韓国ドラマ『王の顔』のあらすじネタバレを最終回まで!光海君とカヒの結末とは?
『応答せよ1997』(2012年)などのソ・イングクが時代劇初主演を務め、話題となった『王の顔』。生まれながらに王となる相を持った男の波乱万丈な人生を、史実をベースに描きます。今回は、そんな『王の顔』の最終回までのネタバレあらすじを紹介します。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。
【ネタバレなし】『王の顔』のあらすじ
16世紀末の朝鮮王朝は、政権闘争が激化し、外敵に常に脅かされていました。 即位前、容貌や骨格から人の性質や運命を占う観相師から「王になってはいけない凶相」と言われていた14代王・宣祖(ソンジョ)は、生まれながらに王の相を持った息子・光海君(クァンヘグン)に嫉妬し、その相を変えようとしていました。 そんなある日、王宮の書庫にごく限られた人間しか知らないはずの王家に伝わる観相書「龍顔秘書ヨンアンビソ)」を狙って盗賊が侵入し――。
『王の顔』の口コミ・感想
顔でそんなに決めつけられても……って思いがつきまとったまま完走。本当に当たるのかな……。カヒが可哀想で(泣)。頭の良い光海君が策を巡らすところが面白かった。ソ・イングク目当てで鑑賞したけど、恋愛要素は思ったより少なめ
史実にもとづいたフィクション。13話くらいから面白くなって23話まで見ましたが、なんせ1話1時間なのでなかなか進みませんでした。ストーリーも面白かったし、演技も良かったように思います。好みの問題もあるかもですが
1〜2話のあらすじ・ネタバレ
「王になれば国に災いをもたらす凶相」と言われた宣祖が第14代王に即位してから20年以上経った1589年。予言どおり、国はさまざまな危機にさらされていました。 そこで宣祖は、自らの凶相を補う吉相の女を探します。さらに「王にふさわしい吉相」である自らの次男・光海君に嫉妬し、鍼で彼の顔を変えようとしていました。 そんななか、倭寇を撃退したチョン・ヨリプと彼が率いる大同契(テドンゲ)は、王宮の書庫から「龍顔秘書(ヨンアンビソ)」を盗もうとしたキム・ドチのせいで逆賊にされてしまいます。一方光海君は、書店で出会った青年の正体が、幼なじみのカヒであることに気づきます。
3〜4話のあらすじ・ネタバレ
カヒの父・キム・ドゥソが謀反を起こした大同契の一員として投獄されてしまいました。観相学教授のコ・サンは、彼女が宣祖の凶相を補う吉相の持ち主であるとして、宣祖の側室になれば両親を救えるとカヒに持ちかけます。 その後、光海君は巷で当たると評判の観相師・屏風道士として生活していました。一度は覚悟を決めて宮中に入ったものの3年前に山へ逃げたカヒは、父が果たせなかった夢を叶えるために大同契の一員となっていました。 ドチは大同契を率いながら王に近づこうと画策していましたが、タイミングよく科挙が行われることになり、ドチと光海君はどちらが観相師として優れているかを競うことになります。
5〜6話のあらすじ・ネタバレ
科挙でドチはただ1人課題に正解しますが、彼を警戒するコ・サンによって不合格にされてしまいます。そこで彼は宣祖の側室・キム貴人と彼女の兄・キム・ゴンニャンに接近。カヒはゴンニャンに光海君を暗殺すれば、ドチを宮中に迎え入れると言われます。 王子たちが狩りに興じている隙を狙いますが、光海君の弟である信城君が狂犬に襲われ、光海君がかばいに入ります。そこへカヒの放った矢が。信城君は光海君が矢を放ったと嘘をつき、光海君は捕らえられてしまいました。 無実を訴える光海君に、宣祖は5日以内に真犯人を捕まえるよう言い渡します。光海君はカヒが犯人であると突き止めますが、彼女をかばって犯人は見つからなかったと報告。怒った宣祖は光海君の身分を剥奪し、平民にすると宣言するのでした。
7〜8話のあらすじ・ネタバレ
大同契を根絶やしにしようと、カヒの人相書きを貼り出させる宣祖。光海君は彼女に身を隠すように勧めますが、聞き入れられません。そんななか、光海君は謎の人物に呼び出され、チャン・ステの店へ。 そこで高官たちの官職売買の現場を目撃し、信城君が狙われたのは世継ぎ争いが原因だと証明する方法を思いつきます。彼はチャン・ステの帳簿と先代王妃の印章である金宝を賭けて、キム・ゴンニャンと勝負をすることに。 一方、大同契を助けるために化粧師として働き始めたカヒは、王妃である懿仁王后(ウィインワンフ)から王宮に呼ばれますが、そこでコ・サンに見つかってしまいます。 逃げようとする彼女をサンは追いますが、そこにソン内官が現れサンを追い払いました。彼はカヒに「光海君を恨んでいるなら見当違いだ」と言うのでした。
9〜10話のあらすじ・ネタバレ
キム貴人から光海君に送られた顔料には仕込まれており、彼は意識不明になってしまいますが、カヒのの介抱で一命を取り留めました。一方、宣祖は光海君が奴婢の解放と租税の免除を実現させたことに、心中穏やかではありません。 そんななか彼が寵愛している側室のホン淑容(スギョン)が急死し、王妃が毒殺したのではと噂が広まります。 宣祖に渡した帳簿が思ったように使われていないと知った光海君は、ついに自身が王になることを決意。重臣の娘ジョンファと結婚し、朝廷の後ろ盾を得ることに。 宣祖は年齢を問わず世子を決めると王子たちに告げます。ドチはキム貴人と手を組み、臨海君(イメグン)を利用して光海君を暗殺しようと企てます。
11〜12話のあらすじ・ネタバレ
日本人が都から引き上げたと聞いた光海君は、使臣が滞在していた館を訪れますが、そこで火縄銃を使う怪しい人物と出会いました。 戦になるのではと宣祖に進言しますが、宣祖は取り合いません。一方、コ・サンはカヒが妓楼にいると知り、宣祖は彼女をもう一度側室にしようとしますが、カヒは拒否します。 その後、数百隻の敵船が攻めてきたと知らされた宣祖は、名将シン・リプを派遣し、密かに信城君を世子にする意向を伝えます。ドチは宣祖暗殺を目論みますが、同じ日にコ・サンも宣祖とカヒが一夜を過ごす計画を進めていました。 そんななか、光海君は都を離れることを決めた宣祖に、自分が世子として都に残り、弟である信城君を守ると提案します。
13〜14話のあらすじ・ネタバレ
都を捨てて避難することを決めた宣祖は、世子となった光海君に民を守るように命じますが、光海君は戦っても勝ち目がないことを悟っていました。そこで民たちを安全に避難させようとします。 そこへ臨海君が敵に捕らえられたとの知らせが。彼はすぐに兄を助けに向かいますが、敵軍に囲まれてしまいます。そのピンチを救ったのはカヒでした。しかし光海君は敵軍の弾に倒れてしまいます。そのころ敵軍は王宮にまで攻め入ってきましたが、隣国の協力を得て少しずつ奪われた領地を取り戻しつつありました。 光海君は各地を回って義兵を集め、彼らを指揮して次々と勝利をおさめていました。宣祖は領地を取り戻しつつあるのは自分が明に協力を要請したからではなく、光海君の働きだと知り、彼に王位を譲ると言い出します。
15〜16話のあらすじ・ネタバレ
光海君は日本軍を討ち都を奪い返すと言いますが、すでに明と日本は協定を結んでいたため、宣祖は猛反対。反対を押し切って都に戻った光海君は、キム貴人が送ったドチの密告によって敵将に捕らえられてしまいました。 日本軍の木下はコ・サンに世子を探させますが結局見つからず、全員投獄されてしまいました。一方キム貴人の息子・信城君は病で亡くなってしまいます。その後、妓生に睡眠薬入りの酒を飲まされた木下は、光海君との戦いに敗れるのでした。 1年後。宣祖は精神的に病んでおり、光海君は明から世子の承認を受けられずにいました。宣祖は戦での光海君功績を認めず、功臣の名簿から彼を外しますが、そのことに抗議した義兵長らは投獄されてしまいます。 彼らの行動に危機感を持ったキム貴人とドチは、光海君も謀反の罪で捕らえる計画を思いつきます。
17〜18話のあらすじ・ネタバレ
光海君に謀反の罪を着せようとしていたことがバレてしまったドチは投獄されますが、巧みな話術で放免されることに。一方、王妃に説得されたカヒは、光海君を守るために宣祖の側室になることを決意します。何も知らない光海君は、カヒが宣祖と一緒にいるとこを目撃し、倒れてしまいました。 王妃からカヒが側室になった理由を聞かされ、気持ちを絶とうとする光海君。宣祖の病状はカヒのおかげで回復に向かっていました。そんななか、王妃が亡くなってしまいます。 そんなある日、ホ・ギュンという者から光海君に女真という国の内密情報が書かれた書状が届けられます。光海君は慌てて警備を固めますが、すでに女真の間者は宮中に入り込んでいました。 宣祖を守ることができるのはカヒだけだと、光海君は彼女に弓矢を託します。その後、光海君は明の将軍を接待していた宣祖のもとへ急ぎ、暗殺を阻止しました。
19〜20話のあらすじ・ネタバレ
接待で毒入りの酒が出され、将軍が死んでしまったため、明の使臣は大量の銀塊と臨海君を要求してきました。毒を盛った女真の者を捕まえたドチは、光海君が王位を狙って宣祖暗殺を企てたことにしようと考えます。 光海君は将来を見越して女真と和平を結ぼうとしていました。女真から「今夜、王宮内の書庫で会おう」という書状が届き、光海君が足を運ぶと、そこに彼に呼び出されたというカヒが現れます。ドチに連れられ、2人が一緒にいるのを目撃し動揺する宣祖。 その後、光海君はドチはかつて大同契の頭領でカヒとは兄妹同然の仲だと知ります。一方ドチは光海君を王位に就かせないため、新たに正妃を迎えれば正室の子を授かるだろうと宣祖たちを丸め込みます。そして正妃選びの日、コ・サンの助言によって光海君が選んだ娘が正妃に迎えられることになります。
21〜22話のあらすじ・ネタバレ
新たに迎えられた正妃が急死し、ドチが選んだキム・ジェナムの娘が正妃となります。光海君はドチが「龍顔秘書」を探していることを知り、彼の悪事を止めるためキム貴人と手を組むことに。 宣祖にドチが謀反を企てていることを報告するも、ドチは「無実を証明する者がいる」とキム貴人の側近を呼び、これにキム貴人は態度を変えます。 ソン内官は燃やされたはずの「龍顔秘書」をカヒに託し、時が来たら光海君に渡すよう言います。その夜、カヒは宣祖を王宮の外に連れ出し、ソン内官とドチの会話をわざと聞かせます。 内心を暴かれドチがソン内官を刺したところに宣祖と官軍がドチを捕らえますが、彼は王妃の助けで脱走。ドチを必ず捕まえると決意した光海君に、カヒは「龍顔秘書」を渡します。 それから6年後、王妃の産んだ嫡男である大君(テグン)を世子にと推す一派と対立していたホ・ギュンは、光海君を支持する者たちと集会をしていたところ、謀反を企てたとして捕まってしまいました。 その後、宣祖は光海君も女真と手を組み謀反を企てたとして廃位を宣言します。一方ドチは王妃の息子に味方すると見せかけて、裏では臨海君と手を組んでいました。
23話(最終回)のあらすじ・ネタバレ
光海君を廃位の危機から救うため、カヒは自分も命を落とすのを覚悟で宣祖に毒を盛ります。宣祖が死んだと聞いたドチは、すぐにカヒの仕業だと気づきます。王亡き今、その権限を行使できるのは王妃だけ。また王の遺言もないため、王妃が命令を下さない限り光海君も王位に就くことはできません。 王妃の側近ユン尚宮の不審な動きから、王妃がドチと繋がっていると知った光海君は、ユン尚宮を連れて王妃のもとへ行き、自分に王位を継がせるよう迫ります。 王位に就く前日、臨海君から宣祖は毒殺されたと初めて聞かされた光海君は、カヒのもとへ。しかしカヒの姿はなく、「王を追って自害しようとしたところを発見し、王宮の外へ連れ出した」とジョンファに言われます。怒りに震える光海君はカヒに会い、毒殺が事実なら打首にすると言います。 光海君は王妃を通してドチに書状を届けさせます。ドチは光海君の挑戦に応じ、臨海君の私兵を率いて王宮にやってきました。そして王の部屋で光海君と格闘の末、捕らえられ「明日、民の前で打首にする」と言われたドチは、「そうはさせない」と自ら腹を刺しました。 その後、朝鮮王朝第15代王となった光海君は、王位の重圧に押しつぶされそうになっていました。彼は幼い頃の思い出がつまった寺で暮らすカヒを訪ねます。そこで光海君はカヒに感謝と謝罪、そしてこれから国を治める決意を語ります。カヒはそんな彼の言葉に耳を傾け、しっかりと頷くのでした。
【考察】『王の顔』は実話?
『王の顔』は朝鮮王朝第15代王の光海君を中心に、彼が王位を継承するまでを描いた物語です。時代背景や歴史的事実も史実にフィクションを織り交ぜた物語となっており、主人公の光海君やその父・宣祖なども実在の人物です。カヒも実在の人物ですが、光海君の幼なじみだったという設定はフィクション。 史実として残っている光海君の人生に「観相」というテーマを加えて、フィクションの要素を膨らませているのが、『王の顔』のメインストーリーです。 宣祖と光海君の時代を題材としたドラマは多く、光海君の即位後の物語については、『王になった男』(2019年)でも描かれています。
韓国ドラマ『王の顔』のあらすじネタバレを最終回まで紹介
韓国ドラマ『王の顔』のネタバレあらすじを紹介しました。 これまでにも多くのドラマが作られてきた朝鮮王朝第15代王・光海君が王になるまでの波乱万丈な人生を描いた本作では、ほかの作品の光海君とはかなり印象が違います。そんな違いもぜひ楽しんでみてください!