2021年1月29日更新

新劇場版「エヴァンゲリオン:Q」の渚カヲルから学ぶ、気になる人との距離の縮め方【パワーワード連発】

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いきなり近くない?渚カヲルの言動から、気になる人との距離の縮め方を学ぶ【ネタバレ注意】

1月15日から「金曜ロードSHOW!」で毎週放送されてきた「エヴァンゲリオン」新劇場版シリーズ。ついに「急」展開を担うパートである3作目『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』が、1月29日に放送されます。 テレビシリーズからの人気キャラ・渚カヲルが、新劇場版では「Q」から本格的に登場。カヲルといえば、主人公・碇シンジの人生を左右する重要キャラですが、初対面からいきなり距離が近くてドキッとした人も多いのでは? そこでこの記事では、「Q」での渚カヲルの言動にフォーカス。気になるシンジに対してどう距離を縮めているのかを振り返り、実践できそうな部分を学んでいきましょう。 ※本記事は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』に関する重要なネタバレを含んでいます。未鑑賞の方はご注意ください。

「エヴァ」シリーズきっての人気キャラ・渚カヲルとは

「エヴァンゲリオン」シリーズで、高い人気を誇るキャラクターである渚カヲル。 新劇場版では1作目「序」、2作目「破」でも短い時間ながら姿を見せていましたが、「Q」から本格的に登場。「Q」ではダブルエントリーの13号機パイロットとして、シンジと2人でエヴァに乗り込みます。 渚カヲルの人気が高いのは、もちろんイケメンであることもありますが、そのミステリアスな雰囲気も理由の1つ。達観した態度でありながら社交性があり、特にシンジに対しての想いがあふれている様子が興味をそそります。

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距離の縮め方1:すでにあなたの声は届いてる!相手を想い「おかえり」

「Q」冒頭でヴィレにサルベージされたシンジに「おかえり。碇シンジ君。待っていたよ」と語りかけるカヲル。それに呼応するように、シンジが目覚めます。まだ会ってもいないのに「おかえり」というセリフはドキッとさせますね。 ミサトやアスカなどヴィレの面々に突き放され、ゲンドウと話せず、レイとも話が通じずに孤独感を抱いている時、カヲルは「降りて来なよ、碇君。話そうよ」とシンジを誘いました。 シンジのように新しい環境、見知らぬ土地に放り出されることは、実社会でもよくあること。そんな中で全身で安心感を醸し出し、「話そうよ」と声をかけ受け入れてくれる人物には心を開きたくなります。メイドカフェで「おかえりなさい」と言われて安心感を覚えるのと同じ効果かも!?

距離の縮め方2:相手をサポートしながら、自分の特技で共同作業

ピアノの連弾に誘ったカヲル。話をするんじゃないの?と聞くシンジに、「ピアノの連弾も音階の会話さ」と言い、少し弾いてみせます。ここで、いきなり顔の距離が近い! その時に手をそっと掴んで鍵盤を触らせ、「簡単さ」と促しました。シンジが戸惑いながら鍵盤を叩き始めると、隣に座ってグッと距離を詰め「さっ、弾いてみなよ」とさらに促します。 手が触れ合って焦るシンジを横に「いいねぇ、いいよ。君との音!音が楽しい!2人って凄いね」と褒めまくって急速に距離を縮めていく、このテクニック! 不安がっている人を全面的に受け入れ、少しでもうまくいったら褒め、2人でやったから素晴らしいものができたと思わせる行為は、安心感と信頼感を抱かせます。完成度は求めず、相手をサポートしながら自分の特技で共同作業することは、新入生や新入社員に実践できそうな先輩や上司の技ですね。

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距離の縮め方3:この出会いは運命だと思わせる

アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』碇シンジ
©ADV Films/Photofest/Zeta Image

連弾の後に名前を聞かれて、初めて「僕はカヲル。渚カヲル。君と同じ運命を仕組まれた子供さ」と名を語ったカヲル。少し湧いた親近感から、唐突に「運命」というパワーワードが出現!興味を引く効果は抜群です。 壊れたS-DATを直してほしいと頼むシンジに、「いいよ。任せて!動くようにすればいいんだね。気にする事はないよ。友達だからね」と、もう友達であることを言葉にして認識させていました。 暗くなった後、そのまま寝転んで星を眺め、そこでさらに「僕は君に会う為に生まれてきたんだね」と決め台詞を吐くカヲル。こんなロマンチックな状況で言われたら、もうこの出会いは「運命」に決定です! これを実践しようとしたら、かなり高度なテクニックを要するかもしれません。もし使うなら、友達以上恋人未満の相手に一世一代の告白をする時にしてみましょう。

距離の縮め方4:時には厳しい現実を突きつける

トウジのシャツが支給され、友達がどうなったのか心配するシンジに、14年前に何があったのかという現実を見せるカヲル。シンジは変わり果てた第3新東京の街を見て愕然とします。 「君が初号機と同化してる間に起こったサードインパクトの結果だよ」と包み隠さずに伝え、過酷な真実を語ります。レイを助けたかっただけだとシンジは言い返しますが、カヲルは静かに「そうだね。しかし、それが原因で」と現実を否応なく突きつけました。 それでも「ただ償えない罪はない。希望は残っているよ。どんな時にもね」と諭します。実践するなら例えば、何か重大なミスをおかした同僚や後輩に時には現実を突きつけることも必要であり、立ち直る手助けをするためにフォローも忘れないということでしょうか。

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距離の縮め方5:自分の命を懸けていることを伝える

助けたと思っていたレイは初号機に取り込まれたと知り、レイを助けたことだけが心の支えだったため、一気に自暴自棄に。もうエヴァには乗りたくないと、シンジは心を閉ざしてしまいます。 誰も信じられないと感情を爆発させる中、カヲルは「でも僕は信じてほしい」「リリンの呪いとエヴァの覚醒リスクは僕が引き受けるよ」と、シンジの首からDSSチョーカーを取り、自分の首に取り付けました。 そして2人で13号機に乗り、世界を修復しようと説得するカヲル。彼がリスクを引き受けたことで、シンジも心を開き始め「君にならできるよ」と言いますが、カヲルは「君となら、だよ」と返します。 もし実社会で頑なに心を開いてくれない相手に出会った時は、ひたすら「できるよ」と肯定感を高める言葉を投げかけてみるのも良いかも。命を懸けてというシチュエーションはなかなかありませんが、そういう気持ちで臨めば相手に伝わるはず!

距離の縮め方6:命尽きる時まで前向きな言葉をかける

13号機に2人で乗り込むカヲルとシンジ。サードインパクトの爆心地まで降りて行くと、リリスの骸が。ロンギヌスとカシウスの槍を2人で引き抜くはずが、カヲルは槍が同じもの2本に変わっていることに気づきます。 ゲンドウの罠に気づき、槍を抜くことを止めようと言うカヲル。しかし世界を修復できると信じるシンジは槍を引き抜き、フォースインパクトが始まってしまいます。 シンジが自分のせいだと責める中、「君のせいじゃない。僕が第13の使徒になってしまったからね。僕がトリガーだ」と伝え、13号機に自ら2本の槍を刺し、インパクトを止めようとします。 「シンジ君が心配する事はない」「そんな顔をしないで。また、会えるよ。シンジ君」と最後まで前向きな言葉をかけ続け、笑顔だったカヲル。DSSチョーカーがカヲルの命を奪う様を目の当たりにしたシンジは、「Q」ラストでは放心状態になっていました。 カヲルのシンジへの想いは終始一貫しています。ここまで想われたら人として本望!もし災害や事故などで命が尽きると思った時、こんな風に守りたい相手のことを想い続けることができれば、それも人として本望かもしれません。

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カヲルのシンジへの一途な想いは報われるのか!?

渚カヲルというキャラクターは、「エヴァンゲリオン」シリーズの中でも重要かつミステリアスな存在。新劇場版の完結編にも登場するようですが、それはシンジの想い出の中なのか、あるいは“ループした”カヲルなのか。 シンジを「今度こそ幸せにする」という固い意志を語っていたカヲルですが、その想いは完結編で報われるのでしょうか?彼の前向きな姿勢に少なからず影響を受けたなら、ぜひカヲル直伝の「気になる人との距離の縮め方」を実践してみてください!