iPhone向けおすすめ格安SIM!メリットとデメリットも確認してお得に購入しよう
iPhoneにおすすめの格安SIMを紹介!購入前の注意点や手順なども確認
格安SIMでiPhoneを使いたいと思っても、端末の準備方法やプランの選び方などがわかりにくく、なかなか乗り換えに踏み切れない方も多いのではないでしょうか。 この記事ではiPhoneを利用する場合におすすめの格安SIMを紹介していきます。 格安SIMでiPhoneを利用するメリット・デメリットや、乗り換え前に知っておきたいポイントなどを踏まえ、おすすめの格安SIMは以下の5社です。
iPhone向けおすすめ格安SIM
- ワイモバイル
- UQモバイル
- OCNモバイルONE
- 楽天モバイル
- IIJmio(アイアイジェーミオ)
この記事で紹介するポイントを参考に、ぜひ自分にあった格安SIMを見つけてくださいね。 ※記事内の情報は2021年8月現在のものを参考にしています。実際の情報と異なる場合があるため注意してください。 ※記事中の金額は全て税込表記となっています。
購入前に確認!格安SIMでiPhoneを使うメリット・デメリット
格安SIMでiPhoneを使うメリット
まずは、iPhoneを格安SIMで利用するメリット・デメリットを見ていきましょう。 メリットは以下の3つが挙げられます。
格安SIMをiPhoneで使うメリット
- 月額料金が安くなる
- 最新iPhoneでも安く使える
- 型落ちでも快適に使える
メリット1:月額料金が安くなる
大手3キャリアのプランが高いと感じている人は、格安SIMへの乗り換えがおすすめです。格安SIMの多くのプランは、基本的に大手キャリアよりも月額料金を安く設定されています。 以下の表で、3大キャリアと大手格安SIM社のワイモバイルを比較してみましょう。5G対応のプランで3GB使用した場合の月々の使用料は以下のようになっています。
ブランド名 | 5G対応/3GB基本使用料 (税込) |
---|---|
ドコモ | 3,980円 |
au | 5,480円 |
ソフトバンク | 5,478円 |
ワイモバイル | 2,178円 |
※この情報は8月31日時点のものです。
3大キャリアで1番安いドコモでも、2,000円近く高いことが分かります。このように格安SIMは低容量プランの安さが顕著です。そのためWiFiの利用が中心で、データ通信をあまり使わない人にも向いています。
メリット2:最新iPhoneでも安く使える
最新のiPhoneはスペックの高さとともに端末の価格が高く、なかなか手が出せない…という人も多いかもしれません。格安SIMを利用すれば月々の使用料金を抑えられるので、その分を最新端末を購入する費用に充てることができます。 またiPhoneは大手キャリアのオンラインショップよりも、Apple storeのほうが安く購入できます。そのためApple storeで端末を購入してSIMカードを使えば、端末と格安SIMでトータルの費用を大きく抑えることが可能です。
メリット3:型落ちでも快適に使える
動作確認済みの端末なら、型落ちの機種でも利用できます。使いたい端末にSIMを入れて各種設定やiOSをアップデートするだけで利用可能。安く販売されている端末や、大手キャリアでは取り扱いのない端末も使えます。 また、乗り換えて使わなくなった機種を活用できるのもポイント。データ専用SIMを利用して、メインの端末と2台持ちするような使い方もできます。一般的にデータ専用SIMは音声通話SIMよりも利用料金が低めのため、料金を抑えつつ利用できるスマホを増やしたい場合に向いています。
格安SIMでiPhoneを使うデメリット
つづいてデメリットを確認していきましょう。注意すべき点は以下の3つです。
格安SIMをiPhoneで使うデメリット
- 契約するSIMによっては使える端末が限られる
- 5Gに対応している格安SIMはまだ多くない
- 最新版は販売していないことが多い
デメリット1:契約するSIMによっては使える端末が限られる
格安SIMでは動作確認の取れた端末しか利用できません。そのため使いたい端末が、契約予定の格安SIMキャリアで利用できない可能性があります。対応端末の一覧は各通信会社の公式サイトで公開されている場合が多いため、新しく端末を用意する予定なら購入前に必ずチェックしておきましょう。 また他社で購入した端末はSIMロックにも注意が必要。利用回線によっては解除が必須のため、乗り換え前に済ませておくのがおすすめです。
デメリット2:5Gに対応している格安SIMはまだ多くない
iPhoneの12シリーズは5G通信に対応しているため、高速通信を求めて5G対応の格安SIMを契約したいと考える方もいるでしょう。 しかし現在5G通信に対応している格安SIMは「mineo」「ワイモバイル」「UQモバイル(2021年9月〜)」「IIJmio」「楽天モバイル」「LinksMate」「BIC SIM」「J:COM MOBILE」の8社です。 現状では選択肢がそれほど多くありません。追加でオプション料金が必要な場合や、特定プランでは5G通信が利用できない場合もあります。
デメリット3:最新版は販売していないことが多い
大手3キャリアの店舗やオンラインストアには最新機種が並びます。一方格安SIMではiPhoneの最新機種を取り扱っていない場合が多く、最新機種が販売されてからショップに並ぶまで、かなり時間がかかる場合もあります。 もし最新端末へ定期的に乗り換えたい場合は、Apple storeからSIMフリー版の端末を別途購入しましょう。購入価格も抑えられるため、端末の取り扱い状況を確認しつつ利用を検討しましょう。
iPhoneにおすすめの格安SIM社5選!
これらのメリット・デメリットに加えて、「月額料金の安さ」「通信速度」「取り扱い端末」「サポート体制」の4点を軸に、iPhoneにおすすめの格安SIMを5社選出しました。
iPhone向けおすすめ格安SIM
- ワイモバイル
- UQモバイル
- OCNモバイルONE
- 楽天モバイル
- IIJmio(アイアイジェーミオ)
ここからは、この5社それぞれのおすすめポイントを紹介していきます。自身が格安SIMに求める特徴と照らし合わせながら確認してみてください。
ワイモバイル【大手キャリア並みの通信速度】
おすすめポイント
- 大手キャリアにひけをとらない通信速度
- 「家族割」などの割引サービスが充実
- 全国4,000店舗以上で万全のサポート
ソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルは、大手キャリアに匹敵する安定した通信品質が特徴です。ciatr編集部で実施した通信速度の計測でも、通信の安定性で13社中4位に入るなど、信頼感のある回線と言えます。 提供されている「シンプルプラン」は容量ごとに価格が分けられており、S(3GB)・M(15GB)・L(25GB)の3種類から選択可能です。
プラン | データ容量 | 月額料金 (税込) | 割引時の月額料金 (税込) |
---|---|---|---|
シンプルS | 3GB | 2,178円 | 990円 |
シンプルM | 15GB | 3,278円 | 2,090円 |
シンプルL | 25GB | 4,158円 | 2,970円 |
※この情報は8月30日時点のものです。
余ったデータは翌月に繰り越せるほか、家族で契約すると2回線目以降の月額利用料金を安くできる「家族割引サービス」がポイント。回線ごとに毎月1,188円(税込)の割引が受けられます。 また全国に約4,000店舗を展開しているのも特徴。実店舗での契約や修理受付なども可能です。実店舗を訪れなくても、チャットや電話でのお問い合わせができます。サポートも充実している格安SIMです。
取り扱いのあるiPhone端末(2021年8月現在)
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone SE
- iPhone 11(64GBのみ)
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UQモバイル【安定した通信環境】
おすすめポイント
- 通信速度が速くて安定している
- リアル店舗でサポートを受けられる
- 低容量プランが比較的安い
UQモバイルはauの回線を利用した高品質な通信環境に定評があり、ciatr編集部が実施した格安SIMの通信の安定性ランキングでも13社中3位に入るなど、その安定性が信頼できます。
順位 | ブランド名 (ダウンロード/アップロード) |
---|---|
1位 | ahamo (222/8Mbps) |
2位 | povo (93/5Mbps) |
3位 | UQモバイル (44/9Mbps) |
4位 | ワイモバイル (42/9Mbps) |
5位 | OCNモバイルONE (42/3Mbps) |
※この情報は8月30日時点のものです。
また、UQモバイルでは2021年9月2日から、5G対応プランの提供を予定しています。従来の「くりこしプラン」は「くりこしプラン +5G」に名前が変更されますが、データ容量や基本料金に変更はありません。 また現行のプランで利用できる「でんきセット割」も特徴で、「auでんき」もしくは「UQでんき」の利用で月額料金からプランに応じた割引が受けられます。自宅の電気サービスを変えたい方や既に対象サービスを契約している方におすすめです。 基本的なプラン展開は以下の通りです。
プラン | データ容量 | 月額料金 (税込) |
---|---|---|
プランS | 3GB | 1,628円 |
プランM | 15GB | 2,728円 |
プランL | 25GB | 3,828円 |
※この情報は8月30日時点のものです。
便利機能の「節約モード」も魅力のひとつ。Sプランなら最大300kbps、M・Lプランなら最大1Mbpsの通信速度に制限されますが、モード中ならどれだけ使ってもデータ容量が消費されません。
取り扱いのあるiPhone端末(2021年8月現在)
- iPhone 12(64GB、128GBのみ)
- iPhone 12 mini(64GB、128GBのみ)
- iPhone SE(64GB、128GBのみ)
- iPhone 11(64GB、256GBのみ)
- 認定中古品:iPhone Xs、XR、8
\公式サイトでチェック/
OCNモバイルONE【バランスのとれた格安SIM】
おすすめポイント
- 手頃でバランスの取れた料金設定
- 通話がお得なかけ放題オプション
- iPhoneの取り扱い機種が多い
OCNモバイルONEでは、音声対応SIMの1GBコースを月額770円(税込)で利用できます。OCN 光サービスの併用で利用できる「OCN光モバイル割」を適用すれば、550円(税込)とさらに安く利用可能です。
通信容量 | 月額料金 (税込) |
---|---|
1GB | 770円 |
3GB | 990円 |
6GB | 1,320円 |
10GB | 1,760円 |
※この情報は8月30日時点のものです。
加えて、かけ放題オプションが豊富なのも特徴。「10分かけ放題」「完全かけ放題」のほか、通話料金の上位3番号が0円になる「トップ3かけ放題」も用意されています。そのため通話の利用頻度が高い方でも安心です。 また他社に比べてiPhoneの取り扱い機種が多く、SIMとのセット購入がしやすくなっています。ただし品切れ状態の製品も存在するため、在庫状況に注意しましょう。
取り扱いのあるiPhone端末(2021年8月現在)
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone 11 Pro(64GB、512GBのみ)
- iPhone 11
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone XR(64GB、128GBのみ)
\公式サイトでチェック/
楽天モバイル【通話メインなら特にお得】
おすすめポイント
- 1GBまではスマホの月額料金0円
- RakutenLinkアプリで国内通話かけ放題
- 最新のiPhone機種を取り揃えている
楽天モバイルは使ったデータ容量に応じて月額料金が変わる、5G対応のワンプランでわかりやすい料金設定が特徴です。1GBまでの利用なら1回線目のみ月額0円で利用でき、「Rakuten Linkアプリ」を利用した国内通話も無料です。 そのためデータ容量をあまり使わず、通話の利用をメインに考えている人におすすめです。また20GB以上はどれだけ使っても3,278円(税込)の基本料金で、楽天回線エリア内なら速度無制限で使い続けられます。
データ容量 | 月額料金 (税込) |
---|---|
1GBまで | 0円 |
3GBまで | 1,078円 |
20GBまで | 2,178円 |
20GB〜 (無制限) | 3,278円 |
※この情報は8月30日時点のものです。
また、iPhoneは最新機種を中心に取り扱っており、5G対応端末を利用したい方にぴったり。楽天モバイルで購入したiPhone端末を、24回目の支払い時に返却することでお得に機種変更ができる「iPhoneアップグレードプログラム」も魅力的な施策です。
取り扱いのあるiPhone端末(2021年8月現在)
- iPhone 12 Pro max
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone SE
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IIJmio(アイアイジェーミオ)【安さ重視のユーザーに人気】
おすすめポイント
- 格安SIM業界トップレベルの安さ
- データ容量の選択肢が2GBから20GBまである
- 動作保証済みの端末が豊富
IIJmioはSIMの種類とデータ容量を選んでプランを決められます。SIMは音声・SMS・データ通信・eSIMの4種類。データ容量は2GBから20GBまでの5種類から選択可能です。必要のない機能を減らして月額料金を抑えられるのがポイント。
通信容量 | 月額料金 (税込) |
---|---|
2GB | 858円 |
4GB | 1,078円 |
8GB | 1,518円 |
15GB | 1,848円 |
20GB | 2,068円 |
※この情報は8月25日時点のものです。
光回線のIIJmioひかりを契約していれば「mio割」を適用でき、月額660円(税込)の割引も受けられます。5G通信に対応しているのも魅力ですが、eSIM、SMS機能付きSIM(タイプD)では使えない点に注意しましょう。 また同一mioID内なら、最大10回線までデータ容量をシェア可能。家族でデータ容量を共有したい方や、スマホを複数台持ちたい人におすすめです。iPhoneは中古の端末を取り扱っており、Apple storeよりも安い価格で提供されています。
取り扱いのあるiPhone端末(2021年8月現在)
- iPhone 12(64GBのみ)
- iPhone 12mini(64GBのみ)
- iPhone SE(64GBのみ)
- iPhone 11(64GB、128GBのみ)
- 中古品:iPhone 8(64GBのみ)
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格安SIMをiPhoneで使う際の注意点とは?購入前に確認すべきこと
端末の動作確認
SIMカードと端末を別々に購入する場合は、SIMカードと端末の相性に注意が必要です。製品によってはカードを挿入しても使用できない場合や、一部機能が使えない場合があります。 格安SIMキャリアの公式ホームページで、使用予定の機種が対応しているか確認しましょう。多くのサイトで「動作確認端末一覧」といった文言でページが用意されています。
購入するSIMのサイズ
SIMカードは「microSIM」「標準SIM」「nanoSIM」と3種類のサイズがあります。格安SIMでSIMカードを購入する際はSIMカードのサイズを選ぶ必要があり、サイズを間違うと端末に挿入できません。 SIMカードは交換に費用がかかる場合もあるため注意が必要です。iPhoneは最も小さいサイズの「nanoSIM」に対応しています。
iOSのアップデート
iOSのバージョンにも気をつけなければなりません。格安SIMによっては相性が合わず、突然インターネットにつながらなくなる場合や、SMSや通話が利用できなくなるなど、一部の機能が使えなくなる可能性があります。そのためiOSのアップデートはすぐに行わず、不具合がないか様子を見ましょう。
格安SIMにいざ乗り換え!手順をわかりやすく紹介
SIMフリーのiPhoneを用意
まずは格安SIMで利用するiPhoneを用意しましょう。セット販売でiPhoneを入手するなら、そのままSIMカードを挿入して使用できます。 使用回線の違う格安SIMへ端末を引き継いで使う場合は、SIMロック解除の手続きが必要です。また別途端末を購入する場合は端末がSIMフリー版であるか、もしくはSIMロック解除済みの端末であることを確認しましょう。
(MNPの場合)MNP予約番号を取得する
電話番号を引き継いで格安SIMに乗り換えるなら、乗り換え前のキャリアでMNP転出(今の電話番号そのままで他社に乗り換えること)の手続きが必要です。実店舗やオンラインなどから所定の方法で手続きし、MNP予約番号を取得しましょう。 MNP予約番号には有効期限があります。有効期限内に格安SIM側でMNP転入の手続きが必要なため、期限切れに注意しましょう。もし有効期限を過ぎてしまっても、予約番号は再取得できます。
(MNPの場合)回線を切り替える
MNPで乗り換える場合は、乗り換え先で回線の切り替え手続きが必要です。WEB上の手続きでも受付時間が限られている場合があるため注意しましょう。 また解約のタイミングも特殊です。MNP予約番号の取得時ではなく、回線の切り替えの手続きが完了したと同時に乗り換え前のキャリアとの契約が解約されます。
APNを設定する
格安SIMに乗り換える場合、APN設定というデータ通信をするために必要な設定をする必要がありますが、iPhoneではAPN設定で細かい情報を手動入力する必要がありません。 基本的にどの格安SIMでも大きな流れは以下のようになっています。
APN設定の大まかな流れ
- 端末の電源を切ってSIMカードを挿入する
- Wi-fiに接続する
- 指定のURLからAPN構成プロファイルをダウンロード
- iPhoneの「設定」でプロファイルをインストール
各社の詳しい手順は、SIMカードと一緒に送られてくるマニュアルや公式サイトから確認できます。
iPhoneにおすすめの格安SIM!自分に合ったお得なSIMを見つけよう
iPhoneユーザーも格安SIMへ乗り換えれば、かかるコストを抑えられます。また格安SIMで取り扱いがなくても、好きな機種を別途購入して利用できるのもポイントです。 乗り換え前には必ず、動作確認済み端末であることやiOSのバージョンチェックを忘れずにしましょう。この記事がiPhoneを中心に考える格安SIM選びの手助けになれば幸いです。