『ちはやふる』最終回までネタバレあらすじ解説!千早は太一と新どっちを選ぶ?【祝・完結】
ついに完結した漫画『ちはやふる』、その結末とは?気になる千早と太一、新の恋の行方がついに最終話で描かれました。 本記事では最終回のネタバレとともに、3人の恋の軌跡やこれまでのあらすじをまとめて解説します。
漫画『ちはやふる』のあらすじ
末次由紀が描く『ちはやふる』は競技かるたクイーンの座を目指す綾瀬千早の物語。全力で競技に挑む高校生たちを描く熱血かるた漫画です。その熱さから、スポ根漫画と評されることも。 競技仲間であり幼馴染である真島太一・綿谷新との恋の行方も1つの軸となっていて、彼女たちの青春の1ページが丁寧に描かれていきます。
漫画『ちはやふる』の完結は何巻?
2007年に『BE・LOVE』で連載開始した『ちはやふる』は、8月1日発売の同誌で最終回の247話を迎えました。コミックスは全50巻で完結。50巻は12月13日発売です。 当初は49巻が最終巻予定となっていましたが、その後49巻では収まりきらないとして改めて50巻での完結が発表されました。
漫画『ちはやふる』の最終回ネタバレ【最新247話】
新クイーンと新名人の誕生
残り札2枚の運命戦を制し、千早と新はそれぞれ勝利します。千早は疲労から倒れ込み即寝してしまったので、集まった報道陣は一気に新名人・新の元へ。新は祖父と地元の応援への感謝を口にして、涙をこぼします。 敗者となった若宮詩暢と周防久志も、それぞれ家族へ感謝を述べていました。負け知らずだった詩暢も祖母の前で大粒の涙を流し、悔しい思いを口にします。
来年のリベンジを誓う太一
太一は夢を叶えた千早と新に置いていかれている寂しさを感じていました。視界に入った新と千早の姿はお似合いで、なおさら落ち込む様子の太一。 しかし太一はまだ諦めていませんでした。新に「俺が倒しにここに来る」と、いつか新が周防にそうしたように宣言します。 それを聞いた新と千早は満面の笑顔を浮かべ、太一の元へ。よき同志でありライバルとして、3人は子供の頃のように抱き合うのでした。
千早が選んだのは太一と新どっち?
卒業式の日、千早は太一が京大を受けたことを知ります。かるたを続けていればまた会えると言う太一の言葉を聞きながら、千早は春に太一がしてくれた告白のことを思い返していました。 そして自分の気持ちを伝えられるのは自分しかいないと、千早は太一の手を握って「好きだよ」と告白。太一も「いまさら?」と照れながら、2人はついに結ばれました。 交際を報告された新は悔しそうに、10年後に千早の隣にいるのは自分だと言います。 場面は全日本選手権へ。新の「さ、かるたしよっさ」で物語は幕を閉じます。
49巻をおさらいしよう
千早&新&太一の恋愛エピソードをネタバレおさらい
千早との結婚を見据える新の告白
23巻、名人戦挑戦者決定戦で負けた新は、千早ならどう戦ったかと問いかけます。千早は凛とした表情で自分のかるたについて語りました。 そこに小学生の頃の千早の姿を重ね、新は思わず「好きや千早」と告白。卒業後上京するから「気が向いたら一緒にかるたしよっさ」、つまり一緒に生きていこうとプロポーズとも取れる言葉を伝えるのでした。
太一の部室での告白
26巻、3年に進級直前の部室で太一は千早に、小学生の頃、新のメガネを隠したことを懺悔します。千早に嫌われたくないと隠し続けてきた秘密にケリをつけた太一は、春風に吹かれながら「好きなんだ千早が」と告白。 千早の爪が、指が、髪が、口が、笑った顔が小さい頃からずっと好きだったと伝えます。千早はチャイムにかき消されるほど小さな声で「ごめん」と伝え、太一は小さく「うん」と頷き部室を後にしました。
太一と千早の甘くないキス
同じく26巻、千早に振られた太一は退部届を出します。それを聞いた千早は泣きじゃくりながら「退部なんでいやだよ太一」と太一の背中にすがりつきました。 太一は衝動的に千早の唇をキスで塞ぎます。「お前は俺が石でできてるとでも思ってるのか」と伝え、今はかるた全部が真っ黒に見えると、千早とのつながりである、かるたとの決別を告げるのでした。
保留にし続けた千早の答えは?
33巻。机くんの告白劇を目撃した千早は、1年近く告白の返事をしていないことに気づき慌てて新の元へ向かいます。千早が「世界一になりたい」と、返事というより今の気持ちを告げると、新もそれに同意。 かるたを続けていれば道はいつか重なるから、「もっと近づいたら俺のことどう思ってんのか聞かせて」と、名人戦クイーン戦での再会を約束して、「またの」と別れました。
『ちはやふる』の全巻あらすじをおさらい
小学生(1巻〜)
小6の頃、転入生の新と出会った千早と太一。この出会いをきっかけに、千早は競技かるたの世界を知ることになります。 仲違いがありつつもかるたを通じて仲を深めた3人ですが、新は卒業後福井に戻らなくてはなりません。そこで3人はチーム「ちはやふる」を結成して大会に出場。 試合は負けてしまうものの、3人は「続けてたらまた会える。絶対会えるよ」と、再会を約束するのでした。 このときの思い出は、いつまでも3人の胸に刻まれることに。また千早と同じ響きをもつ「ちはやぶる」の札も、3人にとって特別な札となりました。
高校1年生(2巻~)
千早と太一は瑞沢高校で再会、かるた部を創設します。かるた部は経験者の肉まんくん(西田優征)、初心者の机くん(駒野勉)とかなちゃん(大江奏)を加えた5人体制に。 古典オタクのかなちゃんとの出会いで、千早は歌それぞれの情景を感じるように。より一層かるたの世界に魅了されていきます。 全国大会団体戦優勝を掲げるも、団体戦は優勝ならず。千早はクイーン・若宮詩暢に個人戦で破れ、太一は運の無さを痛感します。 一方で祖父の死をきっかけに競技を離れていた新は、2人の活躍に感化されて復帰を果たしました。
高校2年生(9巻~)
かるた部には花野菫と筑波秋博が入部。千早たちはついに団体戦優勝という悲願を達成します。 新は個人戦でクイーン若宮を下し優勝。競技かるた界に名を轟かすと同時に、優勝したら「卒業後に上京する」と、太一に恋のライバル宣言をします。 高2になって千早は将来かるた部の顧問になりたいと考えるように。親から医学部進学を決められている太一は、先を行く千早や新への焦りや部活に費やせる時間のタイムリミットなどに追われ、この頃から悲壮感が漂い始めます。 そんな中、新はあふれる思いのまま千早に告白するのでした。
高校3年生(26巻~)
千早に告白するも玉砕した太一は退部、それを受けて千早も休部してしまいます。福井では千早たちのそんな現状を知らない新が、千早たちに感化されてチーム作りに奮闘していました。 こうしてすれ違った3人の運命は、その後かるたを軸に再びつながることに。千早は強くなって太一を待とうと部活に復帰、太一は塾で周防名人と再会したことをきっかけに東大かるた部で競技を続けます。 千早、太一、新はそれぞれの思いを胸に、名人位・クイーン位へ挑戦。名人位挑戦者決定戦では新が太一を下し優勝。新vs周防名人、千早vs若宮クイーンの運命の1戦が幕を開けます。
漫画『ちはやふる』の魅力をネタバレ解説しました
15年の連載の幕が閉じた『ちはやふる』。競技かるたの面白さを伝えてくれるのはもちろん、夢に向かって全力な千早たちの青春が熱くて泣ける極上の青春漫画です! 完結を機に美しい百人一首の世界に飛び込んでみてはどうでしょうか。