「転スラ」暴風竜ヴェルドラは死亡した?復活や兄弟について徹底解説
ヴェルドラは、本作の世界において4体しか存在しない“竜種”の1体。「暴風竜」の異名を持ち、人々からは邪竜として恐れられていました。 今回はそんなヴェルドラの魅力を徹底解説していきます! ※この記事は「転スラ」の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
「転スラ」ヴェルドラ=テンペストのプロフィール
種族 | 竜種(最上位聖魔霊) |
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称号 | 暴風竜 |
使用魔法 | 暴風系(死を呼ぶ風 , 黒き稲妻 , 破滅の嵐) |
所属 | ジュラ・テンペスト連邦国 |
アルティメットスキル | 究明之王(思考加速 , 解析鑑定 , 森羅万象 , 確率操作 , 心理之究明) |
耐性 | 自然影響 , 状態異常 , 痛覚 , 物理攻撃の無効化 精神攻撃 , 聖魔攻撃への耐性 |
声優 | 前野智昭 |
見た目は怖いけど実は超単純
竜種は、最強かつ不老不死という、まさに世界最上位の存在です。およそ手に負えないという点において、人間からは天災級(カタストロフ)と評されています。 ヴェルドラは、300年もの間、ジュラの大森林内の洞窟に封印されていました。彼は300年前に勇者クロノアと戦った結果、封じ込められていたのです。戦いの中で、勇者は竜種でさえも切り裂くことのできるユニークスキル「絶対切断」を使い、ヴェルドラを追い詰めます。そして、もう1つのユニークスキル「無限牢獄」を用いて封じ込めに成功しました。 なお、凶暴な竜のイメージが強いヴェルドラですが、実際の性格は単純。おだてに弱く、すぐ調子に乗ることから、リムルからは内心で「チョロゴンさん」と呼ばれています。
見た目はおっかないのに中身はちょろすぎて、そのギャップがかわいい!
【死亡】ヴェルドラはどうなった?
- うっかり街を滅ぼしかけたのがきっかけで、女勇者クロノアと戦うことになる
- クロノアの可愛さに見惚れて油断したのか、「無限牢獄」に封印されてしまう
- リムルはその封印の解除を引き受けることに
- しかし無限牢獄は厄介ですぐに解けるものではないため、一旦ヴェルドラを捕食する
- これによりヴェルドラが消滅したため、事情を知らない者たちは彼が死んだものだと勘違い
クロノアとの戦闘により敗戦し封印される
300年前、ヴェルドラは勇者クロノアと戦った際、彼女の「無限牢獄」によって封印されてしまいます。「絶対切断」というスキルも併せ持っていた彼女はヴェルドラにとってもなかなかの強敵でした。 しかしヴェルドラが敗北してしまった直接の理由は、どうやら「クロノアの可愛さに見惚れていたから」であるようす。この時点でヴェルドラのちょろさというか、意外な親しみやすさがうかがえます。
リムルに捕食される
リムルとヴェルドラはひょんなことから仲良くなり、リムルは「無限牢獄」を解除しようとします。そのために「大賢者」に解析をさせる必要があったのですが、もちろんそれには長い時間が必要です。 そこでリムルは「捕食者」でヴェルドラを喰い、自分の胃袋におさめることによって、自分の旅を続けつつ解析を進めるという方法を思いつきます。こうしてヴェルドラは表世界からは消滅しますが、決して死亡したわけでも消滅したわけでもありません。
【復活】無限牢獄を解析して最強の存在へ
- リムルが魔王化し「大賢者」を「智慧之王(ラファエル)」に進化させる
- 「智慧之王(ラファエル)」の演算能力によって「無限牢獄」の解析が完了する
- 封印から解放されたヴェルドラは、リムルの分身を依り代に人型として復活
究極能力「暴風之王(ヴェルドラ)」を獲得
ヴェルドラの封印は、リムルの体内の中、「大賢者」によって解析が行われてきました。しかし、強固な「無限牢獄」の解析は、遅々として進みません。 しかしそんな中、リムルが魔王化してスキル「大賢者」を「智慧之王(ラファエル)」へと進化させたことで、従来の思考加速は飛躍的に向上。すさまじい演算能力によって「無限牢獄」の解析が一気に進み、ついに封印が破られます。 このときリムルは、「暴風之王(ヴェルドラ)」というアルティメットスキルを新たに獲得。これには「暴風系魔法」はもちろん、ヴェルドラが死んでも復活させることができる「暴風竜復元」などの権能が含まれています。
ヴェルドラは復活して人型に!復活後の現在は?
その後、ヴェルドラはリムルが生み出した「強化分身」を依り代として、300年ぶりに復活を果たしました。 依り代はもともとリムルそっくりの姿をしていましたが、受肉したヴェルドラに合わせた容姿に変貌。金髪と鋭い目つき、口からのぞく牙が特徴のイケメンとなりました。背が高くガタイも良いので、いかにも強そうな印象を与えます。 復活後、ヴェルドラはすでに持っていたスキルが進化するなど、以前よりよりいっそう強くなっていました。さらにリムルとの旅を通してめきめきと成長し、チートっぷりに磨きがかかっていきます……。
【出会い】リムルとヴェルドラの関係性とは
300年間の孤独を救ってくれた親友
封印されていたヴェルドラは、300年もの間一人ぼっちでした。そんな彼にとって、リムルとの出会いはまさに偶然だったのです。 転生スライムが最初に降り立った洞窟には、巨大ドラゴンが1体。寂しがり屋で、暇を持て余していたヴェルドラにとって、リムルはうってつけの話し相手。両者はすぐに打ち解けました。 封印の経緯を聞いたリムルは、「無限牢獄」の破壊を試みるも、上手くいかず。考えたリムルは、ヴェルドラを「無限牢獄」ごと飲み込み、「大賢者」を用いて体内で解析することを提案。彼はこれを了承し、「捕食者」によって封印ごと“胃袋”の中に取り込まれました。 ヴェルドラはお返しに、互いに名前を付けようと持ち掛けます。こうして彼は「テンペスト」の姓を持ち、スライムは「リムル」と名付けられました。そして、互いにテンペスト姓となった両者は、魂の奥底にある「魂の回廊」で繋がる者同士となったのです。
【兄弟】4体の竜種を一挙紹介!強面なヴェルドラは実は末っ子?
世界で4体しかいない竜種ですが、実はこの4体はみな兄弟姉妹。ヴェルドラは、その中で末っ子にあたります。この項目では、彼の兄や姉となる他3体の竜種について、紹介していきます。
星竜王ヴェルダナーヴァ | 世界を創造した最初の竜種 , 現在は消滅 |
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白氷竜ヴェルザード | 魔王ギィ・クリムゾンの相棒 , ヴェルドラに苦手意識を抱かれている |
灼熱竜ヴェルグリンド | 東の帝国の皇帝ルドラに仕える元帥 , ヴェルザードほどではないもののヴェルドラに苦手意識を抱かれている |
暴風竜ヴェルドラ | 暴れてばかりの問題児 , 300年前に封印される |
星竜王ヴェルダナーヴァ
4体の竜種の長兄にあたり、この世界を創造した最初の竜種。魔王の1人であるミリムは実の娘で、彼女が生まれた際に大量の魔素を持っていかれた後に消滅して以来、今のところ復活の兆しは見られません。
白氷竜ヴェルザード
上から2番目の、ヴェルドラの上の姉にあたり、魔王ギィ・クリムゾンの相棒として彼の城に身を置いています。暴れるヴェルドラをこっぴどく叩きのめしてきたことから、強い苦手意識を持たれていましたが、その暴力に悪意はありません。
灼熱竜ヴェルグリンド
上から3番目の、ヴェルドラの下の姉にあたり、東の帝国の元帥(げんすい)として長らく皇帝ルドラに仕えてきました。魔王ギィの好敵手であり、「勇者」でもあるルドラに尽くすことをいとわず、彼のためなら非道にも手を染めます。
【強さ】ヴェルドラが持つチート級スキル
思考加速 | 思考速度を速くするスキル |
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解析鑑定 | 対象の情報を判定するスキル |
森羅万象 | 隠蔽されていない世界の事象を把握するスキル |
確率操作 | 同格以下の存在を相手にしているとき事象を自分に都合よく操るスキル |
真理之究明 | 解析系能力の最上位スキル |
ヴェルドラは非常に好奇心が強く、物知りでもあります。その性格に由来するのか、彼はユニークスキル「究明者(シリタガリ)」を有していました。これは、知りたいと思った対象に関する情報を知ることができるというもの。ただし、知ろうと思ったものでなければ、知ることはできません。 この固有スキルは、リムルの悪魔化の影響を受け、「究明之王(ファウスト)」へと進化。思考の加速や解析・鑑定、明らかとなっている世界の事象を把握する能力を手に入れました。加えて、同格以下の相手に対し自分に都合良く事象操作する「確率操作」や、解析系能力の最上位版となる「真理之究明」も獲得しています。 ヴェルドラは上記スキルのほかにも、強力な暴風系魔法が得意です。また、リムルの記憶にあったマンガを読んで得た知識から、様々な技を開発していました。「ヴェルドラ流闘殺法」なる人型の戦闘術などのほか、魔素の制御も可能にしています。
【声優】アニメ「転スラ」ヴェルドラ役:前野智昭(まえのともあき)
初登場時の威厳あるイメージから、うって変わって色々とギャップのあったヴェルドラ。このお調子者の声を担当しているのは、アーツビジョン所属の声優、前野智昭(まえのともあき)です。 声優専門学校を卒業して養成所に入った後、現事務所に。そこで6年間の下積みを経て、本格的に活動しています。 『図書館戦争』の堂上篤(どうじょうあつし)教官役や、「弱虫ペダル」シリーズ、箱根学園の福富寿一(ふくとみじゅいち)役などが有名でしょう。『はたらく細胞』の白血球(好中球)役も、インパクト大の役どころでした。 落ち着いた青年役になじむ、低音ボイスが特徴的。乙女ゲームのキャラ担当も多く、女性向け作品原作のアニメには必ず出演していると言っていいほどです。一方で、『ブレンド・S』のディーノ店長のような役もこなします。 茶目っ気いっぱいながら、締めるところは締めるヴェルドラのギャップは、彼の声によって一層引き立っているのです。
「転スラ」ヴェルドラは作品の世界へ引き込む大切な存在!
世界最強の4体のうちの1体であるヴェルドラの力は、まさに天災そのもの。嵐を巻き起こす魔法を持ち、自らは不死の体という、人間や魔物の手には負えない存在です。彼の力は、チート持ちの強者揃いの本作の世界において、上位に位置しています。 と、本来なら畏怖(いふ)の対象であるべきヴェルドラ。しかし、本作が物語最初期の段階で描かれた姿は、想像もつかないほどの親しみやすさでした。 リムルと出会った際、ヴェルドラは暇だから話し相手になってほしいと言います。そして、その場を去ろうとすれば、恥ずかしげもなく寂しがる様子を見せるほど。いくらなんでもギャップがありすぎではないでしょうか。このギャップが、見る者の心を一気につかみ、作中の世界へと引き込んでいくのです。 ヴェルドラは、竜ながら実に感情豊かで人間味あふれたキャラクターです。彼の存在感もまた、作品の雰囲気づくりに一役買っているといえるでしょう。