2020年4月30日更新

漫画『SPY×FAMILY』の魅力をネタバレありで紹介!偽装家族の痛快ホームコメディ

スパイファミリー サムネイル

『SPY×FAMILY』は集英社の公式漫画アプリ「少年ジャンプ+」にて絶賛連載中の人気作品。それぞれが裏の顔を持つ偽装家族が送る痛快ホームコメディ、読んでいくと心温まる展開も。今回は、あらすじや個性的なキャラたちを紹介していきます!

目次

『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』とは?異色の3人家族の物語【ネタバレ注意】

集英社の公式漫画アプリ「少年ジャンプ+」にて、2019年3月から連載されている『SPY×FAMILY』は、「このマンガがすごい!2020」のオトコ編で1位に選ばれるなど、ノリに乗ってる人気漫画です。 連載開始と同時にジャンプ本誌に予告漫画が掲載され、単行本1巻と2巻の発売直後には、読み切りの出張掲載も行われるなど、編集部からの期待の大きさも伺えます。 本作は、凄腕スパイの「黄昏(たそがれ)」が、あるミッションを遂行するために作った偽装家族によって繰り広げられるホームコメディ作品です。養子にした娘「アーニャ」と妻に迎えいれた「ヨル」の2人にも、人に見せられない裏の顔があり、3人の家族生活は予想だにしない展開の連続になっていきます。 今回はそんな本作の見どころや魅力をまとめて紹介していきます!一部ネタバレを含みますのでご注意ください。

「スパイファミリー」のあらすじ

物語の舞台は、冷戦状態となり仮初の平和が訪れている東国(オスタニア)と西国(ウェスタリス)。 西国から東国に送り込まれた凄腕スパイ・黄昏(たそがれ)は、東西平和を脅かす東国の政治家ドノバン・デズモンドに接触するため、彼の息子が通う名門イーデン校で開かれる懇親会に出席するという任務「オペレーション〈梟〉(ストリクス)」を命じられます。 任務の遂行には家族が必要なので、黄昏は精神科医ロイド・フォージャーと名乗り、養子を求めて孤児院を訪れます。そこで出会ったのが、アーニャという人の心を読むことができる少女。超能力でロイドの素性がスパイであることに気づき、“わくわく”したアーニャはロイドに付いていきます。 その後、イーデン校の面接試験には両親の同伴が必要だったため、ロイドは急いで妻を探すことになりました。そんな折、街でヨル・ブライアという女性に出会います。超能力で彼女が殺し屋であることを知ったアーニャの策略もあって、ロイドとヨルは偽装結婚することになります。 こうして、利害が一致した3人による、仮初の家族生活が始まるのでした。

「スパイファミリー」の魅力はズバリ個性的なキャラクター達

「スパイファミリー」は、家族3人のキャラが個性的で、関係性も絶妙になっていて面白いです。 父はスパイ、母は殺し屋、娘は超能力者という超特殊な家庭環境ですが、お互いの素性は知りません。しかし、超能力で心が読めるアーニャだけは、両親の裏の顔を知っているのです。 この構図によって、3人が噛み合わなかったり、すれ違うこともあれば、知らず知らずのうちに、連携して物事が上手く運んだりすることもあるという痛快な展開が生まれています。 特にアーニャは、超能力が使えますが頭はあまり良くないので、空回りしてしまうこともしばしば。また、独特の言葉のセンスと、顔芸とも呼べる表情豊かなリアクションがとても可愛く、思わず笑ってしまいます。 本作はそれだけでなく、仮初の家族が本物の家族になっていくハートフルな展開や、スパイや殺し屋ならではのシリアスなシーンなどがバランスよく織り交ぜられており、コメディ作品でありながら読み応えたっぷりです。

凄腕スパイ「黄昏(たそがれ)」こと、 ロイド・フォージャー

本作の主人公である西国のスパイ。黄昏はコードネームであり、「オペレーション〈梟〉」の任務ではロイド・フォージャーを名乗っています。 常人をはるかに凌ぐ戦闘力や記憶力を持っていますが、スパイとして特に優れているのは変装能力。1話では、敵の下っ端に変装し、全く気付かれることなくアジトに侵入してみせました。 普段は合理的かつ冷徹で、偽装家族についても任務のためと割り切っていますが、自分が戦争孤児だったため、「子供が泣かない世界にしたい」という動機でスパイになるなど、本来は優しく人間味溢れる性格です。 アーニャとヨルの奇想天外な言動に振り回されたり、属する組織からも任務中なのに別の任務を命じられて奮闘したりしている苦労人。かなり用意周到で、任務に必要な情報集めや分析を怠ることはありませんが、アーニャとヨルの正体には全く気付いていません。

殺し屋「いばら姫」こと、ヨル・フォージャー

表の顔はバーリント市役所の職員で、裏の顔は「いばら姫」と呼ばれる凄腕の殺し屋。27歳の女性です。 幼いころに両親を亡くしており、弟のユーリを養うため殺し屋稼業を始めます。人並外れた身体能力を持ち、単純な戦闘力はロイドよりも高いかもしれません。なお、酒癖が悪く、料理は食べた人が倒れるほど下手。 容姿はかなり整っていて美人ですが、本人は自覚しておらず、天然な性格をしています。仕事の同僚から皮肉や嫌味を言われてもその意味に気づかなかったり、弟に結婚報告をしてなかった言い訳として、自信満々に「忘れていました」と言い切ったりするほど。 殺し屋の癖なのか、物騒な妄想をすることも多いです。いい歳して独身のままでいると周囲に怪しまれて、通報されたり逮捕されたりするかもしれないと考え、ロイドと偽装結婚することに。アーニャをロイドの実子だと思っています。

心が読める少女、アーニャ・フォージャー

他人の心が読めるという超能力を持つ少女。ロイドの見立てでは4、5歳でしたが、スパイに興味を持ち、彼に付いていくため6歳と自称します。 彼女はとある組織の実験によって、偶然生み出された「被検体007」でした。組織から逃げ出すと、能力のことは隠し、保護を求めて転々としていました。 自動的に他人の心の声が聞こえてくるため、人ごみが苦手なようです。頭は悪く勉強もできませんが、いざというときは、他人の心の声を聞くことでカンニングして誤魔化しています。 ロイドとヨルのことは、「ちち」「はは」と呼び懐いていますが、2人の素性を知りながらも知らない振りをしているのです。それは、今の生活が無くなってしまうのを恐れているからで、同じ理由で自分の能力についても黙っています。 「SPYWARS(スパイウォーズ)」というスパイアニメが毎週欠かさず見るほど好きで大好物はピーナツ。

未来が見える犬、ボンド

ボンドは、IQが恐ろしく高い動物を生み出そうとした研究「プロジェクト〈アップル〉」によって生み出された犬で、未来を予知する超能力を持っています。 ブランツ外相の暗殺を企てたテロ組織に利用されるところでしたが、アーニャと出会い、協力して間接的にロイドを助けました。それがきっかけで、ボンドもフォージャー家の一員となったのです。名付け親はアーニャで、スパイアニメのキャラ「ボンドマン」が由来。 断片的な未来を視ることが出来るものの、それを伝える手段を持っていないため、アーニャに心を読んでもらうしかありません。他の犬が(心の中で)喋っているのを、アーニャは聞いていますが、ボンドは犬らしい鳴き声しか発したことがありません。 犬種は不明ですが、体は大きく、アーニャを背に乗せて走れるほどの大型犬です。

ミッション:家族を作り、名門校へ入学させよ!【ネタバレ注意】

東国で諜報活動をしていた西国のスパイ黄昏に、新たな任務「オペレーション〈梟〉」が命じられます。その内容は、東国の国家統一党総裁ドノバン・デズモンドに接触して彼の動きを探るため、家族をつくり、子供をイーデン校に入学させ、懇親会に潜入すること。 黄昏は、ロイド・フォージャーを名乗り、孤児院で出会った心が読める少女アーニャを養子に迎え入れます。彼女は思っていたより賢くありませんでしたが、ロイドの裏工作で筆記試験の問題を入手し、何とか一次試験には合格しました。 二次試験は面接で、両親の同伴が必須という条件だったため、ロイドは急いで妻役になってくれる女性を探します。そして、街で出会った殺し屋の顔を持つ女性ヨルと利害が一致し、彼女が妻役を引き受けてくれることに。 こうして挑んだ面接試験。校内に入った時点で受験者は採点されていましたが、いち早く気づいたロイドたちは、見事な連携によって難なくその場を切り抜けます。面接本番では、アーニャが危なっかしいものの、練習通りに進んでいました。 しかし教師の1人が、ヨルはアーニャの実母でないことなどを引き合いに、意地の悪い質問を繰り返してきてきます。頭に血が上ったロイドは机を破壊してしまい――。 合格は絶望的かと思われましたが、かえってこの行動がヘンダーソン寮長の目に留まり、補欠からの繰り上げで何とか入学に漕ぎつけました

ミッション:学校で成績優秀者に選ばれろ!【ネタバレ注意】

イーデン校には、選り抜かれた優秀な生徒たちを「皇帝の学徒(インペリアル・スカラー)」と呼ばれる特待生にする制度がありました。デズモンドが所属する懇親会に出席するためには、この特待生の親であることが必須条件でした。 その特待生に選ばれるには、優秀な成績を収めると与えられる「星(ステラ)」を8つ集める必要があります。逆に成績不振や問題を起こすと「雷(トニト)」という罰を与えられ、8つ溜まると退学になってしまうのです。 ロイドは、アーニャが特待生に選ばれることは半ば諦めており、デズモンドの息子ダミアンと仲良くなり、家に招待してもらうというプランB・ナカヨシ作戦を計画します。そして彼女のコミュニケーション能力に期待して送り出しますが、アーニャは入学初日に彼を殴ってしまい、さらに雷(トニト)をもらって帰ってくるという結果に。 いきなりマイナスからのスタートとなり落ち込むフォージャー家。ですが、社会貢献のボランティアで赴いた病院で転機が訪れます。アーニャはプールに落ちて溺れていた男の子の声を聞き、超能力がバレないように機転を利かせながら彼を助けました。これにより、人命救助の功を称えられ、星が授与されたのです。

ミッション:アーニャ、犬と一緒にちち・ははを救え!【ネタバレ注意】

星を獲得したアーニャは、ご褒美に犬を飼ってもらえることになり、保護犬の譲渡会に参加していました。建物の外にも大きな犬が歩いており、心を読むとその犬はフォージャー家の面々を思い浮かべています。 彼女は気になって、譲渡会を抜け出しその犬の後を追いました。ところが、それはテロ組織がブランツ外相を暗殺するために用意した犬だったのです。彼らのアジトに入ってしまったアーニャは、捕まってしまいますが、先ほどの犬が助けてくれます。 その犬は未来予知することができ、隙をついて逃げ出しますが、方向音痴のアーニャと犬はすぐに追いつかれてしまい窮地に立たされることに。そこに、アーニャを心配したヨルが駆け付け、テロリストを撃退して、その場は事なきを得ます。 これにて一件落着かと思いましたが、犬が再びアーニャに未来の風景を見せてきました。そこには、瓦礫の下に埋まり死んでいるであろうロイドの姿が。アーニャは彼を救うため、犬と共に走り出します。 悲惨な事故が起きる時計塔付近に着いたアーニャは、テロリストのリーダーが近くのアジトに爆弾の罠を仕掛けたことを知りました。とはいえ、彼女は爆弾の解除方法など分かるはずもなく、超能力がばれる訳にもいかないと考えた末、ケチャップでメッセージを残します。 アーニャの描いた絵が下手過ぎて、後から来たロイドたちに正確に意図は伝わりませんでしたが、警戒した彼らは罠に気付いたため、被害が出ることはありませんでした。 その後、事件は無事解決し、アーニャたちを守ったその犬はフォージャー家の一員となり、ボンドという名前が付けられるのでした。

国内外から高評価の『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』アニメ化待たれる!

今回は、「少年ジャンプ+」にて閲覧数やコメント数、発行部数などの記録を次々と更新している大人気漫画『SPY×FAMILY』を紹介しました。連載開始から人気ランキング1位を取り続けている本作は、ジャンプ+読者の方は既に知っていたかと思います。 フォージャー家の3人はとてもキャラが立っていて、彼らのやり取りには笑わせられますし、テンポの良い展開にシリアスなシーンが絶妙なバランスで絡み合っており、物語に引き込まれます。 既に海外からの人気も得ており、数々の賞も受賞している本作は、このままいけばアニメ化すること間違いないでしょう!2019年3月に連載開始したばかりなので、もう少し先になるでしょうが、映像となったアーニャたちが見れることを楽しみに待ちましょう!