2020年2月13日更新

『ドラゴンボール』に登場する“神”を一覧形式で紹介!意外と身近な存在、本当に偉いの?

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ドラゴンボール 神

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「ドラゴンボール」シリーズに登場する神ってどんな存在?【ネタバレ注意】

「ドラゴンボール」シリーズに登場する神の存在や役割は、様々です。原作初期は、地球の神様も偉い存在として描かれていました。しかし、ストーリーが進むにつれて更に偉い神様や、神様の力を遥かに超える敵も登場します。ですから、地球の神様に関しては、原作後期ではすっかり身近な存在になってしまいました。 『ドラゴンボール超』が最新作の2020年現在、最も権威のある神は、全王です。今後、これ以上に偉い神様が登場するかどうかは定かではありませんが、「12個もある宇宙のすべてを治める神様」以上の神様を登場させるのは、難しいのではないでしょうか。 ※本記事では「ドラゴンボール」シリーズのネタバレ情報を扱っています。読み進める際はご注意下さい。

「ドラゴンボール」シリーズに登場する神は基本付き人が!でも上下関係はゆるそう?

「ドラゴンボール」シリーズに登場する神の特徴の1つは、2020年現在最新作の『ドラゴンボール超』も含めると、大勢の神様が登場することです。悟空たちが住む第7宇宙だけではなく、他に11個ある宇宙の全てに、それぞれ神様がいます。 もう1つの特徴は、「神様+付き人」が基本であり、どの組み合わせもあまり厳しい上下関係がないことです。例えば、地球の神様とミスターポポは上下関係というよりお互いに思いやりのある関係です。 北の界王とアニメのグレゴリーも、フランクな関係ですね。界王神とキビトもそこまで堅い間柄ではありませんし、破壊神ビルスと天使ウイスに至っては、ウイスがしばしばビルスをからかっています。

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地球の神様

地球のドラゴンボールを作った存在

地球の神様は、作中で2人登場します。 1人目は、原作初期に登場した老いたナメック星人です。ナメック星人の最長老は「カタッツの子で、龍族の天才児」と語りました。地球の神様は、遥か昔に、ナメック星の異常気象から逃れるために地球に流れ着きました。地球のドラゴンボールを作った本人でもあります。その後、地球の神様は、戦闘力アップを望むピッコロと同化して退場しました。神様とピッコロ大魔王は、元々1人のナメック星人でした。 2人目の地球の神様は、優秀なナメック星人デンデです。原作のフリーザ編で、悟空たちがナメック星にいる際に、悟飯、クリリンによって助けられました。デンデは歳が若いこともあってか、悟空たちとは先代の神様以上にフランクな関係です。

閻魔大王

死後の世界と星の神様を束ねる存在

閻魔大王は、死後の世界に行った者が天国行きか地獄行きかを判断する役を務めます。地球など、星の神様を束ねる立場にもあります。 サイヤ人編では、悟空とピッコロが命がけで倒した強敵ラディッツを軽くひとひねりしてしまうくらいの戦闘力を持っていたので、悟空に驚かれています。その閻魔大王も、以前は北の界王の弟子でした。閻魔大王も、蛇の道を走って界王星にたどり着いた経験があります。閻魔大王は、死者に対して強制力を持っています。戦闘力の差に関係なく、閻魔大王自身が死者を天国行きか地獄行きか判断できる権力があります。 原作終盤では、魔人ブウを倒すために悟空が集める元気玉に協力して、息を切らしている様子が描かれました。

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界王

悟空に様々な技を伝授!

界王は、銀河を東西南北に分けた領域をそれぞれ管理しています。自分が担当していない領域に関してはあまり詳しくありません。東の界王、西の界王、南の界王、そして北の界王が登場しますが、悟空が出会って仲良くなったのは北の界王です。作中で単に「界王」「界王様」と呼ぶときは、この北の界王を指します。 北の界王は、重力が地球の10倍ある小さな惑星に住んでいます。ペットのバブルスくんと、アニメではお供のグレゴリーと一緒に住んでいます。登場当初は悟空よりも強く、界王拳と元気玉を教えたその人でもあります。 ストーリーが進むにつれて権威がなくなっていき、すっかり神様らしくはなくなってしまいました。『ドラゴンボール超』でも、悟空は遠慮なく界王星を修行場扱いしています。とはいえ、界王の方も悟空に食事を振る舞うなど、口では迷惑がりながらも仲良くしている模様です。

大界王

ノリが軽い!界王を束ねる神

大界王は、東西南北の界王を束ねる神です。原作では、魔人ブウ編の天下一武道会で界王神と戦うことになったピッコロが「あなたはまさか……大界王さまでは……」と言った時に名前だけ登場しました。 アニメ版では、ファンキーで風変わりな神様として登場しています。地獄を「クージゴ」と呼んだり閻魔大王を「マエンちゃん」と呼んだり、実力はあるのですが悟空との修行を「疲れるから」といって断ったりしています。 その他ゲームなどでも登場しました。スマホ向けソーシャルゲーム『ドラゴンボール ドッカンバトル』では、若者っぽい服装にラジカセを担いだ姿で登場しています。

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界王神

宇宙の創造を司る神

界王神は、宇宙の創造を司る神様です。界王神の命は破壊神と一対になっており、界王神が死ねば破壊神も死に、破壊神が死ねば界王神も死にます。基本的には人間たちの生き方や営みを、ただ見守るスタンスです。 『ドラゴンボール超』でそれに疑問を感じ、野蛮な人間に介入すべきだという考えが暴走して「人間0計画」を実行するに至ったザマスも、第10宇宙の次期界王神候補でした。ザマスは特例で次期界王神候補になりましたが、基本的には生まれながらに界王神になると決まっている者がなります。 界王神は東西南北それぞれにいて、悟空たちと馴染みが深いのは東の界王神、シンです。原作では魔人ブウ編の天下一武道会で初登場しました。その後魔人ブウの復活を食い止めようとしたり、バビディに仕えるダーブラを足止めしたり、といった活躍があります。付き人のキビトと一緒に、悟空たちの戦いのサポートに徹しました。 東の界王神、シンは現職の界王神ですが、一緒に行動している老界王神に知識や経験や能力ではどうしても劣ってしまいます。シンも、老界王神を立てて尊重している様子が伺えます。

老界王神

既に隠居した現界王神の先祖

老界王神は、界王神であるシンの15代前の元界王神です。既に隠居の身であり、厳密には神様ではないのかもしれませんが、界王神のシンは「ご先祖様」と呼び丁重に接しています。老界王神はゼットソードに封印されており、悟飯がカチカッチン鋼を斬ろうとした際にゼットソードの方が折れ、老界王神が登場しました。 老界王神は、戦士の潜在能力を限界以上に引き出す能力があります。悟空からは「よくきく能力じゃねえか」と一蹴されてしまいましたが、本人は「限界以上に引き出す能力」はそうそうないと反論しています。 実際、老界王神のおかげで潜在能力を引き出された悟飯は「アルティメット悟飯」と呼ばれ、魔人ブウを圧倒しました。しかし潜在能力を引き出すためには、老界王神が歌いながら相手の周りをぐるぐる踊りまわる儀式を5時間行ったのち、手をかざしてパワーアップするのに20時間かかるつらい行程が待っています。

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大界王神

魔人ブウに吸収されてしまった温和な神

大界王神は東西南北の界王をまとめる神様です。魔人ブウに吸収されて以来、現在の生死は不明です。 大界王神は、アニメ版と漫画版『ドラゴンボール超』にのみ登場します。原作では、界王神が魔人ブウの恐ろしさを語る際に名前と顔だけ登場しました。東の界王神シンによると、大界王神は太っていて温和で優しい神だったそうです。この大界王神を吸収した魔人ブウが、丸っこい見た目と無邪気な性格になりました。

天使

付き人だけど破壊神より強い!

天使は、『ドラゴンボール超』で登場した破壊神の付き人です。主に破壊神の付き人を行っており、基本的には破壊神に敬語で接します。しかし戦闘力は破壊神よりも高く、第7宇宙の天使ウイスは、破壊神ビルスの師匠です。しかし中立の存在であるため、戦うことを禁じられています。 天使は全王に仕える大神官の子供であり、それぞれの宇宙に合計12人いる天使は全員兄弟姉妹です。天使の間で格の違いはありませんが、能力などの差で多少の上下関係はありそうです。第6宇宙のヴァドスはウイスに「姉上」と呼ばれていました。 第7宇宙のウイスはビルスと共に地球の悟空、ベジータ、ブルマなどと日常的に交流がありますが、ブルマに「何かあったときに自分とトランクスだけでも助けてほしい」と頼まれたときは、適当に流しています。その一方で悟空とベジータの修行にはかなり丁寧に付き合っています。「中立の立場」を命じられている天使ですが、修行を手伝う分には問題がないようです。

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破壊神

意外と邪悪じゃない?破壊を司る神

破壊神は、文字通り破壊を司る神です。界王神と一対になっており、界王神が死ねば破壊神も死んでしまいます。各宇宙に破壊神は1人すついて、それぞれの宇宙の創造と破壊のバランスを保つために存在します。 破壊神は、人間の中からそれに相応しい力量を持った者が選ばれる場合もあります。『ドラゴンボール超』では、トッポが次の破壊神候補とされていました。 破壊は物理的打撃で行うこともあれば、手をかざしたものを灰にしてしまう「破壊」もあり、エネルギー波で行う場合もあります。戦闘力自体は宇宙でもトップクラスで、星を破壊するのも破壊神の仕事の1つであるため、しばしば非常に恐れられます。しかし子供(ゴテンクス)には酷い暴力を振るわない、自分を平手打ちしたブルマにさえ吹き飛ばす程度の仕返ししかしない、など、脅威ではあっても邪悪ではありません。 それどころか、ストーリーが進むごとに悟空たちと打ち解け、ビルスに関しては人間臭い面も多々見受けられるようになります。終盤では、もはや悟空たちの仲間といっても差し支えないくらいの距離感でした。

大神官

全ての天使たちの父

大神官は、天使たちの親で全王の側近です。全王の宮殿の案内人や、門番を務めています。 『ドラゴンボール超』では小柄な男性の姿で描かれました。全王に対して恐れずに接する数少ない人物であり、大神官の格は破壊神よりも天使よりも上です。ウイスによれば、大神官の戦闘力は「全宇宙で5本の指に入る」そうです。

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全王

絶対的な力を持つ神の中でも一番偉い存在

全王は、全宇宙の全ての神を統べる存在です。戦闘力というよりは、どの宇宙であろうと瞬時に消してしまえる権力とパワーを持っており、より高い次元での強さがあります。見た目や声は小さな子供のようでかわいらしく、性格も無邪気です。 あのビルスでさえペコペコしてご機嫌伺いをするような絶対的存在ですが、悟空とは「全ちゃん」「悟空」と呼び合っており、2人の間に上下関係は感じられません。絶対的な力を持つ全王ですが、自分と並ぶ者がいない立場は寂しいのでしょう。全王に自然体で接した悟空に対して「友達がほしい」と訴えています。悟空が別の時間軸から連れてきたもう1人の全王とも仲良くなり、力の大会は2人で楽しそうに観戦していました。

『ドラゴンボール』神様たちは意外と身近な存在!?今後も新たな神が登場するのか注目

「ドラゴンボール」シリーズの神は、大勢のキャラクターが登場します。 どの神も最初は権威ある存在として描かれていたのが、だんだん悟空たちの身近になっていって、神によっては仲良しにすらなってしまうのが印象的です。特に地球の神であるデンデや北の界王などには、もはやみんな友達感覚で接しています。例外が、接点の少ない大界王神や大神官くらいでしょうか。 『ドラゴンボール超』では宇宙そのものが全部で12もあると分かったため、今後新たな神様が登場する可能性も十分にありますね。既に登場した神様たちは、みんな個性豊かで人間味があります。もし今後新たな神様が登場するとしても、あまり神性や近寄りがたさを感じるキャラクターではなさそうですね。