『ドラゴンボール』孫悟飯の活躍を徹底的に振り返る!セル編での活躍がファンの心を話さない
『ドラゴンボール』孫悟飯の活躍を徹底的に振り返る!まずはプロフィールから
孫悟飯は『ドラゴンボール』シリーズの主人公を務める、孫悟空の息子に当たります。サイヤ人の悟空と人間のチチの間に生まれました。ストーリー上悟空が登場しない際は、主役を演じることも多い人物です。 サイヤ人と地球人の最初のハーフですが、これから訪れる平和な時代に戦闘はいらないとチチが考え、幼い頃は山奥で勉学に励んでいました。 はじめは泣き虫な性格でしたが、ピッコロにさらわれて荒野で修行を積んだのち、父悟空に似て男らしく成長していきます。
悟飯とピッコロは幼少期からの師弟関係
悟飯は幼少期からピッコロと良い師弟関係を結んでいます。自分をかばって死んだピッコロを復活させるためにナメック星へ向かう際には、「お父さんと同じくらい尊敬している」と胸の内を明かしました。 一方ピッコロも悟飯のことを信頼していて、悟飯のピンチに駆けつけてかばう様子も描かれています。映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』では悟飯の息子であるパンの面倒を見たり夕食を共にしたりするシーンがあり、家族ぐるみで親交があるようです。
悟空のおじいちゃんと同姓同名!
実は『ドラゴンボール』には、「孫悟飯」の名前を持つ者が2人登場します。 サイヤ人の孫悟空が地球に送り込まれた時に幼い彼を拾い、育てた人物を孫悟飯と言います。悟空はもともと「カカロット」という名前であり、地球での名前を付けたのもこの人物。 そんなお世話になった育ての親にあやかり、悟空は自分の息子に同じ名前をつけたのでした。
ビーデルとの関係
ビーデルとは、悟飯が通い始めたオレンジスターハイスクールの同級生です。魔人ブウ編で徐々にお互いを意識し始め、のちに夫婦になりました。 ドラゴンボール原作では唯一馴れ初めやラブコメ描写がしっかりとあったカップルであり、作中ではビーデルの「ショートヘアのほうが悟飯くんの好み……?」「死なないでね悟飯くん……ぶじ帰ってこられたらデートとかしたいから……!」といったセリフが有名です。 天下一武道会まではビーデルが悟飯を恋愛対象として意識する場面はあったものの、悟飯からビーデルに恋愛対象としての好意を露わにする描写はありませんでした。天下一武道会のビーデルvsスポポビッチで、必要以上にボコボコにされるビーデルを見て温厚な悟飯が激昂し、試合終了後ビーデルを介抱しています。
サイヤ人襲来編ではラディッツに一泡吹かせた
孫悟飯は4歳のとき、ラディッツとの戦いの中で才能の片鱗を表します。悟空に連れられてカメハウスに遊びに行ったときに、地球に来襲したラディッツに人質として連れ去られてしまいました。その後助けに来た悟空がラディッツと戦い絶体絶命の状況に陥ったのを見て、閉じ込められていた宇宙ポッドから飛び出してラディッツに頭突きを加え大ダメージを与えました。 普段の状態の戦闘力は1(普通の4歳児並み)ですが、宇宙ポッドに閉じ込められた状態でピンチの父親を目の当たりにし、戦闘力は710まで上昇します。その後「おとうさんを……いじめるなーっ!」という有名なセリフと共にラディッツに頭突きをし、戦闘力は瞬間的に1307まで達しました。
セル編での悟飯に熱狂的なファンが続出
悟飯は、セルとの戦いで悟空によって最後の切り札として選ばれた戦士でした。悟飯は仲間が死んだり危険な目に遭ったりしたときに激しい怒りと共に爆発的に戦闘力が上昇し、その力を見込まれたのです。 セルとの戦いでは仲間が次々と倒れていく追い詰められた状況で、セルに破壊され首だけになった人造人間16号に「話し合いで通じ合えない相手もいる。怒りのままに精神を解放してやれ」と声を掛けられます。その16号がセルによって無下に踏みつぶされ、悟飯は怒りでスーパーサイヤ人2に覚醒しました。 悟飯がスーパーサイヤ人2に覚醒したあとはセルジュニアに冷酷に徹しました。逃げ出したセルジュニアさえも追いかけて一撃で仕留め、セルと戦って圧倒します。敵わないとみたセルは自暴自棄になり、自爆しようとしました。悟空がセルの自爆寸前で界王星に瞬間移動し、界王星と悟空もろともに自爆します。 倒したかと思ったのも束の間、セルは再生能力で復活して戻ってきてしまいます。再び悟飯vsセルの一騎打ち。かめはめ波の競り合いであわや負けそうになったところで、あの世からの悟空の力を借りてセルを圧倒します。こうして、今度こそセルを完全に葬り去りました。
グレートサイヤマンとして活躍
セルとの戦いの後、17歳の悟飯はチチの考えによってオレンジスターハイスクールに通うことになります。ここで出会ったのが後に奥さんとなるミスター・サタンの娘、ビーデルです。 自分の正体がバレると騒ぎになると注意されていたため、極力目立たないように学校生活を送ろうとする悟飯。しかし暴漢を見かけたことをきっかけに「グレートサイヤマン」になりすまし、裏で様々な事件を解決していくのです。 正義のヒーローを演じていましたが、無意識に発揮してしまう力のせいでビーデルに不審がられます。「グレートサイヤマン」の変装は、悟飯がビーデルを煙に巻くための手段だったのです。
魔人ブウ編では潜在的な力が発揮
魔人ブウ編では、魔人ブウ(悪)を圧倒する戦闘力のアルティメット悟飯に覚醒します。 老界王神の謎の儀式によって潜在能力を限界以上に引き出され、ゴテンクスとピッコロが魔人ブウに負けそうになっているところに悟飯は駆け付けました。あの温厚な悟飯が、魔人ブウを圧倒して「ウスノロ……」と呟くセリフが有名です。 「アルティメット悟飯」は悟飯の変身形態の1つであり、ドラゴンボールシリーズで単体キャラの変身形態では最強とされています。髪の色に変化はありませんが、前髪が一房垂れる、筋肉が微妙に隆起する、目つきが鋭くなるという外見的変化があります。 むしろ特徴的なのは悟飯の内面の変化であり、詰めの甘さや敵をおもんばかる気持ちなどの「甘さ」が消えている、とピッコロによって分析されました。
『ドラゴンボール超』では強敵・ディスポと戦う
おはようございます!
— 映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」公式 (@DB_super2015) January 20, 2018
もうすぐ9時から「ドラゴンボール超」第124話、始まりますよー!悟空とベジータがジレンに挑む中、悟飯とフリーザがディスポに立ち向かう!お見逃しなく!(S)
※地域によって放送日・時間が異なります#ドラゴンボール超 pic.twitter.com/PyNLS4nc6e
『ドラゴンボール超』では、長く修行を行っていなかったため、悟飯はなんとか超サイヤ人になれる程度まで戦闘力が落ちてしまいました。地球がある第7宇宙の存亡をかけた力の大会をきっかけに、悟飯はピッコロに再度修行をつけてもらいます。ビーデルとパン、そして地球を守るために強くならなければならない、と決意したのが大きな転機です。 ピッコロとの厳しい修行では、アルティメット悟飯になれるまで戦闘力を取り戻しました。その結果悟空によって力の大会チームのリーダーに任命され、勝つための戦略を立てて指揮を執ります。力の大会は武舞台から落ちる、または相手を殺すことが脱落の条件だったため、中央付近で固まって背中を守り合うという作戦を実行しました。 力の大会では、フリーザと共闘してディスポを倒しています。ディスポは、第11宇宙「プライドトルーパーズ」のメンバーで、自分のスピードを数千倍に増加させられる超速の戦士です。フリーザがデスビームで檻を作ってディスポと悟飯の行動範囲を限定し、その中で戦った悟飯はディスポを圧倒しました。
強くなっても技は相変わらず少ないのがいい
悟飯が攻撃として相手に仕掛ける技は、主にカメハメ波と魔閃光。カメハメ波は腰を低く落として両手で気を生み打ち出す技で、魔閃光は両手を額にかざして気を繰り出す技となっています。 スーパーサイヤ人へと覚醒し、老界王神によって引き出された潜在能力で作中トップクラスの実力を誇るまでになった悟飯。しかし彼が扱う技名は存外にも少なく、それが孫悟飯という人物の人気にもつながっているようです。
孫悟飯の声優は“おなじみ”の野沢雅子
22:30~ #野沢雅子 さんの[野沢の雅子さん]
— TOKYO FM 80.0 (@tokyofm) December 15, 2019
今夜は、声優の #田中真弓 さんがマコさんの家に来てくれます????????#悟空 と #クリリン ????おふたりの #ドラゴンボール での共演話、#ワンピース の #ルフィ から学んだリーダー論とは⁉️#tokyofm #radiko https://t.co/dyssHp4Bbl pic.twitter.com/CKId45GnU4
孫悟飯の役を演じている声優の野沢雅子は、1936年に東京都で生まれました。日本のアニメの泰明期を先頭に立って支えた人物です。 『ゲゲゲの鬼太郎』鬼太郎や『銀河鉄道999』の星野鉄郎、『いなかっぺ大将』の風大左衛門を演じたことで知られています。また『ドラゴンボール』シリーズでは悟飯の父悟空と、弟の悟天も野沢雅子が演じているのです。
孫悟飯は戦いを好まない強く優しい学者さん!
孫悟飯は、ドラゴンボールシリーズで潜在能力ナンバーワンといっても過言ではありません。得意技自体も少なく、純粋な強さで敵を圧倒できる戦闘力を誇ります。 ナンバーワンの潜在能力、トップクラスの実力、アルティメット悟飯のカッコよさ、家族のビーデルやパンを大切にする気持ち……悟飯の魅力はたくさんありますが、中でも大きな魅力が「本当は戦いが好きではないのに、大切な人たちを守るためにやむなく最強クラスの戦士になる」というところではないでしょうか。