2021年7月15日更新

ハサウェイ・ノアの生涯を徹底解説!マフティーになった理由はクェスのトラウマにあった?

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ハサウェイ・ノア(マフティー)のプロフィール【ネタバレ注意】

出身地球
血液型A型
年齢7歳→13歳→25歳
所属マフティー
家族構成父・ブライト・ノア
母・ミライ・ノア
妹・チェーミン・ノア

ハサウェイ・ノアは反連邦組織「マフティー」の指導者です。『機動戦士Ζガンダム』で初登場を果たし、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』で再登場、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』では主人公を担っています。 ハサウェイは「ガンダム」シリーズの名脇役であるブライト・ノアの息子であり、「閃光のハサウェイ」ではこの2人を思わぬ悲劇が襲いました。 そこで本記事では悲惨すぎる最期に向かうハサウェイの生涯や、マフティーになった理由などを徹底解説していきます! ※この記事は「閃光のハサウェイ」の重要なネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

「閃光のハサウェイ」原作漫画はこちら

ハサウェイ・ノアの幼少期【機動戦士Ζガンダム】

アムロ・レイとの出会い

『機動戦士Ζガンダム』にて、7歳で初登場を果たしたハサウェイ。彼は母であるミライに連れられ、チェーミンと共にホンコンへ渡ります。そこでハサウェイは、アウドムラで到着したアムロ・レイと初対面しました。 しかし直後にアウムドラを追ってホンコンへ到着したベン・ウッダーに拉致され、人質となってしまうハサウェイ。そして彼はミライやチェーミンと共に、ブライトの戦友であるアムロ、ハヤト、カミーユによって、救出されるのでした。 当時のハサウェイはチェーミンと一緒におもちゃで遊ぶ、普通の子供として描かれています!

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ハサウェイ・ノアの少年期【逆襲のシャア】

クェスとの出会い

13歳になったハサウェイは、シャアの「地球寒冷化作戦」を受け、ミライとチェーミンと共に宇宙にいる父と合流しようとします。しかし政府高官のアデナウアーと娘のクェスが割り込んできたため、残席は1席に。そしてミライは息子の成長のためと、ハサウェイをシャトルに乗せます。 ブライトと合流したハサウェイは、共に行動するクェスに好意を抱くようになりました。しかしアムロとハサウェイとドライブしている際に、遭遇したシャアの言葉に惹かれ彼の元へ走ってしまうクェス。 ハサウェイは彼女を追うためラー・カイラムに密航します。そして引き止められても屈しないハサウェイは、乗艦を許されました。 しかし戦闘は激化し、艦内で何もできずにいたハサウェイ。その間も彼は戦場で全ての生死を感じ、クェスが苦しんでいるのを感じていました。そして遂にハサウェイはジェガンを強奪し、無断出撃してしまうのです。

クェスを殺されたショックでチェーンを殺害してしまう

α・アジールに取り付きクェスを説得するも、失敗してしまうハサウェイ。その場にハサウェイを追うチェーン・アギのリ・ガズィが姿を現します。チェーンに説得されるも、ハサウェイはクェスのもとを離れません。 チェーンは仕方なくα・アジールに向け、グレネードを放ちます。しかしハサウェイを庇うクェス。こうしてクェスはグレネードが直撃し、戦死してしまうのでした。 その後ハサウェイはクェスの死によって錯乱してしまい、味方であるリ・ガズィを撃墜してしまいます。こうしてハサウェイは愛する人の死と、殺人を経験してしまいました。

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ハサウェイ・ノアの青年期【閃光のハサウェイ】

閃光のハサウェイ ガンダム
©創通・サンライズ

トラウマで塞ぎ込んでしまったハサウェイ

「シャアの反乱」の衝撃的な経験で、うつ病を患ってしまったハサウェイ。そして彼はシャアの「人類を産んだ地球を、滅亡させてはならない」という思想に共感するようになります。その後もクェスを殺めた事実に悩まされ続ける彼は、「植物監査官候補」として地球に降下することに。 生まれ故郷である地球での滞在や、不法居住者であり恋人であるケリア・デースとの生活は彼の病気を快方に向かわせます。

マン・ハンターの残虐さを知りマフティーに加入

そんな中実習のためスラウェシ島を訪れた際、ハサウェイはクワック・サルヴァーと出会います。クワックからマン・ハンターの残虐さや連邦の腐った行いを聞かされ、同時にマフティーについても知るハサウェイ。 ハサウェイはクワックをどこか信用しきってはいませんでした。しかし現在の状況を見過ごせないと感じた彼は、ケリアと共にマフティーへと参加したのです。

1年足らずでマフティーの上層部に上り詰める!自分自身が「マフティー」そのものに?

クワックのキナ臭さを察知しながらも、マフティーへと参加したハサウェイ。軍にいた経験もある彼には、元々NT的な才能がありました。 そしてわずか1年足らずで組織の中枢メンバーへと登り詰めたハサウェイは、マフティーの表向きのリーダー「マフティー・ナビーユ・エリン」として活動を始めます。

ギギやケネスとの出会い

宇宙世紀0105年、アデレードで行われる地球連邦閣僚会議にて、地球の1部を特権階級が私物化できる法案が可決されようとしていました。 法案可決を阻止すべくマフティーの拠点に合流するため、ハサウェイは高級シャトルに乗り移動します。しかしシャトルが偽マフティーに襲撃されてしまいました。それを乗り合わせていた軍人のケネス、不思議な美少女、ギギと共に撃退するハサウェイ。 そして過酷な過去を背負うギギ、マフティー掃討部隊の司令官として異動して来たケネスと、ハサウェイは素性を知らずに親交を深めていきます。

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キルケー部隊との対決

宣戦布告映像を見て、ケネスはマフティーがハサウェイであると知ります。自身も地球連邦政府の振る舞いには疑問を持っていても、仕事としてハサウェイに立ちはだかると誓うケネス。 そしていよいよ迎えた、ハサウェイのΞガンダムと軍のペーネロペーの対決。性能も高くパイロットはハサウェイが務めるΞガンダムが、ペーネロペーを押します。しかしケネス率いるキルケー部隊は、罠である「ビーム・バリアー」を張っていたのです。 こうして団体戦で敗北を喫したハサウェイとΞガンダムは、遂に停止してしまうのでした。

ハサウェイが迎えた結末が悲惨……

キルケー部隊に敗北し、ハサウェイは捕縛されてしまいます。全身に大怪我を負った彼は、4日後に病院のベッドで目覚めました。 そして親友であったケネスの指揮によって、銃殺刑の執行でこの世を去ったハサウェイ。執行の際には「地球を守る、健やかな精神」を未来の人類が持つと信じ、その可能性に希望を感じていました。

父のブライト・ノアにとっては悲惨すぎる別れに

ハサウェイが捕縛された頃、父であるブライトは退役前最後の任務で地球に降りて来ていました。そしてハサウェイが処刑される際、ケネスはブライトに息子殺しをさせないため、そしてマフティーの正体がハサウェイだと知られないため、執行役を引き受けます。 しかし地球連邦政府の復讐心から、処刑後マフティーの正体がハサウェイであったと報道されてしまったのです。そしてその新聞には、ハサウェイの銃殺刑を執行したのはブライトであると記されているのでした。 地球に降りて来る際、妻であるミライと共にレストランを経営したいと夢に想いを馳せていたブライト。楽しい第2の人生を目前としたブライトには、悲惨すぎる別れとなりました……。

ハサウェイ・ノアはクズなのか?きっかけや女性関係を解説

様々なキャラクターが登場した「ガンダムシリーズ」ですが、ハサウェイはその中でも屈指の嫌われキャラとなっています。 なぜ彼にはクズイメージが定着してしまったのか。それにはハサウェイの女性遍歴が関係していました。

きっかけはチェーン・アギを殺したこと

ハサウェイが嫌われてしまったきっかけは、彼がチェーン・アギを殺したためです。民間人にも関わらず、彼は私情でジェガンに乗り込み出撃してしまいます。そしてクェスを目の前で亡くしたショックから、味方であるチェーンを撃墜し殺害したハサウェイ。この理不尽な行いによって、彼を毛嫌いしているファンは多いでしょう。 しかしこの行動には大人に辟易していた、クェスを助けたかったという背景もあるため、擁護する声も散見されています。

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うつ病になりケリア・デースに支えられる

壮絶な経験からうつ病を患ったハサウェイは、不法居住者であるケリア・デースに看病されていました。ケリアが不法居住者であったため、結婚はできなかった2人。 しかしハサウェイはツラい時期をケリアに支えられ、次第に病気も快方していきます。

ギギ・アンダルシアに恋に落ちてしまう

うつ病も寛解しマフティーのトップにまで登り詰めたハサウェイは、高級シャトルの中でギギ・アンダルシアに出会います。そして一緒に過ごす中で彼女に惹かれ、恋に落ちてしまうハサウェイ。 劇場版ではペーネロペーとの初戦で勝利し基地に戻った際も、ケリアと少し気まずそうにしている描写もありました。 1番ツラい時期を支えてもらったケリアがいるにも関わらず、すぐ他の女性に目移りする部分も、彼がクズと言われる理由となっています。

ハサウェイの登場機体・モビルスーツ

ジェガン RGM-89

■頭頂高:19.0m ■製造会社:アナハイム・エレクトロニクス 「逆襲のシャア」にて、地球連邦政府軍の主力量産型モビルスーツとして登場したジェガン。本機体は同じAE社製のネオ・ジオン軍主力機、ギラ・ドーガと対等に位置する機体として製造されました。「閃光のハサウェイ」ではジェガンが、マン・ハンター仕様に改良され登場します。 作中にてハサウェイの苦い思い出となる、クェスの説得に失敗し、チェーンを殺した際に彼が搭乗していたモビルスーツです。

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メッサー Me02R

■頭頂高:23.0m ■製造会社:アナハイム・エレクトロニクス メッサーは反地球連邦組織「マフティー」が運用する、量産型モビルスーツです。ジオン公国軍のモビルスーツ に対する思想を濃く受け継いでおり、ベース機はギラ・ドーガ系であると言われています。得意な戦闘形式はギャルセゾンとの連携によるゲリラ戦です。 Ξガンダムが来る前のハサウェイの搭乗機であり、指揮官用のメッサーは他と異なる紫とピンクの色が特徴でした。

Ξガンダム RX-105

■頭頂高:26.0m ■製造会社:アナハイム・エレクトロニクス Ξガンダムは「閃光のハサウェイ」に登場する、メインモビルスーツの1体です。ミノフスキー・クラフトが実装されている機体であるため、大気圏内でも自由に浮遊出来ます。 「閃光のハサウェイ」の舞台では、ミノフスキー・クラフトの搭載機は多くありませんでした。またかなりの大型になるほど機能を詰め込んでおり、相当な高性能機体となっています。

ハサウェイ・ノアを演じた声優

幼少期:花中康子

まだ惨状を経験する前で、無邪気さも見せていた7歳のハサウェイ。そんな幼少期の彼を演じていたのは、現在は引退した声優の花中康子です。 花中康子はハサウェイの他にも、『機動戦士ガンダムZZ』にて端役を演じていました。

少年期:佐々木望

ハサウェイの人生の激動期とも言える少年期を演じたのは、歌手としても活躍するベテラン声優の、佐々木望です。 佐々木望の代表作には、『幽☆遊☆白書』の浦飯幽助(うらめしゆうすけ)役などがあります。 また「閃光のハサウェイ」にも出演し、ゲイス・H・ヒューゲスト役を演じました!

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青年期:小野賢章

「閃光のハサウェイ」で登場する青年期のハサウェイを演じたのは、映画「ハリーポッターシリーズ」のハリー役吹き替えでお馴染み、小野賢章です。 小野賢章のTVアニメ代表作には『黒子のバスケ』の黒子テツヤ役や、『文豪ストレイドッグス』の芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)役などが挙げられます!

ガンダムシリーズを彩ったハサウェイノアの激動の人生

ガンダムシリーズの要所要所で登場し、激動の人生を送ったハサウェイ・ノア。今回はそんなハサウェイについて徹底解説してきました。 少々強引でもどこか共感出来る思想もあり、何よりも才能溢れる彼は、魅力の多いキャラクターです。 そんなハサウェイが主人公の『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』。2021年7月現在絶賛公開中ですので、ぜひ劇場に足を運んでみて下さい!

「閃光のハサウェイ」原作漫画はこちら