『進撃の巨人』ガビ・ブラウンはうざいキャラ?嫌いと言われる理由やエレンとの関係について解説
ガビ・ブラウンは『進撃の巨人』(2009年連載開始)のマーレ編で初登場したキャラクター。パラディ島に住むエレン達とは異なり、大陸に残されたエルディア人の子孫です。戦士として優秀で見た目も可愛らしい一方、マーレ編の連載時からQ&Aサイトや掲示板では「うざい」「嫌い」といった反応が寄せられてきました。 ただし、そうした反応は作中での具体的な行動と、彼女がマーレで受けた思想教育という背景に結びついたものです。従兄であるライナー・ブラウンから「鎧の巨人」を受け継ぐべく、マーレ陸軍の戦士候補生として日々鍛錬を重ねています。
これまでパラディ島にライナーやアニなどの刺客を送り込んできたマーレ国は、エレン達にとっては敵勢力。当然ガビも敵として登場しましたが、マーレ編ではガビ目線で物語が進むことから連載当時は混乱した人も多かったのではないでしょうか。 この記事では『進撃の巨人』に登場するガビ・ブラウンについて、彼女の思想や過去、彼女が読者から嫌われている理由、他キャラクターとの関係などをネタバレありで解説します。 ※この記事は原作・アニメの結末までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
『進撃の巨人』ガビのプロフィール
| 所属 | マーレ陸軍(戦士候補生) |
|---|---|
| 年齢 | 12歳程度(初登場時) |
| 誕生日 | 4月14日 |
| 身長 | 138cm |
| 体重 | 30kg |
| 親戚 | ライナー・ブラウン(従兄) |
| 声優 | 佐倉綾音 |
ガビが「嫌い」と言われる理由として挙げられる2つの出来事
戦士として優秀で見た目も可愛いガビですが、Q&Aサイトや掲示板では「なぜ嫌われているのか」という質問が繰り返し投稿されてきました。ここでは、そうした反応のきっかけとしてよく挙げられる作中の出来事を2つ紹介します。 なお、ガビは初登場時点で12歳程度の子どもであり、その言動はマーレで受けた思想教育と切り離せないものとして描かれています。
理由①:サシャを殺害(26巻)
ガビが読者から不興を買っている理由として、26巻にてガビがサシャを殺害したことが挙げられます。サシャは序盤から登場し、長く物語を支えてきた人気キャラクターでした。 そんな人気キャラクターかつ、序盤から登場して終盤まで生き残っていたサシャですが、エレン達パラディ島勢力が乗る飛行船にガビが潜入した際、ガビの手によってあっけなく射殺されてしまいました。 それは同期の仲間を殺された憎しみによる行動だったものの、『進撃の巨人』ファンにとってはかなり衝撃的な展開でした。
理由②:エレンの首を撃った(30巻)
ガビが嫌われている理由として挙げられる2つめの要因は『進撃の巨人』30巻にて、ガビが主人公のエレンの首を撃ったことです。 事件が起きたのは、マーレ軍がパラディ島に侵攻してきた混乱の最中のこと。当時パラディ島内では「壁の巨人を行進させる“地鳴らし”を行って人類を抹消する」というエレンの計画のために、イェーガー派とそうでない派閥がにらみ合っていました。 地鳴らしのためには、王族の血を引くジークと「始祖の巨人」継承者のエレンの接触が不可欠。そのふたりが接近していたため、ガビは得意のライフルでエレンの首を狙撃したのです。 結局エレンは死亡せず、ジークとの接触も避けられなかったのですが、これまで過酷な運命に翻弄されていた主人公の首が吹き飛んだシーンは、多くの読者にとってショッキングだったことは間違いありません。
ガビの目的は?思想教育を解説
なぜエルディア人のガビがマーレに忠誠を誓うのか
ガビの住むマーレ国では、かつて大陸を支配したとされるエルディア人が「悪魔の民族」と呼ばれ、迫害の対象となっています。これはマーレが国民に刷り込む民族差別の言説として作中に描かれるもので、物語はその不当さを繰り返し問い直していきます。そうした環境のなかでガビ達は、自分達はパラディ島のエルディア人とは違って善良な民族であることを示すために、マーレ国に忠誠を誓うようになりました。 大陸で生まれ育ったガビも、マーレの思想教育によって「パラディ島のエルディア人は悪魔」だと信じ込まされ、強い憎しみを抱いています。そうして教え込まれた彼女の目的は「パラディ島の住民をひとり残らず駆逐すること」で、かつてのエレンを思わせるものです。 彼女の思い込みはあまりにも強く、マーレに帰還したライナーからパラディ島にもさまざまな人間がいたと聞かされても、不思議そうな表情を浮かべていました。
心の成長を見せるガビ
飛行船でのサシャ殺害後、拘束されてパラディ島に連れてこられたガビとファルコ。島のエルディア人は悪魔だと信じ込んでいたガビでしたが、島での生活によって自分が彼らに抱いてきた印象が間違っているのではないか、と疑いを抱き始めます。 そのきっかけとなったのが、サシャの家族との出会いでした。
あるときガビとファルコは、かつてサシャに思いを寄せていたマーレ人捕虜のニコロと出会います。彼はガビがサシャを殺した犯人だと知ると激高し、彼女に復讐しようとしましたが、そこにサシャの父親が登場。 誰よりもサシャの死を悲しんでいるはずの父親は、怒りを見せず、過去の罪や憎しみを背負うのは「我々大人の責任や」と語ってニコロを宥めたのです。 サシャに救われた人やサシャの家族との出会いを通し、ガビは過去の行いを反省し始めるようになります。
エレンと血縁関係?似ていると話題に
ガビはライナーの従妹であることが判明していますが、血縁関係があるにも関わらずふたりの顔は全く似ていません。しかしガビの大きな目や黒髪、眉の形などは、エレンの顔とそっくりです。 また、巨人に対するエレンの代表的なセリフ「駆逐してやる」「この世から…一匹残らず」は、マーレの思想教育を受けたガビが口にする「私達を苦しめるあの島の悪魔共を皆殺しにする」という言葉と内容が酷似しています。いずれも憎しみに突き動かされた作中人物の言葉として描かれているものです。 この2つの共通点からガビとエレンは血縁関係にあるのではないかと話題になっていましたが、実はふたりの間に血縁関係はありません。 ガビはマーレ版の主人公として登場したためにこのような共通点が生まれたのだと考えられますが、いつか彼女がエレンから「始祖の巨人」を継承する伏線なのではないか、との考察も語られていました。
ガビとファルコの関係は?
マーレ陸軍の戦士候補生であるガビには、ファルコという男の子の同期がいます。ファルコは内心ガビのことを慕っており、彼女に好意を寄せているようです。 しかしファルコの思いとは裏腹に、ガビにはまったくその気が無い様子。ガビと同じくライナーから「鎧の巨人」を継承することを目指しているファルコが、それはガビのためなのだと理由を打ち明けたときですら、彼女は自分の目標を邪魔することがなぜ自分のためになるのかと反発していたほどです。 ちなみに、巨人の力を継承すると、継承者はその時点で寿命が残り13年になってしまいます。ファルコは好きな女の子に長生きして欲しいと考えているため、彼女には「鎧」を継承して欲しくないのです。
アニメ『進撃の巨人』でガビ・ブラウン役を演じた声優は佐倉綾音

アニメ『進撃の巨人』でガビ・ブラウン役を演じたのは、声優の佐倉綾音(さくらあやね)です。2011年にテレビアニメ『夢喰いメリー』(2011年)のメリー・ナイトメア役で本格的にデビューし、以降は数々の作品で活躍しています。 出演した主な作品には『PSYCHO-PASS サイコパス』(2012年)の霜月美佳役や『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』(2013年)の一色いろは役、『僕のヒーローアカデミア』(2016年)の麗日お茶子役、『五等分の花嫁』(2019年)の中野四葉役などがあります。2026年9月時点でも声優として活動を続けています。
ガビ・ブラウンに関するよくある質問
Q. ガビが嫌いと言われる理由は? A. 26巻で人気キャラのサシャを射殺し、30巻では主人公エレンの首を狙撃したためです。いずれもマーレの思想教育を受けた12歳の少女の行動として描かれています。 Q. ガビはなぜサシャを殺したのですか? A. 同期の仲間を殺された憎しみによる行動で、パラディ島勢力の飛行船に潜入した際に射殺しました。 Q. ガビがエレンの首を撃った理由は? A. 地鳴らしに不可欠なジークとエレンの接触を阻もうと、得意のライフルで狙撃しました。結局エレンは死亡していません。 Q. ガビとエレンに血縁関係はありますか? A. ありません。目や黒髪、セリフの内容が似ているのは、マーレ版の主人公として描かれたからだと考えられます。 Q. アニメでガビ役を演じた声優は? A. 佐倉綾音(さくらあやね)が担当しました。『五等分の花嫁』(2019年)の中野四葉役などで知られる声優です。
【進撃の巨人】ガビは死亡せずに生き残れるのか!?
戦士として優秀で可愛らしくも、マーレの思想教育で「パラディ島のエルディア人」に対して強い憎しみを抱いていたガビ・ブラウン。主要キャラであるサシャを殺害した犯人でもありますが、彼女はパラディ島での生活の中で自身の過去の行いを悔いるようになりました。 アニメは『進撃の巨人』The Final Season 完結編の前編(2023年3月放送)・後編(2023年11月放送)をもって最終回を迎え、2024年11月8日には前後編を再構成した劇場版『進撃の巨人』完結編 THE LAST ATTACKが公開されました。ガビがたどり着いた結末を、ぜひ映像でも見届けてください。





