「石子と羽男」の最終回ネタバレ・全話あらすじ!結末やラストシーンの意味とは?
【ネタバレなし】「石子と羽男」のあらすじ
物語の主人公は、東大卒のパラリーガル・石田硝子と高卒の弁護士・羽根岡佳男です。硝子が司法試験に4回も落ち崖っぷちに追い込まれているのに対し、佳男は司法試験に一発合格。まったく正反対にも思えますが、実はそれぞれコンプレックスを持ちこじらせています。 そんな2人がコンビを組んで立ち向かうのは、町で日々起こる「珍トラブル」です。些細な出来事の裏にある人々の生活を守るため、彼らはさまざまな壁にぶつかりながらも奮闘します。 やがて数多くのトラブルを通して多彩な人々と出会ううち、硝子も佳男も自分自身と向き合うことに。果たして彼らは、自分の抱えるコンプレックスを乗り越え、成長していくことができるのでしょうか。
第1話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
石子(有村架純)は東大を首席卒業したにもかかわらず、司法試験に落ちまくったという経歴の持ち主です。いつの間にか試験に受かることを諦め、今は父親・綿郎(さだまさし)の「潮法律事務所」でパラリーガルとして働いています。 そんなある日、石子は高卒の弁護士・羽男(中村倫也)と衝撃的な出会いを果たすことに。羽男はぎっくり腰になった綿郎の代理としてやってきたのですが、とにかく変わり者で依頼人に対しても大口ばかり叩いています。 2人の関係はそのとき限りで終わるはずが、なぜか綿郎が羽男を事務所に採用。石子は不本意ながらも羽男と行動をともにすることになります。 羽男のもとに最初に舞い込んできたのは、会社員・大庭蒼生(赤楚衛二)の相談でした。大庭はカフェで充電をしていたところ、店側に訴えられたというのですが……。
ネタバレ
石子と羽男のおかげで充電の件は解決しますが、実は大庭にはほんとうの悩みがありました。彼は上司である支店長からパワハラを受けており、毎日罵詈雑言や嫌がらせに苦しめられていたのです。 さらに唯一彼の味方になってくれた同僚・沢村(小関裕太)も、大庭をかばったせいで職場でいじめられるようになってしまいました。 大庭がカフェに入り浸っていたのは、近くにある自社の支店を盗撮し、支店長がパワハラをしているという証拠をおさえるためだったのです。 その後支店長は大庭を陥れるため、「沢村にパワハラしていたのは大庭」という嘘の話をでっち上げます。しかし沢村が悩んだすえ提出した証拠によって、支店長の不正が明らかになりました。 退職した大庭は、潮法律事務所でアルバイトとして働くことになるのでした。
第2話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
ショッピングモールで無料法律相談会を開く石子(有村架純)と羽男(中村倫也)。そこに相田瑛子(木村佳乃)・孝多(小林優仁)親子がやってきて、高額請求について相談したいといいます。 小学生の孝多は連絡手段としてスマホを持たされていたのですが、内緒でスマホゲームに19万もの課金をしてしまったというのです。 羽男は「未成年者取消権」を主張し、相手方も裁判は望まないだろうといいます。しかしゲーム運営会社の顧問弁護士で羽男の元同僚・丹澤文彦(宮野真守)は、ゲーム内にはっきりとした年齢確認画面が出ることを理由に、返金には応じられないと断言して……。
ネタバレ
しかもその後、孝多がもうスマホゲームをやっていないにもかかわらず、クレジットカードにこれまで以上の高額請求が届いてしまいます。今度は何者かによるカードを不正利用という問題が浮上し、石子は犯人探しに奔走。 結局、犯人は孝多が通っていた塾の事務員である深瀬(富田望生)でした。家庭環境のせいで大学に行けなかった彼女は、中学受験ができる生徒たちを妬み、このような犯罪に手を染めてしまったのです。 その後、ゲーム会社側に手落ちがあったこともわかり、結局孝多が課金したぶんはきちんと返金されることに。しかしそこで驚きの事実が判明します。孝多は自分のようなケースでは返金されることをわかったうえで、課金していたというのです。 彼は“ゲームに高額課金をしてしまうほど受験ノイローゼになっていた”というシナリオを作り上げることで、塾を自然にやめようとしていました。課金したわりにスマホゲームにろくにログインしていなかったのが、その何よりの証拠です。 それは勉強が嫌だったからではなく、シングルである母が自分のため苦労する姿を見てやめようと思ったから。しかしそれを聞いた瑛子は、涙ながらに「孝多がしたいことはやっていい」と伝えるのでした。
第3話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
羽男(中村倫也)は国選弁護を引き受けることになります。石子(有村架純)はお金にならないからとあまり気が進みませんが、彼女と対照的に羽男はやる気満々。 彼が弁護するのは、映画を短くまとめた「ファスト映画」をアップロードし、著作権法違反で訴えられた大学生・山田遼平(井之脇海)でした。 しかし遼平はまったく反省する素振りを見せず、裁判でも何がいけないかわからないと発言してしまいます。まともに打ち合わせもできない有様で、羽男はきちんと弁護する気をなくしてしまうのでした。
ネタバレ
そんな中、山田恭兵(でんでん)という映画監督が遼平と勘違いされ、ネットで炎上するという事件も発生。彼は新作映画を披露したばかりでしたが、その影響もあってかほとんどお客さんは来ていませんでした。 しかもその直後、公開されてすぐの恭兵の映画がファスト映画としてアップロードされてしまいます。 羽男は見たものを写真として記憶するフォトグラフィックメモリーを駆使して、ファスト映画に未公開カットが使用されていることを突き止めました。恭兵の作品のファスト映画にかんしては、彼の身内による犯行だったのです。 その後、石子のアドバイスによって羽男は遼平にそのファスト映画を見せます。すると遼平は、こんなレベルの低いファスト映画では「本編見る楽しみを奪われてしまったも同然」と吐き捨てるのでした。羽男はそれを受け、遼平がしたことも同じだと訴えかけます。 人が何年もかけて作った作品をたかが数分にまとめてしまうという行為。遼平は自分と同じことをした人間の罪深さを見せつけられ、ようやく自分のしたことのひどさに気づいたのです。 その後、遼平は裁判で心から謝罪したため執行猶予がつきました。そしてみずからの希望で恭兵に会い、彼にも謝罪をすることに。しかし恭兵は土下座して詫びる遼平に対し、どんなに謝罪されても受け入れられないと拒絶の姿勢をみせるのでした。
第4話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
堂前絵実(趣里)という女性から、彼女の妹・一奈(生見愛瑠)の弁護依頼が舞い込んできます。 一奈は電動キックボードに乗っている際、通りすがりの男性・新庄隆信(じろう)とぶつかってしまったというのです。しかも帰宅後に新庄の容体が急変したため、彼女はひき逃げ犯として逮捕されてしまいます。 一奈が「すぐに男性に駆け寄った」と言っていたため、石子(有村架純)と羽男(中村倫也)は示談に持ち込むことに。しかし新庄の妻はひき逃げだと主張し、結局この件は裁判になります。 しかも悪いことは重なるもので、羽男は検事をしている姉・優乃(MEGUMI)と争うことになってしまいました。
ネタバレ
石子と羽男が事故の目撃者を探すうち、新庄がその日ひどく酔っぱらっており、とある男性とぶつかっていたことがわかります。 その人によれば新庄からは甘酸っぱい匂いがしたとのこと。匂いについては一奈も以前同じようなことを話しており、気になった2人は調査を続けます。 結果、新庄が違法カジノに通っており、その帰り道に一奈に轢かれたことが判明。甘酸っぱい匂いの正体は、その店にある水タバコのにおいでした。 彼が轢かれたときには救護を断り、後になって主張を変えたのは、その場で詳しく事情を聞かれると違法カジノに行っていたことがバレてしまうからだったのです。 真相にたどりついたのは、優乃が何気なくヒントをくれたからでもありました。彼女本人ははっきりと口にはしませんでしたが、違法カジノを摘発するため、羽男がこの件を調べるよう仕向けたのです。 裁判終了後、事務所を訪れた優乃に対し石子はその疑問をぶつけます。しかし優乃はその質問をはぐらかし、「弟をよろしく」と言って去っていくのでした。
第5話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
石子(有村架純)と羽男(中村倫也)は塩崎(おいでやす小田)から相談を受け、彼の叔父・重野(中村梅雀)のもとへ向かいます。彼は隣家の梅の木による毛虫の大量発生に悩まされているというのです。 そこで2人が隣人・有森万寿江(風吹ジュン)に木を切るようお願いに行くと、彼女はあっさり承諾。こうしてご近所トラブルはすんなり解決したかに思われました。しかし後日、今度は逆に重野がピアノの騒音で慰謝料を要求されてしまいます。 こうして引き続き重野に力を貸すことになった石子たち。しかしそんな中、大庭と一緒に行動していた石子が激しい腹痛を訴え、病院に担ぎ込まれる事態に……。
ネタバレ
卵巣嚢腫の疑いがあるといわれ不安を感じる石子でしたが、再検査の結果、良性の腫瘍だとわかり一安心しました。 あれこれ話を聞くうち、重野と万寿江は仲が良く、ともに映画に行くこともあったとわかります。しかしここ最近は、重野が会うのを辞めようと告げたため疎遠になってしまっていました。 ピアノの騒音についても万寿江が望むところではなく、話を聞いた自治会長が勝手に大ごとにしたというのです。そのため、訴えは万寿江によって取り下げられることになります。 やがて重野が一方的に別れを告げた理由は、彼が慢性腎不全を患っていることが原因だと明らかに。しかし事情を知った石子と羽男が懸命に説得したため、彼は再び万寿江と向き合うことを決意するのでした。 万寿江の誕生日、重野は彼女のためにピアノを演奏します。実は彼がずっとピアノを練習していたのは、ひとえに彼女のためだったのです。 一方、応募していた会社から内定をもらった大庭は、石子を呼び出し告白。彼女が出した答えとは……。
第6話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
今回の依頼人は高梨拓真(ウエンツ瑛士)。彼の妻・文香(西原亜希)は拓真が仕事で忙しいあいだ、育児をひとりでやっており、少々ノイローゼ気味になっていました。 そんなところに、彼らが住む部屋について「孤独死があった部屋だ」と伝える匿名の手紙が届き、彼女は幻覚や幻聴に悩まされるように。拓真は不動産会社に対し、引っ越し費用の請求と契約の無効を要求しようと考えていました。 しかし不動産会社の社長・六車瑞穂(佐藤仁美)は、老人が孤独死した場合は告知が不要だと主張します。今回のケースでは老人の死から数日経っていたこと、周囲の人間が異臭に気づいて死亡がわかったことから当てはまらないはずでしたが、六車は聞く耳を持ちません。 そこで石子(有村架純)と羽男(中村倫也)は、夫妻に手紙を送った人物を見つけ出し、慰謝料を請求しようと考えます。
ネタバレ
手紙を送ったのは、同じマンションに住む熊切だと判明。しかし拓真は彼女に慰謝料を要求することはしませんでした。 というのも以前文香がスーパーで買い物中、子どもたちが泣き出してしまったとき、熊切が声をかけてくれたということを聞いていたからです。熊切は心から謝罪し、2人は和解します。 一方、夫妻が住む部屋に以前住んでいた村井という男の存在が浮上。なんと彼は、不動産会社に金銭を渡されルームロンダリングをしていたというのです。ルームロンダリングとは、問題がある物件に一定期間誰かを住まわせることで、告知義務を免れるというやり口でした。 さらに部屋に問題があったせいで文香がシックハウス症候群にかかっていたことも明らかに。結果、羽男たちは六車に引っ越し費用や治療費、慰謝料など諸々の費用の支払いに応じさせることに成功します。 そんな中、大庭から告白された石子は、カタい口調ではあったもののOKの返事をしました。大喜びの大庭は思わず石子を抱きしめ、すぐに慌てて謝罪をするのでした。
第7話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
羽男(中村倫也)と石子(有村架純)はキッチンカーのミラーが破損された件で相談を受けます。2人がやってきた丸来町の繁華街は、居場所のない少年少女が集まる場所。2人で聞き込みをしようにもまともな答えが返ってこず、川瀬ひな(片岡凜)と東美冬(小林星蘭)に声をかけたときも無視されてしまいます。 しかしドライブレコーダーの映像から、ミラーを壊したのがKと呼ばれる人物だということが判明。Kは若い子の相談を聞いたり食事を提供したりしていて、カリスマ的存在として愛されていました。 そんな中、ひなが羽男の携帯に「助けて!」という連絡をしてきて……。
ネタバレ
急いで指定場所に向かった2人が目にしたのは、美冬が重傷を負い病院に搬送される光景でした。美冬は彼女に暴力を振るう父親から逃げており、彼に連れ戻されそうになって逃げた際、階段から転落してしまったというのです。 ひなは美冬の父親を訴えたいと言いますが、証拠がないと彼の罪を問うのは難しそうでした。 そんな中、キッチンカーのミラーが壊された日以前に、Kが命を落としていたことが判明。彼女は売春の斡旋にかかわっており、その関係で殺害されてしまったのでした。 実はドライブレコーダーに映っていたのは、Kに変装した美冬。彼女はKから売春行為の録画映像で脅されており、店に侵入してデータを奪うつもりだったというのです。 そこで石子と羽男は、未成年である美冬の両親に損害賠償の話をしに行き、その中で暴行の件についてもじわじわ攻めようとします。2人は困難に直面しながらも諦めず、証言やアザの映像などを集めることに成功。目を覚ました美冬も父親を訴えることを決めるのでした。 一方、大庭(赤楚衛二)は入社した会社の社長とともに、怪しげな交流会に参加しています。彼の名刺には、なぜか「代表取締役」の文字がありーー。
第8話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
今回の依頼人は、隠れ家的雰囲気を売りとする創作料理店の店主・香川信彦(梶原善)。彼は店の情報が勝手にグルメサイトに掲載されてしまったため、掲載取り消しを求めてサイトの運営会社を訴えたいというのです。 羽男(中村倫也)と石子(有村架純)は早速運営会社の顧問弁護士のもとへ向かいますが、そこに姿を現したのは因縁の相手である丹澤(宮野真守)。掲載取り消しを求める羽男に対し、丹澤は断固拒否の姿勢を見せます。 交渉決裂によって裁判で争うことになり、2人は信彦に有利な情報を集め始めることに。そのうち信彦には、喧嘩したきり疎遠になっている息子夫婦・洋(堀井新太)と蘭(小池里奈)がいると判明します。
ネタバレ
あれこれ調べるうち、サイトにお店の情報を掲載したアカウントは、蘭と彼女の友人・沙月が共同で使っているものだと明らかに。2人は迷惑をかけたことを謝り、自分たちのレビューも削除するといいました。しかし隠れ家にこだわる信彦は、とにかく店舗情報の削除を望んでいます。 結局、羽男たちはマスコミを味方につけ運営会社を悪者のように見せることに成功。イメージ悪化を受けた会社は、店舗情報の削除に応じます。羽男はそれを受け訴えを取り下げ、実質的に勝利をおさめたという結果になりました。 そんな中、なんと大庭(赤楚衛二)が放火事件の容疑者として逮捕されてしまい……?!
第9話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
放火事件で逮捕されてしまった大庭(赤楚衛二)。彼は自分がやったと認めますが、それ以上の事情については話してくれません。 今回の事件は単なる放火事件でなく、焼け跡で遺体が見つかった放火殺人事件でした。石子(有村架純)と羽男(中村倫也)は大庭の無実を信じているものの、どうしても動揺してしまいます。 羽男が殺人の理由について問いかけても、一向に何も話そうとしない大庭。そこで彼は石子が書いた手紙を読み上げ、彼女が大庭を心から心配していることを伝えます。そのやさしさに心打たれた大庭は、ついに重い口を開き始めます。
ネタバレ
放火殺人事件があった日、大庭は実家に帰っていました。そして夜中には彼の上着を借りた弟・拓が外出しており、その姿が防犯カメラに映ってしまっていたのです。 つまり大庭は、弟をかばうために罪をかぶっていました。もちろんほんとうに犯人だとはまったく思っていません。弟は昔から人と接するのが極度に苦手で、取り調べに耐えられないだろうと思ったためでした。 そんな中、被害者がタクシー運転手・日向だということが判明。彼の妻に会いに行くと、彼女は夫がグリーンエステートという会社に騙されたこと、亡くなった日に「社長の大庭に会いに行く」と話していたことを打ち明けます。 実は大庭は就職先で、突如としてグリーンエステート社長という地位を与えられていました。つまり汚名を着せるため上司に嵌められていたわけで、彼はショックを受けてしまいます。 一方、日向が騙された件に大庭が関与していないことが明らかになると、妻は夫が自殺しようとしていたことを白状しました。遺書も残していましたが、それだけでは大庭の無実を証明するには足りません。 しかしそこで拓が動き出します。彼は警察に行くと、あの日、日向が自分を罵倒した後でガソリンをかぶったと話しました。その場には別の人物がおり、その人が火をつけたと思われるとも。 結果、大庭は不起訴処分となり無事釈放されました。 一方、綿郎(さだまさし)はグリーンエステートの詐欺と似た案件を追っていて……。
最終回のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
綿郎(さだまさし)が「何日か出かけてくる」と姿を消し、連絡がつかなくなってしまいます。一方、潮法律事務所には日向の妻・綾(山本未來)がやってきて、グリーンエステートを訴えるための準備を進めていました。 警察は拓(望月歩)が話していた「もう一人」の人物を捜し続けますが、なにせ手がかりが少ないためなかなか見つけ出すことができません。 石子(有村架純)と羽男(中村倫也)は、綾と同じく不動産投資詐欺に遭った高岡が似たような手口で騙されたことから、2人に共同で訴えることを提案。事務所に戻ってきた大庭(赤楚衛二)も全力で協力し、訴訟に向けて一丸となって頑張ります。
ネタバレ
そんな中放火事件の犯人が、大庭が勤めていた「ナカマル」の社長・刀根(坪倉由幸)だったことが判明。彼は自分の罪を軽くするため、すべてはエンジェル投資家の御子神(田中哲司)が仕組んだことだと証言します。 しかし案の定、御子神は証拠を巧妙に消していました。そこで羽男は別の相談からヒントを得て、御子神を別の手で逮捕させることを思いつきます。御子神はタバコのポイ捨ての常習犯だったので、その罪を利用することにしたのです。 タバコのポイ捨てで捕まっても、「大したことない罪」と余裕を見せた御子神。彼が予想した通り釈放自体はすぐでしたが、この件で炎上したことで評判がガタ落ちし、結果として社会的制裁を受けることになりました。 その後石子は父親の後押しもあり、司法試験を受けることにします。会場に向かう途中、彼女は試験日に交通事故を目撃したトラウマを思い出し、前に進めなくなってしまいました。 しかしそこにやってきたのが羽男。「とっとと受かってこい」と言う彼に元気をもらった石子は、会場への一歩を力強く踏み出すのでした。
「石子と羽男」のメインキャスト
東大卒のパラリーガル・石田硝子を演じるのは有村架純
石田硝子は東大法学部を首席で卒業した人物。しかし司法試験には4回落ち、現在は合格を諦めパラリーガルとして働いています。真面目で頭が固いことから「石子」というあだ名をつけられています。 そんな硝子を演じるのは女優の有村架純です。TBSドラマに出演するのは『中学聖日記』(2018年)以来4年ぶりとなります。これまで映画『ナラタージュ』(2017年)やドラマ『コントが始まる』(2021年)など、数多くの作品で活躍してきました。 彼女がパラリーガル役を務めるのは今回が初とのこと。頭が固い硝子の無邪気でチャーミングな一面を、佳男との掛け合いによって浮かび上がらせていきたいと語っています。凸凹コンビの出す空気感にもぜひ注目してみてください!
高卒の弁護士・羽根岡佳男は中村倫也が演じる
羽根岡佳男は高卒の弁護士。見たものを写真のように記憶する能力を持つため、司法試験も一発で合格しました。「型破りな天才弁護士」として振る舞っていますが、実は想定外の事態に弱くそのことをコンプレックスに思っています。 そんな佳男を演じるのは俳優の中村倫也です。TBSドラマには『この恋あたためますか』(2020年)以来2年ぶりの出演となります。おもな代表作はドラマ『凪のお暇』(2019年)や『美食探偵 明智五郎』(2020年)などです。 本作の撮影にあたっては、「軽い気持ちで軽快に楽しめるものになったら良いなと思います」とのコメントを発表しています。思わずワクワクするような、テンポの良い作品に仕上がりそうで期待大です!
石子の父親「潮法律事務所」の所長はさだまさし
石田綿郎は硝子の父親で、「潮法律事務所」の所長。困っている人を見るとつい助けてしまう、とにかくお人好しな性格です。よく無料で相談を受けては娘に叱られています。 そんな綿郎を演じるのはシンガー・ソングライターのさだまさしです。小説家としても活躍している彼ですが、連続ドラマにレギュラー出演するのは今回がはじめてとのこと。一体どんな味のある演技をみせてくれるのか、彼の活躍にも注目しながら視聴してみてください!
赤楚衛二が演じるのは物語のキーパーソンとなる大庭蒼生役
「石羽コンビ」初の依頼人となる大庭蒼生。第1話に登場し、潮法律事務所に変化をもたらします。カフェのコンセントで充電していたら訴えられてしまったという彼が、今後の物語でも鍵を握るようです。 演じるのは俳優の赤楚衛二(あかそえいじ)です。これまで数々の映画やドラマに出演していましたが、一気に注目を集めたのは、2020年に放送されたドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』。今後の活躍も期待されている俳優です。
「そば処 塩崎」で働く塩崎啓介役/おいでやす小田
父親の店「そば処 塩崎」で働く塩崎啓介。潮綿郎と仲が良く、事務所にもよく遊びに来ます。石子に想いを寄せていますが、本人には相手にされていません。 そんな塩崎を演じるのはお笑い芸人のおいでやす小田。Paraviで独占配信されるオリジナルストーリー『塩介と甘実ー蕎麦ができるまで探偵ー』で主演を務めることも決定しています。
原作はある?脚本を務めたのは西田征史
ドラマ「石子と羽男」には原作がなく、完全オリジナルストーリーで展開されます。脚本を務めるのは西田征史。アニメ『TIGER & BUNNY』(2011年)や映画「響-HIBIKI-」(2018年)のほか、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(2016年)を担当してきた脚本家です。 小気味よい会話や日常の描写に定評があるので、本作でもテンポの良さやコミカルさを披露してくれることでしょう。
「石子と羽男」の見どころ
「石子と羽男」はリーガルものに分類されるドラマですが、「法律」と聞いたときにイメージされる重い雰囲気とは無縁です。作中で出てくるトラブルはどれも日常的に起こりそうなものばかりで、思わず登場人物たちに感情移入してしまいます。 硝子と佳男の凸凹コンビが繰り広げるコミカルな会話劇にもぜひ注目してほしいところ。珍トラブルに挑む彼らの姿にワクワクドキドキすること間違いなしです!
「石子と羽男」最終回ネタバレ・全話あらすじを結末まで解説
今回の記事では、ドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』のあらすじやキャスト情報などについて紹介してきました。 主人公ふたりの掛け合いやテンポのいい展開が魅力の本作。未視聴の人はぜひ動画配信サービスを利用してみてみてください!