2020年5月19日更新

【Fate】セイバーオルタの強さは最強クラス!闇に侵されても王であり続ける

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「Fate」シリーズの黒き騎士、セイバーオルタを解説!【ネタバレ注意】

セイバーオルタとは、セイバー(アルトリア・ペンドラゴン)が闇落ちした姿のこと。別の可能性、という意味を持つ英単語「オルタナティヴ」が名前の由来になっています。 『Fate/stay night [Heaven's Feel]』、いわゆる桜ルートで初登場したキャラクターで、その後『カーニバル・ファンタズム』や『プリズマ☆イリヤ』といった派生作品、スマホゲームの『Fate/Grand Order』でも活躍しています。 身につけている甲冑の色が真っ黒になっていたり、瞳が金色になっていたり、本家のトレードマークであるアホ毛が無くなっていたりと、外見だけ見ても別人のよう。そのほか、性格や振る舞い、食べものの好みにまで変化が表れています。 ここからは、聖杯の呪いによって豹変した彼女について、詳しく紹介。通常時のセイバーと何が違うのか、逆にどこが変わっていないのかに注目してみてください。 ※本記事では「Fate」シリーズのネタバレ情報を扱っています。読み進める際はご注意ください。

オルタ化するも、王の矜恃は潰えず!

本家セイバーと比べたときの最も大きな違いは、聖杯の泥を浴び、その呪いを全身に受けたことで、属性が「善」から「悪」に変わっていること。その影響で、冷酷かつ非情な、本来の姿とは正反対の“暴君”のような振る舞いをします。 その一方で「秩序」属性も残っていて、王としての矜持や理想といった根っこの部分はそのままなので、決して悪人というわけではありません。ただし「怒りの体現者」という一面があり、敵側に立ってしまった場合には慈悲や情けを望むことはほとんど不可能です。彼女は、無駄なものを迷いなく切り捨ててしまいます。 また、細かいところでは食べものの好みも変化しています。本家セイバーが食事への強いこだわりを持っているのに対し、セイバーオルタが好むのはジャンクフード。大食いなのはどちらも変わらずですが、こんなところにまで“無駄を嫌う”性質が表れています。

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基本性能は全て通常時を上回る

マスターである黒桜(黒化した間桐桜)が大聖杯とつながっていて、桁外れの魔力を使うことができるため、一部スキルの消失や低下を除き、ステータスが全体的にレベルアップしています。 宝具『約束された勝利の剣(エクスカリバー)』も、通常時は魔力不足のせいで回数制限がありましたが、オルタ時には連続で使用することも可能。このことから、攻撃力においては最強クラスのキャラクターであるとされています。 なお、聖剣の鞘である『全て遠き理想郷(アヴァロン)』は持っておらず、仮に手に入れたとしても、理想郷を夢見るつもりがないというオルタの性質のせいで、本来の力を発揮しません。“呪いをはねのける”という効果も表れないので、黒化から通常の状態に戻すことも不可能です。

宝具『約束された勝利の剣(エクスカリバー)』も黒く侵される

持ち主が闇落ちしたことで、宝具『約束された勝利の剣(エクスカリバー)』の色も黒く変化しています。また、使用者の魔力を光に換えて打ち出すという性質から、刀身だけでなく放たれる光も禍々しい黒色になっています。 しかし攻撃力最高レベルというスペックは変わらず、闇属性でも通常時と同じように、最強の聖剣として武器の頂点に君臨しています。闇落ちして膨大な魔力を手に入れ、何度でも振るえるようになったことで、むしろ本来以上のパワーを発揮できている、といえるかもしれません。

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「この世全ての悪(アンリマユ)」に触れ、オルタ化

『Fate/stay night』の桜ルートでも、他ルートと同じく衛宮士郎のサーヴァントとして召喚されたセイバー。着々と聖杯戦争を勝ち抜いていきますが、真アサシンとの戦いで罠にはめられ、影に呑み込まれて敗北してしまいます。 そのまま消えたかと思われたセイバーでしたが、実は「この世全ての悪(アンリマユ)」に触れたせいで、性質を反転させられた状態で生まれ変わっていました。このときの姿がセイバーオルタです。その後、影の正体である間桐桜をマスターとして再び登場し、士郎の前に立ちはだかります。 ちなみに『カーニバル・ファンタズム』などの派生作品では、セイバーオルタにアホ毛がないことを意識してか、アホ毛を触る、みずからアホ毛を引っこ抜く、などの行為がきっかけでオルタ化する場合も。ギャグシーンでは、そのカリスマ性を振り切ったボケに走ることが多いです。

実は犬を飼っている?本人は否定するも可愛がってるのがバレバレ

無駄なものを嫌うという性格から、かわいいものとは縁のなさそうなセイバーオルタですが、『Fate/Grand Order』の中では犬を飼っています。本人は否定しているものの、ドッグフードを買い与えていたり、生前愛した犬の名前からとって「カヴァスⅡ世」と命名していたりすることからも、実はかわいがっていることがバレバレ。 マスコット的な愛らしさがあるもふもふの白い犬で、ときには番犬的な役割を務めるなど、なかなかに賢いところのある子です。普段はセイバーオルタのねぐらで生活していますが、彼女が外出するときにはお供を務めることもあります。

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『Fate/Grand order』のセイバーオルタ新宿霊衣が新鮮!

『Fate/Grand order』は「Fate」本編とは異なり、魔術と科学とが交わり合う世界観が前提となっています。主人公たちは人類滅亡を阻止するため、歴史を狂わせる分岐点である「特異点」へと時間遡行し、運命に抗います。 こうしたストーリー上の特性から、舞台は古代ローマや19世紀のロンドンなど、さまざまなところへと飛ぶのですが、その中に現代の新宿も登場します。 普段は黒い甲冑を身につけているセイバーオルタも、相変わらず真っ黒だとはいえ現代風の装いにチェンジ。短パン、ロングブーツ、キャミソールの上にパーカーというそこそこ露出度の高い恰好をしていますが、ネックレス以外に無駄な装飾がないのが彼女らしいところです。 いつもの重々しい甲冑+ドレスとはちがった、スポーティーな姿が見られて新鮮に感じます。

アニメ版「Fate」シリーズでセイバーオルタを演じる声優は川澄綾子

シリーズ内でセイバーオルタの声を演じているのは、通常セイバーと同じく川澄綾子さんです。彼女は1997年に声優デビューを果たした後、この「Fate」シリーズのセイバー役や『のだめカンタービレ』の野田恵役など、数々のメインキャラクターを演じてきました。 王族や貴族に声を当てることが多い、というエピソードからもわかる通り、凛として落ち着いた声が特徴です。しかし、クールな役だけでなく可愛らしい役にも選ばれていて、彼女の演技の幅がいかに広いかがわかります。 セイバーオルタを演じる際には、「セイバーの本質は何も変わっていない」ということを意識していたそうです。そのため、彼女の核である王者の風格が消えたわけではなく、それでも方向性は変わってしまったという、オルタが持つ一種独特な雰囲気を絶妙に表現しています。士郎役の杉山紀彰さんも、インタビューの中でその表現力を評価しています。

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「Fate」シリーズ最強のセイバーオルタ、ギャップ萌えもたまらない

セイバーの別バージョン・セイバーオルタ。彼女は聖杯の泥に汚され、冷酷非情な暴君に豹変しながらも、誇り高き王としての部分は失いませんでした。見た目や行動、食べものの好みなど、表面的なものがいくら変化しても、セイバーの持つ強い芯は変わらないということがよくわかります。 もともと持つスペックの高さにくわえ、闇落ちしたことで魔力の制限がなくなり、圧倒的に強くなっているというのもポイントです。最強の聖剣をいくらでも使えるなんて、まさにチート級。 また、作品ごとで微妙に違う一面を楽しむこともできます。本編での彼女だけでなく、ギャグパートで傍若無人に突っ走る姿、ジャンクフードを頬張る姿、犬をかわいがる姿など、さまざまな魅力を探してみてください。