2021年3月18日更新

「エヴァンゲリオン」相田ケンスケはただの中学2年生ではなかったのか?【ネタバレ注意】

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相田ケンスケ

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相田ケンスケのプロフィール【ネタバレ注意】

相田ケンスケは、「エヴァンゲリオン」シリーズに登場する主人公・碇シンジの中学の同級生。シンジが転校してきた第3新東京市の第壱中学校2年A組のクラスメイトです。 ミリタリーオタクでカメラマニア、常にビデオカメラを持ち歩いている変わり者ですが、少し大人びた鋭い観察眼も持っています。父親がNERV職員のため、密かに極秘情報を知っていることもありました。 この記事では、意外な形で「シン・エヴァンゲリオン劇場版」で再登場を果たした相田ケンスケについて、ネタバレありで詳しく紹介していきます。 ※本記事では「エヴァンゲリオン」シリーズのネタバレ情報を扱っています。読み進める際は注意して下さい。

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ケンスケは「エヴァ」では珍しい“普通の”中学2年生?

同じクラスの鈴原トウジとは親友で、委員長からはシンジと3人で「3バカトリオ」と呼ばれたことも。漫画版も含め、ケンスケとトウジはシンジの周りでは珍しい“普通の”中学2年生でした。 しかし3人の友情に亀裂が入ったのは、エヴァ3号機暴走の事件があってから。テレビシリーズと漫画版ではトウジがフォースチルドレンとしてエヴァパイロットに選ばれ、暴走事件によってシンジが乗るエヴァ初号機に使徒として「処理」されてしまいました。 それ以降ケンスケはシンジと会うこともないまま、破壊された第3新東京市から疎開しています。漫画版ではシンジに留守電でこんなメッセージを残していました。 「悪いけど君には会わないで行く。っていうかもう一生会うことないかもしれないな。だってそうだろう? 僕たち笑って会うなんてこともう絶対に無理だもんな。じゃ、がんばれよ。さいなら」(『新世紀エヴァンゲリオン』11巻16,17ページより) これを聞いたシンジは、もう自分の周りには誰もいなくなったとさらに心を閉じていくのです。

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「シン・エヴァ」では大人になって再登場!ケンスケ、いつの間に!?

そんなケンスケですが、「シン・エヴァ」に再登場した際には、「第3村」で得意のサバイバル術を活かして「何でも屋」を営んでいました。 「破」の後の14年間で、ニアサードインパクトを生き残った人々が方々から集って第3村を作り、ヴィレが創設した団体「KERDIT」の支援を受けながら自給自足の生活を構築していたのです。 もちろん14年経っているため、ケンスケは28歳になっています。相棒のトウジも生きており、委員長と結婚して子どもももうけていました。

アスカと同棲!?「ケンケン」と呼ばれている

ケンスケは第3村の外れにある無人駅を改造して住んでおり、そこにはアスカの姿も!いつからなのかわかりませんが、アスカは当然のようにケンスケのことを「ケンケン」と呼び、家に居座っています。 「シン・エヴァ」パンフレットには、アスカ役の声優・宮村優子が「ケンスケ、このやろ、いつの間に」と突っ込んでいましたが、世のアスカファンも当然ざわついたことでしょう。 しかもケンスケはアスカの裸を前にしても、冷静にタオルを渡していました。これはもう、深い仲を疑わないわけにはいきません。

式波アスカを支えたのは心身ともに28歳に成長したケンスケだった

第3村でのケンスケとの生活が、アスカにとってとても重要なものになったことがよくわかります。ケンスケはアスカがヴンダーに向かう日、「今日は記録に残したい」とカメラを回していましたが、その時の2人の雰囲気がまた良いこと! アスカの回想シーンでは、アスカが大切にしていた人形の着ぐるみに入っており、泣いている幼いアスカを励ましていました。それほどケンスケはアスカにとってかけがえのない存在になっていたのですね。 「シン・エヴァ」でついにシンジに好きだったことを告白し、過去に決着をつけたアスカ。心は28歳、体は14歳の彼女を救えたのは、心も体も14歳のシンジではなく、心身ともに28歳のケンスケだったのでしょう。

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「シン・エヴァ」の流れは漫画版にヒントあり!アスカとの関係も

テレビシリーズではトウジの事件の後、顔も合わせぬまま疎遠となってしまったケンスケとシンジ。しかし「シン・エヴァ」ではそんな過去の世界線を一掃するかのような、大人になったケンスケとの再会に驚かされました。 しかも漫画版のケンスケは、アスカに対しては終始一貫して「好き」な姿勢を貫いていました。「シン・エヴァ」での2人の関係性は、漫画版からは当然の流れともいえるのではないでしょうか。

\「シン・エヴァ」冒頭12分公開中!/