2020年4月13日更新

『進撃の巨人』エレン・イェーガーの謎に迫る!巨人化能力が持つ真の力とは……

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「進撃の巨人」の主人公、エレン・イェーガーは、両親を巨人に殺され、巨人を駆逐することを誓って調査兵団に入隊しました。本記事では、そんな彼が抱える謎について、詳しく解説していきます。

目次

『進撃の巨人』エレン・イェーガーの目的はただひとつ!全ての巨人を駆逐すること【ネタバレ注意】

エレン・イェーガーの人生は、3年前を境に一変しました。桁外れの巨体をもつ超大型巨人の襲来で、住み慣れた環境を追われたばかりか、愛する両親を失ったのです。 目の前で巨人によって母を食い殺されたエレンは、激しい怒りを燃やし、巨人の根絶を誓うのでした。 壁の向こう側に興味をもったエレンは、訓練兵団を経て、調査兵団へ。 幼馴染のミカサ、アルミンをはじめ、たくさんの仲間たちと絆を深めていきます。格闘術以外は特別に秀でたものはないですが、人一倍の努力と目的意識で、代わるもののない戦士へと成長していきます。 ちなみに、エレン・イェーガーは「Eren Yeager」と書きます。この綴りの場合はトルコ圏の男性に付けられる名前となりますが、「Ellen」の場合は主に欧米において、本来女性につける名なんだとか。苗字にあたるイェーガーという言葉はドイツ語で狩人、傭兵という意味を持つのだそうです。 ※本記事では『進撃の巨人』のネタバレ情報を扱っています。読み進める際はご注意下さい。

才能に恵まれないエレン、その背景には作者独自の主人公像が

『進撃の巨人 キャラクター名鑑』によると、原作者の諫山創は、血統主義による「選ばれし才能を持つ主人公」のようなキャラクター像に懐疑的であった、というコメントが紹介されています。 そこで『進撃の巨人』の制作にあたっては、主人公のエレンを敢えて「才能に恵まれていない奴」というキャラ設定にしたようです。 訓練兵時代にも、「目立った特技は見られないが他ならぬ努力で徐々に成績を伸ばした」とキース教官に評されていました。卒業時の成績も、ミカサやマーレで訓練を受けた3人のような例外を除けば、事実上のトップになります。

ミカサとはただの幼馴染み?2人の関係に迫る

エレンとミカサ・アッカーマンの関係は、二人が幼い頃から始まります。無情な強盗の手にかかり、早くに両親を失う悲劇を経験したミカサは、イェーガー家へと引き取られます。エレンと家族同然に育ったミカサですが、超大型巨人の出現を経て、訓練兵団に入団します。 互いに意識し合う関係といえる両者ですが、ミカサのエレンに対する感情は一種病的とさえいえるほど激しいものがあります。エレンを守るという強い思いをもったミカサは、ときに普段ではないような無謀な行動を見せることさえあるのです。

希望か?絶望か?巨人化能力の謎

巨人との戦いで死の淵に追い込まれたエレンに、新たな能力が発現します。それこそもうひとつのエレンの謎、巨人化能力です。巨人に対抗できる素晴らしい力ながら、変身中は本能のままに暴れる怪物と化し、その間の記憶は変身が解けると消えるという大きな代償があります。 しかも、変身に至る条件にも謎が多く、まだまだ未解明な部分が多いのが実情です。とはいえ、ほかの人類が持ちえない貴重な力であることに変わりはありません。エレンが己の能力を制御することも、人類の巨人打倒への重要なキーワードといえるのかもしれません。

実はまだいる!巨人化能力をもった人間たち

巨人への変身能力をもった人間は、実はエレンだけではありません。なんと、彼の属する104期訓練兵団に所属する女性兵士のアニも、巨人化能力をもっていたのでした。 しかも、変身の度に衣服や装備品を壊すエレンと違って、己の能力にかなり習熟しているようなのです。 そんな彼女はじつは巨人側のスパイで、能力を使って調査兵団の活動を妨害していました。 しかも、アニ以外にもスパイは存在するのだとか。能力を使いこなす条件も含め、巨人化能力に関する謎が明らかになるには、まだもう少しの時間が必要なようです。以下の記事で、それらに触れているので参考にしてください。

何故か「巨人化」能力に目覚めたエレン、正体は一体……?

エレンといえば『進撃の巨人』のなかでも「巨人化」が可能な数少ない人物です。しかし、物語の初めの頃から巨人化はできていたものの、なぜ巨人化ができるのかという謎は明かされていません。 しかし、物語が進むにつれて巨人化への秘密が徐々に明かされていきます。エレンの「進撃の巨人」は父・グリシャから継承された力で、ある目的を達成するために息子に巨人の力を託したのです。 巨人化するには巨人の脊髄液を注射をしなければならず、エレンは物語の冒頭でグリシャから注射をされています。そして、自らを食わせることでエレンに「進撃の巨人」の力を継承しました。 そのため、巨人への適性がある人物は同様の手順を踏めば巨人へとなることができます。

父・クルーガーから継承した“進撃の巨人”とは?

「進撃の巨人」は代々継承されてきた力で、エレンの前は父・グリシャが所持していました。そして、グリシャはというと、エレン・クルーガーという人物から力を継承したのです。 過去の描写で登場する人物で、父をマーレに殺されたことから、マーレへの復讐とエルディアの復興に尽力する人生となります。データを偽造し、マーレ人としてマーレ当局に忍び込み、スパイとして活動していました。 その活動中にグリシャと出会い、共にエルディア復興派として動き、最後にはグリシャに「進撃の巨人」の力を継承したのです。 ただ気になるのが、「エレン」という名が被っている点。これはたまたまなのか、意図的なのか……。どちらなのでしょうか。

グリシャが残した地下室の鍵の謎がついに明かされた!

ウォール・マリア奪還に成功後、エレンとミカサ、ハンジ、そしてリヴァイの4名はエレンの家の地下室に向かいました。エレンはその扉を開けようと、父から託された鍵を入れようとしますが、なんとその鍵が合いません。痺れを切らしたリヴァイは強引に扉を蹴破ります。 4人が部屋を探索するなか、ミカサが机の引き出しに鍵穴を見つけ、ここでようやく鍵が一致しました。「地下室の鍵」とは、正確には「グリシャの書斎の引き出しの鍵」だったのです。 しかし、その中身はまさかの空っぽ。徒労に終わったと思われた時、リヴァイは引き出しが二重底であると指摘します。底板の下には、『グリシャの半生』『巨人と知りうる歴史の全て』『壁外世界の情報』に関する3冊のノートがありました。 そこには、妹との死別から壁内に至るまでの経緯や、人類が滅んでいないこと、そしてマーレなど諸外国がユミルの民を憎んでいることについてなどが記されていました。やがて手記の内容が公表され、壁内の人々は世界中から敵意を向けられていることを認識します。

常に自由を求め続けた“進撃の巨人”の能力を解説!

進撃の巨人の能力は「未来を見ることができる」、より厳密には、未来の継承者の記憶を知れることです。その他の8つの巨人は過去の継承者の記憶を見れますが、「進撃の巨人」は過去と未来両方の記憶が見ることが可能なのです。 「始祖の巨人」を有していた145代フリッツ王は、「不戦の契り」によって未来の後継者らに自らの思想を押し付けました。一方「進撃の巨人」を持つエレンは、過去の継承者に「自由」の思想を植え付けることができます。この「進撃の巨人」の能力は、フリッツ王の「不戦の契り」とは正反対の関係にあるとも解釈できるでしょう。 このほか、歴代の「進撃の巨人」とは異なり「エレン巨人」のみは、手を硬質化させて打撃力を増した「硬質化パンチ」を習得しました。また、「始祖の巨人」を継承した影響により、王家の血を引く者と接触することで一時的ながら「叫び」(=すべての巨人を支配できる) の力も持っています。

余命4年!?エレンに残された時間は残りわずかだった

エレンが死ぬという話を知っているでしょうか?これは説でもなんでもなく、このまま物語が進めば確実なことです。 というのも、「進撃の巨人」など、九つの巨人の力を継承した人物は「13年」しか生きられないのです。エレンが力を継承したのが845年、そこから9年の時が流れているので余命は「4年」となります。 悲願を達成するか、悔いが残るかはまだわかりませんが、残されるミカサはどうなるのでしょうか。エレンがすべてであるミカサがエレンの死に耐え切れるとは到底思えません。 互いに幼馴染かつ家族として認識していますが、ミカサは家族以上の想いをエレンに向けています。健気な彼女が報われる展開が迎えられることを祈りましょう。

全ての黒幕はエレンだった!?真の目的は「地鳴らし」による淘汰なのか

単行本30巻にて、エレンはジークとともにグリシャの記憶を巡っていきます。彼はその過程で、「進撃の巨人」を継承していた父に対し、幼い自分に地下室を見せる約束や王族を根絶やしにするよう仕向けました。 前述の通り、「進撃の巨人」の未来の継承者の記憶を見れる特性を利用し、彼はグリシャに未来の記憶を見せ過去に干渉していたのです。また、父親の記憶を通じて未来の自分の記憶も覗いていました。 グリシャを操って王族を殺し、「進撃」と「始祖」の力を自分に継承させ、エレンにとって好都合な状況を作り出したのは、他でもない彼本人でした。すべてはエレンによって仕組まれていたのです。そしてついには、始祖ユミルに「地鳴らし」を発動させるまでに至ります。

クライマックスへと向かう『進撃の巨人』、全ての謎がどう解き明かされるか注目!

さて、エレンの謎を理解できたでしょうか?まだ『進撃の巨人は』に残された謎は多いですが、確実に終わりに向けて物語は動いています。非常に盛り上がっているので、ぜひとも読んでみてください。