2021年2月15日更新

『探偵はもう、死んでいる』原作全巻ネタバレ解説!要素盛りまくりの壮大ストーリー【アニメ化決定】

たんもし 探偵はもう、死んでいる。
(C)二語十・うみぼうず/KADOKAWA/たんもし製作委員会

2021年にアニメ化が決定した人気ライトノベル『探偵はもう、死んでいる』通称「たんもし」。最新刊である4巻までのあらすじを徹底ネタバレ解説します。2021年アニメ化に備えて予習したい方、復習したい方におすすめです!

目次

人気ライトノベル『探偵はもう、死んでいる』のネタバレあらすじを徹底解説!

たんもし 探偵はもう、死んでいる。
(C)二語十・うみぼうず/KADOKAWA/たんもし製作委員会

『探偵はもう、死んでいる』通称「たんもし」は、2021年大注目のライトノベル作品です!2019年より刊行されており、第15回MF文庫ライトノベル新人賞では「最優秀賞」を獲得。2020年夏にはコミカライズ版の連載が開始され、さらにアニメ化も決定済みです。 ラブコメ、ミステリー、ファンタジー、転生とミックスジャンル的な要素を持ち、壮大かつ目まぐるしい展開が特徴的な本作。この記事ではそんな「たんもし」4巻までのネタバレあらすじを紹介していきます。 重要キーワード「調律者」「SPES」についても解説していますので、5巻から読みたいという方、復習したいという方は必見です! ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

【ネタバレの前に!】『探偵はもう、死んでいる』に登場するキャラクターを紹介

君塚君彦(きみづかきみひこ)

たんもし 探偵はもう、死んでいる。
(C)二語十・うみぼうず/KADOKAWA/たんもし製作委員会

主人公。18歳の男子高校生。シエスタからは「君」と呼ばれている。幼い頃より様々な事件に巻き込まれる「巻き込まれ体質」であり、そのおかげでシエスタと出会う。シエスタが死亡してからは無気力な日々を送っていた。

夏凪渚(なつなぎなぎさ)

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君塚と同じ高校に通う少女で、メインヒロイン。心臓移植手術のため長いこと入院しており、1巻時点で回復して久しぶりに学校に通えるようになっていた。本人も自覚していない「ヘル」という人格を宿している。

シエスタ

たんもし 探偵はもう、死んでいる。
(C)二語十・うみぼうず/KADOKAWA/たんもし製作委員会

探偵の少女。「シエスタ」とはコードネームで、本名は不明。飛行機で隣の席に座っていた君塚を半ば強引に助手にする。人造人間の組織・SPESの「カメレオン」と戦った際に死亡している。

斎川唯(さいかわゆい)

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左目に眼帯をした女子中学生で、アイドル活動をしている。家宝「奇跡のサファイア」を盗まれないように、君塚に警護を依頼する。14歳。

シャーロット・有坂・アンダーソン

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シエスタを敬愛する探偵の少女。日本人とアメリカ人のハーフで、金髪。シエスタを殺すために送り込まれた刺客だったが、シエスタに返り討ちにされてからは「マーム」と呼んで敬愛している。シエスタには「シャル」と呼ばれていた。

『探偵はもう、死んでいる』1巻ネタバレ解説

「巻き込まれ体質」君塚君彦(きみづかきみひこ)、名探偵シエスタと出会う

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「巻き込まれ体質」で、幼い頃より様々な事件に巻き込まれている主人公・君塚君彦(きみづかきみひこ)は、この日も何かに巻き込まれて飛行機で謎のスーツケースを運んでいました。そこで流れる「お客様の中に、探偵はいませんか?」という通常ならあり得ない放送。 また何かに巻き込まれる……と感じた君彦はげんなりします。その時、隣の席に座っていた少女が手を挙げました。 「はい、私は探偵です」と名乗りを上げた彼女は、君彦に「君、私の助手にならない?」と声を掛けます。君彦は彼女に名を尋ねますが、本名はない様子です。代わりに教えてくれたコードネームは「シエスタ」。 これがきっかけで、君彦の“目もくらむような”探偵生活が始まるのです。そして3年後……。シエスタは死亡してしまいます。

夏凪渚(なつなぎなぎさ)の依頼を引き受けた君彦

シエスタ死亡後、君彦は探偵を辞め、普通の学生として無気力に生活していました。そこに、同じ学校に通う夏凪渚(なつなぎなぎさ)という少女が依頼をしにやってきます。渚は君彦が載っている新聞の記事などを読み、君彦がかつて探偵であったことを見抜いたのです。 渚の依頼は「会ったことはないが会いたいと感じる人探し」でした。彼女は心臓移植手術を受けており、手術後から“移植者が会いたがっていた人物に会いたくなるようになった”と言うのです。君彦は渋々ながら、渚の依頼を受けます。

「君ーー私の助手になってよ」

「人探し」を受けてから度々一緒に行動するようになった渚と君彦でしたが、ある日渚が何者かに誘拐されてしまいます。犯人は周囲の背景と同化する能力を持っている「カメレオン」でした。彼によって君彦たちは窮地に陥ってしまいます。 その時渚が現れ、「君の顔を見るのは1年ぶりだけど、少し目つきが悪くなったね」「君――私の助手になってよ」とシエスタが口にした言葉を言います。 実は、渚に移植された心臓のドナーはシエスタでした。窮地に追い込まれた渚は、必死に力を貸してほしいと心臓に頼み、心臓の提供主・シエスタの人格を引き出すことに成功していたのです。

『探偵はもう、死んでいる』2巻ネタバレ解説

振り返る、シエスタとの日々

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2巻は突然誘拐された君彦、アリシア、斎川唯(さいかわゆい)、シャーロットが混乱するところから始まります。監禁され、うす暗い部屋の中にあるのは謎のテレビのみ。画面が切り替わり、そこに映ったのはなんとシエスタでした。 彼女は生前、このビデオを用意していたと言うのです。そして、彼女がカメレオンに殺されたわけではないこと、君彦が何か重要な事柄を忘れてしまっていることを告げます。君彦が記憶をなくしてしまっているのは、記憶を改ざんされているためでした。 そこからは、シエスタと君彦の3年間の記録が映され「探偵がまだ死んでいなかった日々」を中心に語られていきます。

記憶喪失の少女・アリシアの登場

シエスタとロンドンに移り住み、リンゴを買いに行った君彦の目に入ったのは段ボールで寝ていた少女・「アリシア」でした。話を聞くと彼女に記憶はなく、行くあてもないと言います。負傷しているシエスタの代わりに探偵となって、しばらく共同生活を送ることになりました。 「探偵代行」との無邪気で平和な日々。しかしこのタイミングで、刑事・風靡から「死んだはずのジャック・ザ・リッパーが現れた」と告げられるのです。不自然すぎるタイミングに、君彦もシエスタも薄々何かを感じ始めます。そしてとうとう、その日がやってくるのです。

「死にたく、なかったな」

SPESの最高幹部・ヘルと殺人鬼ジャック・ザ・リッパー、記憶喪失の少女・アリシアは同一人物だったことが判明します。シエスタは、アリシアの中から“ヘルだけ”を消滅させる方法を探っていくうち、まさかの結論を出しました。それは“自分が死ぬこと”。 シエスタの心臓をアリシアに侵入させ、ヘルを抑え込む方法を選んだのです。アリシアの利益を守りながら、君彦と交わした「身をていして守ってあげる」という約束を守ったシエスタはひん死の状態に陥ります。 しかし彼女は、確かに最後の最後まで「探偵」であり続けたのでした。その後間もなくして「死にたく、なかったな」と言いながら死亡してしまいます。

『探偵はもう、死んでいる』3巻ネタバレ解説

誘拐された3人の前に登場したアンドロイド・シエスタ

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過去の映像を見続ける4人の前に現れたのは「シエスタそっくりな少女」でした。彼女は、シエスタが生前に用意していた生体アンドロイド、「アンドロイド・シエスタ」であることを告げます。なんとシエスタは、生前からこうなることを予想していたのでした。 アンドロイド・シエスタは、シエスタが生前「調律者」の1人であったこと、そして現在空席になっている「名探偵」の役職は次に渚が指名されるであろうことを話します。 調律者とは、「世界を守る12人」のこと。渚が調律者の「名探偵」になるにあたって何をすべきなのかと問うと、アンドロイド・シエスタは「過去の間違い探し」をしてほしいと答えます。

彼女の残した遺志がそれぞれの課題を解決させる

「生前のシエスタが犯したミス探し」の課題を解決するため、君彦と渚は、渚の中に眠る「ヘル」を復活させることにします。そこでヘルに聞かされたのは、ヘルの記憶でした。 昔、ある施設で幼いシエスタ、渚、アリシアが一緒に過ごしていたことが判明するのです。渚が大人たちに対抗すると決めたこと、アリシアが裏切ること、それにシエスタは気が付いていたこと……。 そして、実はアリシアは犠牲になって死のうとしていたこと。結局アリシアは、SPESの「種」に適合できずに亡くなります。 そこで渚の中に生まれたのが「ヘル」という人格でした。ヘルは単なる敵ではなく、「渚をSPESから守る」という意志のもと、裏で行動していたようです。 このようにして、渚は自身の過去、斎川は両親死亡の真実、シャーロットは使命と本音、そして君彦は死者(シエスタ)と向き合うことになります。生前のシエスタは自分が死ぬであろうことを察知し、それぞれの問題を解決するために課題を残していたのでした。

『探偵はもう、死んでいる』4巻ネタバレ解説

夏凪と君塚、「シード」討伐の手がかりを求めてロンドンへ

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渚と君彦はSPESの親玉・「シード」の手がかりを求めてロンドンへと旅立ちます。アンドロイド・シエスタが言うには、ロンドンのシエスタ宅にあるのは「君彦が今必要な情報」とのことです。 机の引き出しの「鍵」を手に、飛行機へと乗り込みます。旅立つ前、暗殺者・風靡にシエスタを生き返らせるためには「この世界の全てを知っている」調律者の「巫女」ミア・ウィットロックに会う必要があると言われていました。そのため、この旅には「巫女探し」という目的も含まれています。 そんな中、道中の飛行機で「お客様の中に探偵はいませんか?」という“4年前と同じ”放送が流れました。放送をしていたのは巫女からの使い・オリビア。彼女からヒントを得た2人は、巫女の元に向かいます。

シエスタからの手紙

ロンドン到着後、巫女に会うために倒さなければならない怪物・メドゥーサを無事に倒し、巫女・ミアと会います。彼女は君彦に「シエスタが生き返る可能性は確かに存在する」と告げました。 君彦は希望を胸に、シエスタ宅まで赴いてシエスタが残した手紙を読みます。そこに書かれていた最初の文字は「バカか、君は」でした。いつもの調子で始まった手紙でしたが「探偵の使命を継いだ私の遺志はまた、次の戦う者へと受け継がれる」などきちんと遺言も書かれていました。 「早く起きてこい、シエスタ」と君彦はつぶやきます。そして手紙のヒントを元に、SPESが昔使用していたアジトがある島に向かうことになるのでした。

「世界の敵」との交戦

君彦と渚は、ミアの「24時間以内にシードが日本に襲来する」という予言を聞き、手紙を読んだ後に急いで帰国します。かつてSPESのアジトであった施設に到着した2人は、シードの弱点に関する「あるヒント」を得ることができました。それは「シードが太陽の光に弱い可能性」という仮説。 その頃、予言通り襲来したシードに斎川がさらわれてしまいます。斎川と一緒に行動していたコウモリは寝返り、斎川を救うべくシードと戦うのです。 コウモリは耳の触手をシードに巻き付け、自分もろとも爆破。爆破しても再生するシードに「お前を燃やすのは――太陽だ」と言うと、天井から太陽光をのぞかせます。 しかし君塚とシャーロットは深手を負い、斎川はシードにさらわれてしまうことに。コウモリと渚は奮闘の後に死亡。君塚が目を覚ました時、探偵代理はもう、死んでいたのです。

調律者とは?【たんもし用語を復習しよう!】

「調律者」とは、「世界を守る12人の盾」のことです。世界に散らばる調律者には「探偵」「怪盗」「巫女」「暗殺者」などの役職があり、それぞれ1人ずつ担当を担っています。 何でも、あのノストラダムスの大予言に出てくる「恐怖の大王」を食い止めたのも調律者の1人であったとも言われているようです。 調律者はそれぞれ、核戦争や気候変動、パンデミック、天体衝突など多岐に渡って世界の守護を任されています。調律者の「探偵」であったシエスタは、SPESから世界を守ることを任されていました。 シエスタ死亡後は他の調律者も各々の仕事で忙しいため、SPESを監視する役がいないままです。また、作品には4巻時点で「巫女」のミアと「吸血鬼」のスカーレット、「暗殺者」の風靡などが登場しています。

SPES(スペース)とは?【たんもし用語を復習しよう!】

SPES(スペース)とは、宇宙から飛来した植物の種・シードから生まれた生物の組織です。シードは人造人間や半人造人間を造り上げ、世界中に派遣しています。シードは「原初の種」であり、生存本能に従って地球に適応しようとしているようですが、本当の目的は明らかになっていません。 4巻までに、異常な聴力を持った半人造人間の「コウモリ」、背景に溶け込むことができる人造人間の「カメレオン」などが登場しています。 コウモリは1巻で君彦がシエスタと出会った旅客機ジャックを行った犯人で、長いこと刑務所に入れられていました。また、カメレオンとの戦闘でシエスタは死亡しています。

アニメ化決定!『探偵はもう、死んでいる』から目が離せない【シエスタ復活希望】

たんもし 探偵はもう、死んでいる。
(C)二語十・うみぼうず/KADOKAWA/たんもし製作委員会

2021年1月、「たんもし」がアニメ化することが決定しました!まだ詳細は明かされていませんが、主要キャラの声優は決まっているようです。 そして、ミステリー、ラブコメ、アクション、SFなど、様々なジャンルが詰まっていることが本作品の最大の魅力。そんな魅力をどのように映像で表現してくれるのか楽しみですね。 今後登場すると思われる調律者やシードは一体どのような物語をたどっていくのでしょうか。シエスタが生き返るのかどうかも注目したいところです。「たんもし」の今後から目を離せません!