2023年6月16日更新

ドラマ『DCU』のあらすじネタバレを最終回まで!犯人の正体が衝撃すぎた

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ドラマ『DCU』のあらすじ

四方を海に囲まれ、河川や湖、人工の水場も多く存在する日本。そのためこの国では、遺体が水中に投棄・隠ぺいされるなどの事件が多発しています。 通常の捜査では“多くの危険や困難を伴う”ため、地上の事件と比べ解決率は高くありません。 こうした現状を打破する手段として、海上保安庁が新たに創設した「DCU」。彼らは水中事件や水難事故に特化した、精鋭のスキューバダイバー捜査官です。活動範囲は従来の海上水域だけでなく、海、河川、湖などあらゆる水中も含まれます。 DCUの任務は危険極まりない全国の河川や湖に潜り、隠された証拠を探すこと。その手に手錠を持ったダイバーたちに、水中未解決事件の解明が託されました。

第1話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

15年前。新名正義(阿部寛)と成合淳(吉川晃司)は、佐久間(佃典彦)から船の自動運航システムの情報が外部に漏れたことを聞かされます。 東都重工海洋研究所の瀬能博士(西尾浩行)がリークしたとのことで、なんと海上保安庁の中に裏切り者がいることも発覚。 新名と成合は瀬能博士を捕まえるために海に潜るも、瀬能は息子を海に投げその直後船は爆発しました。新名はその息子を助け、爆発に巻き込まれた成合を探します。 しかし成合は壊れた船に入って何かを探しており、新名は成合がスパイであると知りその直後船が沈み始めます。瀬能の息子が巻き込まれるということで、成合は「離せ」と指示。こうして船と成合は海に沈んでいったのでした。 2022年。海上保安庁に潜水特殊捜査隊=DCUが発足します。 50歳になった新名が隊長となり、海保のエリートで副隊長の西野(高橋光臣)、女性初の潜水士の隆子(中村アン)、過去に水難事件で新名に命を救われた陽生(横浜流星)、ムードメーカーの森田(岡崎体育)、元特殊救難隊員の大友(有輝)がチームメンバーとなりました。こうしてDCUは群馬県のダム湖へ捜査に向かいます。 数日前に上陸した大型台風によって、ダム湖内の水流が変わり人の頭骸骨の破片が発見されました。その頭蓋骨は京国建設の前社長・毛利(ヨシダ朝)のもので、毛利は5年前に会社の金300億を横領した疑惑をかけられ、海外逃亡していると思われていた人物です。 新名と陽生で海に潜り、海保でも新名と陽生、西野しかできないリブリーザーの方法で潜ると遺体を発見。毛利の頭蓋骨と一致し、死後1ヶ月が経過していることが判明します。 死因は塩酸の可能性が高く、容疑者として3名が浮上。京国建設の社長の小山内(中村芝翫)、小山内の秘書の若林(高梨臨)、そして会社の金を使い込みロシアで失踪して今も行方不明の野田(宮野真守)で、新名たちは警察を敵に回し自分たちで捜査を始めたのです。

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ネタバレ

しかし警察を敵に回した新名に、西野は反発します。西野は過去の爆発のショックで新名に助けられた記憶を失っており、その爆発で陸子は兄を失いました。 DCU科学捜査班で新名の婚約者である黒江(市川実日子)も、そのことを忘れられません。こうして新名たちは捜査を始め、小山内は1ヶ月前海外出張でアリバイがあることが判明。 しかし西野はダム付近の防犯カメラで、若林が映っているのを見つけます。若林は近くの釜めし屋に行っていたと言い、そこは野田の実家で若林と野田がかつて付き合っていたことが分かりました。新名と陸子はその「野田食堂」で野田の父(誠直也)に会い、釜めしのつや出しに塩酸を薄くした薬品が必要であることを突き止めたのです。 その後、野田はダム建設側の人間でありながらダム反対派組合員でもあったことが分かります。野田は反対派に会社の情報を流し、現在も若林と連絡を取っている可能性があるとのこと。新名は次に小山内が狙われると見て見張っていると、若林が現れます。 そしてもう1人、なんと野田の父が共犯でした。若林は秘書になり小山内を監視し、ようやく最近小山内が5年前に地元の組合長に裏金を振り込んでいた証拠を発見していたのです。 新名はこんなに川を調べても遺体の一部が見つからないことから、遺体は初めから川に捨てられていなかったと推測。その言葉通り、毛利の遺体はずっとダムの中にあり半日というタイムリミットの中遺体を引き上げました。小山内は海外逃亡しようとしますが、何とか取り調べをします。 実は殺人があったのは1ヶ月前ではなく5年前で、ダムから見つかった遺体は毛利ではなく野田でした。小山内は不正を知られ、口封じのため野田を殺害。毛利を野田になりすまして海外逃亡させていたのです。野田の遺体は小山内のパスポートの切れ端を持っており、この証拠から小山内の犯行が立証されました。 公安の清水(山崎育三郎)は、新名に証拠を掴む自信があったのかと問います。新名は「真実は必ず水の中にある」と言い放ち、世間ではDCUの活躍が報じられました。 その頃陽生は過去を思い出し、成合が「お前がスパイだったのか」と新名に言っていたことを思い出しました。陽生は新名のロッカーから鍵を見つけ、「俺の父から盗んだ鍵なのか!」と新名を問い詰めます。 新名は「悔しかったら思い出せ!」と言い、陽生は「あんたを許さない。父のことも成合さんのことも、その鍵のことも。全てを暴き出す!」と新名を睨みつけたのでした。

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第2話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

陽生(横浜流星)は15年前に成合(吉川晃司)を殺害したのは新名(阿部寛)だと疑います。そんな中、新名は陽生が突然水が怖くなる=PTSDではないかと考えていました。新名は治療を受けろと言い「しばらくお前を潜水業務から外す」を告げたのでした。 そんな時、北能登港に刺殺遺体が発見されたと連絡が入ります。被害者は島田(須田邦裕)という地元の漁師で、密漁と戦う地元のリーダー的存在。DCUは来週ロシアから政府高官が視察に来るため、5日以内に事件を解決するよう指示されました。 地元警察の坂東(梶原善)や漁師たちは、犯人は密漁グループの連中だと疑います。DCUは先入観を持たず、まずは海の中の遺留品を捜索しました。すると、島田の死亡推定時刻の夜に出ている船を見つけ、それが島田自身の船であることが分かったのです。 島田の元で技能実習生をしていたサンチェス(フェルナンデス直行)によると、その日は島田が現れず1人でパトロールをしていたとのこと。 新名は陽生に坂東と一緒にサンチェスを見張るよう指示し、新名たちは遺留品を引き続き探すことに。するとようやく凶器と思われる二本鉤が見つかり、それがサンチェスのものだと分かります。

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ネタバレ

しかし海水でDNAは検出できず、証拠とはなりません。そんな中、子供が海で溺れてしまいそれを見た陽生は急いで海に飛び込みました。するとサンチェスも子供を助けようと飛び込みます。しかし陽生は、子供もサンチェスも助けたあと自らも溺れてしまったのでした。 陽生は病院に運ばれ、無事でした。新名は病室のサンチェスに事件当夜パトロールではなくマダコの駆除をしていたのではないかと突き付けます。その後サンチェスの家から血のついた島田の財布が見つかり、サンチェスは捕まり検察に送られることになったのです。 新名と陽生は、サンチェスが犯人ではないと確信していました。こうして2人は実際に事件当夜と同じ状況の時間に現場に行き、そこで血痕を発見。サンチェスが子供を助けたのは島田のスマホを探すためだと思い、森田(岡崎体育)を中心に海の中をドローンで捜索。ようやく島田のスマホを発見したのです。 スマホから、犯人は地元の市議会議員・岡部(古田敦也)と坂東であることが発覚しました。スマホには3人のやりとりが記録されており、岡部が密猟ブローカーであり坂東が警察の立場で岡部に協力していたことが発覚。 新名は坂東が犯行時刻を7日から10日と言っていた時点で怪しんでおり、あえて陽生と坂東を一緒に捜査させていたのでした。 事件は解決し、サンチェスは解放されることに。陸子(中村アン)が島田のスマホを受け取ったところ、サンチェスは釈放され一緒に日本語学校の無断欠席を謝罪しに行くことになりました。 学校に着くと、サンチェスは忘れ物をしたと車に戻ります。なかなかサンチェスが戻らず陸子が戻ると、島田のスマホを奪いサンチェスは逃走。 その頃新名のスマホにも、公安からサンチェスの正体を暴く連絡が入っていたのでした。

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第3話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

陸子(中村アン)のミスによって、サンチェス(フェルナンデス直行)が被害者のスマホを盗み、逃亡してしまいます。実はこの男は本物のサンチェスではなくロペスという男で、国際テロ組織「ブラックバタフライ」のメンバーであることが判明しました。 新名(阿部寛)は上から厳しく追及され、ロシア高官の来日も見送られることに。陸子は焦りを感じ、ロペスと同じ日本語学校に通うマリア(エレナアレジ後藤)を見つけて腕を掴み、危うく怪我をさせてしまう事態に。新名は焦る陸子を、捜査から外すことに決めました。 DCUメンバーは陸子を励ましつつ、警察と共に必死にロペスを捜します。するとロペスが盗んだスマホが見つかり、そのスマホのメールにある座標を示されていました。それは海保で、新名たちはロペスの狙いが海保ではないかと考えます。 一方陸子は命令に背いて単独捜査を行い、マリアがロペスとただのクラスメイトではなくテロの仲間であることを見抜いたのです。

ネタバレ

新名たちはロペスがある家に侵入したとして、ロペスの後を追います。しかしロペスは既に逃げていて、船で港を出ていました。 新名たちは海保が爆破されると警戒しますが、その時陸子から電話が入ります。陸子はマリアと会い、ロペスの目的が海保ではなく国外逃亡であることを新名に告げました。 急いで陽生(横浜流星)と西野(高橋光臣)がロペスの船を追いかけますが、陸子は自分が近いからとロペスの船を追いかけます。新名は陸子を止めたものの、そのまま船を走らせたのでした。 しかし境界線にぶつかってしまい、新名は陸子を止めます。ロペスを逃がしてしまい、DCUや警察は落胆。すると陸子の船が突然出発し、境界線を超えてロペスの船を追いかけたのです。陽生と西野も急いで追いかけ、陸子はロペスの船に追いつき中に入りました。 するとすでにロペスは殺害されており、急いで陸子は新名に電話をかけます。しかし、後ろからナイフを持った人物が現れたのでした。 追いついた陽生が、亡くなっている陸子を発見します。刃物で一突き、そして陸子がボートの上から陽生の携帯に留守電を残していたことが分かりました。そこにはDCU隊員を辞任する旨と、DCUメンバーへの感謝。そして新名が自分を守るために自分を捜査から外したことに気付いていると、録音されていました。 その後陸子の霊安室で、陸子がリブリーザー試験に合格したと連絡が入ります。ロペスは、被疑者死亡で書類送検。そして部長の佐久間(佃典彦)は、「新名、本日付でお前をDCU隊長から外す」と告げたのでした。

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第4話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

陸子(中村アン)が殉職してしまい、DCUメンバーは悲しみに暮れていました。新名(阿部寛)は隊長から外され、副隊長の西野(高橋光臣)が隊長代理を務めることに。陽生(横浜流星)はすぐに通常業務に戻ることに反発し、手帳を西野に突き付け1人で陸子を殺害した犯人を捜し始めます。 そんな陽生の前に公安の清水(山崎育三郎)が現れ、陸子のパソコンにあったプライベートデータを手渡しました。神田(趣里)に解析を依頼し、陽生は陸子が作った隠しフォルダを発見。 そこには亡くなったロペス(フェルナンデス直行)の情報があり、2年前に水難事故によりあるブラジル人男性が亡くなっていたことも分かります。さらに陸子は、ダイビング機材の会社「アクアディープ」についても調べていました。 陽生は早速アクアディープの社長・月島(六角精児)の元を訪ねます。すると西野から手帳を受け取っていた新名が先に、自分が陽生だと言い月島と面会していました。隆子も月島を訪問していたようで、月島はロペスを知らないと証言。 新名と陽生はタッグを組み、陽生は月島とロペスのツーショット写真を持っていました。陸子は2年前の事故がロペスの犯行と疑っていましたが、ロペスにはアリバイがあり新名は月島を疑ったために殺害されたのでは、と考えます。 そこで2人はマリア(エレナアレジ後藤)から、月島の正体を聞き出します。するとマリアは、「月島はパシリ。私はロペスからのショートメッセージで隆子にGPSをつけただけ。GPSはコインロッカーで受け取った」とやり取りの詳細を明かしたのです。

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ネタバレ

新名と陽生は一時的にDCUへの復帰が認められ、新名はあえて陸子のことを週刊誌の記事にして犯人をおびき寄せようとします。新名のやり方に陽生は怒りをぶちまけますが、隆子の弔い合戦ということでDCUメンバーは捜査に乗り出しました。 まず陸子が亡くなった船を再捜査すると、琴ヶ浜の砂が発見されます。ロペスが琴ヶ浜に行った記録はなく、新名はあえてマスコミに琴ヶ浜の情報を出しました。そして新名は陸子を司法解剖した医師・真鍋(角田晃広)に会い聞き込みを行います。そこで新名は、真鍋の水槽に目を向けました。 新名たちは犯人がマリアに使った手口で、ロッカー番号を書いたショートメールをある人物に送ります。ロッカーを空けたのは、月島でした。そして月島は誰かと電話しており、新名たちはその人物を追いかけます。犯人は月島ではなく、真鍋でした。 新名は真鍋の水槽の砂が入れ替えられていることに気付き、真鍋が犯人と睨みます。真鍋は逃げる途中に陸子のスマホを海に投げ捨てており、陽生は海への恐怖を抑えて飛び込み、陸子のスマホを発見。そのスマホには「お前もロペスと同じ運命を辿れ」と書かれており、真鍋は「殺される」と怯えます。 やり取りは全てロッカーとメールで相手が誰だか分からず、陸子を殺せと命じられたため殺害したことを認めました。陽生は真鍋に掴みかかり、陸子の手錠で真鍋を逮捕したのです。 陽生は再び潜れるようになり、DCUに正式に復帰。その後新名と真子(市川実日子)の結婚披露パーティーが開かれます。これは生前、陸子がずっと準備してきたものでした。その夜神田から連絡を受けた新名は、陸子のスマホに残っていた衝撃的な写真を見ます。 陸子は亡くなる直前、ロペスのスマホ画面を撮影していました。そこに写っていたのは、15年前に亡くなったはずの陸子の兄で海保のダイバー・成合淳(吉川晃司)だったのです。新名は「成合、生きていたのか…」と言葉を詰まらせたのでした。

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第5話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

新名(阿部寛)は隊長に復帰し、陽生(横浜流星)は15年前の事件を再び調べようと動きます。そんな時、国土交通省副大臣の長男・裕司(三浦獠太)が海で行方不明となり、DCUは裕司の捜索に向かうことに。裕司のものと思われるゴムボートは発見されますが、裕司が見つかりません。 新名と陽生は周辺を聞き込みすることにし、立ち寄ったサーフショップで陽生は学生時代の先輩の中林(藤井流星)と再会。サーフショップのオーナーをしている中林に、陽生は顧客名簿提出を求めました。中林はすぐに顧客名簿を渡しますが、新名は中林が名刺を1枚抜き取ったのを見逃しませんでした。 すると新名の元に、裕司が誘拐され身代金が要求されているという情報が入ります。副大臣秘書の日村(栁俊太郎)は、身代金の額は2億円で、裕司は危険ドラッグに手を出していたと明かしました。誘拐もドラッグも世間に知られてはいけないため、DCUは極秘捜査を開始。しかしすぐに、公安から操作中止命令が出されてしまったのです。 裕司はウォータートリップ、海で危険ドラッグの売買をしようとして誘拐された可能性が高く、犯人は危険ドラッグのグループである可能性が高まります。公安は3年前からこのグループを追っており、公安に裕司の誘拐を明かすことができず操作中止が言い渡されました。 その頃陽生は中林の店を訪ね、その時に壊れてしまった時計を中林に修理してもらいます。そして中林は、陽生に隠した名刺を手渡したのです。その人物は、店の常連だと言います。 その頃神田(趣里)は、裕司の身代金要求の映像に残っていた汽笛の解析を始めます。その夜、陽生は真子(市川実日子)の手料理を食べに新名の自宅へ。まだ新名は帰って来ておらず、トイレに行くふりをして新名の部屋を漁り15年前の事件の資料を探します。 しかし何も見つからず、間一髪新名にもバレず陽生はほっとひと安心。ですが新名は壁掛けがずれているのに気がつきます。実は隣の棚の後ろに事件の情報を隠していたのです。その帰り道、新名は裕司の命を見捨てるわけにいかないと、陽生に操作続行を持ちかけます。

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ネタバレ

陽生は日村になりすまし、2億円の金の取引現場の船へ向かいます。新名は潜って別の場所から船に侵入し、裕司を助けるという作戦。GPSを仕掛け、西野(高橋光臣)たちにも助けてもらう段取りでした。 しかし新名が船に潜入すると犯人に見つかってしまい、裕司も陽生が日村ではないと証言してしまい新名と陽生は捕まってしまいました。そこにやってきたのは、中林でした。中林はグループの主犯で、修理した陽生の時計に盗聴器を仕掛けていたのです。 「人を動かすのは金か恐怖だ」と言い、新名を殺そうとします。陽生は涙ながらに「やめろ!」と訴えたところ、公安が現れました。無事に中林たちは逮捕され、裕司も助け出されたのです。 実は新名は中林を疑っており、自分たちが盗聴されていることに気付きます。そして盗聴を逆手にとって罠を仕掛けていました。神田の分析で汽笛が海ではなく陸の音だと気付き、裕司の映像は音も映像も合成されていたことが分かります。そして新名は中林が仕掛けた盗聴器の電波を辿らせ、アジトを見つけ出していたのでした。 こうして裕司の元に日村がやってきますが、裕司は「何グズグズしてんだよ、のろまが!」と日村を罵倒します。新名はずっと日村が裕司を助けようとしてくれていたこと、そして警察など多くの人間が裕司のようなドラ息子のために動いていたことを、説教したのです。 陽生は自分だけ騙されていたことを嘆きながら、西野の話を聞きます。「陽生の父は東都重工の悪事をリークしようとして殺された」と新名は報告書に記載していました。しかし彼自身がテロリストの可能性があり、成合(吉川晃司)はその陽生の父とつながっていたテロリストであると言うのです。 新名が首から下げている鍵は、成合が陽生の父親から受け取る予定だったもの。もし父がテロリストとなると陽生は退職しなければならず、ロペスのスマホに成合の写真があったことから西野も新名を信用し始めます。 こうして西野は、海上保安庁次長の早川(春風亭昇太)から新名を監視するよう指示されていましたが、それを断りました。 その頃新名が入った食堂で、骨がきれいに並べられたお皿を見つけます。この食べ方は成合のもので、窓の外を見ると微笑む成合の姿が……。急いで外に出たものの、成合はいなくなっていたのでした。

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第6話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

溺死した身元不明の女性の遺体が見つかります。DCUは早速捜査することになり、被害者のダイヤの指輪が盗まれていなかったため自殺も疑われました。しかし肺からオホーツク海のプランクトンが発見され、死後1日だったことから他殺として捜査が進められます。 DCUは、殺害現場がある水族館であることを見抜きました。その水族館ではちょうど南シナ海の魚に入れ替えが行われており、被害者がその水族館で働く魚サプライヤー・木見(加藤雅也)の婚約者であることも発覚します。 その頃陽生(横浜流星)の自宅のポストに、新名(阿部寛)を「SPY」と書いたものや15年前の事件の記事などが届くようになります。その新名は西野(高橋光臣)と神田(趣里)に協力してもらい、成合(吉川晃司)の行方を追っていました。 その後新名と陽生は、水族館プロデューサー・根岸(明日海りお)からも話を聞きます。被害者の和美(原田佳奈)が木見との結婚を不安がっていたことや、木見を尾行していたことも発覚。新名は根岸の耳に大きなダイヤのピアスがついているのを見つけ、根岸の「川の流れは必ず海に出る」と話す電話の内容にも注目していました。 陽生は監視カメラ映像のチェックを頼まれ、そこで監視カメラに映らずに出入りするうルートを見つけます。さらにロシアの貿易取引専門の国際弁護士が、裏では密輸ダイヤの元締めをしていることも分かりました。 その後新名は朝まで監視カメラ映像をチェックし、事件の翌日の朝に水流調節バルブをひねっている人物を発見。実際に水族館で確認すると、和美のダイヤでつけたであろう水槽のひっかき傷を見つけたのです。しかし和美のダイヤで実験するもなかなか一致せず、新名はあることに気が付きました。

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ネタバレ

新名たちは、木見に逮捕状をつきつけました。実は水槽にいたずっと元気のなかったエイの胃の中に、和美がつけていたダイヤが紛れ込んでいたのです。 和美が身に着けていたダイヤはローズカット、エイの中にあったダイヤはラウンドブリリアントカット。そのせいで実験で痕が一致しませんでしたが、和美を殺害した後にダイヤが外れていたことに気づいた木見は、わざとカットの違うダイヤをはめ込んでいたのです。 さらに木見のペーパーカンパニーから、大量の密輸されたダイヤが発見されました。和美は木見がダイヤの密輸をしていることに気付き、自首を迫ります。それを知られた木見は、かっとなって和美を殺害。木見も罪を認め逮捕されました。 その後陽生が自宅に帰ると、「23時横浜三堂造船所 新名の本性を知りたければ来い」と書かれたメモがポストに入っていました。その頃新名は神田から、バーで根岸があるメモを残したまま立ち去り、直後に現れた成合がそのメモを受け取っていたことを報告されます。 陽生は1人で造船所に行くと、そこにやってきたのは成合。成合は「新名が奪った鍵がどこの物かを調べれば、記憶も戻る」と言い立ち去りました。新名は根岸の言った「川の流れは必ず海に出る」という言葉で、根岸が成合と繋がっていることに気付いていました。 木見の行っていたダイヤの密売も根岸の指示で、根岸が大きな組織と関わっていると推測されたのです。

第7話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

根岸(明日海りお)がプロデュースしたリモートダイビングVRのお披露目イベントが病院で開かれ、そこには根岸の心臓病の娘も参加していました。さらに大友(有輝)の元カノ・千英(鷲見玲奈)の息子も入院しており、大友もたまたまこのイベントに参加することに。 しかし突然海中のリモートカメラが何かに乗っ取られてしまい、DCUには海上で水上バイクが爆発したと連絡が入ります。カメラには水上バイクに乗り込む成合(吉川晃司)の後ろ姿が映っていて、新名(阿部寛)は驚きました。 爆発物の破片と根岸のリモートVRで使用されているカメラとの関連が分かり、新名は再び根岸の元へ向かいます。VRの開発を指揮した笠原(岡田浩暉)の協力を得たDCUは、早速捜査を開始。リモートVRを発案したのは陽生(横浜流星)の父であることが分かり、以前殺人を犯した木見(加藤雅也)は留置所で自殺を図ったことも判明します。 新名は根岸に「真実は水の中にある、川の流れが海に出るように」という言葉を伝え、根岸を疑っていることを匂わせました。根岸は怯えながら成合に電話し、「ブラックバタフライを抜けたい」と伝えます。しかし成合はそれを許さず、「娘の手術はどうにかしてやる」と条件を出しました。 一方笠原の調べで、遠隔操作技術がやはり乗っ取られており、ある特定のスマホの位置を標的にするようプログラミングされていることが分かります。これを書き換えたのは根岸で、根岸は緊急指名手配されることになったのです。 新名は根岸の母・亜紀(小林幸子)を訪ねます。根岸は娘の心臓に欠陥があると分かったとたん夫から離婚届を突きつけられ、養育費ももらえず1人で必死に子育てをしてきました。しかし新名は同情せず、亜紀まで情報隠蔽や犯人隠避罪で捕まったら娘の面倒は誰が見るのかと問い、亜紀は根岸が空港に向かっていることを明かします。 新名は公安を空港に向かわせ、根岸が家族を守るためにもう1度ターゲットの命を狙うはずと考えました。すると神田(趣里)が以前根岸が館内のトンネルで外国人医師と密会していることに気付き、新名はトンネル内が電波を遮断する場所だと指摘。 根岸はその頃成合に「耳のGPSで居場所は分かるでしょ」と連絡し、成合は「あの防波堤だな。30分で行く」と答えます。

ネタバレ

リモートカメラのスイッチが入り、神田は急いで逆探知。根岸は急いで防波堤からタクシーで空港に向かい、成合はモーターボートで防波堤へ向かっていました。 しかし成合は急に水族館の方へ引き返し、タクシーに乗っていた根岸は焦ります。しかも亜紀から娘が勝手に水族館のイベントに行ってしまったと連絡を受け、成合の標的が娘であることに気付きました。 根岸は急いで水族館へ。DCUメンバーも急いで水族館に向かい、根岸はストップボタンで何度もカメラを止めようとしますが制御できません。笠原は爆発を止めるには、ターゲットのスマホのSIMカードを抜くか壊すしかないと言います。 新名と陽生はスマホを捜索、他のメンバーは逃げ遅れた根岸の娘を探すことに。そこに根岸も加わり、何とかスマホを発見。残り30秒というところで新名は走って水族館内のトンネルにスマホを投げ込みます。トンネルは電波とGPSが遮断されているため、なんとか爆発を防ぐことができたのです。 根岸は外国人医師を、耳のGPSを外すために呼んでいたことを明かします。そして娘のためなら何だってやってしまうと涙を流し、母の愛を覗かせました。新名は根岸に、「密輸の罪は問われるが、お前は誰も殺してはいない。今回の件DCUで引き取ってやってもいい。ただし指示をしていたゴーストという男の情報を渡してもらうのが条件だ。」と伝えます。 そして根岸は陽生に、「瀬能博士の息子さんですか?」と言い、一度設計図を見たことがあると言いました。 その後陽生は新名から鍵を受け取り、成合に呼び出され会うことに。成合は陽生の父である瀬能博士がVRの技術を横流ししてテロリストから高額の報酬を受け取っていたことを明かしました。陽生は信じようとせず成合を逮捕しようとしますが、スナイパーが陽生の胸を狙っていたのです。陽生は逮捕を諦め悔しがりました。 その頃西野(高橋光臣)は新名に、「成合の尻尾をつかみました。三重県にある巨大温泉施設でした」と連絡をしていたのです。

第8話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

新名(阿部寛)は、成合(吉川晃司)が三重県の総合レジャー施設に潜伏していることを突き止めます。そこで新名は真子(市川実日子)との新婚旅行を装って施設へと向かいました。 西野(高橋光臣)が先に現地入りしており、ホテルの支配人・戸塚(田辺誠一)が以前東都重工で瀬能(西尾浩行)の助手をしていたことが分かります。新名は早速戸塚を訪ね、研究データの横流しについて聞くと戸塚は動揺。 その頃陽生(横浜流星)は新名から受け取った鍵の手がかりを探すために、実家に帰省。徐々に過去の記憶を取り戻していったのです。 新名は戸塚に温泉を勧められ、西野とともに温泉に入ろうとします。すると西野が突然温泉内で気を失って倒れてしまいました。強い硫黄臭がしたため、真子は誰かが新名を狙ったと考えます。 真子はなぜここに西野がいるのかと不審に思い、新名は陽生の父がブラックバタフライと繋がっている可能性があること、戸塚が瀬能の部下であることなどを話しました。翌日真子は温泉水を調べるために帰宅。真子は「もう大切な人を失うのはたくさんなの」と、新名と指切りをしたのです。

ネタバレ

新名は再び戸塚に会い、成合と会っていたのではと聞きます。すると戸塚は蛤とお酒を出してきました。実は戸塚は蛤に睡眠薬を仕込んでおり、眠ってしまった新名をお湯に沈めて殺そうとします。 しかし新名は浴槽から起き上がり、戸塚を拘束。実は新名は睡眠薬を入れられたことを知っており、あえて蛤の位置を変えて戸塚を眠らせたのでした。それを教えてくれたのは、戸塚の娘・明美(島崎遥香)。 新名は戸塚から全ての話を聞き出します。瀬能は遠隔システムの設計図を研究しており、3ヶ月前に成合から「元々東都重工にあったものは不完全なもの。完全版は瀬能が鍵をかけてしまってある。その場所を教えろ」と現れたと言います。瀬能はテロ組織とは繋がっておらず、テロ組織に情報を横流ししている上層部と闘おうとしていたことも明かしました。 一方陽生は、小さい頃父に鍵を渡され「宝物入れに入れておけ。いざというときには信頼できる人に渡すんだぞ」と言われていたことを思い出します。 実家の宝物入れの中にはフロッピーディスクが入っており、陽生はそのディスクを成合に渡しました。その後新名は成合の元に向かったものの、成合はボートで逃亡。しかし陽生は、成合に偽物のフロッピーディスクを渡していたのです。 新名の元にやってきた陽生は、本物のフロッピーディスクを渡します。過去を思い出し、自分に泳ぎを教えてくれたのは新名だったと確信したからです。 そして帰る時、新名は戸塚から「瀬能のデータを盗むよう指示したのは、東都重工の楢原社長の命令だった。さらに新名を殺すよう命じたのは成合ではなく、笠原(岡田浩暉)だ」と告げられました。 そして新名が帰宅すると、真子は新名の部屋の本棚の裏に気付きます。そこには15年前の事件の情報が壁に貼られており、「成合は生きている」という文字を見つけてしまったのでした。

最終回(第9話)のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

G20東京サミットを控え、横浜海上保安部に警備準備本部が設置されることになります。新名(阿部寛)は人の出入りが増えるこの時期に、成合(吉川晃司)が本物のフロッピーディスクを取り返しに来ると予想。 新名が持っていた鍵には小さな暗号が彫られており、この鍵がないと遠隔システムが完成しない仕組みになっていました。そこで新名は佐久間(佃典彦)に相談し、「セーフルーム」という内部者でも簡単に出入りできない部屋にフロッピーを隠すことにしたのです。 その頃陽生(横浜流星)は、公安の清水(山崎育三郎)に海保の中に内通者がいると知らされます。新名は笠原(岡田浩暉)と次長の早川(春風亭昇太)が連絡を取っていることを知り、早川を疑いました。 一方真子(市川実日子)は新名の部屋で見つけた成合の電話番号に電話をかけます。その時海保内に緊急事態を知らせるサイレンが鳴りました。すると成合の電話口からも同じサイレンが聞こえ、真子は中に成合がいることを急いで新名に伝えます。 建物には爆弾が仕掛けられ、爆発まで残り36分。陽生と佐久間は急いでセーフルームに向かいフロッピーを確認しに行きます。しかし途中で佐久間は転んでしまい、その時に鍵を落としたため陽生が取りに戻りました。 そしてセーフルームに到着すると、すでに成合は金庫の中のフロッピーを奪った後で爆弾を仕掛けていたのです。さらに陽生と佐久間は、セーフルーム閉じ込められてしまいます。 新名は脱出した成合の元に向かおうとすると、早川は何度も新名を止めに入ります。すると早川は車を用意していると言い、自分は内通者ではないと新名に明かしました。新名は脱出ハッチの出口で成合に「爆弾の暗証番号だけでいい、教えろ!」と叫ぶも、成合はバイクで立ち去ります。 爆発まで残り1分、陽生は死を覚悟しました。そしてセーフルームは爆発しますが、陽生と佐久間は脱出ハッチを開けることに成功し助かったのです。ですが陽生は脱出ハッチの誤作動を不審に思い、新名もセーフルームに誘導したのは佐久間であると再確認。 2人は佐久間が黒幕であり、海保の資料室に隠した鍵も佐久間に既に奪われていたことが分かったのです。

ネタバレ

そんな時、笠原がやってきて新名を刺します。笠原は鍵がないと殺されると怯えており、そのまま逮捕されました。新名は病院に運ばれ、一命を取り留めますがすぐに退院してしまいます。 そして佐久間には、15年前に留学中の息子が薬で逮捕され東都重工アメリカの顧問弁護士に弁護をしてもらい、逆転無罪を勝ち取っていた過去があることが発覚。こうして新名は、15年前の真実が分かったのでした。 15年前、東都重工の楢原(福澤朗)が社長に就任し、楢原が悪化した会社を立て直すために軍事利用できる技術を海外のテロ組織に売り始めたことが全ての始まりでした。その組織がブラックバタフライで、それに気付いた瀬能(西尾浩行)は遠隔システムの設計図を隠し持って逃亡。 新名と成合は佐久間から海保の中にブラックバタフライのスパイがいると聞き、極秘捜査を始めたのでした。楢原は瀬能が裏切り者であると見せかけ、佐久間も瀬能の確保を新名と成合に命じます。そして瀬能を捕まえようとしたときに爆発が起き、瀬能と成合が死亡。陽生と新名が助かり、佐久間は全ての罪を成合に被せたのでした。 新名は佐久間から鍵を奪い返すため、仕方なく真子をおとりにすることに。真子は成合と会い、成合が大型倉庫へ車を停めた隙に4桁のパスワードを当てて成合の携帯からデータを盗もうとします。成合はその倉庫の中で真子を人質に取りますが、そこにやってきたのは新名たちDCUと警察。 成合は「水はどんな器にも形を合わせることができる。考えろ」と言い真子を置いて逃げました。なかなか佐久間の鍵が見つからず、新名はメンテナンス中で水をはっていなかったプールを怪しみ潜ります。 プールの水の深くに鍵があったのですが、なんと佐久間と成合が水の中へ。新名は手錠をかけられ、佐久間は成合をも裏切って成合をプールに沈めたのです。 その後佐久間は、成合のボスと会うために約束の倉庫へ。しかしそこに現れたのは、なんと新名と成合でした。成合は手錠の鍵を新名に渡しており、新名は間一髪助かり成合をプールから救っていました。新名は佐久間に15年前のことも、陸子(中村アン)を殺害したのも佐久間であると追及し責めます。 佐久間は海保にプライドなどないと言い出すと、新名は「佐久間。海にも陸にももうおまえの生きる場所はない!」と告げ、佐久間は逮捕。楢原も無事に逮捕されたのでした。 その後成合は姿を消し、成合はブラックバタフライということで本物の鍵が成合に渡ってしまったことを陽生は危惧します。 しかし新名は「本物のブラックバタフライならな」と言い、真子が成合の携帯を見た時その画面に 「俺を信じろ」「水は嘘をつかない」と書かれていたとのこと。 新名は改めて成合を真のバディであると確信した上で、「やつは俺が必ず逮捕する、手伝うか?」と陽生に問いかけます。「もちろんです隊長!」と、陽生は答えたのでした。

『DCU』のキャスト

新名正義役/阿部寛

本作の主人公・新名正義(にいなまさよし)は、新設されたDCUを率いる隊長。ルールを無視してでも、真実を追い求め続ける諦めない男です。 名前の通り正義感に厚く、“海を汚されること”と“真実が解明されないこと”が許せません。 新名を演じる阿部寛は、1987年に映画『はいからさんが通る』で俳優デビュー。その後はドラマ「TRICK」、映画「テルマエ・ロマエ」といった名シリーズをヒットに導き、日曜劇場でも「新参者」シリーズなどで主演を務めました。 2021年6月に「ドラゴン桜2」が終了したばかりで、同枠での主演は今回が5度目。刑事役の経験はあるものの、“手錠を持ったダイバー”という難役は初めてです。 世界初ジャンルへの挑戦について、「今からワクワクしています。海は勿論、湖、川、プール……、水があるところならどこでも駆けつけて捜査します。ダイビングシーンもあるそうで、今から準備をはじめています。」と意気込みを語りました。

瀬能陽生役/横浜流星

瀬能陽生(せのうはるき)はDCU新名班の若手メンバーで、ダイバーとして並外れた資質を持っています。新名に命を救われたという過去があり、仕事にかける想いは人一倍です。 瀬能を演じる横浜流星は、『初めて恋をした日に読む話』(2019年)でブレイクを果たした人気俳優。彼は空手の大会で世界一に輝くほどの運動神経があり、期待の新人ダイバーとしてどんな演技を見せてくれるのか期待が高まります。鍛え上げられた肉体美にも注目です!

『DCU』の見どころ

①世界初ジャンル!「ウォーターミステリー」ドラマ

『DCU』は世界初の「ウォーターミステリー」と銘打ち、水に関する事件と向き合う捜査官を通して、人の命と尊さを厳粛に扱っていきます。 島国・日本だからできる水中を舞台に、個性豊かなメンバーの人間模様を描くドラマ。大筋として最も近いのは、フジテレビ系の「海猿」シリーズと言えるかもしれません。同作は海上保安庁の潜水士による海難救助、本作は専門捜査官の水中捜査が題材です。 DCUは水中事件の捜査や海難事件の救助以外に、“外部からの侵入対策”なども担います。他のドラマでは見ないような設定も、水中が舞台の本作ならではの魅力。スケールの大きな撮影が予想されますが、どんな仕上がりになるのでしょうか?

②リアリティとクオリティを追求した豪華制作陣

海外展開を見据えた本作は、イスラエルのケシェット・インターナショナル社、およびカナダのファセット4メディア社との共同制作ドラマです。 前者は世界的大ヒット作「ホームランド」で知られ、同作が2012年のエミー賞とゴールデングローブ賞に輝くなど、ハリウッドでも実績のある総合メディア企業。後者は「DCU」のIP(知的財産)ホルダーで、世界市場に向けた革新的なテレビシリーズの開発、制作、配信を手がける制作会社です。 また海上保安庁の全面協力により、実際の巡視船や防災基地などでも撮影が行われます。 海保に所属する本職ダイバーも演技指導に入って、経験や考え方を伝えるとのこと。豪華制作陣と水のプロの監修のもと、リアリティとクオリティを追求して制作中です!

ドラマ『DCU』のあらすじ・ネタバレを最終回まで!

阿部寛率いるダイバーが「水中」の謎や事件を解き、裏に潜む悪に立ち向かう『DCU』。描かれるのは架空の組織ですが、現実に創設される日も来るかもしれません。 *ドラマ『DCU』は2022年1月16日より、TBS系列にて毎週日曜日よる9時から放送されました。続編があるかのような終わり方で続きが気になりますね。