ているウェス・アンダーソン。 米IndieWireによると、2019年4月、本作について彼は「ストーリーは簡単に説明できない」と発言。「フランスに配属されたアメリカ人ジャーナリストが、書きたいものを書くために奮闘する姿を描いた」と言っています。また、「報道の自由を訴えているわけではありません。ただ、ジャーナリストを描くことは、今、現実の社会でなにが起こっているのかを捉えることにもつながります」と語りました。
「ザ・フレンチ・ディスパッチ」は2020年7月24日全米公開
豪華キャストが集結したウェス・アンダーソン監督最新作「ザ・フレンチ・ディスパッチ」は、2020年7月24日に全米公開となることが発表されています。その前に、毎年5月に開催されるカンヌ国際映画祭で初お披露目となるのでは、と予想する声も。 日本での公開日は未定ですが、今後続報に期待したいですね!