2019年10月31日更新

葛城ミサトの魅力を解説!かわいいのにダメな大人?劇場版での結末は……【エヴァンゲリオン】

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明るく社交的な葛城ミサト、「サービス、サービスぅ」の次回予告でもおなじみですね。あんなナイズバディなお姉さんと一緒に暮らしていたら、シンジじゃなくてもそわそわ落ち着かないですよね。葛城ミサトってどんな人?その魅力に迫ります。

目次

葛城ミサトの活躍・魅力を徹底解説!新・旧劇場版での違いは?かわいい素顔からダメな一面まで

『新世紀エヴァンゲリオン』で作戦部長を務める葛城ミサト。気さくで明るくて、ずぼら。一方で、作戦のこととなると、仕事の出来る女として格好いい姿を見せる彼女。今回はそんな多面的な魅力を持つ彼女を解説します。 葛城ミサトは、特務機関NERV(ネルフ)に所属する29歳の戦術作戦部作戦局第一課課長。10代の頃の壮絶な体験を経て、日本の最高学府である第二東京大学へ進学します。NERVに所属してからは、EVAパイロットたちの上司として作戦指揮を担当。同時に、碇シンジと惣流・アスカ・ラングレーと同居し、保護者的な役割も担っています。

私生活でのミサトは、あっけらかんとした明るい性格の持ち主。思春期で多感なシンジのことをからかってみたり、ちょっかいをかけたりとお茶目な一面があります。愛車はスポーツカーのアルピーヌ・A310やフェラーリ・328など。丁寧とはいえませんが、巧みなハンドルさばきを劇中でも披露しています。 次回予告の彼女のセリフ「サービス、サービスぅ」は有名ですね。一見するとお酒が大好きで陽気なお姉さんにみえる彼女ですが、その内面には暗い過去や複雑な事情を抱えています。彼女の魅力を紹介するとともに、彼女がたどった人生についてもみていきましょう。

ミサトはかわいいのにダメな大人?ビールが大好き

大人の余裕漂う有能な美人作戦指揮官、という表の顔とは裏腹に、プライベートのミサトはかなり“ダメ人間”です。同情から自宅に住まわせることにしたシンジも、初めて訪れたミサト宅の惨状には呆れ返っていました。 ゴミで床は埋まり、ビールの空き缶だらけ。冷蔵庫の中も、彼女が愛飲するビールが一面に敷き詰められていました。 またミサトは料理も苦手。レトルト料理すら悶絶するほどの不味い料理に仕上げてしまう、ある種の才能を持っています。そのため、年齢的には保護者の立場でありながら、シンジとの生活では家事の多くをシンジが担当。もはやどちらが子どもなのか分からないような描写が多々あります。 パイロットの命を左右する仕事はかなりのストレスが伴うはずです。このダメな一面があることで、彼女はうまく心のバランスを保っているのかもしれません。

葛城ミサトの過去とは?セカンドインパクトで心と体に傷を負う

ミサトは14歳の頃、南極でセカンドインパクトに遭遇し、父親を失っています。彼女はセカンドインパクト唯一の生存者であり、この世の終わりのような大災厄の目撃者でもあるのです。 その光景はあまりにおぞましく、彼女の精神に影を落とすことに。ショックが原因で、彼女は数年間失語症となってしまいました。 ミサトの胸元や腹部には、セカンドインパクト遭遇の際に受けた傷跡がまだ残っています。心の傷も完全に癒えたとはいえず、使徒に対しては激しい復讐心を露わにする場面も。使徒殲滅への強い思いは、彼女の過去の出来事に起因しているのです。

ミサトと加持リョウジとの関係は?

大学時代の元カレ・加持リョウジはNERV(ネルフ)特殊監査部に所属する謀報員で階級は一尉。赤木リツコとともに学生生活を送った友人でもあります。一旦は恋人関係になるものの、リョウジに父親の姿を重ね合わせていたことに気付き自ら別れを告げました。ドイツ支部から帰国後、一緒にセカンドインパクトの真実を追ううちに再びよりを戻すことに。 しかしリョウジは碇ゲンドウの下でスパイ活動を行いながら、裏では日本政府とゼーレそれぞれからの任務を遂行する三重スパイだったのです。危険な橋を渡り真相の近くまで辿り着きますが、その代わりに何者かに撃たれ命を落としてしまいました。死が迫っていることに気付いたリョウジはそれまでに集めた情報をカプセルに詰めミサトに託します。 リョウジの死に泣き崩れたミサトでしたが、こののちリョウジの遺志を引継ぎセカンドインパクトや人類補完計画の真相を追究することとなりました。

ミサトとシンジとの関係は?

ミサトのシンジとの関係は、一言では言い表せない複雑なものです。そこには、セカンドインパクトでミサトが心に負った傷が、少なからず影響していると言ってよいでしょう。父親の好き勝手に振り回されるシンジに、過去の自分の姿を重ねて見たのです。 ミサトの明るく社交的な性格は実は表面的なものに過ぎず、人と密に関わることを避けてきました。これはシンジについてもいえることで互いの共通点を見出した時、他とは違う特別な感情が生まれたと思われます。 ミサトは人格を形成する大切な時期に複雑な体験をし、それを未だ受け止められずにいました。そのせいか成長しきれていない部分が残っており、中学生であるシンジに対して同レベルでぶつかり合い幼児性が露呈することも。シンジにとってミサトは家族、姉、友達、恋人を兼ねる一口には説明できないものへと発展していたのです。

新劇場版とアニメ版のミサトの違い

基本的な違い

まず大きな違いは階級です。アニメ版ではスタート時は一尉で、第拾弐話から三佐に昇進していました。一方、新劇場版では「序」で二佐、「破」では昇進し一佐に。ミサトはより有能な人物として、当初から作戦指揮において手腕を振るっていました。 また性格にも違いが見られます。アニメ版に比べ性格が大人に設定されているのです。シンジに対してアニメのミサトであれば感情的になってぶつかり合っていた場面でも、新劇場版では冷静に語りかけるようになっています。

新劇場版では、wille(ヴィレ)という組織の中心人物に

新劇場版「破」から14年後を描く「Q」では、43歳となったミサトが反NERV組織・wille(ヴィレ)に所属。組織の中心人物として作戦指揮を執りながら、空中艦隊AAAヴンダーの艦長も務めています。 この頃にはシンジとの関係性もアニメ版のそれとは大きな違いが。ミサトは彼に対してとても冷たく接しており、基本的に彼からの言葉は無視しています。必要と判断すれば、彼の首に爆弾つきのチョーカーをつけることもためらいません。 表面上の態度はかなり硬化し、嫌っているようにさえ感じられます。しかし、シンジを殺す指示を出すことができなかったり、遠回しながらも気遣いの言葉をかけたりする場面も。ミサトなりに彼に対して、情を捨てきれていないことがうかがえます。

葛城ミサトが死亡した原因は?

旧劇場版では

戦略自衛隊がNERVに突入してきた際、シンジたちを守るため銃撃戦を繰り広げたミサト。その最中で被弾し、大きなダメージを受けます。なんとか最後の力を振り絞ってシンジをエレベーターに押し込み、自分の父親の形見を手渡し「大人のキス」をするのでした。 再会を約束するためのキスは、最期のキスに。ミサトはそのまま爆撃に巻き込まれ、志半ばで命を落としてしまいます。 この時のシンジは、親友の渚カヲルの裏切りのショックを引きずり精神的に混乱していました。EVAにももう乗れないと自暴自棄になる彼に、ミサトは傷を負いながら「ここでやめたら一生許さない」と彼女なりのエールの言葉を贈るのです。ただでは死なない、そんな彼女の強さが垣間見える死に際といえます。

漫画版『エヴァンゲリオン』では

漫画版でも、ミサトはアニメ版と同様の行動を取っています。シンジを初号機のもとへ送り届けるために、戦略自衛隊に応戦し、被弾。別れ際に、シンジを叱咤激励しキスをします。そのまま、彼を安全なゲートの向こう側に強引に押しやったあと、漫画オリジナルの展開に。 ミサトのもとへやってきた追手たちを巻き添えに、彼女は手榴弾で自爆。重傷を負っていても、運が良ければ助かる可能性もゼロではなかったはずなのに、自らの命を犠牲にシンジを守ったのです。

葛城ミサトの名セリフ・名シーンを紹介

あら、希望的観測は人が生きていくための必需品よ

第2話「見知らぬ、天井」より、第3新東京市の建設現場を視察中のミサトと赤木リツコ。着々と工事が進む使徒迎撃用要塞を目の前に、設備が整えばいつかきっと使途を倒せると期待をかけるミサト。現実主義のリツコは楽観的すぎると鼻で笑います。そんなリツコに対してこう発言しました。

奇跡を待つより、捨て身の努力よ

第7話「人の造りしもの」より、ミサトとリツコが参加していた「JA(ジェットアローン)」完成披露会にて二足歩行のJAが暴走を始めます。原子炉を内臓しているためこのままだと大変危険です。自動停止の可能性は0.00002%と最早奇跡的な数字。ミサトは自らが中に入りJAを停止させるため初号機とシンジを呼び寄せました。行動力のあるミサトらしいですね。

奇跡ってのは、起こしてこそ初めて価値が出るものよ。

第12話「奇跡の価値は」より、爆弾を投下しながらしだいにネルフ本部に近づいてくる第10使徒サハクィエル。MAGIからは撤退を促されますがEVA3体で迎撃する道を選びます。勝算はリツコいわく0.00001%。パイロットのアスカは「これでうまくいったら奇跡ね」と捨て鉢になって言いました。

鳴らない電話を気にしてイラつくのはもうやめるわ。あなたの心、受け取ったもの

第23話「涙」より、大学時代の元カレ・加持リョウジと再会し8年ぶりによりを戻したミサト。しかしリョウジはスパイ工作員としての裏切りが露見し何者かによって始末されてしまいます。わが身に危険が迫っていることを察知したリョウジはこれまでに集めた情報を恋人のミサトに託し、留守番電話を残していました。「もし、もう一度会えることがあったら、8年前に言えなかった言葉を言うよ。」

葛城ミサトを演じた声優は三石琴乃

葛城ミサトの声を演じたのは三石琴乃は東京都出身、1967年12月8日生まれの声優・ナレーターです。高校卒業後に勝田声優学院に入学。最初はアルバイト途中からはOLの仕事と声優の勉強を両立させました。声優デビュー作は『エースをねらえ!ファイナルステージ』の友代役。 1992年には大ヒット作『美少女戦士セーラームーン』の主役・月野うさぎ役に抜擢されその名を知られるようになりました。プライベートでは2000年に結婚、その後出産をしています。その他の出演作に『GTO』の神埼麗美役、『クレヨンしんちゃん』の上尾ますみ役、『ドラえもん』(第2作2期)のび太のママ役があります。

最期まで格好よかった葛城ミサト!可愛いけどダメなところもチャーミング

葛城ミサトの魅力や活躍、最期のシーンなどを紹介してきました。口数が少なかったり、内に溜め込んでしまいがちだったりするキャラクターが多い『新世紀エヴァンゲリオン』。 そのなかで、彼女の明るさは多くのファンや登場人物たちの心を照らしたはず。明るく振る舞う背景にあるものを知ると、より一層彼女の笑顔が眩しく見えてくるのではないでしょうか。