「ペーパー・ハウス・コリア」キャスト・あらすじを紹介!シーズン2もNetflixで配信予定
配信開始はいつから?
『ペーパー・ハウス・コリア: 統一通貨を奪え』のシーズン1の配信開始日は2022年6月24日(金)。シーズン2は2022年12月9日(金)より配信される予定です。いずれもNetflixの独占配信です。
あらすじ
大ヒットドラマ本家『ペーパー・ハウス』
元となっている本家『ペーパー・ハウス』は、強盗犯と警察の頭脳戦が繰り広げられるクライムサスペンスです。 正体が謎に包まれた「教授」という人物が、特技も性格もバラバラの犯罪者8人を集め、壮大な強盗計画を実行します。その内容は、人質を取って造幣局を占拠し、24億ユーロを奪うというもの。教授が長年にわたって練り上げた計画は完璧で、強盗団は綿密な準備と訓練に取り組んでいました。 しかしわずかなミスから強盗団たちは絶体絶命の状況に追い込まれます。果たして前代未聞の強盗劇はどのような結末を迎えるのか……。
韓国版はどんな内容に?
韓国版では統一を迎えようとしている未来の朝鮮半島が舞台です。「教授」と呼ばれる人物が北と南から精鋭たちを集め、南北統一後の新たな通貨となる貨幣を盗み出す話になっています。 教授がチームを結成して強盗計画を実行する点は同じですが、南北統一という背景から、韓国と北朝鮮の対立など社会情勢にも踏み込んだ内容になることが期待できそうです。 ちなみに本家では強盗犯たちは画家ダリの仮面を付けていますが、公開されている映像によると韓国版は伝統的なハホ族のマスクに変わっています。独自の設定を見つけて比較するのも楽しみですね。
キャスト一覧
強盗団
教授 | ユ・ジテ |
---|---|
ベルリン | パク・ヘス |
トーキョー | チョン・ジョンソ |
モスクワ | イ・ウォンジョン |
デンバー | キム・ジフン(1981年生まれ) |
ナイロビ | チャン・ユンジュ |
リオ | イ・ヒョヌ |
ヘルシンキ | キム・ジフン(1979年生まれ) |
オスロ | イ・ギュホ |
警察
ラケル→ソン・ウジン | キム・ユンジン |
---|---|
スアレス→チャ・ムヒョク | キム・ソンオ |
人質
アルトゥーロ→チョ・ヨンミン | パク・ミョンフン |
---|---|
モニカ→ユン・ミソン | イ・ジュビン |
強盗団
教授役/ユ・ジテ
教授は謎に包まれた人物で、壮大な強盗計画を企てた張本人です。頭脳明晰で、人の心理や行動を読む力に長けています。
今回北と南からメンバーを集める教授役を演じるのは俳優のユ・ジテ。日本でも人気となったドラマ『スターの恋人』(2008年)で主演チェ・ジウの相手役を務め、ダンディな声と落ち着いた大人の演技で人気を博しました。 配信に先立って公開されている写真や動画では、眼鏡をかけた渋い顔のユ・ジテを見ることができ、教授のイメージにピッタリで期待が膨らみます。
ベルリン役/パク・ヘス
実行犯である強盗チームのリーダー的存在となるベルリン。一見紳士的ですが、短気で計画のために手段を厭わないサイコパスな一面もあります。
そんなベルリンを演じるのは『刑務所のルールブック』(2017年)や『イカゲーム』(2021年)でもおなじみのパク・ヘスです。 パク・ヘスは心の優しい人物から冷徹な役まで幅広く演じることのできる実力派で、表情を作るのがとても上手な俳優です。本家のベルリンはフレンドリーに見えて実は冷酷、というキャラクターでしたが、パク・ヘスがどのように演じるのか楽しみですね!
トーキョー役/チョン・ジョンソ
情熱的で向こう見ずな性格のトーキョー。元彼とともに銀行強盗をして、元彼が殺され1人追われる身になったところを教授に助けられます。
韓国版では若手俳優のチョン・ジョンソが演じます。彼女は映画『バーニング』(2018年)でデビューし、繊細な役柄を見事に演じながら、大胆なベッドシーンも披露するなど異彩を放ちました。 チョン・ジョンソは子供の頃から女優を夢見ていたそうで、演技力には定評があります。セクシーでありながら、どこか危うく子供っぽいトーキョーは物語の主人公的存在でもあるため、韓国版でも注目が集まります。
モスクワ役/イ・ウォンジョン
元採掘の仕事をしていたため工具に精通し、チームの頼れる存在モスクワ。またデンバーの実の父親でもあります。
韓国版モスクワを演じるのは名脇役として名高い俳優イ・ウォンジョンです。 見た目からして「優しいお父さん」というイメージがあるイ・ウォンジョンですが、今回は「息子を犯罪に引きづり込んでしまった父親」という難しい役柄に挑みます。実生活でも2人の娘の父親である彼が、実力のある演技で作品に深みを持たせてくれることに期待しましょう。
デンバー役/キム・ジフン
モスクワの息子で、ドラッグや喧嘩で罪を重ねていたデンバー。オリジナルでは野性的で獰猛な雰囲気を見せつつも、命令に背いて人質を助けてしまうような人情深い一面もある人物です。
韓国版でデンバーを演じるのは長髪が印象的なイケメン俳優キム・ジフン。ドラマ『悪の花』(2020年)ではサイコパスな殺人鬼を演じ、細かい所作まで狂気を感じる演技で鳥肌が立つほどでした。 本家のデンバーは笑い方が独特で話題になったため、キム・ジフンの笑う演技も注目ポイントです。
ナイロビ役/チャン・ユンジュ
陽気で妖艶な女性犯罪者で、実は息子がいるナイロビ。強盗作戦に加わったのも、もう一度引き離された息子と暮らすためでした。
韓国版でナイロビを演じるのはモデル出身のチャン・ユンジュです。切れ長な目が特徴の個性的なルックスが魅力で、女優業だけでなく歌手やタレントなどマルチに活動しています。 チャン・ユンジュのドラマ出演は今回が初めてとなるため、人気キャラクターのナイロビをどう演じてくれるかワクワクしますね。
リオ役/イ・ヒョヌ
強盗チームの最年少であるリオは有能なハッカーでもあります。ピュアな性格をしていて、トーキョーに夢中になりミスを起こしてしまうことも。
韓国版でリオ役を演じるのは俳優のイ・ヒョヌ。子役出身で、数々の時代劇に出演歴があります。日本の漫画が原作のドラマ『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(2017年)では主演を務め、爽やかなルックスと自然な演技で評価されました。 年上女性のトーキョーと恋に落ちる末っ子キャラのリオが、韓国版ではどのように描かれ演じられるか注目です。
ヘルシンキ役/キム・ジフン
髭と立派な体格が特徴的なヘルシンキ(画像右)は強盗チームの戦闘要員です。寡黙な人物ですが、屈強な肉体とパワーを持ち、頼れる存在となっています。オスロとは双子の兄弟です。
韓国版でヘルシンキ役を務めるのは韓国俳優のキム・ジフン。デンバー役の俳優と同姓同名ですが、別人です。 キム・ジフンはがっちりとした体格でヘルシンキにぴったりの見た目ですが、過去の出演作で多かったのは刑事や検事の役でした。今回は真逆の犯罪者役をどう演じてくれるのか楽しみです。
オスロ役/イ・ギュホ
オスロ(画像右)はヘルシンキの双子の弟で、兄同様屈強な体格をしています。双子という設定のため、スキンヘッドや髭といった見た目もヘルシンキと瓜二つです。 韓国版オスロを演じるのは俳優のイ・ギュホ。身長180cm、体重90kgということで、彼もオスロ役にふさわしい体格をしています。名バイプレイヤーとして数多くの映画やドラマに出演しているため、演技にも期待ができる俳優です。
警察
指揮官の刑事ラケル→ソン・ウジン役/キム・ユンジン
警察側の指揮官として教授との交渉にあたる女刑事ラケル(画像左)。プライベートではDVが原因で離婚した元夫と娘のことで悩み苦しんでいます。
ラケルの韓国版はソン・ウジンという役名で、キャストは女優のキム・ユンジンです。彼女はアメリカの人気ドラマ『LOST』シリーズに出演するなどハリウッド女優としても活躍しています。近年では『復讐の女神』(2018年)で韓国ドラマ復帰を果たし、一人二役を演じて実力を見せました。 女刑事として交渉に挑むラケルを、世界的女優キム・ユンジンが必ず魅力的なキャラクターに仕上げてくれるでしょう。
特殊部隊の隊長スアレス→チャ・ムヒョク役/キム・ソンオ
特殊部隊として危険な任務にも果敢に立ち向かう隊長のスアレス。犯人が立てこもる造幣局へ侵入を試みるなど、思わず息をのむシーンが多くあります。 韓国版でスアレス役を演じるのはキム・ソンオです。チャ・ムヒョクという役名で登場します。 キム・ソンオは『サム、マイウェイ〜恋の一発逆転!〜』(2017年)で主演パク・ソジュンのコーチ役で出演し、コミカルな演技で親しみを持たせました。善人・悪人どちらも演じられるカメレオン俳優キム・ソンオの活躍が楽しみです。
人質
アルトゥーロ→チョ・ヨンミン役/パク・ミョンフン
アルトゥーロは造幣局の局長で、人質の1人です。妻子がいながら部下のモニカと不倫し、妊娠させるような、卑怯な性格をしています。オリジナルでは強盗団たちを散々梃子づらせた癖の強いキャラでした。 今回アルトゥーロを演じるのは、映画『パラサイト 半地下の家族』(2020年)やドラマ『愛の不時着』(2019年)など話題作に出演し認知度を上げているパク・ミョンフンです。韓国版ではチョ・ヨンミンという役名に変わっています。 脇役ながら味のある演技で存在感を放つ俳優で、本作でも最も期待されるキャストの1人です。
モニカ→ユン・ミソン役/イ・ジュビン
モニカは造幣局に勤務する女性で、人質となります。上司のアルトゥーロとは不倫関係。アルトゥーロの子供を身ごもることで彼との関係が崩れ始めます。
韓国版ではユン・ミソンという役名で、女優のイ・ジュビンがキャストです。韓国ドラマ『ミスター・サンシャイン』(2018年)が女優としてのデビュー作で、その後『恋愛体質〜30歳になれば⼤丈夫』(2019年)では華のあるルックスと演技で注目されました。 モニカはオリジナルでも重要な役のため、ユン・ミソンのキャラクターや、イ・ジュビンの演技に期待が膨らみます!
スタッフ
制作会社:ZIUM CONTENT
『ペーパー・ハウス・コリア: 統一通貨を奪え』の制作を担当するのはZIUM CONTENTです。『梨泰院クラス』(2020年)を制作した実績を持ち、今回もクオリティの高い作品になることが期待できます。 また『梨泰院クラス』ではキャラクターのヘアスタイル&衣装や、物語を盛り上げたOSTの存在が大きな魅力として評価されました。本作でもその良さを発揮してくれるのか、注目のポイントです。
監督:キム・ホンソン
メガホンをとるのは韓国のプロデューサーで映画監督でもあるキム・ホンソン。彼はドラマ『ライアーゲーム』(2014年)や『ボイス』(2017年)を演出した人物で、サスペンスおよびミステリー作品を得意としています。 過去のインタビューでは“ジャンル物が好きで、推理小説を好んで読む”と答えており、本作の監督としてもピッタリの人物ではないでしょうか。 また今回脚本を務めているリュ・ヨンジェとは『ライアーゲーム』でもタッグを組んでおり、本作でもどのような相乗効果を生んでくれるのか楽しみです。
脚本:リュ・ヨンジェ、キム・ファンチェ、チェ・ソンジュン
本作では3人の作家が脚本を担当します。この3人は韓国のサスペンスドラマ『サイコパス ダイアリー』(2019年)でも手を組んでおり、コミカルとシリアスを絶妙にかけ合わせた脚本で高い評価を得ました。 また先述したように、リュ・ヨンジェは監督のキム・ホンソンとの制作実績もあります。メンバー同士つながりがあるため、抜群のチーム力で素晴らしい作品にしてくれることでしょう。
見どころ【原作ネタバレ注意】
癖つよキャラが大集結!不器用で愛しい狂人たち
オリジナルでは8人の犯罪者が集められ計画を共にしますが、全員が超癖強めのキャラクター!紳士的なサイコパスのベルリンに、情熱的でビッチなトーキョー、そんなトーキョーに骨抜きにされる純情な天才ハッカーのリオ、子供と引きはなされた母であるナイロビなど個性豊かな面々が終結しています。 個性豊かで不器用だからこそトラブルも後を断ちませんが、全員愛おしくなぜか応援したくなってしまうキャラクターばかりです。 韓国版でもメンバーの名前が受け継がれているだけに、このクレイジーで愛くるしい人物像が守られるのか、期待が高まっています。
スケールが桁違いすぎるトリックの数々
教授が数年を費やして考えた計画は緻密なトリックや心理戦が随所に仕掛けられており、桁外れの大どんでん返しが起こるのも見どころです。 シーズン1.2の造幣局を占拠する作戦は、すでにあるお金を盗むだけでなく、なるべく長い間立てこもって巨額のお金を擦り続けようとするとんでもない作戦。教授は外で指示を出すだけでなく、捜査官のトップに自ら近づき、命懸けでスパイ行為を行っていました。 シーズン3以降のスペイン銀行占拠は、空からお札をばら撒きながら、街一面のスクリーンで犯行を予告するという大胆なスタート。銀行を占拠したのちも、溶接工に一度金塊を溶かさせて水と一緒に外に流し出すというとんでもない計画を実行しようとしています。
造り込まれた世界観がすごい!韓国版には一層期待?
本家『ペーパー・ハウス』は白い壁の造幣局につなぎの赤がよく映える、スタイリッシュな映像に仕上がっています。さらに後半にいくにつれセットが重厚感を増し、物語やアクションシーンに迫力と厚みを持たせていました。 『イケガーム』を大流行させたばかりの韓国ドラマ界なら、きっと原作のスタイリッシュな映像美をセンス良く再現しつつ、「韓国ノワール」のような重みあるダークな雰囲気も表現してくれるはず。映像クオリティの高さにも期待が高まります。
Netflix「ペーパー・ハウス・コリア」のあらすじ・キャストまとめ!
世界的に評価されている『ペーパー・ハウス』の韓国版リメイクとして注目を集めている『ペーパー・ハウス・コリア: 統一通貨を奪え』はNetflixにて6月24日から配信されます。舞台がスペインから朝鮮半島に移ることでどのような作品に生まれ変わるのでしょうか。 本家ファンも、今回初めて見る人も、実力ある俳優と制作陣が作り上げる世界観を楽しみましょう!