2021年3月25日更新

【エヴァ】初号機で動くヴンダーの正体とは!?数々の謎を徹底解説!

エヴァ ヴンダー サムネイル

大人気シリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』の新劇場版には「ヴンダー」という巨大戦艦が登場します。初号機のパーツを部品として使用しているヴンダーの正体は何なのでしょうか?劇中に散りばめられた数々の謎を掘り下げて解説します。

目次

巨大戦艦ヴンダーの活躍や謎を解説!【ネタバレ注意】

巨大戦艦ヴンダーは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』「シン・エヴァンゲリオン」に登場する巨大戦艦です。エヴァ初号機のパーツを用いて作られており、劇中屈指の巨大兵器として設定されています。 今回はその活躍ぶりだけではなく、ヴンダーの基本スペックから最新作「シン・エヴァ」で明かされた謎まで読み解きましょう。 この記事は2021年3月現在までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。

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「Q」から登場するヴンダーって何?名前から性質まで基本を解説

ヴンダーとは何か

ヴンダー

ヴンダーとは反NERV組織「ヴィレ」が開発・所有している空中戦艦です。初号機のパーツ・デザインの部分があちこちに目立つよう造形されています。ATフィールドまで兼ね備えており、「エヴァ」のスケールを一気に大きくした巨大兵器でしょう。 詳しい話は後述しますが、他のロボットアニメに登場する戦艦と比べても「生物」の意匠が強く出ています。

ヴンダーの意味

ヴンダーはドイツ語で「奇跡」という意味であり、副長の赤木リツコは正式に「奇跡の船」と呼んでいました。製造された目的は全ての使徒を全滅させ、サードインパクトを阻止することにあります。実際名前負けしない性能を劇中で披露しているのです。 初登場の「Q」ではNERV対ヴィレの構造になり、ゲンドウがネーメズィスシリーズという新型エヴァを差し向けます。しかしヴンダーはそれらに手こずることもなく、あっという間に駆逐しました。これだけでも「奇跡」の名前に負けていないことがわかるでしょう。

ヴンダーの正式名称

ヴンダーの正式名称は「AAAヴンダー」であり、AAAは“Autonomous Assault Ark”(自律攻撃型方舟)の略語です。「方舟」という名前からも想像できますが、モチーフは「ノアの方舟」でしょう。 「エヴァ」自体がキリスト教モチーフなので、そのモチーフになぞらえた形の戦艦になっています。

「シン・エヴァンゲリオン」で明かされたヴンダーの過去と正体とは

判明したヴンダーの正体とは?

シン・エヴァ

最新作「シン・エヴァンゲリオン」では遂に「Q」で明かされなかったヴンダーの正体が明かされます。ヴンダーの正体は人類補完計画の為に製造された4つのNHGの1つ「ヴーセ」です。ドイツ語で「贖罪」を意味する禍々しいものでした。 残りの3つは「NHG エアレーズング」「NHG エルブズュンデ」「NHG ゲベート」でした。それぞれドイツ語で「救い」「原罪」「祈り」という意味になっています。その中から「贖罪」という、最も重たい意味の戦艦を用いるのが本作らしいと言えます。 他の3つに比べると武装の威力は劣っており、「Q」で誇った無敵の強さが実はそうでなかったことが示されます。戦艦としては珍しく未完成故に「成長」に重きを置いているタイプです。この設定の深め方と広げ方は素晴らしいですね。

ガイウスの槍となり世界を新たに創造に貢献

「シン・エヴァ」では碇ゲンドウにより6つの槍があることが明かされます。そのうちの1つ「ガイウスの槍」の素材となるのがヴンダーです。アディショナルインパクトを止める目的でヴィレが作り上げました。 シリーズでは他にロンギヌスの槍、カシウスの槍が登場しており、名前の由来はガイウス・カシウス・ロンギヌスです。カシウスが「希望」を象徴し、ロンギヌスが「絶望」を象徴します。そのどちらとも異なる「新生」の象徴がガイウスの槍です。 碇シンジはガイウスの槍を本来の目的とは違う使い方をしました。彼は新世紀、すなわち「エヴァンゲリオンのない世界」に現実世界を書き換えるために使用します。もはや次元すらも書き換えるレベルの力といっても過言ではありません。 他のロボアニメでこれに類するのは、因果律操作が可能な、『真マジンガーZERO』に登場するマジンガーZEROや、『ゲッターロボサーガ』に登場するゲッターエンペラーくらいでしょう。

ヴンダーにまつわる謎を解説!初号機はアダムスの器の代わり?

ヴンダーは誰のものなのか?

ヴンダーは元々NERVの戦艦であり、それを反NERV組織のヴィレが強奪したのです。赤木リツコによれば、「アダムスの器はヴンダーの本来の持ち主」と説明されています。こうした背景を知ると、なぜ「贖罪」という意味を持つのかも納得できます。 要するに組織に反旗を翻して、強奪した上に世界を都合よく変えるというタブーを犯したことへの「贖罪」でしょう。「Q」「シン・エヴァ」におけるヴィレの立ち位置はテロリストとも取れます。NERVからすると抹消すべき異分子でしょう。 逆に言えば、それ程のことをしなければ、ゲンドウが支配しているNERVに打ち勝つことは難しいということです。それでは「アダムスの器」とは果たして何を意味するのでしょうか?

本来の主アダムスの器とはなんなのか?

本来の主といわれる「アダムスの器」ですが、旧作と新作で定義が異なっています。新劇場版における「アダムス」、すなわち第一使徒は「渚カヲル」です。その器となりうるエヴァはMark.09、10、11、12の4種類あります。 あくまでも「器」なのでコア(魂)となる者がいないもぬけの殻ということです。ではそのコア(魂)は誰がなるのかというと、アドバンスド・アヤナミになります。旧来型のエヴァとは比較にならないほどの強さを誇ります。 つまり碇ゲンドウの身勝手な強欲にシンジ達が付き合わされているということでしょう。冬月も指摘していましたが、人間の傲慢さ・身勝手さが極まった結果の産物です。最も恐ろしいのは神でも悪魔でもなく人間だと言えます。

ヴンダーにはなぜ初号機が使われているのか

それではヴンダーにエヴァ初号機が使われているのはなぜでしょうか?それは覚醒した初号機なら「アダムスの器」の代わりになりうるからです。これに関しては赤木リツコがきちんと説明しています。 ヴンダーが「神殺し」と呼ばれている所以もここにあり、アダムスに近い存在でなければヴンダー程の巨大兵器を動かすことはできません。エヴァ初号機はシンジの母親にしてレイのモデルでもある碇ユイの魂が残っています。 エヴァ初号機は正に「原点にして頂点」を体現する最高のアダムスの器だったのではないでしょうか。初期から提示されているエヴァ初号機のスペックの高さを改めて思い知られます。 ゼーレがヴンダーから初号機を取り戻そうと血眼になるのも頷けます。

ヴンダーの元ネタはかつての庵野作品の船ノーチラス号から?

ふしぎの海のナディア

ヴンダーのモデルは『ふしぎの海のナディア』に出てくる「N-ノーチラス号」が元ネタではないかといわれています。理由としては戦艦のデザインが似ていることと登場時のBGMがノーチラス号のリメイクだからです。 元々「ナディア」自体が庵野監督の代表作なので、一種のセルフオマージュが込められています。「Q」ではノーチラス号以外にもナディアのBGMがふんだんに用いられているので、気になる人は「ナディア」を視聴してみるといいかもしれません。 また、大塚明夫という共通の声優がいることでも両者の類似点が見受けられます。大塚さんは「エヴァ」で高雄コウジ役を、「ナディア」ではN-ノーチラス号館長のネモ役を演じていました。 両者のスペックや作風の違い・共通項を調べるとより深い考察ができるのではないでしょうか。気になった人は是非チェックしてみてください。

エヴァンゲリオン屈指の巨大兵器ヴンダーは物語を大いに盛り上げた!

「Q」から登場した巨大兵器ヴンダーはその背後に複雑な物語性を持ちつつ、観客をワクワクさせる戦いで作品を盛り上げました。「シン・エヴァ」では物語の重要な決定打となり、作品世界の背骨を大きく支えてくれたといえるでしょう。 ノーチラス号との比較も含めて、「エヴァ」という作品の理解をより深める格好の材料です!

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