2024年2月28日更新

『コントが始まる』最終回ネタバレ・全話あらすじ!マクベスたちの行く末とは?

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【ネタバレなし】『コントが始まる』のあらすじ

高岩春斗(菅田将暉)美濃輪潤平(仲野太賀)朝吹瞬太(神木隆之介)の3人は、売れないお笑い芸人トリオ「マクベス」を結成していました。彼らはすでに20代後半で、「大敗」の渦中にいる3人は解散を決意します。 ネタ作りにいつも集うファミレスで出会った店員の中浜里穂子(有村架純)と、その妹の中浜つむぎ(古川琴音)は、そんな彼らをファンとして支える存在。 失敗から出会った人々や出来事によって、思いもよらない幸せに巡り合う若者5人の人生を描く、群像劇がはじまります。

第1話あらすじ:まさかの解散発表!?売れない芸人とファンの出会い

コント「水のトラブル」

とあるラーメンショップに、水のトラブルを解決する業者・池山がやってきました。どんな依頼でも受けてきたと話す池山に、店員は「今回ばかりは無理だ」と話します。というのも、相談内容は店員の特殊体質についてだったからです。 店長が言うには、この店員が触った水は、コップの水も、ラーメンの汁も、トイレの水も、すべてメロンソーダに変わってしまうとのことでした。さらには、店員が受け取った名刺にある「池山」の文字も、「メロンソーダ山」になっていて……。

あらすじ

やがて映像は、コントの動画を視聴している里穂子(有村架純)へと移ります。彼女はとある事情から大企業を辞め、アルバイトをしながら妹・つむぎとの共同生活を送っていました。 里穂子のバイト先であるファミリーレストランには、毎日のようにやってくる3人の男――春斗(菅田将暉)、瞬太(神木隆之介)、潤平(仲野太賀)がいます。 彼らこそが、冒頭でコントを披露していた売れないお笑いトリオ「マクベス」です。里穂子は3人のがんばる姿を目の当たりにするうち、いつの間にか彼らのファンになってしまいます。 しかし里穂子は、マクベスのライブにはじめて足を運んだ日に、「解散」という衝撃発表を聞かされることに。帰り道、茫然自失状態の彼女は、突然春斗に声をかけられます。

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ネタバレ

春斗は解散の理由について、親との約束である10年の期限を迎えたからだと打ち明けました。さらに彼は、里穂子とはファミレス以外でも会ったことがあると話し始めます。公園で酔いつぶれていた里穂子にペットボトルの水を渡し、少し話したことがあるというのです。 出会った日の翌日、公園を通りかかった春斗は、里穂子に渡したペットボトルになぜかメロンソーダが入っていることに気付きました。つまり、彼女との出会いがコントの内容に活かされていたということです。 里穂子は、公園での出来事は覚えていませんでした。ただ水がメロンソーダに変わっていたのは、当時働いていた会社の商品である粉末ジュースを入れたからだろうと、ネタばらしをします。 春斗は、瞬太と潤平をお笑い芸人の道に引き込み、売れないまま長い時間を過ごさせてしまったことに対し、後悔しているようでした。しかし里穂子は、自分はマクベスのおかげで元気になれたということを話します。それを聞いた春斗は、思わず嬉し涙を流してしまうのでした。

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こんなドラマ観たことない!冒頭のコントの伏線が回収されていってスッキリしました。同世代キャストのかけ合いも楽しい!

第2話あらすじ:解散目前に揺れる3人の心……潤平と瞬太が抱える秘密

コント「屋上」

とあるマンションに越してきた夫婦(夫役・春斗、妻役・潤平)。 シャンパンを開けてお祝いをはじめようとしますが、窓から見える向かいの建物の屋上で、1人の若者(瞬太)が今にも飛び降りそうな様子でいました。彼を引きとめようとする夫婦でしたが……。

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あらすじ

ある日、所属事務所に呼びだされた春斗は、マネージャーの楠木から解散を考え直すよう諭されます。春斗は親との約束を持ち出しますが、それを聞いた楠木は「いざとなったら俺も一緒に土下座でもなんでもする」と応えました。 一方、マクベス結成当時のことを思いかえす潤平。実は、潤平が「文化祭でコントをやろう」と声をかけたのは春斗だけではなく、それまでに2人の人物をスカウトしていました。 そもそもコントをはじめようと思ったのも、現在の恋人である奈津美のため。さらに「本気でコントをやろう」と言った春斗に応えたのも、文化祭のステージを見ていた奈津美から褒められたからでした。 やがて春斗は、瞬太が口を滑らせたせいで、潤平が文化祭のとき自分に1番に声をかけたわけではないということを知ってしまいます。それをきっかけに春斗と潤平は大喧嘩に……。 そんな中、瞬太が書いた「遺書」が発見されるという事件が発生。はじめはコントで使う小道具だと思っていた春斗ですが、中に書かれている内容が瞬太の境遇と重なっていることが気になり、さらに瞬太本人が出かけたまま帰ってこないので、心配して彼を探しに行きます。

ネタバレ

瞬太は高校時代のことを回想し、「1度だけ死のうと思ったとき、目の前に現れたのが春斗だった」と振り返っていました。 遺書の内容は、マクベス解散を間近に控え感傷的になったのをきっかけに、そのときの気持ちを思い出しながら書いただけ。本当に死ぬつもりではなかったとわかり、春斗も一安心しました。 翌日。ライブでの「屋上」のネタ披露の少し前、潤平は瞬太に対し、最後のシーンで間を長めにとるようお願いします。 そして本番、潤平は春斗演じる夫に対し、「あなたを選んでよかった」と告げるアドリブを入れました。その台詞を聞いた瞬太は、「命を救っていただきありがとうございました」と続けます。 アドリブ禁止だったはずのマクベスの舞台で示された、潤平なりの不器用な謝罪と、瞬太の心からの感謝でした。

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3人の絆を確かめ合うようなラストになった第2話。コメディかと思いきや、しっかり感動要素も盛り込まれているとは……面白すぎるドラマです!

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第3話あらすじ:2組の兄弟・姉妹の絆!里穂子の辛い過去が明らかに

コント「奇跡の水」

怪しげな宗教にハマる兄(潤平)と、その弟(春斗)。謎の人物(瞬太)とともに「奇跡の水」という怪しい水を勧めてくる兄を、弟は必死で説得しようとするのですが……。

あらすじ

姉・里穂子と過ごす日々のなか、「うちの姉はヤバイ」という確信を強めていくつむぎ。 彼女は1年半前、母からお願いされ、音信不通になった姉の様子を見にきただけのはずでした。しかし姉を1人で放っておくと危ない状態だったため、半ば無理やり一緒に暮らすことにしたのです。 つむぎが一生懸命世話した甲斐もあり、今ではすっかり人間らしい生活を送るようになった里穂子。しかしマクベスの解散が発表されてからは少し落ち込んでいる様子で、廃人寸前だった彼女を知っているつむぎとしては、心配が尽きません。 一方、春斗も自身の兄・俊春のことを気にかけていました。俊春は学生時代から文武両道の秀才で、卒業後も証券会社に入社。20代で家を建て、子どもにも恵まれるという、順風満帆な人生を送っていました。しかしあるとき突然、彼の様子がおかしくなります。

ネタバレ

俊春は怪しげな宗教にのめり込み、春斗にも「興神水」という水を勧めてくるようになりました。春斗をはじめとして、周りの言葉には一切耳を貸そうとしません。 彼の目が覚めたのは、仕事も妻子も友人も、何もかもを失った後。この出来事をきっかけに、俊春はすっかり引きこもりになってしまいました。春斗が実家に帰ったとき声をかけても、兄からの反応は返ってきません。 ある日、マクベスの3人と里穂子とつむぎは、里穂子の家でたこ焼きパーティーをすることに。皆でたこ焼きを食べている途中、里穂子は自分の過去について打ち明け始めます。 彼女は将来を考えていた彼氏から振られ、さらに別の女性と結婚するための下調べを手伝わされたり、会社で他の人のミスを手助けしたらなぜか全責任を負わされていたり、といった理不尽で辛い出来事を経験していました。 つむぎがいなかったらどうなっていたかわからないと話す里穂子。一生懸命頑張って順調な生活をしていたのに、突然どん底に落ちてしまった彼女の姿は、春斗の兄とどこか重なるものがありました。 帰宅後、春斗は兄の俊春に電話をすることにします。その場では通じませんでしたが、後になって折り返しの電話が。ひそかにマクベスの解散は自分のせいだと思っていた俊春は、春斗に対し「好きなことをやれ」と激励を送ります。 ちなみに、つむぎから「奇跡の水」が好きな理由について聞かれた里穂子は、どんどんダメになっていく兄を諦めない弟の姿が愛おしいのだと答えます。 それは里穂子とつむぎという姉妹、そして俊春と春斗という兄弟に当てはまるあたたかな共通点でした。

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第3話は号泣必至の回でした。理不尽な出来事が重なって挫折してしまう姿には、共感する視聴者も多かったのではないでしょうか……。

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第4話あらすじ:自由な瞬太と厳しい母……意地っ張り親子の複雑な関係

コント「捨て猫」

なにやら投げやりな様子でため息をつく捨て猫(春斗)の前に、野良猫(瞬太)が現れます。飼い主に捨てられ落ち込む捨て猫に対し、野良猫は「俺は自分で飼い主を選ぶ」と豪語し……。

あらすじ

瞬太が働く焼鳥屋で、潤平と奈津美、そして彼らの高校の担任である真壁は、思い出話を肴に酒を呑んでいました。実は「マクベス」というトリオ名は、「マカベ’s スチューデント(真壁の教え子)=マカベス」に由来したものだったのです。 トリオ名が決定した高校時代、3人は偶然のめぐりあわせで、真壁の生まれたばかりの息子を目にすることに。我が子を愛おしそうに見つめる真壁を前に、感動と嫉妬で涙を流す瞬太。彼は早くして父親を亡くし、母親とはまったくうまくいっていなかったのです。

ネタバレ

瞬太は、やることなすことすべてに反対してくる母親に嫌気が差し、高校卒業後から現在まで、音信不通状態を貫いていました。2年前に母親がアパートにやってきたときも、瞬太は居留守を使い、なぜか春斗と潤平が食事に付き合うことに。 彼女は瞬太が本当は家にいたことに気付いており、「いつか会わせてね」と寂しそうに言いました。 春斗にも会いたがっていた真壁をアパートに招く日、部屋の掃除をする3人。そのとき瞬太のスマホに、母親の危篤を知らせる電話がかかってきます。 頑なに病院に行こうとしない瞬太を説得する春斗と潤平ですが、彼は聞く耳を持とうとせず、怒って部屋を飛び出してしまいました。 その後、つむぎに助けを求める連絡を送った瞬太は、彼女から「最後に逆襲するチャンスだよ」と背中を押され、病院に行くことを決意します。そして母親が息を引き取る前、ずっと抱えていた想いの一部を、どうにかぶつけることができました。 一方で春斗と潤平は、マクベスを解散すべきか続けるべきかを、真壁に相談。彼は自分が夢を追い挫折した経験から、解散したほうがいいのではないかと真摯にアドバイスしました。 学生時代に何度も言われたように、真壁が「遮二無二やれよ」と激励してくれることを期待していた2人は、裏切られたようでショックを受けてしまいます。 葬儀の後、つむぎが働くスナックで酔いつぶれた瞬太。彼は酔っぱらったときいつもそうであるように、ミートソースのスパゲティが食べたいとこぼします。 それは、彼にとって数少ない母親との思い出の味だったのです。つむぎはそんな彼を家に呼び、自分が作ったミートソーススパゲティを食べさせてあげました。

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夢を追う若者と、現実を見つめている大人。どちらの気持ちも分かるからこそ、心にくる回でした……。マクベスの今後やいかに!

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第5話あらすじ:ついに決断!マクベスの3人が選んだ道とは……

コント「カラオケボックス」

カラオケボックスにいる中年カップル(瞬太・潤平)のところへ、カラオケ店員(春斗)が時間終了を知らせにやってきます。 すると2人は、時間の延長をするか否かで喧嘩をはじめてしまい……。

あらすじ

つむぎは姉と過ごす今の生活に心地よさを感じつつ、どこかで「このままではだめだ」という考えを抱くようになります。同時に、変化を求め自分から動き出すことに対し、恐ろしさのような感情を持つ自分がいることにも気付いていました。 一方で瞬太は、春斗と潤平と一緒に過ごしたかけがえのない日々に想いを馳せています。しかしかつて青春のきらめきに満ちていた彼らの姿は、時が経つにつれどんどん変化していっていました……。

ネタバレ

ある日、春斗たちの同級生で、奈津美の元彼である勇馬が、マクベスに仕事の依頼をしてきます。春斗はマネージャーから言われ、1人で彼に会いに行くことに。 自分の心の支えとなってくれたマクベスを、ずっと応援していると告白する勇馬。しかし相手に見下されていると感じた春斗は、彼の依頼をきっぱりと断るのでした。 そんな中、潤平はバイト先の雀荘で売れないお笑い芸人であることを馬鹿にされてしまいます。彼はいい加減、周りから見下されることや、自分が平凡じゃないと信じることに疲れ果てていました。 当然ネタ合わせがうまくいくはずもなく、春斗と潤平は再び大喧嘩に。そして最終的には、マクベスを予定通り6月で解散することが決まってしまいました。 春斗は里穂子に解散の報告をし、努力は報われると思うかと問いかけます。彼女は「わからない」と答えつつ、時が経ってから報われることだってあるのではないかと続けました。 最後に彼女は春斗に対し、「マクベスの10年間は無駄なものではない」とまっすぐに伝えます。 マクベスの解散について事務所にも伝える3人。一方のつむぎも、いつの間にか新しい引っ越し先を決めていてたのです。

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第5話にして、5人の人生が少しずつ動き始めましたね。このままではいけないと思いつつも変化を恐れる姿に、つい感情移入してしまいました。

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第6話あらすじ:奈津美との関係に悩む潤平……解散後の未来は?

コント「金の斧 銀の斧」

池にチェーンソーを落としてしまった木こり(潤平)と、その親方(春斗)。そこに池から女神(瞬太)が姿を見せ、「金の斧と私の部屋の鍵、落としたのはどちらですか?」と質問をします。 木こりがとっさに最新型のチェーンソーを落としたと嘘を吐くと、女神は池の中へ帰ってしまって……。

あらすじ

マクベスの解散が正式に決まり、春斗たちはお世話になった人たちに解散イベントのチラシを配って回ります。それぞれ解散後の身の振り方を考える3人。 家業の酒屋を継ぐ決心をした潤平は、奈津美との関係についての悩みをひそかに抱えていました。彼は大企業でバリバリ働く彼女と自分は釣り合っていないという思いから、マクベス解散を機に別れた方がいいのでは?と考えるようになります。 同じように奈津美も、マクベスを辞めた後の潤平をどう受け入れればいいのか悩んでいました。 そして、マクベスに救われた里穂子も、マクベスにすべてを賭けてきた春斗も、これからどう生きていくかという重要な選択を迫られます。

ネタバレ

奈津美が潤平のことを好きになったのは、彼が面白いからというだけでなく、不器用な優しさと周りから好かれる人柄が持っていたからでもありました。春斗はそんな奈津美に対し、「潤平より魅力的な人間はいくらでもいるとしても、潤平は1人しかいない」ということを伝えます。 そんな中、皆で里穂子の家に集まって、餃子パーティーを開くことに。途中で奈津美がサプライズで現れ、潤平を驚かせます。高校時代の思い出のネタを通じて、いつもの雰囲気に戻る2人。 そしてパーティーの帰り道、潤平が実家の酒屋を継ぐことを報告すると、奈津美は両親に会ってほしいとはじめて言いました。 一方で春斗は、潤平や瞬太が将来のビジョンを持っているのに対し、自分には何もないと考え落ち込んでいます。偶然にも公園で酔っぱらっている里穂子に遭遇した彼は、彼女も同じようなことで悩んでいると知ることに。 そして彼女に対し、マクベスの解散後、就職についていろいろ教えてほしいとお願いするのでした。

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潤平と奈津美の関係がとても微笑ましかったですね。それにしても伏線回収がお見事すぎる! ドラマも後半に差しかかりますが、これからどんな展開が待っているのか楽しみです。

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第7話あらすじ:それぞれが踏み出す一歩!つむぎと瞬太にも変化が

コント「無人島」

無人島に流された3人の男たち(春斗、瞬太、潤平)。彼らはなぜか全員同じ髪形と服装で、しかも周りには大量の監視カメラがあります。 3人は「無人島に持っていきたいもの」のアンケートにそれぞれが書いた持ち物を与えられますが……。

あらすじ

またお酒のせいで春斗に絡んでしまった里穂子は、翌日、謝罪のためにマクベスが住むアパートを訪れます。しかし春斗は面倒くさがって、居留守を使って顔を見せようとしません。 新しい生活に向けて準備を整えていくつむぎに対し、まだ先のことが何も決まっていない里穂子。そんな彼女の悩みに気付いた潤平は、奈津美とともにファミレスに行き、彼女の知り合いである転職エージェントを紹介すると持ちかけました。 なかなか次の1歩を踏み出す決心がつかない里穂子でしたが、ふと春斗が自分を「里穂子先輩」と呼んだときのことを思い出します。そしてこれまでマクベスに救われたぶん、今度は自分が春斗の役に立ちたいと考えるようになりました。

ネタバレ

一方でつむぎは瞬太と一緒に家具を見にいき、その途中に些細なことで喧嘩をしてしまいます。その後ぎくしゃくした雰囲気になってしまった2人。 しかし瞬太がぷよぷよのスコアを使って暗号を送り、つむぎもそれに返したことで仲直りをします。さらに瞬太はスナックに行った帰り道、いきなりつむぎにキスをするのでした。 マクベスの3人は解散を前にして、瞬太の愛車を売りに行くことにします。売る相手は、元先輩芸人・千葉が働いている中古車販売店です。 車を引き渡す前、3人で洗車をしながら車に詰まった思い出を語り合ううち、春斗は感極まって泣き出してしまいます。この車は彼らにとって欠かせない、「マクベス4号」と呼べるような存在だと気づいたからです。 同じ頃、里穂子も再就職のための面接に向かい、新たな一歩を踏み出そうとしていました……。

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まさかのキスに衝撃!あまりにも不意打ちで、ドキドキしてしまいました。それにしても古川琴音ちゃん、可愛い〜!本作でファンが増えそうですね。

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第8話あらすじ:マクベスと楠木の絆……つむぎはついに独り立ち!

コント「ファミレス」

ファミレスを訪れた客(春斗)は、フルーツパフェを注文。彼はパフェが到着したとき、何も言っていないのに苦手なバナナが抜かれていることに気付きます。 そこにウェイトレス(瞬太)と店員(潤平)がやってきて……。

あらすじ

マクベスのマネージャー・楠木が、久々に瞬太が働いている焼鳥屋にやってきます。彼は5年前にマクベスとはじめて出会って以来、彼らを売り出すため一生懸命頑張ってきました。なりふり構わず奔走した日々を振り返りつつ、マクベスを最初にあきらめたのは自分かもしれない、とも考える楠木。 一方、つむぎが瞬太と付き合い始めたことを知った里穂子は、ひょんなことからつむぎと姉妹喧嘩をしてしまいます。そのせいで、つむぎの引っ越し日が迫っているにもかかわらず、2人は完全なる冷戦状態に。 そんな中、つむぎの勤め先であるスナックに楠木がやってきました。つむぎは、かつて姉にマネージャーに向いていると言われたことを思い出し、楠木に名刺をもらえないかと頼み込みます。

ネタバレ

そして必死のアピールの甲斐あってか、楠木が働く事務所での採用が決定。冷戦状態の里穂子にはなにも言えないまま、家を出ていくことになるのでした。 これまでのようにファミレスで打ち合わせをするマクベスの3人。そこに楠木が顔を出し、解散ライブの構成案を持ってきてくれました。それを受けとった春斗は、楠木がちゃんと自分たちを見てくれていたことに感動します。 ある日、誰もいない部屋に帰宅した里穂子は、つむぎが自分のために作っていった大量の作り置きおかずを目にします。おかずのそばには手紙も残されていて、これまでの感謝と励ましの言葉が綴られていました。 1人は寂しいからと、里穂子がマクベスの名をつけた熱帯魚は置いていくというつむぎ。手紙を読んだ里穂子は肉じゃがを頬張りながら、思わず涙をこぼしました。

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中村倫也演じる楠木が存在感を見せた回でしたね。そして解散ライブのネタ順は、これまでドラマで描かれてきたコントの順番通り。1話からの壮大な伏線回収に鳥肌が立ちました!

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第9話あらすじ:解散ライブ目前!それぞれの道が決まる中、春斗は……

コント「結婚の挨拶」

登場人物は、プロレスの実況役(春斗)とチャラ男(瞬太)、頑固親父(潤平)。結婚の挨拶をしにきたチャラ男は、なぜか実況されながら話を進めることに……。

あらすじ

無事就職が決まった里穂子のために、マクベスの3人は彼らの始まりの地「ポンペイ」でお祝い会を開催。そこで瞬太は、解散後は海外を旅するという決意表明をしました。 その後、久しぶりに兄と会った春斗は、かつてすべてを失った兄が社会復帰をし、元気そうにしている姿に嬉しくなります。兄は自分のこれまでを振り返り、自分がまた頑張れたのは手を差し伸べてくれる人がいたからだと言いました。 そんな中、春斗は潤平に呼び出され、瞬太のバイト先で飲むことに。そこにはなんと、かつての同級生である勇馬の姿もありました。実は潤平は、自分が奈津美と付き合ったことがきっかけで、奈津美の元彼である勇馬と春斗が疎遠になってしまったことをずっと気にしていたのです。

ネタバレ

最初は驚いたものの、勇馬と昔のように打ち解けあっていく春斗。その姿を見て潤平も一安心し、3人は楽しい時間を過ごします。 真壁からバーベキューに誘われた春斗と瞬太ですが、同じ頃、潤平は奈津美の実家に挨拶をしに行っていました。奈津美の父親・睦美は、はじめ潤平に冷たい態度をとっていましたが、彼の誠実さを見て一緒に酒を飲もうと言い出します。 まだ結婚が認められたわけではないものの、潤平は無事、睦美と良い関係を築くことができました。 そしていよいよ、解散ライブの前日。マクベスの3人は、最後の打ち合わせの後、里穂子にこれまでのお礼を伝えます。涙ながらに3人を見送る里穂子。マクベス解散のときは、もうすぐそこに迫ります……。

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それぞれの未来に向けて、霧が晴れ渡っていくかのような展開でした。いよいよ最終回も目前。3人のコントを観られるのも残り1回なんて、悲しすぎる……けど来週が楽しみ!

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最終話あらすじ:ラストライブとそれぞれの未来……見事な伏線回収も!

コント「引っ越し」

主人公は、引っ越し直前のとある夫婦。しかし瞬太(神木隆之介)演じる妻が引っ越しを嫌がって妨害するせいで、春斗(菅田将暉)演じる夫もまったく準備を進められません。 するとそこに、潤平(仲野太賀)演じる業者がやってきてしまって……。

あらすじ

ついにやってきてしまったラストライブ当日。里穂子(有村架純)や奈津美(芳根京子)、真壁(鈴木浩介)……そしてマネージャーである楠木(中村倫也)とつむぎ(古川琴音)。マクベスと関わってきたさまざまな人達が見守っています。 客席を眺めながら、マクベスは自分にとってのなんだったのか考える春斗。ステージはあっという間に終わってしまいました。終演後、楠木ははじめての単独ライブにいたお客さんがほとんど来ていたことに触れ、3人のこれまでは間違いではなかったと話します。

ネタバレ

解散後、引っ越し準備をする春斗たち。冷蔵庫を誰が持っていくかで揉め、じゃんけんで勝負をつけることにしますが、何度もあいこが続いてなかなか決まりません。この時間がずっと終わらなければいいと思う春斗。結局、じゃんけんには春斗が勝ちますが、3人とも寂しくて泣き出してしまいます。 新たなスタートを切る前に、春斗は里穂子が働くファミレスへ顔を出すことに。里穂子もその日がラストの出勤でした。春斗は最後の思い出に、メロンソーダを飲むことにします。 その後、帰ろうとする春斗を、里穂子が公園で待ちかまえていました。里穂子はファンとしての想いをまっすぐに伝え、これからもファンでい続けることを誓います。 そんな彼女の言葉を聞いた春斗は、最後に里穂子みたいなファンに出会えたのは幸福だったと返しました。100人が見てくれるより、1人が100回見てくれて救われることもあるのだと。 3か月後、それぞれが新たな人生を歩む中、春斗の就職先も決まります。彼は、コント「水のトラブル」で演じたのと同じように、「水のトラブルGOGOGO」の業者として働くことになったのでした。

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最後の最後まで、演者側とファン側の気持ちに寄り添ってくれていましたね!綺麗な伏線回収まで仕込まれていて、お見事!の一言に尽きます。 静かに幕を下ろした最終回。ありきたりな「夢を叶える」ドラマではなかったですが、だからこそ多くの人が共感できるドラマでした。

注目すべきポイントを徹底解説!冒頭のショートコントが伏線に!?

ショートコントが伏線に!

『コントが始まる』のタイトル通り、このドラマは「マクベス」による毎話1本のショートコントから幕を開けるのが最大の特徴。実は冒頭のコントこそが、その後に起きる物語の壮大な「前フリ」であり、伏線となっているのです。 コントによる前フリの伏線を本編で回収するという、前代未聞の斬新な構成。それを菅田将暉、神木隆之介、仲野太賀の3人が演じるということなので、ファンは必見です!

菅田将暉を筆頭に、93年生まれの華やかな実力派キャストが集結!

本ドラマが放送開始前から大きな話題となっていた理由は、キャストの豪華さにありました。「はな恋」のブレイクが記憶に新しい菅田将暉と有村架純に加えて、神木隆之介に仲野太賀など、主役級の華やかな俳優陣が揃っています。 さらに主人公の妹役として出演する古川琴音も、ほかのキャストたちと多くの共演歴をもち、菅田将暉の楽曲PVに出演した経験もある期待の新人女優です。 豪華なキャストたちのこれまでの活躍を振り返って、本作でどのような役を演じたのか紹介していきます!

菅田将暉/高岩春斗(たかいわ はると)

お笑いトリオ「マクベス」のメンバー、高岩春斗を演じるのは菅田将暉です。本作は「ずっと憧れていた青春群像劇」であり、「こんなにもそばにいて欲しい人が集まってしまい、正直浮ついてます」というコメントにも嬉しさが滲み出ています。 「はな恋」での有村架純との共演も記憶に新しい菅田将暉ですが、つい先日も映画『CUBE』の主演が決定したばかり。2020年は小松菜奈とのW主演作『糸』の大ヒットがあり、その主題歌「糸」のカバーも話題になりました。

有村架純/中浜里穂子(なかはま りほこ)

「マクベス」がネタ作りに集うファミレスの店員・中浜里穂子を演じるのは、有村架純です。この作品が「人々の小さな希望の光になる、応援歌のような作品になれば」と意気込みを語っていました。 2021年は菅田将暉と共演した「はな恋」のヒットで始まり、『るろうに剣心最終章』2部作の公開が控えている有村架純。2020年はドラマ『姉ちゃんの恋人』で主演を務め、NHKドラマ『太陽の子』にも出演しました。

仲野太賀/美濃輪潤平(みのわ じゅんぺい)

お笑いトリオ「マクベス」のメンバー、美濃輪潤平を演じるのは仲野太賀です。「息苦しい時代の中で希望になるような、そんなドラマになれば」と思いを語り、「今後この5人がどういう化学反応を起こしていくのか」が楽しみとコメントしています。 2020年は『生きちゃった』と『泣く子はいねぇが』の主演作2本が公開された仲野太賀。さらに山里亮太役で主演したドラマ『あのコの夢を見たんです。』や『この恋あたためますか』の新谷役でも話題を呼びました。 2021年2月には出演作『すばらしき世界』と『あの頃。』の2本の映画が公開されています。

古川琴音/中浜つむぎ

里穂子の妹で、姉の世話を言い訳に目標もなく夜の街で働く中浜つむぎ。演じるのは、『この恋あたためますか』でも仲野太賀と共演した古川琴音です。2020年は他にも、NHK連続テレビ小説『エール』にも出演しています。 また『泣く子はいねぇが』や「はな恋」にも出演しており、本作で共演する面々とはすでに馴染みもあるよう。公式コメントでは「凄くもがきながら人生を進めていく5人だ思うのですが、そんな5人を思いっきり笑い飛ばしながらドラマを見て頂けたら」と語っていました。

神木隆之介/朝吹瞬太(あさぶき しゅんた)

お笑いトリオ「マクベス」のメンバー、朝吹瞬太を演じるのは神木隆之介です。これまで同世代の役者と群像劇をした経験がなかったそうで、「リアルな自分の年齢を演じられることが楽しみ」ともコメントしています。 子役からの長い芸歴を持ち、その出演作も多い神木隆之介。『バクマン。』(2015年)や『3月のライオン』(2017年)など漫画実写化映画への出演も多く、さらに『サマーウォーズ』(2009年)や『君の名は。』(2016年)などアニメ映画で声優としても活躍しています。

脚本を務めるのは、ドラマ『俺の話は長い』の金子茂樹

『コントが始まる』の脚本を手がけるのは、2019年のドラマ『俺の話は長い』で向田邦子賞を受賞した脚本家の金子茂樹。本作は原作のない、金子茂樹によるオリジナル脚本となっています。 これまでドラマを中心に、『世界一難しい恋』(2016年)や『ボク、運命の人です。』(2017年)、『もみ消して冬〜わが家の問題なかったことに〜』(2018年)などの脚本を担当してきました。どの作品も、優しくも希望を与えてくれるようなコメディタッチの作風が特徴です。

『コントが始まる』のあらすじネタバレ!最終回の結末も要チェック

菅田将暉をはじめ、有村架純、神木隆之介、仲野太賀という同じ1993年生まれの同世代キャストが織り成す青春群像劇『コントが始まる』。 それぞれの夢に向かっていくまでの物語を、ぜひ観返してみてくださいね!