2023年2月9日更新

「ミニオン」シリーズの歌・曲を元ネタとともに紹介!バナナの歌は劇中で流れない?

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ミニオン
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小さくて愛らしい姿やコミカルな動きが人気のミニオン。映画の中で陽気に歌う姿は、見ているこちらにまで元気を与えてくれます。 そこでこの記事では、「ミニオン」シリーズの歌・曲を元ネタとともに紹介。シーンに隠された音楽の秘密を一緒に探っていきましょう!

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ミニオンのバナナの歌は映画本編では流れない?

ミニオンのバナナの歌とは?

ミニオンが歌う曲の中でも、最も有名な「バナナの歌」は『怪盗グルーのミニオン危機一発』(2013年)の宣伝用の映像で使われたもので、映画本編では流れません。 ミニオン独自の言語「ミニオン語」で歌う可愛らしい姿や思わず口ずさみたくなるフレーズがSNSを中心に拡散され、映画の公開前から話題を集めました。

バナナの歌の元ネタは?

「バナナの歌」の元ネタは、ザ・ビーチ・ボーイズの「Barbara Ann」です。実際に原曲と「バナナの歌」を聞き比べると、リズムが同じで歌詞だけを変えた、替え歌になっているのがわかるでしょう。 また、歌詞も原曲をオマージュしており、ミニオン語にも関わらず、似た発音になるように工夫されています。

1作目『怪盗グルーの月泥棒』の曲・歌を一覧で紹介

原題 Despicable Me
公開年 2010年
シリーズ 1作目

楽曲一覧表

「Despicable Me」 ファレル・ウィリアムズ
「Fun, Fun, Fun」 ファレル・ウィリアムズ
「I'm On A Roll 」 デスティニー&パリス
「Minion Mambo」 ザ・ミニオンズ
「Boogie Fever」 シルヴァーズ
「My Life」 ロビン・シック
「Prettiest Girls 」 ファレル・ウィリアムズ
「Rocket's Theme」 ファレル・ウィリアムズ
「You Should Be Dancing」 ビー・ジーズ
「The Unicorn Song」 アグネス

「Despicable Me」/ファレル・ウィリアムス

怪盗グルーがカフェでの順番待ちを嫌がり、列に並んでいる客をフリーズ銃で凍らせて、割り込むときに挿入される曲です。タイトルは映画の原題と同じ「Despicable Me」。「卑劣な俺」という意味の通り、悪の道を突き進んできた、怪盗グルーのこれまでの生き様を表す歌詞になっています。

「Fun, Fun, Fun」/ファレル・ウィリアムス

怪盗グルーがマーゴら三姉妹と、スーパー・ファン・ランドのジェットコースターに乗るときに流れる曲。楽しい時間を過ごしたい少女の願望を歌った曲で、劇中でアトラクションを楽しむ、三姉妹の心情とリンクしています。

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「I'm On A Roll」/デスティニー&パリス

「怪盗グルーの月泥棒」のサウンドトラックのボーナストラックとして追加されている曲。「うまくいってる」というタイトルの通り、日陰ものとして生きてきたグルーが、数々の成功を収めて成り上がってきた姿を想像させる曲です。

「Minion Mambo」/ザ・ミニオンズ

同じく「怪盗グルーの月泥棒」のサウンドトラックのボーナストラックとして収録されている曲。ミニオンズとファレル・ウィリアムスがコラボしており、ミニオンズのアップテンポで軽快なラップパートが聴きどころです。

「Boogie Fever」/シルヴァーズ

クッキーロボットと聞き間違えて、ネファリオ博士が制作した、ブギー・ロボットが踊りだす際に流れる曲。シルヴァーズのリリースしたシングルの中で最も売れた楽曲で、1976年のビルボード・シングルチャートでは1位を記録しました。

「My Life」/ロビン・シック

ミニオンズのコミカルな映像と共に映画を締めくくるのが、エンドロールに流れるロビン・シックの「My Life」です。最愛の女性との出会いに歓喜する男性の心情を綴ったこの曲は、三姉妹と運命的な出会いを果たした、怪盗グルーの明るい未来を想像させてくれます。

「Prettiest Girls 」/ファレル・ウィリアムス

怪盗グルーとミニオンズが、月に行くためのロケットを制作しながら、三姉妹とささやかな日常を送るシーンの挿入曲。可愛い少女との出会いから、世界が一変したことを歌うこの曲は、子育てに戸惑いながらも、充実した毎日を送る、怪盗グルーの心境を表現しています。

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「Rocket's Theme」/ファレル・ウィリアムス

ロケットで月に行くことを通して、人生の苦難や喜びを表現したこの曲は、ミニオンズと三姉妹の絆を糧に、月を目指す怪盗グルーの姿を連想させます。

「You Should Be Dancing」/ビー・ジーズ

発表会を見逃した怪盗グルーのために、三姉妹がバレエを披露。しかしいたずらミニオンが曲を「You Should Be Dancing」に変更し、たちまちディスコ会場に変貌しました。この曲は映画『サタデーナイトフィーバー』(1977年)でジョン・トラボルタが圧巻のダンスパフォーマンスを演じたことでも有名です。

「The Unicorn Song」/アグネス

ユニコーンが大好きな三女のアグネスが、眠りにつく前に歌う曲。アグネスのユニコーン愛が溢れており、いつの日か優しい両親に引き取られて、ユニコーンをペットにしたいなど、切ないながらも、可愛らしい思いの丈が綴られています。

2作目『怪盗グルーのミニオン危機一髪』の曲・歌を一覧で紹介

原題 Despicable Me 2
公開年 2013年
シリーズ 2作目

楽曲一覧

「Happy」 ファレル・ウィリアムズ
「Scream」 シーロー・グリーン
「Another Irish Drinking Song」 ザ・ミニオンズ
「Just a Cloud Away」 ファレル・ウィリアムズ
「I Swear」 ザ・ミニオンズ
「Y.M.C.A」 ザ・ミニオンズ

「Happy」/ファレル・ウィリアムス

恋に奥手になる怪盗グルーにルーシーがキスをして、自分の思い伝えるシーンで流れる曲。その後恋に浮かれ、幸せに満ちたグルーの姿が描かれます。「Happy」は2013年の大ヒット曲で、第86回アカデミー賞「最優秀オリジナル・ソング」部門にもノミネートされました。

「Scream」/シーロー・グリーン

映画のオーディションと称した、ミニオンズの映像と共にエンドロールを飾ったのが、シーロー・グリーンの「Scream」です。『怪盗グルーのミニオン危機一発』のために書き下ろされた楽曲で、ファレル・ウィリアムスがプロデュースを手掛けています。

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「Another Irish Drinking Song」/ザ・ミニオンズ

研究所でパーティーを開催しているミニオンズが、どんちゃん騒ぎしながら大合唱している歌。元ネタはダヴィンチノートブックの同名曲「Another Irish Drinking Song」です。**死にゆく人を想いながら、涙が枯れるまで酒を飲もうといった、暗い歌詞を明るい曲調*で歌っています。

「Just a Cloud Away」/ファレル・ウィリアムス

マーゴがアントニオに一目惚れしたときに流れる曲。思わずふらついて、噴水に落ちそうになるマーゴをアントニオが華麗に助けます。ファレル・ウィリアムスは苦難に苦しむ人の背中を押す、応援ソングとして作曲。劇中でもマーゴの淡い恋を陰から支えています。

「I Swear」/ザ・ミニオンズ

怪盗グルーとルーシーの結婚式で、白い正装をした4人のミニオンが歌った曲です。元ネタはゲイリー・ベイカーとフランク・マイヤーズの「I Swear」で、第37回グラミー賞最優秀カントリー・ソングに選ばれました。

「Y.M.C.A」ザ・ミニオンズ

結婚式の締めとしてミニオンズが歌った曲が「Y.M.C.A」です。元ネタは1978年にリリースされたヴィレッジ・ピープルの同名曲。日本では西城秀樹がカバーしたことで有名で、サビの振り付けの「Y.M.C.A」ポーズは老若男女問わず、日本人なら誰でもできるほどなじみ深い曲です。

3作目『ミニオンズ』の曲・歌を一覧で紹介

原題 Minions
公開年 2015年
シリーズ スプンオフ1作目

楽曲一覧

「Happy Together」 ザ・タートルズ
「19th Nervous Breakdown」 ザ・ローリングストーンズ
「I’m a Man」 スペンサー・デイヴィス・グルーヴ
「Break On Through (To the Other Side)」 ザ・ドアーズ
「Make 'Em Laugh」 ザ・ミニオンズ
「Hair」 ブロードウェイミュージカル『Hair』より
「You Really Got Me」 キンクス
「The Letter」 ザ・ボックス・トップス
「My Generation」 ザ・フー
「Hey Hey We’re The Monkees」 ザ・モンキース
「Auld Lang Syne(蛍の光)」 ミニオンボブ
「Got To Get You Into My Life」 ザ・ビートルズ
「Mellow Yellow」 ドノヴァン
「Revolution」 ザ・ミニオンズ

「Happy Together」/ザ・タートルズ

微生物から現在の姿に至るまでの、ミニオンの進化の過程を描くオープニング映像で流れている曲。タイトルだけで判断すると、幸せなカップルの歌に思えますが、実際は叶わぬ恋を歌った悲恋の歌。恋に積極的になれず、ただ好きな人との妄想にふける、悲しい心情を表しています。

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「19th Nervous Breakdown」/ザ・ローリングストーンズ

新たなボスを探すために、ミニオンズが海を越えてニューヨークにやってきた際に流れる曲。タイトルの「19回目の神経衰弱」はローリングストーンズが行った過酷なアメリカツアーを指しており、これからミニオンズの冒険に立ちはだかる、数々の困難を予期させます。

「I’m a Man」/スペンサー・デイヴィス・グループ

ミニオンズが大悪党大会の会場へ向かう途中、同行していたネルソン・ファミリーが銀行強盗を行うときに流れる曲。好きな女性がいながらも、どこかかっこつけてしまうロックミュージシャンの心情を描いており、ネルソン・ファミリーのワイルドで、人情味あふれる姿を表現しています。

「Break On Through (to the Other Side)」/ザ・ドアーズ

ネルソン・ファミリーとミニオンズ一行が、大悪党大会の会場へ到着したときに流れる曲。タイトルの「ブレイクオンスルー」は造語で、向こう側へ突き抜けろと意味しており、悪の道に突き進んでいくミニオンズの行く末を暗示しています。

「Make 'Em Laugh」/ザ・ミニオンズ

南極にいるミニオンズが、新しいボスのイエティを歓迎するときに歌っていた曲。ミュージカル映画の金字塔『雨に唄えば』(1952年)の劇中歌として使用されており、ドナルド・オコナーが見せる、アクロバティックなダンスシーンは映画ファンのなかでも指折りの名シーンです。

「HAIR」ブロードウェイミュージカル『ヘアー』より

王冠を盗むために宮殿に侵入したミニオンズが、催眠術を仕掛けて警備員から逃げる場面で流れる曲。警備員とミニオンズの振り付けは、ブロードウェイミュージカル『ヘアー』をオマージュしており、ミュージカルファンを中心に話題を集めました。

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「You Really Got Me」/キンクス

ミニオンズがエリザベス女王から王冠を盗むために追跡するシーンで流れる曲。パワーコードを駆使した力強いメロディーが特徴で、後のハードロック、ヘヴィメタルの誕生に影響を与えた楽曲です。

「The Letter」/ザ・ボックス・トップス

ボブが王に即位したと連絡を受けて、南極にいたミニオンズがイギリスに移動するときに流れる曲。愛する彼女からラブレターが来て、今すぐ会いに行きたい男性の心情を描写したこの曲は、ボブの一報を受けて、浮足立つミニオンズの心境を表現しています。

「My Generation」/ザ・フー

ボブが戴冠式でのスピーチで、高らかに「キングボブ」と宣言した後、**ミニオンズがバッキンガム宮殿でやりたい放題するときに流れる曲。*“年を取る前に死にたい”という若者ならではの鬱屈した感情を表現した歌詞は、後先考えずに突き進むミニオンズの姿を映し出しています。

「Hey Hey We’re The Monkees」/ザ・モンキーズ

ボスのスカーレットに王位を継承したことで、ご褒美がもらえると浮かれながらミニオンズが歌う曲。原曲の「へい!へい!僕らはモンキーズ!」とグループ名を連呼する歌詞は、自分たちの仕事をやり遂げた、ミニオンズたちの意気揚々とした気持ちを感じさせます。

「Auld Lang Syne(蛍の光)」/ミニオンボブ

地下牢から逃げる途中で仲良くなったネズミとの別れ際にボブが歌った曲。古くから伝わるスコットランドの民謡曲で、日本では「蛍の光」として知られています。年末の紅白歌合戦では「最後の別れの曲」として歌われるなど、日本人なら誰もが知っているほど親しまれた曲です。

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「Got To Get You Into My Life」/ザ・ビートルズ

若き頃の怪盗グルーとミニオンズのコミカルな映像でエンドロールを飾るのが、ザ・ビートルズの「Got To Get You Into My Life」です。愛する人とのかけがえのない出会いを歌ったこの曲は、ミニオンズと怪盗グルーの運命的な出会いを盛り上げています。

「Mellow Yellow」/ドノヴァン

エンドロール半ばから流れる曲が、ドノヴァンの「Mellow Yellow」です。タイトルや歌詞には「黄色」や「バナナ」といったワードが飛び交っており、ミニオンズにかけて選曲されたのではないかと、ファンの間で話題になりました。

「Revolution」/ザ・ミニオンズ

エンドロール終了後、ミニオンズがギター片手に歌っている曲。元ネタは、ザ・ビートルズの「Revolution」です。ベトナム戦争が激化するなか、平和を願ってリリースされたこの曲は、敵や味方含めてスクリーンに再集結する、ミニオンズのラストを飾るのにぴったりの一曲でした。

4作目『怪盗グルーのミニオン大脱走』の曲・歌を一覧で紹介

怪盗グルー
©Universal Pictures
原題 Despicable Me 3
公開年 2017年公開
シリーズ シリーズ3作目

楽曲一覧

「Yellow Light」 ファレル・ウィリアムズ
「Hug Me」 ファレル・ウィリアムス&トレイ・パーカー
「Bad」 マイケル・ジャクソン
「Take on Me」 アーハ
「Papa Mama Loca Pipa」 ザ・ミニオンズ
「There’s Something Special」 ファレル・ウィリアムズ
「Tiki Tiki Babeloo」 ザ・ミニオンズ
「Freedom」 ファレル・ウィリアムズ
「Doowit」 ファレル・ウィリアムズ
「99 Luftballons」 ネーナ
「Into the Groove」 マドンナ
「Chuck Berry」 ファレル・ウィリアムズ
「Despicable Me 3 Score Suite」 エイトル・ペレイラ
「Malatikalano Polatina」 ザ・ミニオンズ

「Yellow Light」/ファレル・ウィリアムス

『怪盗グルーのミニオン大脱走』のエンドロールの途中に流れるのが、ファレル・ウィリアムスの「Yellow Light」です。彼のMVでもミニオンズとコラボしており、80年代のゲームをオマージュした8ビットで、ハリウッドの街並みを練り歩く姿を楽しめます。

「Hug Me」/ファレル・ウィリアムス&トレイ・パーカー

映画のエンドロールの最初に流れる曲が「Hug Me」です。ファレル・ウィリアムスが書き下ろした楽曲で、敵役のバルタザール・ブラットの声優を務めた、トレイ・パーカーとコラボしたことで話題を集めました。

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「Bad」/マイケル・ジャクソン

ブラッドが海から大型船に侵入するときに流れる曲。キング・オブ・ポップことマイケル・ジャクソンの楽曲で、MVの監督を映画界の巨匠マーティン・スコセッシが務めたことでも有名です。劇中ではブラッドが「BAD」のリズムに乗せて、ムーンウォークやダンスを踊り、乗船員たちを翻弄しました。

「Take On Me」/アーハ

ダイヤを盗むさいに、宝石鑑定士に変装したブラッドがBGMとして自らカセットテープで流す曲。シンセポップの名曲として知られていますが、漫画と実写を織り交ぜたMVは1980年代には非常に珍しく、好評を博しました。

「Papa Mama Loca Pipa」/ザ・ミニオンズ

怪盗グルーと決別後、お腹を空かしてさまよっていたミニオンズが、ピザの匂いつられ、歌のオーディション会場に紛れ込んで歌い上げた曲。 元ネタはオペラ曲「I am the very model of a modern Major-General」です。劇中では息のあった大合唱とエネルギッシュなパフォーマンスを見せ、拍手喝采に包まれました。

「There’s Something Special」/ファレル・ウィリアムス

寝室で眠りにつく三姉妹をルーシーが優しいまなざしで見守るときに流れる曲。子供のために奮闘する親の気持ちを綴ったこの曲は、新米ママだったルーシーが成長し、たくましい母へと成長していることを感じさせます。

「Tiki Tiki Babeloo」/ザ・ミニオンズ

新婚旅行に行っていない怪盗グルーとルーシーのために、三姉妹がハワイ旅行気分を味わってもらうサプライズを仕掛けたときに流れる曲。ハワイアンソングをベースに作られた楽曲で、劇中ではハワイアンスタイルのミニオンズがウクレレ片手に歌っています。

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「Freedom」/ファレル・ウィリアムス

刑務所に収監されたミニオンズが、囚人たちのトップとして君臨している姿に挿入される曲。人間の根源的な権利「自由」を歌ったこの曲は、刑務所の中で鬱屈とした日々を送るミニオンズと対照的で、まもなく自由に向けて走り出す未来を予感させます。

「Doowit」/ファレル・ウィリアムス

怪盗グルーに再び仕えるために、刑務所からミニオンズが脱獄する際に流れる曲。決別した仲間に、秘めた想いを語るこの楽曲は、ミニオンズと怪盗グルーの切っても切れない縁を感じさせ、一致団結して脱獄に挑む、ミニオンズの姿に思わず胸が熱くなります。

「99 Luftballons」/ネーナ

怪盗グルーがダイヤを盗むためにブラッドの寝室に侵入したときに、不意に鳴り響いた目覚ましアラームの設定音が「99 Luftballons」です。ブラッドの風船を使った戦闘スタイルや1980年代をイメージしたキャラクターなどの共通点から、この曲が選曲されたのではないかとファンの間で考察されています。

「Into The Groove」/マドンナ

怪盗グルーが最終決戦として、ダンスバトルをブラッドに挑んだ際に流れる曲。ダンスを通して意中の相手とコミュニケーションを取る喜びを歌ったこの曲は、激しい戦いを繰り広げながらも、どこか好敵手との戦いを楽しんでいる、怪盗グルーとブラッドの気持ちを表現しています。

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「Chuck Berry」/ファレル・ウィリアムス

怪盗グルーらが悪党モービルに乗り、郊外を爆走するときに流れる曲です。ロックンロール創始者の1人、チャック・ベリーの名を冠したこの楽曲。ファレル・ウィリアムスがタイトルに込めた想いと、尊敬する父の影を追って、悪党モービルに乗るグルーとドルーの想いを、思わず重ね合わせてしまいます。

「Despicable Me 3 Score Suite」/ヘイター・ペレイラ

『怪盗グルーのミニオン大脱走』のオリジナル・サウンドトラックに収録されている曲。シンプリー・レッドのギタリストとして活躍したヘイター・ペレイラが、劇中で流れるBGMを再構成して4分の楽曲に仕上げました。この一曲だけで、映画で味わったワクワク、ドキドキ感を一瞬で体感できます。

「Malatikalano Polatina」/ザ・ミニオンズ

刑務所から脱獄に成功したミニオンズが、飛行船の上でウクレレ片手に歌う曲。元ネタはメルヴィンズの「99 Bottles of Beer」です。遠足に向かう道中などで歌う北米の民謡としても知られており、怪盗グルーに会うのが待ち遠しい、ミニオンズの心境が伝わってきます。

楽曲の元ネタがわかると2倍楽しめる!「ミニオン」シリーズの魅力

『ミニオンズ・フィーバー』メイン
(C)2020 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED

この記事では「ミニオンズ」シリーズの歌・曲を元ネタとともに紹介しました。バナナの歌が劇中では流れないということに驚く方も多かったのではないでしょうか? 楽曲の元ネタを知ることで、シーンに隠されたより深いメッセージを味わえるので、ぜひ「ミニオン」シリーズをチェックしてみてくださいね。