漫画バンク(漫画BANK)の代わりとなる無料漫画のおすすめサイトやアプリを紹介！【漫画PLAY・Combayは利用可能？】

漫画バンクは無料で漫画を読めるため人気のサイトでしたが、2021年11月に閉鎖されてしまいました。理由は違法サイトだから。利用すると、端末がウイルスに感染したり、刑事罰に問われる恐れがあるため注意が必要です。 「それでも漫画を無料で読みたい……！」そんな人におすすめするのが公式の電子書籍サービスです。

実は、最近の電子書籍サービス各社では無料で読める漫画を増やしています。漫画バンクが閉鎖されたけど漫画を無料で読みたい人や、漫画バンクに代わるサイトやサービスを探している人に向けて、本記事では、漫画バンクの現状とおすすめのサービスを紹介していきます。

以下の表は電子書籍サービスの無料作品数をまとめたもの。各サービス、非常に多くの無料作品があることがわります。記事後半では、なぜコミックシーモアが1番のおすすめなのか、他のサービスの詳細とともに紹介していきます。

無料で読める作品数はやや少なくなりますが、漫画アプリでも漫画を無料で読むことが可能。中には全巻無料で読める人気作品も含まれています。どのアプリも無料でダウンロードできるので、まずは1度試してみてください！

漫画バンクとは、話題の人気コミックが無料で読めるサイトとして、国内外で多大な利用者数を誇っていた漫画サイトです。 ただし漫画バンクは無許可で漫画の転載を行っていた違法海賊版サイトで、漫画業界に多大な損害を与えていました。そのため大手出版社からの情報開示請求を受け、2021年11月にはサイトを閉鎖しています。

自分自身の安全を守るためにも、公式サービスを利用して漫画を読むのが良いでしょう。ciatr編集部が調査した結果、無料作品数が多いコミックシーモアが1番おすすめの電子書籍サービスです。

こういった違法サイトの人気は根強く、現状では1つのサイトが潰れても新たなサイトが立ち上がるといういたちごっこのようになっています。しかし違法性はもちろんの事、アクセスしただけでPCがウィルスに感染してしまったりすることも。 最悪著作権法違反で逮捕！ということにもなりかねませんので、やはりこういったサイトの利用は控えなければなりませんね。

それではここから漫画バンクの代わりにおすすめの無料漫画サイトを紹介します。 紹介するにあたって、漫画読み放題サービスをciatr独自にランキング付けしました。評価基準は以下の3点です。

③の機能性についてはciatr編集部で実際に各サービスのアプリを使用し、デザイン面から検索機能、「しおり」等の電子書籍においてあると嬉しい機能まで、総合的に使い心地を採点しました。 上位のサービスほど、広く誰にでもおすすめできるサービスとなっています。ただし人によって合うサービスは異なるため、ここから紹介する内容をもとに自分にあったサービスを見定めてくださいね。 まずは総合ランキング。以下のようになっています。

ここからはそれぞれのサービスを詳しくみていきましょう。

コミックシーモアの読み放題プランは、読み放題の対象作品数で次の2つから選べます。

漫画に限定すると、読み放題フルでは29,000冊以上、ライトでは10,000冊以上が読み放題の対象になっています。 好きなジャンルや料金に合わせてプランを選べるので、自分に合った読み方が可能です。今なら初回登録で7日間無料！使用感を試してみるのも良いですね。

少女漫画やTL系はもちろん、BL作品などの女性向けジャンルのラインナップが豊富なのも、コミックシーモアの大きな魅力です。 デジタル限定の作品や、コミックシーモア独自の目線で推している作品の特集などもあり、「ヘタレ」「親父」「年下攻め」といったBL系独自のジャンルから選ぶこともできるので、新しいBLジャンルに出会えるかも……？

コミックシーモアは、クーポンやセールなど期間限定の割引が多いのも特徴！新規会員登録者限定で上記特典が用意されています。 また最新作品が1~3巻まで無料で読めるキャンペーン、人気作品の大幅値引きセールなど多くのキャンペーンが定期的に実施されており、他の電子書籍に比べてもお得に様々な漫画を楽しむことができます。

漫画バンクの代わりとして次におすすめしたいのがDMMブックス。 女性を中心に高い人気を集めるオンラインゲーム『刀剣乱舞』などで有名な合同会社DMM.comが運営する電子書籍サイトです。 電子書籍は漫画が豊富で、それ以外にも様々なジャンルの作品が揃っているため、「漫画がメインで時々他のジャンルの本も読みたい」という人にもぴったりのサービスとなっています。

漫画の取り扱いは14万冊以上と、業界でもトップクラス。そのうち無料作品数は16,000冊と、無料でも十分に楽しむことができます。 無料の作品は定期的に更新されるため、さまざまな作品を読めることも大きな特徴。無料なため今まであまり読んだことのないジャンルも気軽に読むことができますよね。

DMMブックスはポイントで支払った場合にもポイントがつくため、他のサービスに比べるとポイントが貯まりやすいです。 例え全額ポイントで書籍を購入した場合でも、すべてポイントがつくのは驚きですよね。 上述の通り、還元率がアップするセールなども頻繁に行われているため、ポイント還元率の高さは業界トップクラスだと言われていますよ。

DMMブックスでは毎年GW・夏・冬の3回、サイト全体で「DMMブックススーパーセール(ポイント還元セール)」という大型セールが開催されます。 スーパーセール中は、DMMブックス内すべての商品が50〜70％ポイント還元対象になるだけでなく、購入ポイントは即日付与。 そのポイントで購入した商品にもまた還元ポイントが付いて……という具合でどんどんお得に書籍を買うことができる、本好きは要チェックのセールです！

まんが王国では10万冊以上もの漫画が取り扱われています。そのうち3,000冊以上は完全に無料で読むことが可能です。 特に「少女・女性漫画」のジャンルは強く、今話題の人気作品のほとんどを読むことができます。 またサイト内の漫画検索機能がオリジナリティ溢れているのも大きな特徴。ジャンル一覧が「ギャグ・コメディー」「グルメ」「ホラー」など細かく分けられているため、気分に合わせてぴったりな漫画を楽しめます。

まんが王国の魅力の1つに、漫画を無料で丸1冊試し読みできる「じっくり試し読み」機能があります。 古い作品に限らず、最新漫画やドラマ・アニメ化された人気漫画も無料作品に含まれるのが嬉しいですよね。 なかには、10巻以上が無料で読める作品もあるので、暇つぶしに電子書籍を利用するにはもってこいです。

まんが王国は読み終わったユーザーたちによる作品レビューが豊富で、それらをまとめた「みんなのまんがレポ」は読んでいて興味深いものばかり。 レビューは5つ星で評価を付けられて、作品に対する率直な感想を書き込めるので同じ漫画を読んだ人同士で楽しむことができます。 さらに「ネタバレあり」「ネタバレ無し」を選択できるので、まだ作品を読んでいないユーザーも安心して楽しむことができます。

Amebaマンガは40万冊以上の漫画が配信されている、国内最大級の漫画サイトです。 またクーポンのお得感は満載で、過去「100冊半額クーポン」が配布されていました。さらに月額プランを利用することで漫画を購入する際に必要なコインをもっとお得に手に入れることが可能。 そして月額プランでなくコインをチャージする際にもボーナスがもらえ、キャンペーンなどの実施でさらにボーナスが増量されることも！

マンガUP！はスクウェア・エニックスが運営するサービスであるため、スクエニが提供するすべての雑誌レーベルで連載中の作品が掲載されています。 連載中の作品だけでなく過去の名作も掲載されているため、スクエニの作品が好きな場合は魅力的なサービスです。 最近人気の異世界転生モノなども取り扱いが多いので、要チェックです！

マンガUPは全巻まとめ読みコーナーも人気。全巻まとめ読みコーナーは1話から最終話までが期間限定で公開されている「期間限定」と、1話から最終話までいつでも読むことができる「連載完結作品」の2つに分かれています。 もちろんどちらも一気読みできるのが魅力なので、好みの作品があればどんどん読みましょう。

本サービスは小学館が運営するアプリであるということもあり、小学館や裏サンデーの作品も無料で読むことができます。 2021年12月現在人気作品である『ケンガンアシュラ』や『今際の国のアリス』などは全巻一気対象作品になっているため、チケットを使わずに無料で読めるのも嬉しいですよね。

マンガMeeは少女漫画を中心とした漫画アプリのため、『りぼん』や『マーガレット』の掲載作品をはじめとする集英社の少女漫画を存分に楽しむことができます。 他のアプリにはない歴代の名作やアニメ化・実写化された話題作なども揃っているため、漫画の中でも特に少女漫画をよく読むという人にぜひ登録してほしいサービスです。

本サービス内では、有名漫画雑誌の定期購読をすることもできます。電子版の漫画雑誌をアプリ内で定期購入すると、雑誌の発売日に最新号が自動配信されます。 アプリだと毎月購入しても場所をとらないため、日頃から漫画雑誌を読んでいる場合は便利ですよね。

ここからは漫画バンクの閉鎖から現在までの経緯を見ていきましょう。

2021年11月4日から「漫画バンクが開けない！」という声がSNSで拡散されました。 実際にアクセスすると、「サーバの維持費用の都合で、このWebサイトは閉鎖されました」というお知らせが出るようになっており、漫画は読めない状態。閉鎖の理由について様々な憶測が出回りました。 最も有力な説は以下の通り。11月4日に集英社が米グーグルなどに対して、漫画バンクの運営者に関する情報開示請求を行ったという報道が出回ったことを受けて、保身のために閉鎖したというものです。 その後も漫画バンクは一切音沙汰がなく、完全に閉鎖したと言われていました。

しかし漫画バンクは、2021年11月16日に新しいサイト「Combay(漫画bay)」として新しいURLで復活します。 具体的に起きていたのは、漫画バンクにアクセスすると、Combayのトップページにリダイレクトされるようになったというもの。Combayのトップページのデザインが漫画バンクに告示していたこともあり、復活したと話題になりました。 なお、Combayでは個人情報不要で利用できるドメイン取得サービスが利用されていたようです。しかし、Combayもすぐに閉鎖。2021年11月20日には開けなくなっていました。

なんと、2021年12月7日頃に、今度はFbayとしてサイトが復活していました。その後、2022年に入っても「漫画バンク」や「Fbay」などのキーワードで検索すると、上位に表示されていました。しかし、2022年1月23日には完全に閉鎖され、検索結果上からも姿を消します。 今回も集英社による著作権侵害の訴えによるものだったようです。漫画バンクが閉鎖されたときも集英社の訴えによるものだったので、今後も編集各社は違法サイトがなくなるよう訴え続けていくことでしょう。

Fbayが閉鎖されてから数時間後の出来事です。すぐに代わりのサイトとして漫画PLAYという違法サイトが立ち上がりました。しかし2022年11月1日現在は閉鎖されています。 最近は集英社だけではなく他の編集各社も違法サイトの訴えに向けて立ち上がったという噂もあります。後継サイトが立ち上がってもすぐ閉鎖されるでしょう。

漫画バンクのような違法サイトをおすすめしない理由は、大きく分けて3つあります。

1つ目は、やはり海賊版サイトには違法性があることです。2021年からはアップロードしている運営者はもちろん、利用者としてダウンロードを行うことも違法となり、刑事罰の対象となってしまいます。 2つ目は、利用している中でウイルスに感染してしまう可能性が高いことが挙げられます。巧妙な手口によってウイルスに感染させられることで、スマートフォンやPCの様々な情報が抜き取られるなどの危険性が存在しています。 3つ目が、マイニングのリスクがあること。知らない内にウイルスに侵食されてしまうと、自分のスマホやパソコンが使えなくなったり、ウイルスが経由されて友人や会社の人たちにも大きな迷惑をかけてしまうこともあります。 それぞれについて詳しく見ていきましょう。

漫画バンクの危険性1つ目は、利用者も法律に触れる可能性があることです。 2019年に漫画村の運営者が逮捕されたことを知っている人は多いでしょう。このように以前から漫画を違法にアップロードする行為は違法とされていました。一方で利用者は罪に問われることはありませんでした。 しかし、2021年1月に著作権法が改正され、違法にアップロードされた著作物をダウンロードする行為もアップロードと同様に違法となりました。このことは意外と知らない人が多いのではないでしょうか。 刑事罰の対象となっており、2年以下の懲役または200万円以下の罰金、またはその両方が科せられます。 「利用しただけなら逮捕されない」と解釈する人がいるかもしれませんが、漫画を大きく表示するなどプレビューの為にタップし、画像を開こうとしてダウンロードしてしまった場合にも違法となる可能性があります。 万が一のリスクの大きさを考えると、軽率に漫画バンクを使うのはおすすめできません。

漫画バンクの危険性2つ目として、コンピュータウイルスに感染し、個人情報等が流出する可能性が高いことが挙げられます。 ウイルス感染には様々な形がありますが、漫画バンクのような違法漫画サイトに多い手口はポップアップを利用してウイルスのダウンロードをするように誘導するというものです。 違法漫画サイトのページを開いた際に、「ウイルスに感染しています」という内容のポップアップが表示された経験がある人は多いのではないでしょうか。これがウイルス感染の入り口です。 表示された時点ではウイルスには感染していませんが、このポップアップをクリックしてはいけません。もしクリックしてしまった場合、自動でウイルスが入ったアプリをダウンロードさせられてしまいます。 その他にも、先述した違法なダウンロードを行った場合、画像ファイルなどと一緒にウイルスをダウンロードしてしまい、感染してしまうという例も存在します。 こうした様々な手口によって、ウイルスをダウンロードしてしまう危険性が漫画バンクにはそこかしこに潜んでいます。 「手口が分かっているので騙されない」と思っていても、巧妙なポップアップ表示によって意思に関わらずクリックさせられてしまうこともあるようです。やはり漫画バンクを最初から使わないことをおすすめします。

マイニングとは仮想通貨が正しい取引で運用されていると証明するための行為で、効率よくマイニングを行うためには処理能力の高いPCが必要になります。中にはPCやスマホの頭数を増やして効率よくマイニングをしようとする人も。 実は違法サイトには、アクセスしてきたOSに無理やりマイニングをさせるというウィルスが仕込まれていることがあります。このウィルスに侵入されてしまったPCは処理が異常に重くなり、スマホは充電の減りが驚くほど速くなってしまう事も。 こうなってしまうとまともに使用することができないのですが、ほとんどはマイニングに利用されている事すら気づけないというのが現状です。このように、違法サイトはウィルスや個人情報の漏洩という危機と隣り合わせですので、絶対に利用しないように心がけましょう！

VPN接続とは、「仮想専用通信網」を利用したネット接続を指します。簡単にいうとネット上に自分だけの専用ネットワークを設置し、外部からの影響を受けず安全にデータ通信を行うことのできる技術ということ。 そのためサイトのいたる所に悪質なウイルスが仕込まれている海賊版サイトも、VPN接続を利用すれば安全に楽しむことができます。 しかしいくらウイルス面で安全に利用できるといっても、海賊版サイトが違法であることには変わりありません。海賊版サイトとわかっていながら、違法にアップロードされた漫画をダウンロードすれば、利用者にも処罰が科せられます。 さらに海賊版サイトの利用者が増えれば、漫画家や出版業界への被害も甚大になっていきます。漫画界を苦しめる犯罪に加担しないためにも、そして自分自身が犯罪者にならないためにも、決して海賊版サイトは利用しないでください。

以前様々な騒動で注目を集めていた違法漫画サイト「漫画村」の被害額は約3,000億円相当にのぼると報告されています。 これは、本来なら出版社やクリエイターに還元されるはずだった金額が違法サイトに流れてしまったということ。コンテンツの供給に非常に大きな打撃を与えるものとなっています。 例を出すと、無料で配信された漫画とその掲載誌の売り上げが低下した場合、その雑誌は採算が取れないと判断され廃刊につながるといったケースも想定されます。もちろんこの場合、連載されていた漫画は打ち切られてしまいますし、そんな業界で活動を続けるクリエイターは徐々に減っていくことが簡単に予想されます。 「そんなことを言われても実感が持てない」という気持ちもわかりますが、これはれっきとした事実です。今後も漫画を楽しむためにも、違法漫画サイトは使わないことが賢い消費の形なのではないでしょうか。

繰り返しになりますが、漫画BANKをはじめとする漫画無料サイトは違法であり、利用者側にもウイルス感染などの危険があります。利用するのは絶対にやめましょう。 どうしても漫画を無料で読みたいという場合は、出版社がリリースしているものや、権利元が公式に漫画を提供しているサイト・アプリを利用し、無料で手に入るライフ・チケットなどを利用して楽しむようにしましょうね。