2024年3月14日更新

ドラマ『家庭教師のトラコ』最終回ネタバレ・全話あらすじ!結末やトラコの目的とは?

このページにはプロモーションが含まれています

2022年夏の日本テレビ系「水曜ドラマ」枠で『家庭教師のトラコ』が放送されました!橋本愛が合格率100%を誇る伝説の家庭教師に扮し、地上波民放連ドラ初主演を務めます。気になる本作のあらすじやキャスト、最終回までのネタバレをチェックしていきましょう! ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

AD

【ネタバレなし】『家庭教師のトラコ』のあらすじ

街の権力者たちの家で家庭教師をして、コネ作りに励む根津寅子(ねづとらこ)。謎多きトラコには「大いなる野望」があり、そのためにお金を貯めています。 彼女が新たに受け持つのは、我が子の将来が心配なワーキングママと居場所がない超富裕層の後妻ママ、貧困にあえぐバツイチママの子どもたち。年齢や生活レベルは違っても、母親の「子どもを志望校に合格させたい!」という思いは同じです。 一方、3人の子どもたちも勉強する意義、夢への不安、イジメ……と「深刻な問題」を抱えており、トラコは彼らに「世の中にある現実」を見せます。「正しいお金の使い方」を知り、成長していく我が子の姿を前にして、母親たちは人生や家族のあり方を見つめ直すのでした。

第1話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

真希(美村里江)は、夫・朔太郎(細田善彦)との間の娘・知恵(加藤柚凪)を私立小学校に入れようと必死になっています。 そんな時、合格率100%という「家庭教師のトラコ」からのメールを見た真希は、早速面接へ。そこで守(細田佳央太)の東大合格を狙う里美(鈴木保奈美)と、高志(阿久津慶人)の私立中学受験を狙う智代(板谷由夏)とエレベーターの中で出会いました。 面接では秘書の福多(中村蒼)が話を進め、真希、里美、智代は見事面接に合格。早速真希の家で、トラコ(橋本愛)による授業が始まります。 トラコは真希に条件として、「教育方針には口を出さない」「授業中は部屋を覗かない」「授業の日はお宅に泊めていただきます」の3つを提示。授業料設定は雇い主ということで、真希は1万円をトラコに渡します。トラコは知恵に、この1万円を使って幸せ探しをさせることにしました。

AD

ネタバレ

知恵の授業で、トラコと知恵は外出。知恵は幸せになるために1万円でおもちゃをたくさん買いますが、それを見た真希は怒ります。 トラコはお金がなくなった知恵にサラ金のシステムを教え。知恵はトラコから利子をつけてお金を借りることに。さらにトラコは馬券でお金を増やす方法まで教え、それを知った真希はトラコをクビにすると怒り心頭。 その後、知恵の受験のことで真希と朔太郎は大喧嘩。福多はトラコの代わりに謝罪にやってきたのですが、なんとその隙にトラコは窓から忍び込んで知恵を外に連れ出したのです。 2人は知恵の希望で遊園地に行き、知恵はそこで家族3人で笑った思い出を思い返します。そして1万円で幸せになる方法を1人で思いつき、トラコは真希に「娘は預かった。返して欲しければ1万円をよこせ」と伝えました。 真希はしぶしぶ1万円を渡し、知恵は流しそうめんを作り始めます。真希と朔太郎は遊園地で流しそうめんを食べたことを思い出し、知恵の必死の思いに感動して涙を流したのでした。 知恵の家庭教師は継続となりました。福多はトラコに「お前の本当の狙いを知ったら、みんなどう思うだろうな」と呟きます。 その頃、高志は智代がいない隙にレジの5千円を盗み、その様子をトラコが見つめていてーー。

AD

第2話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

トラコ(橋本愛)は高志(阿久津慶人)が店の5千円を盗んだところを見るも、智代(板谷由夏)に何も言いません。高志はクラスのいじめっ子3人にお金を請求されており、トラコは3人がゲームの課金のためにカツアゲしていることを知りました。 トラコは高志に、智代が角煮定食をいくつ作れば5千円になるかと問います。そしてこの5千円がどう使われるべきだったかを考えておくようにと、宿題を出しました。 高志は、5千円は家の生活費や店の仕入れに使うべきだと回答。しかしトラコは呆れ顔をします。そんな高志は智代と喧嘩になり、店の悪口を言ってしまいました。 智代は店の悪口だけは許せず、元夫の満男(丸山智己)のところに行けばいいと怒鳴ります。高志は店のお金を盗んだことを智代に打ち明け、満男の家に向かいました。

ネタバレ

トラコは満男の家に行き、新たに満男と契約し家庭教師を続けることに。高志は満男に、カツアゲされていることを告白。困った満男はトラコにアドバイスを求め、トラコは「転校すればいい」と告げます。 翌日忙しい満男に代わってトラコが学校に行き、授業中に高志が転校すると宣言。高志はいじめっ子たちに再びお金を請求され、トラコは「敵対する相手と覚悟して向き合わないとダメだ」と伝えました。 トラコは道端でいじめをしていた高校生たちを倒し、高志に「殴られても相手から目をそらさないこと」を教えます。家に帰ると、智代は高志の転校に怒っていました。トラコは「大切なのは高志の気持ち」と言い、智代は「辛い道から逃げないでほしい。高志を守る」と帰っていきます。 高志は智代が店の伝票に自分への思いを書いていたことを知り、覚悟を決めました。いじめっ子たちから殴られながらも5千円を奪い返し、花束を購入し智代にプレゼントしたのです。「これが5千円の正しい使い方かな」という高志に、トラコは「いいんじゃない」と伝えました。 その頃守(細田佳央太)は、里美(鈴木保奈美)に勉強すると言いながら外で路上お笑いライブを開きます。その姿を、トラコは目撃していたのでした。

AD

第3話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

トラコ(橋本愛)は守(細田佳央太)がお笑い芸人になりたいと知り、里美(鈴木保奈美)に伝えるべきだと言います。里美は何が何でも守を東大に入れたく、守はできる子だと信じている様子。トラコは里美からもらった授業料20万円を守に渡し、これでお笑い養成所に入ればいいと言い出しました。 結局守は、家族に芸人になりたいと言い出せないまま養成所へ。入学を躊躇う守に、トラコは里美にきちんと話すべきだと伝えました。守はようやく、里美に芸人の夢を明かします。しかし里美の顔は曇り、そこでトラコは里美の過去を話し始めました。

ネタバレ

里美は高校を中退し、芸能界を目指して青森から上京しました。しかし芸能界には入れず、銀座のホステスとしてママにまで上りつめます。そこで利明(矢島健一)と出会って結婚。 守は「母上は幸せ?」と問い、里美は当たり前だと言うも守にはそうは見えていません。守は「ビッグになる!」と家を飛び出しました。 トラコは守に、単独ライブを提案。守が本当に笑わせたいのは里美で、守はライブチケットを里美に渡しました。ライブ会場はサクラを雇ったため満員。守は里美を題材にしたネタを披露し、会場は大爆笑。里美は最初は戸惑ったものの、徐々に笑顔になりました。 守のネタを動画で見た利明は、「お前は上原家の恥だ」と言います。しかし里美は、守は人を笑顔にできる子だと庇いました。怒った利明は、守にイギリスに留学しろと命令。空港に向かった守に、トラコはライブのアンケート用紙を渡しました。ひどい感想ばかりでしたが、1枚だけ「がんばってた」の文字が……。 守は家に戻り、東大も目指してお笑い芸人も目指すと決意。守は里美が笑ってくれるなら頑張れると言い、里美も利明に対し、津軽弁で守のやりたいようにやらせると言いました。こうして守は、トラコの元で東大を目指すことに。 夜、副多(中村蒼)はトラコに、「次のターゲットは母親なんだろう」と告げます。その頃、真希(三村里江)にはリストラを告げる連絡が入っていたのでした。

AD

第4話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

真希(三村里江)は新聞社の方針に従うことができず、会社を辞めることに。このことがトラコ(橋本愛)にはバレてしまいますが、真希は夫の朔太郎(細田善彦)には黙っておくとのこと。 その夜、朔太郎は母がオレオレ詐欺に遭い、100万円用立ててほしいと真希に頼みます。しかし真希はその頼みを強く断りました。 トラコは真希に、「1万円を拾うのと1万円をあげるのとどちらが幸せだと思いますか?」と問います。真希はすぐ、拾う方と回答しました。 その後真希はなかなか就職活動がうまくいかず、トラコは真希に代行業の仕事を紹介。しかし仕事中に真希は朔太郎と鉢合わせしてしまい、朔太郎に仕事を辞めたことがバレてしまったのです。

ネタバレ

真希はある会社の記者として内定をもらいますが、その条件は「会社の方針に従うこと」。その頃真希の家では、トラコが家のことを担当し知恵(加藤柚凪)と朔太郎と幸せそうに過ごしています。それを見た真希は疎外感を感じ、家族に対してこれまで溜まっていたことを怒鳴り散らしたのでした。 トラコは福多(中村蒼)と共に、真希にオレオレ詐欺を仕掛けます。真希はすぐに引っ掛かり、副多はトラコがこっそりと録音したデータを真希に渡しました。そこには朔太郎と知恵が、真希を心配する会話が……。 真希は朔太郎と知恵に「助けてください」と頭を下げ、2人がいなければダメな自分に気付いたのです。 真希は義母に100万円を渡し、トラコに「1万円の答えはあげる方。あげたら両方が幸せになれるから」と回答したのでした。 トラコは福多に内緒で、8千万円使っていたことがバレてしまいます。その頃智代(板谷由夏)は、病院で胃がんと告知されたとトラコに告げたのでした。

AD

第5話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

智代(板谷由夏)は胃がんと告知され、1週間後に手術を受けることになります。智代は高志(阿久津慶人)に言い出すことができず、トラコ(橋本愛)にだけ打ち明けました。 智代はお金の心配をし始め、高志が大学を卒業するまでに4630万円必要だと発覚。トラコは智代に、一緒に4630万円手に入れる方法を考えようと告げました。 智代にとって唯一お金になりそうなのは、店が焼けた時の火災保険で4千万。トラコは智代に、満男(丸山智己)に相談すべきとアドバイス。 話を聞いた満男と母の潤子(柳谷ユカ)はお金の心配はないと言い、智代が亡くなるのを待っているかのような会話をします。智代は怒って、お金はあると断言してしまったのでした。

ネタバレ

高志は満男から、智代のがんの話を聞かされます。トラコは高志に、智代が死んだ場合の選択肢を与えました。智代が病院から店に戻ると、高志とトラコが店を営業しています。高志は中学を出たら調理師免許を取り、店を継ぐと言い出したのでした。 智代は自分の人生はついていないと嘆き、トラコに高志を助けてやってほしいと頭を下げました。トラコは一旦帰ったものの、智代が気になり店に戻ります。すると智代は食用油をまいて、店を燃やそうとしていました。 トラコは智代に、「食用油では火はつきません」と言います。そしてトラコは怒って「死ぬなら子供に最後の生き様を見せて死ね」と告げ、2人は高志への遺書を書くことに。迎えた手術の日。トラコは智代の遺書を高志に渡し、高志は母の愛に感動します。 智代の手術は無事成功し、がんもステージ1。高志はどんな時も智代と離れないことを誓い、智代も生きることを誓いました。 トラコはそろそろ次のステップに進むと福多に伝えます。トラコは宝石店から出てきた里美(鈴木保奈美)のバッグを、ある子供に盗ませました。トラコが子供を警察に連れて行くというと、里美は「怒らないから言ってみて?力になれるかも」と子供に寄り添ったのでした。

AD

第6話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

里美(鈴木保奈美)はバッグを盗まれるも、盗んだ男の子が「星海の家」という児童養護施設で生活していることを知ります。トラコ(橋本愛)はこの養護施設が経営危機で、3千万あれば救えると里美に伝えました。里美は早速、夫の利明(矢島健一)に相談することに。 利明は頭取就任が決まり、上機嫌。就任パーティーが開かれることになり、前妻との子たちには3千万のバイオリン、3千万の絵画、さらに会場では3千万のワインを振る舞うと利明は言い出しました。 里美は早速養護施設の件を相談しますが、「融資部に検討させよう」とのこと。里美とトラコは、人は愛で動くかお金で動くか、賭けをすることにします。

ネタバレ

しかし利明は融資は断ると言い出し、トラコは里美にあるアドバイスをします。それはバイオリンと絵画とワインを偽物をすり替えて、売ったお金で施設を救うというもの。すると利明たちは、すり替えられたことに全く気づきもしませんでした。 里美は、利明が次期副頭取の女性(遊井亮子)と不倫していることを見抜いていました。里美はそれでも利明を愛していると言いますが、トラコは「あなたが愛しているのはお金」と断言。そんな里美に守(細田佳央太)は、家を出て一緒に住もうと声をかけます。 就任披露パーティーの日。里美は利明に「私を愛してます?」と聞くも交わされてしまいます。すると里美は突然、バイオリンと絵画とワインを壊し会場は大騒ぎに。里美はこれらは偽物だと告げ、利明の愛を信じようとしたのに「もうウンザリ!」と会場を飛び出しました。 転んで足を痛めた里美を、守がおんぶします。里美は家を出て守と暮らし、養護施設は里美の貯金や守のバイト代、足りない分は里美が借金をして救うことができました。トラコは里美のバッグを盗んだ男の子に、養護施設を潰さないためにわざとバッグを盗ませていたのでした。

AD

第7話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

里美(鈴木保奈美)、智代(板谷由夏)、真希(美村里江)の3人は、最近トラコ(橋本愛)と連絡がつかないことを心配しています。副多(中村蒼)はトラコに「やっぱり辞めよう」と言い、5年前のことを思い出していました。 5年前の2017年。財務省に勤務していた副多は偶然トラコと再会します。副多とトラコは同じ児童養護施設にいました。しかし副多は中2で養子になり、東大から財務省に入ります。トラコは高校まで施設にいて、大学には行かず家庭教師をしていました。 トラコの家はネットカフェ。トラコは副多に、「年収6百万の人と3百万の人どっちが幸せ?」と問い、福多はすぐに6百万の人と答えました。副多はトラコに「うちに来ないか?」と誘い、そのままトラコは副多の家で暮らすことに。

ネタバレ

トラコは生徒の彼女に逆上され、刺されて病院へ。副多は家庭教師の仕事を「辞めろ」と言うも、トラコは「世界を変えたい」と言います。トラコは「もうこれ以上、私みたな子供を増やしたくない」と語ったのでした。 そんなトラコに、3人の生徒がお見舞いにやってきます。生徒たちは「3百万の人が幸せ」と回答。6百万もらって無理して働いても、幸せじゃないと答えます。副多はトラコが難病の子供に2百万寄付したことを知り、「俺は何をやってるんだ……」と感じるように。 副多は財務省を辞め、メリーポピンズの服を購入してトラコを支えると言い出します。実は2004年。福多はトラコの自転車のチェーンを切って怪我をさせ、自分が里親に引き取られようとしていました。その罪の重さを、今でも感じていたのです。 そして現在、トラコは真希たちに「家庭教師を辞める」と連絡。トラコはこの決断について、「正しくお金を使うため。今までとは桁違いのお金だけど」と、反対する副多に伝えたのでした。

AD

第8話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

福多(中村蒼)は里美(鈴木保奈美)、智代(板谷由夏)、真希(美村里江)の3人に、トラコ(橋本愛)が家庭教師を辞めるという連絡をします。しかしスマホでトラコが生徒募集をしているのを見て、3人はトラコに詰め寄りました。 トラコは3人に、授業料の値上げとして「3人合わせて10億」を提示。驚く3人ですが、トラコは3人にしかできないことがあると告げました。3人はトラコの指示を受け、カメラを持ち出したり執筆をしたりと、何やら動き出します。 その頃知恵(加藤柚凪)、高志(阿久津慶人)、守(細田佳央太)の3人は、「トラコ先生に幸せになってほしい」と訴えます。福多は「嫌な予感がするから辞めよう」とトラコに訴えるも、トラコは聞く耳を持ちません。

ネタバレ

トラコは真希、智代、里美から集めた資料で、里美の元夫・利明(矢島健一)から10億円をゆすると言うのです。トラコが家庭教師を始めたのは、最初からこの10億円が目的。3人の母たちはトラコの本当の目的を知り、子供たちに「トラコのことは忘れるように」と伝えました。 福多は暴走するトラコに、過去に自転車に細工をして自分が里親に選ばれるように仕向けたことを告白。トラコは福多に殴りかかり、「裏切るなら最初から近づいてくるな!」と号泣しました。それでも止めに入る福多に、「あんたが何を言っても何も聞こえない」と、トラコは出て行ったのです。 トラコは利明に会い、家族の弱みを突きつけて10億を要求。その後、知恵、高志、守がトラコに会いに来ますが、トラコは「二度と先生と呼ぶな」と立ち去りました。 後日、利明が10億円を寄付したというニュースが流れます。しかし歩道橋を歩いていたトラコは、何者かに背中を押され、階段から転げ落ちてしまったのでした。

AD

第9話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

トラコ(橋本愛)は、目を覚ますと病院にいました。警察が来ると聞いたトラコは、そのまま病院を飛び出します。その頃福多(中村蒼)は、お見合い中。相手の日向子(片山友希)に気に入られるも、頭の片隅ではトラコのことを考えていました。 福多はトラコの母・香苗が見つかり、心臓が悪く入院していることをトラコに伝えます。トラコは病院に行くも香苗には会わず、そこでたまたま出会った大金持ちの光造(西岡徳馬)と、突然婚約しました。光造の資産は30億。誰もが遺産目当てと思う中、福多はこのことを里美(鈴木保奈美)、智代(板谷由夏)、真希(美村里江)に相談します。 香苗が入院する病院は、里美の勤め先。里美は香苗が握りしめていた写真を見て、真希、智代を集めました。

ネタバレ

里美はかつて、香苗と同じクラブで働いていました。香苗とトラコの写真の撮影場所は、智代の店。真希は中学生の時、「お母さんが帰って来ない」と泣いていたトラコを警察に連れていったことがありました。3人とも、過去にトラコと関係があったことが判明したのです。 3人は光造の元から、トラコを奪い返します。3人は過去のことを話し、香苗に会いに行くよう説得。しかしトラコが病院に着くと、すでに香苗は亡くなっていました。香苗からの手紙を受け取ったトラコは、里美たちの前で号泣。「なんで私を置いていったんだよ。ずっと待ってたのに!」と、ずっと我慢していた気持ちを爆発させたのでした。 トラコは知恵(加藤柚凪)、高志(阿久津慶人)、守(細田佳央太)に土下座し、また家庭教師をさせてほしいと頭を下げます。そしてトラコは福多に連絡しますが、福多は11月に結婚式を挙げると告白。トラコは、福多に戻ってきてほしいとは言えませんでした。 トラコが落ち込む中、突然知恵、高志、守はそれぞれ「受験を辞める」と言い出します。トラコは、大ピンチに陥ったのでした。

AD

最終回のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

知恵(加藤柚凪)は突然、受験をしないと言い出します。落ちるのが怖いという知恵に、トラコ(橋本愛)は何も言えません。トラコは福多(中村蒼)がいたから、これまでいろんなアドバイスができたとこぼしました。 真希(美村里江)はトラコに、福多に電話をするよう頼みます。トラコは知り合いの家庭教師のこととして知恵の話をし、福多からアドバイスをもらいました。こうして無事、知恵を説得して受験へと向かわせたのでした。 智代(板谷由夏)もトラコに、高志(阿久津慶人)が受験をしないと言い出したと電話をかけます。高志は理由を語りませんでしたが、尾行をすると受験よりも友達が大切だということを知りました。さらに、高志は受験をすると智代と暮らせなくなることを危惧していたのです。 高志は満男(丸山智己)を自分の言葉で説得。満男は高志と智代が暮らすこと、受験をしないことに納得したのでした。

ネタバレ

今度は、守(細田佳央太)が受験をしないと言い出します。守は彼女が妊娠したと言うも、実は妊娠して困っていた女の子を好きになっていました。お腹の子は、守の子ではないとのこと。トラコは守に、彼女が家族や彼氏と向き合うように「守る」ことを伝えました。 そして迎えた、福多の結婚式の日。トラコは突然、妊娠したふりをして福多と日向子(片山友希)の前に現れます。トラコは「こんな男辞めたほうがいい」と日向子に言いますが、日向子は嘘だと見抜いていました。日向子は福多がトラコのことが好きだと気づき、「だったら最初から言えよな!」と福多をビンタして立ち去りました。 こうしてトラコと福多は気持ちを確認し合い、「これからも私のそばにいてくれないかな」とトラコは伝えます。そして、知恵は無事小学校に合格。守は残念ながら不合格でしたが、浪人を決意して再び頑張るとのこと。 しかし、トラコは北海道に行くと言い出します。トラコは北海道の子供たちがお金を送ってきたことで、明日出発するというのでした。福多は東京に残り、守の家庭教師を続けます。トラコは真希、智代、里美を「理想のお母さん」だと言い、これからも「お母さん」と呼ぶことにしました。 知恵は小学校、高志は中学校、守は福多と共に勉強し、新たな生活がスタートします。トラコは空を見上げ、北海道の地でスーツケースを引きながら歩いていたのでした。

橋本愛が民放の連続ドラマ初主演を務める

伝説の家庭教師・根津寅子役/橋本愛

トラコこと根津寅子は、合格率100%を誇る伝説の家庭教師。家庭ごとに風貌を変えて訪問し、授業の日はそのまま生徒の家で1泊します。“無駄なお金の使い方を嫌というほど見てきた”経験があるそうですが、私生活について多くは明かされていません。 トラコを演じるのは、アイドルから演技派女優へと華麗な転身を遂げた橋本愛です。 朝ドラ『あまちゃん』(2013年)のブレイクから5年以上が経ち、2021年に『青天を衝け』の渋沢千代役で3度目の大河出演を果たすなど、順調にキャリアを重ねています。 橋本は本作の魅力ついて「ただ単に勉強を教えるだけではなくて、家庭そのものにアプローチしていく姿がすごく面白いなと思います。」と語りました。

トラコの相棒役は中村蒼

福田福多役/中村蒼

福田福多はトラコの幼馴染であり、彼女を過去を知る人物でもあります。 橋本とは共演経験もありお互い楽しみにしている模様。『学校じゃ教えられない!』(2008年)以来14年ぶりに遊川和彦脚本のドラマに出演が決まり「14年の間に役者としてどれ程成長したのかを見られるような気がして緊張しております。」とコメントしています。

3家族の母親役キャスト

新聞社で働くママ・中村真希役/美村里江

中村真希は金融系の新聞記者として働いています。共働きの夫婦に一人娘という家族構成です。とにかく心配性で、娘の将来を考えて名門私立小学校に入学させたいと考えています。 真希を演じるのは女優の美村里江。ドラマ『ビギナー』(2003年)で初主演を果たして以来、ドラマや映画、CMなど幅広い分野で活躍しています。

定食屋を営むシングルマザー・下山智代役/板谷由夏

下山智代は、親から受け継いだ小さな定食屋を切り盛りする女性。バツイチで、一人息子とふたりで暮らしています。難関私立中学に進学したいという息子のひそかな想いに気づいていません。 智代を演じるのは女優の板谷由夏。ドラマ『パーフェクトラブ!』(1999年)をきっかけに名を知られるようになり、以後さまざまな作品で活躍してきました。ニュース番組のキャスターや情報番組のMCを務めたこともあります。

超富裕層の後妻ママ・上原里美役/鈴木保奈美

上原里美はホステス時代、大手銀行の重役との不倫のすえ息子を産みました。その後正妻として迎え入れられるも、日々居心地の悪さを感じています。夫、夫と前妻の息子と娘、夫と自分の息子と一緒に暮らしています。 里美を演じるのは女優の鈴木保奈美。ドラマ『東京ラブストーリー』(1991年)のブレイク以来、広く名を知られるようになりました。最近では「SUITS/スーツ」シリーズなどにも出演しています。

原作なしの遊川和彦脚本!過去のドラマを振り返る

35歳の少女

『家庭教師のトラコ』に原作はなく、遊川和彦が本作のために脚本を書き下ろしました。 脚本・遊川和彦×プロデュース・大平太といえば、名作ドラマ『家政婦のミタ』(2011年)!謎の家政婦が母親を喪った家庭を再生し、自身も過去の呪縛から救われる物語です。 「母親」は遊川脚本のキーパーソンで、『過保護のカホコ』(2017年)は自立する娘と毒親、『35歳の少女』は精神と肉体の年齢が違う娘と母親が描かれました。トラコは“生徒の母親に異常に厳しい”設定なので、母親との過去に何かありそうですね。 『家政婦のミタ』と同じく、主人公の素顔が少しずつ明かされる展開になるでしょう。最後まで一筋縄ではいかないのが遊川脚本なので、どんな展開になるか楽しみです!

ドラマ『家庭教師のトラコ』最終回ネタバレ・全話あらすじを結末まで

橋本愛が地上波民放連ドラ初主演を飾る個別指導式ヒューマンドラマ『家庭教師のトラコ』。高校で「資産形成」が必修化したばかりで、タイムリーな内容のドラマになりそうです。 この記事では各話あらすじをネタバレありで更新していきます。