2023年10月18日更新

『進撃の巨人』ヒッチは最終回でどうなる?マルロやアニとの関係性を徹底解説

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ヒッチ・ドリスは諫山創による作品『進撃の巨人』に出てくるキャラクターで、アニメ『進撃の巨人 final season』にも再登場しました。 この記事では、アニやマルロとの関係性、彼女の最終回時点での生存状況などを、彼女の持つ魅力と合わせて解説していきます。 ※この記事は『進撃の巨人』のネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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『進撃の巨人』ヒッチのプロフィール

ヒッチは『進撃の巨人』の原作31話、アニメ第1期23話に初登場した女性キャラクターです。

本名ヒッチ・ドリス
年齢不明
所属憲兵団(ストヘス区配属)
階級二等兵(新兵)
身長168cm
体重53kg

ヒッチはアニと同じ憲兵団の1人として登場!その印象は?

遅れて新兵たちの列にやって来たルームメイトのアニに、「やっと起きてきた。あんたのさぁ……寝顔が怖くて起こせなかったんだ」と軽口を叩くシーンが初登場だったヒッチ。その表情も相まって、かなり皮肉屋であることがわかります。 ヒッチはアニやマルロと同じく、新兵としてストヘス区の憲兵団支部に配属されてきました。憲兵団を志望した理由は「内地での気楽な暮らしに憧れたため」で、憲兵団が腐敗した組織であることも承知の上だったようです。 上官がマルロに仕事を押し付けて酒や遊びに興じている様を見て、生真面目なマルロが憤慨する横で、「確かに想像以上に腐ってたね……この組織。まあ、だから選んだんだけどさ」とも言っていました。

憲兵団の仲間であるアニやマルロとの関係性は?

ヒッチはアニを気にかけていた

調査兵団の王都への護送を任されたヒッチたち新兵は、任務中にストヘス区の市街地で「女型の巨人」とエレンが変身した巨人との戦闘に巻き込まれてしまいます。この戦闘に多くの市民が巻き込まれ、犠牲となったことに怒りを覚えるヒッチ。 そのことをリヴァイに向かって糾弾したり、この戦闘からアニが行方不明になっていることを心配したりと、次々に意外な一面を見せました。またこの時、リヴァイからアニが女型の巨人であることを知らされ、大きな衝撃を受けています。

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マルロと両想いだった?その描写を解説

性格的には正反対に思えるヒッチとマルロですが、ヒッチは生真面目すぎるマルロを機転を利かせて何度もかばっています。また、死亡率の高い調査兵団への移籍を決意したマルロを必死で説得したりと、明らかに彼に好意を抱いていると思える描写がありました。 しかしそんなヒッチの想いも空しく、ウォール・マリア奪還作戦で戦死してしまったマルロ。死を覚悟したマルロは、今頃まだ寝ているだろうとヒッチの幸せそうな寝顔に想いを馳せます。死の間際に、ヒッチこそ大切な人だったと気付いたのかもしれません。 一方、戦地に赴いたマルロを想って、ヒッチが活けていた花は紫のアネモネ。「あなたを信じて待つ」という花言葉から、やはりヒッチはマルロの帰還を信じて待っていたのでしょう。

ファイナルシーズンで再登場!最終回で生存している?

アニとの再会と別れ

マーレ編では、水晶の中で眠り続けるアニを監視する役目も担っていたヒッチ。その中で、世界情勢や愚痴などをアニに語りかけており、実はそれをアニも聞いていたようです。 エレンによって「地ならし」が発動した際にアニが復活し、アニが街を出るのならと脱走に協力することに。馬を走らせながら、ヒッチはアニから生い立ちやこれまでの想いや後悔を聞きます。 腹ごしらえをしようと露店でパイを買ったヒッチが戻ると、アニは偶然そこで出会った同期のアルミンたちと行動を共にすると書き置いていなくなっていました。パイを置いて、「1人じゃ食べきれないじゃない……」と呟くヒッチの寂しそうな姿が印象的です。 目覚めた後、ヒッチに「4年間話しかけてくれてありがとう」と手紙で感謝を伝えていたアニ。立場も境遇も違う2人でしたが、確かな友情が芽生えていたようです。

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最終回では生存?

原作の最終回では、わずか1コマですがヒッチのその後が確認でき、生存していることが分かります。「天と地の戦い」の3年後、地ならしの報復に対する急速な軍備拡張を進めているエルディア国。 ヒッチはどうやらエルディア国の中枢に近い立場にいるようで、戦意高揚のための集会で拳を突き上げる人々の中にいます。しかしよく見ると、1人あくびをしながら手を挙げており、ヒッチらしさがよく表れていました。

ヒッチを演じる声優は渡辺明乃

アニメでヒッチの声を担当しているのは、『銀魂』の陸奥役や『Free!』の松岡江役で知られる声優の渡辺明乃。 ファイナルシーズンに再登場した際は声が低くなっていたこともあり、声優が交代したのかとも思われましたが、キャラクターの成長によるものだったよう。2013年のシーズン1から2022年のファイナルシーズンまで、ヒッチの声は渡辺明乃が担当しています。

『進撃の巨人』ヒッチは回を追うごとに魅力が増すキャラクター

アニと同期でルームメイトだった、憲兵団の新兵ヒッチ・ドリス。腐敗した組織と知りながら“楽をするため”に志望したヒッチでしたが、最終的にはエルディア国の中枢を担うような重要な人材に育っていきます。 最初こそ軽薄で毒舌な態度で印象は悪かったものの、回を追うごとに仲間想いな描写が増え、魅力的なキャラクターに成長しています。その成長があったからこそ、ファイナルシーズンで描かれたアニとの友情も印象深いものになったのかもしれません。