2022年6月27日更新

「バック・トゥ・ザ・フューチャー4」が製作されない理由を解説!もし実現するならどんな内容?

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世界で最も愛されているSF映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」3部作。もし「PART4」が公開されれば大ヒットは確実です!それなのに、なぜ製作されないのでしょうか? 本記事では、「バック・トゥ・ザ・フューチャー4」が製作されない理由を詳しく解説!またもし製作されるとしたらどんな内容になるのかも予想していきます。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズは全部で何作?

シリーズは全部で3作です。第1作目『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が公開されたのは1985年。大ヒットを記録して批評家たちからも高く評価された本作は、SF映画史のみならず映画史に残る最高傑作のひとつといわれています!

「バック・トゥ・ザ・フューチャー4」は公開される?

2022年6月時点で「PART4」の製作は進行しておらず、製作自体も発表されていません。

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「バック・トゥ・ザ・フューチャー4」やリメイクはなぜ製作されていないのか

BTTF制作陣が製作を否定している

続編が製作されない理由を一言でいうと「製作陣に全くその気がないから」と言えるでしょう。シリーズを構想から手がけたロバート・ゼメキス監督と脚本家のボブ・ゲイルは、これまでのインタビューで何度も続編とリメイクの可能性をはっきり「No」と否定してきました。 彼らの言葉を抜粋すると、ロバート・ゼメキス監督は「私とボブが生きている間は無理です」、ボブ・ゲイルは「みんな見たことがあるでしょう、続編を作りすぎて“やめておけば良かった”という映画を」と発言しています。 3部作が非常に素晴らしかったので、製作陣はそれを台無しにしたくないと考えているのでしょう。また監督いわく、ユニバーサルはロバート・ゼメキスとボブ・ゲイルの許可なしに続編やリメイクを作ることはできないという契約が交わされているとのことです。

キャスト陣のカムバックが現実的ではない?

シリーズの主人公マーティ役を演じたのは、当時ヒットドラマ『ファミリータイズ』の主演で有名だったマイケル・J・フォックス。彼を高く評価する監督は、キャストを変更してのリメイクやスピンオフ作品の製作について、“彼抜きではありえない”という旨の発言をしています。 そんなマイケル・J・フォックスは、「PART3」の撮影時から体調が良くなく、30歳の時にパーキンソン病と診断されました。それ以降役者としての活動を控えており、2020年には役者引退を表明しています。 一方ドクを演じたクリストファー・ロイドは、続編があれば出たいと肯定的。しかし2022年6月現在83歳と高齢で、2021年公開の『Mr.ノーバディ』にも出演するなど現役ながら、早めに実現しないと現実的ではなさそうです。

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もし「バック・トゥ・ザ・フューチャー4」が製作されるならどんな内容に?

PART3の続きが描かれる?

もし「バック・トゥ・ザ・フューチャー4」が作られるのなら、マイケル・J・フォックスとクリストファー・ロイドがマーティとドクが引き続き演じて「PART3」の続きを描く可能性が高いでしょう。 「PART3」のラストでは、タイムマシン「デロリアン」が壊れ、ドクとマーティは離れ離れに。家族を作っていたドクが新しいタイムマシンでマーティに会いにきたものの、またどこかへ行ってしまいました。 その続きを予想するとすれば、2人の年齢を考慮して舞台は現代でしょう。あれ以来会っていなかったドクがマーティに会いにきて、何か問題が起きたと焦るドクが「デロリアン」を作り直し、マーティと共に3部作では帰る未来だった1985年にタイムスリップ。なんて物語だったら面白そう!

ゲームのオリジナルストーリーが描かれるかも?

実はBTTFの世界観を引き継いだゲーム『Back to the Future: The Game』が2010年より発売されています。映画版の脚本家ボブ・ゲイルが監修にあたったこのゲームでは、シリーズの“その後”を描くオリジナルストーリーが楽しめるのです! 舞台は「PART3」から半年以上経った1986年5月14日。マーティは行方不明のドクの持ち物が遺品として売り出されていることを知ります。「ドクは生きている」と主張しても信じてもらえず、ガレージで落ち込むマーティ。すると突如、ガレージの外にデロリアンが現れます。 ドクが1931年に行って誤認逮捕された挙句何者かに殺されたことを知ったマーティは、デロリアンで1931年へタイムスリップ。そして、当時10代の若きドクに助けを求めます。公式のストーリーなので、もし映画化されるとしたらこのストーリーである可能性も高そうです!

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リメイクになる可能性も

2020年にファンが合成技術「ディープフェイク」を使って、マーティの顔をトム・ホランドに、ドクの顔をロバート・ダウニー・Jr.にした動画をネットにアップしました。その映像の違和感の無さや、キャスティング&続編に関する賛否両論で当時大きな話題に。 その後に「BBC Radio 1」に出演したトム・ホランドは、「リメイクの話がありマーティ役が欲しいと言われたらどうする?」と聞かれ、「過去にそのようなリメイクについての話がなかったと言えば嘘になる」と暴露。続けて、「しかしあの映画は最も完璧な映画のひとつで、より良いものは作れないでしょう」と語りました。 つまり、実際にトム・ホランドが主演または主演候補の1人で、リメイクの企画があったということのようです。リメイクが実現する可能性も考えられますね!

「バック・トゥ・ザ・フューチャー4」が公開されるなら数10年後になりそう

残念ながら、今のところ公開される未来はなさそうな『バック・トゥ・ザ・フューチャー4』。映画史上最高傑作のひとつと名高いシリーズを汚したくない、という製作陣の気持ちもなんとなくわかる気がします。 ロバート・ゼメキス監督の「私とボブが生きている間は無理です」という言葉と、ユニバーサルとの契約の話が本当なら、続編やリメイクの実写映像作品が見られるのは数十年後になりそうですね。監督たちの気が変わるかも、と淡い期待を抱いてその日を待ちましょう!