ドラマ『私の家政夫ナギサさん』最終回ネタバレ・全話あらすじ!結末や正体・過去を解説
【ネタバレなし】『私の家政夫ナギサさん』のあらすじ
主人公の相原メイは、製薬会社で病院や診療所に薬の情報を伝えるMR(医薬情報担当者)としてバリバリ働くキャリアウーマンです。仕事は完璧にこなす一方で家事は全くできず、家はゴミ屋敷と化していました。 ある日彼女が帰宅すると、そこには見知らぬエプロン姿のおじさんの姿が。彼こそが料理・洗濯・掃除といった家事を全てこなす、スーパー家政夫の鴫野ナギサだったのです。 最初は男性に家事を任せることに拒否反応を見せていたメイでしたが、まるでお母さんのようなナギサに安らぎや温かみを感じるようになります。 そんな中、仕事面では田所優太というライバルが出現。成績優秀で負け知らずだったメイはピンチに陥りますが、彼女の警戒心を知らない田所は急接近してきて――!? 仕事一本だったメイは、急激な変化によって仕事に恋にと振り回されることになります。
原作やドラマとの違いは?
原作は電子書籍配信サイト『コミックシーモア』にて掲載された、四ツ原フリコによる漫画『家政夫のナギサさん』。原作との大きな違いとして、作品タイトルのほか、オリジナルキャラクターたちの登場やナギサの設定などが挙げられます。 特にメイの恋人候補・田所優太が物語に加わることで、母娘の関係に主軸を置いた原作よりも、恋愛要素が強くなったと言えるでしょう。 ナギサの人物像については、年齢が46歳から50歳に変更され、無口な気難しい系ではなく穏やかで癒し系のキャラクターとして描かれています。また、メイとの結末は原作どおりですが、ドラマではプロポーズをする側・される側が逆になっていました。
1話のあらすじ・ネタバレ
大手製薬会社「天保山製薬」のMRとして働く相原メイは、仕事はできるのに家事が大の苦手で、散らかり放題の部屋に住むアラサー独身女性。28歳の誕生日の夜、自宅へ帰ると妹の唯が雇ったスーパー家政夫・鴫野ナギサがいました。 唯はデキ婚で大学を中退しており、「メイが母・美登里のキャリアウーマンとしての期待を一身にうけている」と、ナギサに事情を打ち明けます。チームリーダー就任やライバル社「アーノルド製薬」との競合、新人・瀬川遙人の教育が重なり、メイは次第に疲弊していきました。 ある日、泥酔したメイはナギサを「お母さん」と呼び、彼の手を握ったまま眠ってしまって……。
2話のあらすじ・ネタバレ
泥酔事件に加えて、アーノルド製薬のMRでメイの天敵・田所優太が隣人だと判明!パニックに陥る中、突然、訪ねてきた美登里から何とかナギサを隠そうとします。 一方、「肥後すこやかクリニック」との契約を逃したメイたち。瀬川の提案で新薬をアピールするWEB講演会の実現に向けて動き出します。そんな中、メイは同僚・陶山薫の計画で田所と合コンすることになり、対抗心を燃やしつつ連絡先を交換して別れました。 家政夫に例えたナギサのアドバイスのおかげで、仕事も軌道に乗り始めたメイ。その矢先、美登里が「忘れ物を取りに行く」と言い出し、急いでナギサに連絡するのでした。
3話のあらすじ・ネタバレ
予定の時間より早く美登里が到着し、ナギサが唯の同僚で家政夫だと知られてしまいます。 メイは母と同じく家事全般が苦手だと告白し、美登里もそのことを認めつつも、「メイは“やればできる子”」という呪いの言葉をかけました。家事と仕事の両立を目指すメイでしたが、仕事のトラブルと疲労、家事のストレスから熱を出してしまうのでした。 倒れたメイを発見した美登里は、「お母さんはずっとそばにいる」と言って娘を抱きします。ナギサとの交流を通じて、母娘の関係は確実に変わり始めていました。その後、メイはナギサと本契約を結び、週に3回家政夫をお願いすることに……。
4話のあらすじ・ネタバレ
玄関前で鉢合わせた田所に「男性とお住まいですか?」と聞かれ、必死に父だとごまかすメイ。同じマンションの隣人ということは、2人の秘密にしようと提案しました。 とある日の夜。訪ねて来たメイの実父・茂がナギサと酒を飲み始め、メイはナギサが「元サラリーマンであり、家政夫歴は5年。現在は独身」だと知ります。 ナギサが気になるメイをよそに、医師の肥後がメイに、薫が田所に猛アプローチを開始。メイは結婚前提の交際を申し込まれますが、すぐに返事はできませんでした。帰宅すると仕事を終えたばかりのナギサと遭遇し、茂の還暦祝いについて相談されました。
5話のあらすじ・ネタバレ
自宅前で田所と出くわしたメイは、ドアから飛び出たゴミ袋のような物を発見します。彼の様子を不審に感じ、恋人がいるのではないかと疑いますが……。 夫・茂の還暦祝いパーティーのために、ナギサから料理を習おうとする美登里。メイはそんな母と勘当状態の妹・唯の仲を取り持ちたいと思い、ナギサに相談していました。 パーティーの当日。唯はナギサのアシスタントに変装して参加しますが、美登里は最初から気付いており、唯の夫や娘を交えて家族団らんを楽しみます。その後、メイに「ナギサさんのことを知りたい」と言われていたナギサは、彼女に自らの履歴書を差し出すのでした。
6話のあらすじ・ネタバレ
メイはナギサが元MRだったと知り、秘密主義な彼の私生活が気になって仕方がありません。ついには尾行を始め、居酒屋で誰かを思い乾杯している姿を目撃します。 一方、メイに惹かれていく田所は、ナギサが本当にメイの父親なのかと疑心暗鬼に陥りました。薫とのデート中に、メイと隣人同士であることを彼女に話してしまった田所。薫は彼の想い人が自分ではないと気付き、2人の恋を応援すると決めたのでした。 ガンの新薬プロジェクトが佳境に入り、メイは寝食すら忘れて仕事に没頭していきました。それが災いし、説明会の資料が入ったタブレットを自宅に忘れてしまいます。
7話のあらすじ・ネタバレ
忘れ物を届けに行ったメイの仕事先で、「箸尾さん」と呼ばれていた女性。ナギサは彼女を見かけてから、普段ならあり得ないミスを繰り返していました。 ナギサは自宅へやって来たメイに、MRに転職した経緯や箸尾が元後輩だったこと、仕事の重圧で潰れていく箸尾を救えなかったことなどを明かします。一方、田所はメイとのぎこちない関係を変えようと、彼女をゴルフデートに誘って告白しました。 その瞬間、瀬川から箸尾を見つけたと連絡があり、メイは田所をその場に置いて病院へ。ナギサの家に招かれた箸尾は感謝を伝え、ナギサも今の彼女が幸せだと知って涙を流します。
8話のあらすじ・ネタバレ
田所はハグをしているメイとナギサを目撃し、2人が親子の関係ではないと確信。メイはナギサに連れられた田所を見て観念し、家事が苦手で家政夫を雇っていると告白します。 一方、天保山製薬では過去にない症例の問題が発生。田所に詳しい医師を紹介してもらい、2人で出先から帰宅すると、なんと田所の部屋に異変が起きていました。実は彼もメイと全く同じタイプで、ナギサを呼んで「汚部屋」を片付けてもらうことに……。 その翌日、メイはナギサから「異動になるので、ここに来るのはこれが最後」と告げられ、動揺のあまり「私たち結婚しませんか?」と言ってしまうのでした。
9話(最終回)のあらすじ・ネタバレ
メイの突然のプロポーズから始まった、4日間のトライアル結婚生活。メイは田所に正直な気持ちを打ち明け、「今後もライバルでいたい」と伝えました。 その翌朝、ナギサはメイに本社に呼ばれたと嘘を吐き、人間ドックの再検査へ。ふた回り近くもある年の差を考慮し、「結婚はできない」と伝言を残して姿を消します、しかし、ナギサが働く「NTSクリーンハウス」へ偶然依頼に来た田所の言葉で、メイと向き合う覚悟を決めました。 「介護の負担をかけるのが怖い」と言うナギサに、「今考えても仕方がない」と答えるメイ。その時その時で一緒に考えようと約束し、お互いの想いを告白し合うのでした。
特別編のあらすじ・ネタバレ
メイとナギサが結婚してから1ヶ月後。イビキがうるさい、洗濯物が裏返しなどの小さな不満が爆発し、初めての夫婦喧嘩が勃発します。 メイは薫に、ナギサは田所にそれぞれ経緯を相談をすると、田所は「それはノロケです」と言いながら解決策をアドバイスしてくれました。陶山が同僚の堀江に思わず「好き」と言ったり、瀬川とあかりが遠距離恋愛をしていたりと、2人の周囲のその後も明らかに……。 そして、メイは「自分も少しずつ変わっていこう」と決意し、素直にナギサに謝罪。夕食のオムライスにケチャップでハートを描き、ナギサを照れさせてしまうのでした。
ナギサさんの正体や過去は?
第5話以降、ナギサの過去が明かされていき、メイに対し過保護だった理由も語られました。 前職はメイと同じMRで、業界最大手「ソルマーレ製薬」の元トップ営業マン。母のガンを治したくて就いた職でしたが、仕事に打ち込む彼の元に訃報が届きます。 ナギサの忌引き休暇中、彼を慕っていた新人MRの箸尾が激務に追われてうつ病になり、自殺未遂を起こしてしまったのでした。自分の無力さを痛感しながらも、悲劇を繰り返さないようにと家政夫に転職し、多忙な人々の生活を支えてきました。 メイの責任感の強さが箸尾を思い出させ、「今度こそ何かしてあげたい」と考えていたのです。
『私の家政夫ナギサさん』のキャスト
相原(あいはら)メイ役/多部未華子
主人公の相原メイを演じるのは、2019年にNHKのドラマ『これは経費で落ちません!』に主演した多部未華子です。 多部はメイという役柄について、「愛らしくも応援したくなるキャラクター相原メイを、春の暖かくなる季節に演じることができて、とても嬉しく思います」と公式サイトでコメント。 「明るいテイストの中にもほっこりしたり、じーんとしたりと、心がほかほかするドラマになるといいなと思っています」と期待を語っています。
鴫野(しぎの)ナギサ役/大森南朋
おじさんながらスーパー家政夫・鴫野ナギサを大森南朋が演じます。大森は2019年に『サイン-法医学者 柚木貴志の事件-』で民放連続ドラマ初主演を飾りました。 ナギサを真面目で可愛らしい人と評している大森は、「おじさんの、いい部分を出せるように頑張っていこうと思います」とコメントしています。
田所優太(たどころ ゆうた)役/瀬戸康史
王子様的存在の田所優太を演じるのは、2019年にドラマ『ルパンの娘』などに出演した瀬戸康史。 瀬戸は本作を「頑張らなくていいんだ。出来ないことは出来なくていいんだ。誰かに頼ってもいいんだ。そう思える作品」としており、「肩の力を抜いて見ていただけたらうれしいです」と視聴者に呼び掛けました。
『私の家政夫ナギサさん』の見どころ
本作の見どころのひとつは、ハードボイルドなイメージのある大森がエプロン姿で家事をするという点!渋いおじさんが家政夫として働く姿にはギャップがあり、グッとくること間違いなしでしょう。 ストーリー的な見どころとしては、プロデューサーの岩崎愛奈がコメントしているように、働く女性としてのメイです。仕事に全力投球で、余裕もなく部屋は散らかり放題。ついひとりで頑張ってしまう彼女は、現代の女性の象徴とも言えます。 忙しい女性にとって家事は枷とも言えるもの。本作は、重たくのしかかる枷からちょっとだけでも自由になってもらえたらという思いから生まれました。 メイとナギサが「自分にとっての本当の幸せ」を見つけ自らを解放していく姿に、笑ったり泣いたりしながら癒される点も、見どころとなるはずです。
『私の家政夫ナギサさん』最終回ネタバレ・全話あらすじを結末まで
『私の家政夫ナギサさん』の全話あらすじをネタバレありで解説しました。気になった人はぜひ本作を実際に視聴してみてくださいね。