2022年2月3日更新

『進撃の巨人』アニ・レオンハートの正体や目的は?活躍や硬質化を最後まで徹底解説!

進撃の巨人
(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

諌山創(いさやまはじめ)による漫画『進撃の巨人』はアニメ化や実写映画化もされた人気作品。本作に登場するキャラクターの1人、アニ・レオンハートは非常に冷静で常に落ち着きがあり、強い女性の兵士です。本記事では、そんなアニの目的や正体、活躍などを最後まで徹底解説します。

※本記事では『進撃の巨人』のネタバレ情報を扱っています。読み進める際はご注意下さい。

『進撃の巨人』アニ・レオンハートのプロフィール【ネタバレ注意】

身長153cm
体重54kg
誕生日3月22日
所属訓練兵104期生→憲兵団
出身地ウォール・マリア南東の山奥の村→マーレ国レベリオ収容区

アニ・レオンハートはエレンと同じ第104期の訓練生で、特に格闘術を得意としています。立体機動の扱いにも長けるその実力から、訓練生の中では4位という好成績を収めました。 いつも淡々とした態度で感情を表に出すことのないアニ。原作では一貫してクールを貫いており、僅かですが好意的と思える感情を覗かせるシーンと言えば、自分の格闘術をエレンに教えようとする時のみです。そんなアニは物語が進むにつれ、ライナーベルトルトと同郷であることが明かされ、その衝撃の正体も明らかとなっていきます。

アニの特徴は?

アニの見た目の特徴は、後ろで束ねてアップにした髪型です。また、その鋭い目線と小柄ながらに鍛えられた体型からはアニの強さが窺えます。

アニの正体や目的は?

女型の巨人の正体はアニだった!調査兵団にさらなる絶望を与える

エレンが初めて調査兵団と共に壁の外に出た際、知性を持つと思われる女型の巨人が登場します。このシーンは知性を持つ巨人が積極的な行動に出るとこんなにも恐ろしいものか、と思い知らされる衝撃的なシーンであり、リヴァイ班の精鋭メンバーでさえも何人も犠牲となりました。 この巨人の目的はエレンを拉致することだったのですが、後にアルミンの鋭い洞察力によりアニが女型の巨人であることが明らかとなり、物語は衝撃の展開に。更に物語が進むと、アニがベルトルトやライナーと同じ志を持った同志であること、別の大陸からやってきた人間であったことが判明します。

アニ(女型の巨人)の目的とは?

アニたちマーレ軍がパラディ島に潜入した目的は、始祖の巨人を奪還するためです。始祖の巨人は「九つの巨人」の中で最も強力な存在であり、無垢の巨人を意のままに操る力を有しています。 マーレ軍は自国の国力維持のため、またパラディ島の資源確保のためにも始祖の巨人を手中に収めておきたかったのです。 壁内に潜入したアニたちの情報収集は難航。そこで始祖の巨人をあぶり出そうと自ら巨人化して騒動を起こしたところ、エレンが巨人化したのです。 エレンがマーレから失われた「九つの巨人」のうちの1体・進撃の巨人だと結論づけた3人は、以降はエレンをマーレへと連れ帰ることを目的として行動するようになります。

アニの悲惨な過去とは?なぜマーレ候補生になったのか解説

訓練兵時代に恐るべき格闘術を披露したアニですが、その技術はすべて父親から伝授されたものでした。 ただ、その父親というのも実父でなく単なる育て親であり、アニを戦士に育て上げ「名誉マーレ人」としてより良い暮らしを求めていたのです。エルディア人収容所で暮らす両者の関係はかなりドライなものでした。 その修行はとても厳しく、ある時嫌気が差したアニは彼に連続して蹴りを入れてしまいます。彼の脚は歩行不可能となってしまいましたが、怒るどころかその上達ぶりを褒めました。 戦士候補生としての訓練でもその成果を発揮し、ついには戦士として「女型の巨人」を継承することに。しかしパラディ島遠征当日、必ず帰って来てくれと懇願されたアニは、養父としての情が湧いた彼の元へ戻ることを決意します。

アニが硬質化!?

正体が暴かれたアニは、秘密と身を守るために硬質化

アルミンによって正体を暴かれ、兵士たちの計画により巨人から引きずり出されたアニ。しかし、その体は硬質な水晶に覆われ傷1つつけることも叶いませんでした。地下深くに幽閉され、水晶の中で目を閉じたまま眠っているアニは、今後どうなるのか、果たして目を覚ますのか謎は深まるばかりです。 アニを覆っている水晶は、巨人が硬質化した時と同じ物質かと思われていました。その実態は明かされませんでしたが、アニはエレンによる「地鳴らし」発動とともに目を覚ますことになります。 エレンは始祖の巨人の力を手に入れ、巨人たちを操れるようになります。その巨人操作の力で地鳴らしを開始する時、エレンの力に影響を受けたアニの硬質化が解かれ、目を覚ましたのです。

女型の巨人はなぜ硬質化したのか

始祖の巨人の情報収集のため、アニたちは訓練兵団へ入団し104期生となります。手がかりがつかめないまま、アニは始祖の巨人の足取りを調査するために憲兵団へ入団。 第57回壁外調査ではエレン捕獲のため、アニは女型の巨人として一団を襲撃しました。エレンを囮に捕獲されかかったアニですが、捨て身の作戦で脱出。その後彼女はエレン奪取に成功するもミカサたちに奪い返され、さらに対峙したアルミンに正体を見抜かれてしまうのでした。 帰還後、アニはアルミンの策によって幽閉されかけますが、巨人化してエレンと交戦します。敗北した彼女はエレンに食われる寸前に、自国の秘密を守るため、そして必ず帰ると約束した父との再会のため、自らを硬質化させたのです。

硬質化から目覚めたアニ!最後はどうなる?

4年の眠りからついに復活!ヒッチと行動を共にする

長い間眠りについていたアニでしたが、エレンの「地鳴らし」発動とともに彼女の硬質化もついに解除されます。満を持しての再登場に世界中のアニファンも大歓喜しました。 復活後の彼女は半ば脅す形で、ヒッチと共にストヘス区外へ向かいます。壁内の巨人達が歩き出し、ヒッチが馬を走らせる間、アニは自分の生い立ちや義父からの格闘術習得などについて打ち明けました。実親に捨てられ、エルディアもマーレもどうでもいいと思っていた彼女。 しかし、義父との別れ際に必ず生きて帰るよう言われたことで、自分にも、そして他人にも大切な誰かがいることを認識します。投げやりな心境からは脱却したものの、義父と再会するためなら手段を選ばないという強い意志も表しました。 帰りを待つ父親のため、いよいよアニが本格的に動き出します。

父のもとに帰るため、暴走するエレンを止めようとするハンジ組に加入する

シガンシナ区に到着後、一旦食事休憩を取っていたアニは偶然アルミン達と遭遇。この時アニは4年振りのパイを口一杯に頬張っていました。その後はヒッチと別れ、アルミンやハンジ達と共にエレンを阻止すべく行動することに。 その後はお馴染みの104期メンバーのほか、マーレ軍のマガトやライナー、義勇兵のイェレナ達などと合流しました。互いに因縁を持つ錚々たる顔ぶれと一時的に同盟を組み、イェーガー派の占拠する港へ向かいます。

1度は諦めかけるもエレンとの最終決戦へ

進撃の巨人
©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

イェーガー派の妨害を躱しなんとか島から脱しますが、「地鳴らし」の進行は想像以上に速く進んでいました。アニの父が暮らす故郷・レベリオ区もすでに手遅れだろうという現状に、アニは戦意を喪失。戦線離脱を決意した彼女は、飛行艇でエレンの元へ向かう仲間と別れ、船での避難を選択します。 そんなアニを励ましたのは、マーレ戦士候補生のガビ・ブラウンファルコ・グライスでした。2人の説得と、ファルコの持つ翼の力によってアニたちは前線へと向かいます。 女型の巨人としてアニも戦いに参戦。アルミン奪還のため歴代の「九つの巨人」たちと交戦し、仲間とともにアルミン奪還と進撃の巨人本体の破壊に成功します。

父との再会!最後まで戦い抜き英雄に

戦闘後、避難していた父との涙の再会を果たします。ようやく再会が叶ったと、アニが安堵の表情を浮かべた直後、エレンの脊髄から出てきたムカデのような生命体が巨人化ガスを当たり一面に噴射。 これによりアニの父を含む、知性巨人の能力を持たないエルディア人は全員無垢の巨人へと姿を変えてしまいます。 アニは絶望の中、戦い続けました。ミカサやアルミンの活躍でエレンは倒れ地鳴らしは止まり、始祖の巨人の消滅により地上から巨人の力がすべて消え去りました。アニも女型の巨人の能力を失い、巨人化した父も元の姿へ。こうして本当の再会がついに叶ったのです。 この戦いから3年後、アニが連合国の大使として平和のために尽力している姿が描かれています。

アニと関連の深い人物を紹介

ベルトルト・フーバー

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©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

(画像右) ベルトルトはアニやライナーと共にマーレ軍からパラディ島へと潜入している同志です。アニやライナーとはマーレ候補生時代からの同期で、候補生時代は自信を持てないライナーをベルトルトが励ます姿も見られました。 104期生時代は同郷のライナーとよく一緒にいました。成績では上位にも関わらず、この時代のベルトルトは臆病で地味な様子が印象的です。 ライナーいわく、ベルトルトはよくアニを見つめているそう。秘かにアニに想いを寄せていた様子が窺えます。

アルミン・アルレルト

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©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

アニの正体は女型の巨人だと暴いたアルミン

所属兵団を決める前、アニはアルミンから「実はけっこう優しいね」と言われています。洞察力に優れたアルミンの目は、クールに見えて意外と優しいアニの性格を見抜いていたのでしょう。 同時にアルミンは壁外調査の作戦で、女型の巨人の正体がアニだということも見抜きます。アルミンは交戦時、104期生の仲間しか知らないエレンのあだ名「死に急ぎ野郎」を口にしました。この言葉への反応から、アルミンはアニが女型の巨人だと確信するに至ります。

アルミンとアニの恋の行方は?

アニが水晶体に閉じこもっていた間、アルミンは4年間も彼女の元へ通い言葉をかけ続けていました。アニが目覚めて再会を果たした際、アニはアルミンになぜ4年間も話しかけにきたのか、その理由を問います。 これに対しアルミンは「会いたかったからだ…アニに…」と、頬を赤らめながら想いを告白。「わからない」と言いながらも、顔をうずめ頬を染めるアニの様子を見るに、彼女もまんざらでもない様子です。 その後の2人がどうなったかは明言されていませんが、お互いに惹かれ合っているのは確かでしょう。

ヒッチ

(画像左) ヒッチはストヘス区の憲兵団支部に配属された新兵で、アニのルームメイトです。少し口が悪いところがありますが、行方不明になったアニのことを心配するなど仲間思いの一面も持っています。 ヒッチはアニが他人と関わることを怖がっていたことを見抜いており、アニにとっても数少ない心を開いた人物です。

アニは壁内の人間と関わることで罪悪感に駆られるように

トロスト地区での戦闘の際、アニは死んでいった兵士たちの姿を見て絶望したような表情で「ごめんなさい」と呟いています。物語が進む前であれば「助けられなくてごめんなさい」という意味に取れたと思います。 しかし、アニが巨人であり、ライナーたちと同じく人類を滅ぼす同志であると分かった後ではこの意味は変わってきます。そもそも、兵士たちの死はアニ自身が招いたことなのですから、謝るという行為そのものも矛盾しています。 アニは別大陸にいる時から、壁の中の人たちは悪魔の手先だと教わっていました。しかし、実際に接してみた彼らは自分と同じ人間だったと分かり、罪悪感や悲しみを感じたと考えられます。

「アニ外伝」では知られざるアニの一面が描かれた

アニメDVD&Blu-rayの初回特典版として、アニメ版の脚本家を手掛けた瀬古浩司によるビジュアルノベル「アニ外伝」が制作されました。これは後に『進撃の巨人LOST GIRLS』として漫画化されています。 物語はエレンを捕獲に行く計画の前日。同室のヒッチの仕事を肩代わりしたアニは行方不明の少女を探す仕事を請け負うことに。任務に当たっている間は、酒場で情報を集めたりゴロツキ相手に戦闘をするなど、普段は見られない彼女の姿が満載です。アニ視点で描かれているため心の声なども全てわかります。 ドーナツに驚くというお茶目なシーンもあるので、アニファンの人は必見です。

アニメ版『進撃の巨人』でアニ役を演じる声優は嶋村侑

2005年から活動中の嶋村は、『ガンダム Gのレコンギスタ』のアイーダ・スルガ役、『Go! プリンセスプリキュア』のキュアフローラ役などが代表作に挙げられます。また、『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』ではあのゼルダ役を演じました。 アニの声は低めであることからクールキャラの出演が多そうですが、凛々しい女性パイロットの役から可愛らしい魔法少女役まで、実際には様々な役柄をこなしています。かなり幅広い声域を持っていることも窺え、作品によっては同じ声優とは思えないほど。実力は確かなため、今後もさらなる活躍を見せてくれるでしょう。

『進撃の巨人』アニ・レオンハート(女型の巨人)は最強の女戦士!

『進撃の巨人』のアニ・レオンハートについて紹介しました。アニは長い眠りについていてなかなか本編には登場しなかったものの、マーレ編の重要人物の1人として高い人気を誇るキャラクターです。 マーレとの関わりや出自を知れば知るほど、より魅力を感じられるでしょう。物語の最後までその活躍をぜひ追いかけてみてください!