2022年2月1日更新

『進撃の巨人』エレン・イェーガーの謎に迫る!最終回で明かされた真の目的とは

進撃の巨人
©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

エレン・イェーガーのプロフィール【ネタバレ注意】

『劇場版 進撃の巨人 Season2 -覚醒の咆哮-』
(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
年齢15歳→19歳
身長170cm→?
体重63kg→?
誕生日3月30日
出身地ウォール・マリア南端シガンシナ区
声優梶裕貴

エレン・イェーガーの人生は、3年前を境に一変しました。桁外れの巨体をもつ超大型巨人の襲来で、住み慣れた環境を追われたばかりか、愛する両親を失ったのです。 目の前で巨人によって母を食い殺されたエレンは、激しい怒りを燃やし、巨人の根絶を誓うのでした。 壁の向こう側に興味をもったエレンは、訓練兵団を経て、調査兵団へ。 幼馴染のミカサアルミンをはじめ、たくさんの仲間たちと絆を深めていきます。格闘術以外は特別に秀でたものはないですが、人一倍の努力と目的意識で、代わるもののない戦士へと成長していきます。 ちなみに、エレン・イェーガーは「Eren Yeager」と書きます。この綴りの場合はトルコ圏の男性に付けられる名前となりますが、「Ellen」の場合は主に欧米において、本来女性につける名なんだとか。苗字にあたるイェーガーという言葉はドイツ語で狩人、傭兵という意味を持つのだそうです。

※本記事には『進撃の巨人』最新話までのネタバレを含みます。未読の方は注意してください。

才能に恵まれないエレン、その背景には作者独自の主人公像が

『進撃の巨人 キャラクター名鑑』によると、原作者の諫山創は、血統主義による「選ばれし才能を持つ主人公」のようなキャラクター像に懐疑的であった、というコメントが紹介されています。 そこで『進撃の巨人』の制作にあたっては、主人公のエレンを敢えて「才能に恵まれていない奴」というキャラ設定にしたようです。 訓練兵時代にも、「目立った特技は見られないが他ならぬ努力で徐々に成績を伸ばした」とキース教官に評されていました。卒業時の成績も、ミカサやマーレで訓練を受けた3人のような例外を除けば、事実上のトップになります。

アニメ『進撃の巨人』でエレン役をつとめた声優は?

アニメでエレン役を演じたのは人気声優の梶裕貴です。『僕のヒーローアカデミア』や『七つの大罪』など数々のアニメに出演しています。

エレンが使える巨人の能力は?

進撃の巨人The Final Season
©諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season 製作委員会

巨人との戦いで死の淵に追い込まれたエレンに、新たな能力が発現します。それこそもうひとつのエレンの謎、巨人化能力です。エレンは、最終的には、進撃の巨人・戦槌の巨人・始祖の巨人の3つの巨人の力を手に入れます。ここではそれぞれの巨人の能力を説明していきます。 進撃の巨人:過去と未来、どちらの巨人化能力継承者の記憶も見ることが出来る。さらに、過去の継承者の行動に干渉することも可能。作中のストーリーは、すでにエレンが過去を改変した後の出来事が描かれている。 戦槌の巨人:硬質化能力によって凄まじい攻撃力を発揮する武器を作り出して戦う。また、硬質化によって継承者本人を結晶化することが出来、結晶の中から巨人を遠隔操作することも出来る。 始祖の巨人:エルディア人の記憶を都合良く書き換える「記憶改ざん」の能力、叫びの力によって他の巨人を操る「座標」の能力、そしてエルディア人の肉体を作り替えることが出来る能力を持つ。しかし、能力の発動には王家の人間との接触が条件。

エレンの巨人化について考察・解説

進撃の巨人
©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

なぜ主人公エレンは突然巨人化能力に目覚めたのでしょうか?ここからはエレンの巨人化能力や、その鍵を握る彼の父親など、『進撃の巨人』の世界での巨人にまつわる秘密について解説します。

何故か「巨人化」能力に目覚めたエレン、正体は一体……?

エレンといえば『進撃の巨人』のなかでも「巨人化」が可能な数少ない人物です。しかし、物語の初めの頃から巨人化はできていたものの、なぜ巨人化ができるのかという謎は明かされていませんでした。 しかし、物語が進むにつれて巨人化への秘密が徐々に明かされていきます。エレンの「進撃の巨人」は父・グリシャから継承された力で、ある目的を達成するために息子に巨人の力を託したのです。 巨人化するには巨人の脊髄液を注射をしなければならず、エレンは物語の冒頭でグリシャから注射をされています。そして、自らを食わせることでエレンに「進撃の巨人」の力を継承しました。 そのため、巨人への適性がある人物は同様の手順を踏めば巨人へとなることができます。

父・グリシャから継承した“進撃の巨人”とは?

「進撃の巨人」は代々継承されてきた力で、エレンの前は父・グリシャが所持していました。そして、グリシャはというと、エレン・クルーガーという人物から力を継承したのです。 過去の描写で登場する人物で、父をマーレに殺されたことから、マーレへの復讐とエルディアの復興に尽力する人生となります。データを偽造し、マーレ人としてマーレ当局に忍び込み、スパイとして活動していました。 その活動中にグリシャと出会い、共にエルディア復興派として動き、最後にはグリシャに「進撃の巨人」の力を継承したのです。

グリシャが残した地下室の鍵の謎がついに明かされた!

進撃の巨人
©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

ウォール・マリア奪還に成功後、エレンとミカサハンジ、そしてリヴァイの4名はエレンの家の地下室に向かいました。エレンはその扉を開けようと、父から託された鍵を入れようとしますが、なんとその鍵が合いません。痺れを切らしたリヴァイは強引に扉を蹴破ります。 4人が部屋を探索するなか、ミカサが机の引き出しに鍵穴を見つけ、ここでようやく鍵が一致しました。「地下室の鍵」とは、正確には「グリシャの書斎の引き出しの鍵」だったのです。 しかし、その中身はまさかの空っぽ。徒労に終わったと思われた時、リヴァイは引き出しが二重底であると指摘します。底板の下には、『グリシャの半生』『巨人と知りうる歴史の全て』『壁外世界の情報』に関する3冊のノートがありました。 そこには、妹との死別から壁内に至るまでの経緯や、人類が滅んでいないこと、そしてマーレなど諸外国がユミルの民を憎んでいることについてなどが記されていました。やがて手記の内容が公表され、壁内の人々は世界中から敵意を向けられていることを認識します。

余命4年!?エレンに残された時間は残りわずか

進撃の巨人
©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

エレンが死ぬという話を知っているでしょうか?これは説でもなんでもなく、このまま物語が進めば確実なことです。 というのも、「進撃の巨人」など、九つの巨人の力を継承した人物は「13年」しか生きられないのです。エレンが力を継承したのが845年、そこから9年の時が流れているので余命は「4年」という計算になります。

全ての黒幕はエレンだった!?

真の目的は「地鳴らし」による淘汰なのか

進撃の巨人 エレン
©諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会

単行本30巻にて、エレンはジークとともにグリシャの記憶を巡っていきます。彼はその過程で、「進撃の巨人」を継承していた父に対し、幼い自分に地下室を見せる約束や王族を根絶やしにするよう仕向けました。 前述の通り、「進撃の巨人」の未来の継承者の記憶を見れる特性を利用し、彼はグリシャに未来の記憶を見せ過去に干渉していたのです。また、父親の記憶を通じて未来の自分の記憶も覗いていました。 グリシャを操って王族を殺し、「進撃」と「始祖」の力を自分に継承させ、エレンにとって好都合な状況を作り出したのは、他でもない彼本人でした。すべてはエレンによって仕組まれていたのです。そしてついには、始祖ユミルに「地鳴らし」を発動させるまでに至ります。

エレンの真の目的と物語の結末

進撃の巨人 エレン
©諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会

『進撃の巨人』最終回では、ついにエレンの本当の目的が明らかになりました。 始祖ユミルの力で「地鳴らし」を遂行させたエレンでしたが、ミカサアルミン達の奮闘によって追い詰められたエレン。彼はアルミンに対し、一連の行動は全てアルミン達を世界の英雄にするために行ったことだと告白しました。 なぜなら「地鳴らし」で世界中の敵となったエレンをアルミン達が倒せば、これまで悪魔と罵られてきたパラディ島の住人が世界の危機を救ったことになるからです。 また、物語序盤でエレン達が住む街の壁に穴が空いたことがありましたが、その直前にもエレンはあえてベルトルトをその場で殺さず、彼が壁を壊すことを見逃したと話します。エレンが巨人の駆逐を誓うきっかけとなった出来事も、実はエレン自身が望んでいたことだったのです。 ある意味全ての元凶とも言えるエレンですが、最終的にはミカサによって首を切り落とされ、彼女の腕の中で息絶えました。彼は本来の目的を果たして死亡したのです。

【最終回ネタバレ】ミカサとの関係について

進撃の巨人 ミカサ
©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

エレンとミカサの関係は、二人が幼い頃から始まります。無情な強盗の手にかかり、早くに両親を失う悲劇を経験したミカサは、イェーガー家へと引き取られることに。エレンと家族同然に育ったミカサですが、超大型巨人の出現を経て訓練兵団に入団し、その後も共に切磋琢磨する仲になります。 作中で2人は恋人関係ではありませんでしたが、138話にてミカサが「地鳴らし」を先導していたエレンを追い詰めて泣く泣く彼の首を切り落とした際、彼女は腕の中のエレンにキスをしていました。また、エレンはアルミン「俺が死んでも10年は引きずっていて欲しい」とミカサに対する強い感情を見せつけています。 これらのことから、エレンとミカサはお互いに好意があったことは確かです。最終回では、エレンの墓の前で泣いているミカサのマフラーを鳥が巻き直す描写がありましたが、もしかするとエレンが鳥の姿を借りてミカサを見守っていたのかもしれません。

エレンが人類を駆逐した末に見たものとは……ファイナルを見逃すな

進撃の巨人
©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

長きにわたる壮絶な戦いにようやく終止符が打たれた『進撃の巨人』。いくつもの伏線が張られた緻密なストーリーや登場人物達の過酷な運命には、完結後の今もなお多くの感動の声が寄せられています。この機会にぜひ『進撃の巨人』を読んでみてはいかがでしょうか?