2022年12月27日更新

『ロストケア』映画あらすじと原作ネタバレ解説!連続殺人の裏に隠された介護問題とは

『ロストケア』
©2023「ロストケア」製作委員会

松山ケンイチと長澤まさみの初共演が話題の社会派サスペンス映画『ロストケア』が2023年3月24日(金)に公開予定!介護問題に抗うべく生まれた連続殺人鬼が、善悪の概念をぐらつかせてくる内容になるそうです。 この記事では映画『ロストケア』のあらすじを、原作小説『ロスト・ケア』のネタバレにもふれながら予想していきます。

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映画『ロストケア』作品概要

公開日 2023年3月24日(金)公開
上映時間 114分
監督 前田哲
キャスト 松山ケンイチ , 長澤まさみ , 鈴鹿央士

映画『ロストケア』あらすじ

「僕は42人を救いました」 介護士の斯波宗典は、介護センターの利用者42人を殺した罪で逮捕されました。殺害はあくまで「救い」だと主張する彼に対して検事・大友秀美は激しい憤りを覚えます。 一方遺族の間でも救われたと思う者と怒りに震える者、どちらもいるという事実が浮かびあがってくるのです。 連続殺人犯の信念と検事の正義が激しくぶつかり合い、交錯する中で事件の真実へと迫っていきます。

原作『ロスト・ケア』ネタバレ

原作小説は葉真中 顕(はまなか あき)による骨太なエンターテイメントです。日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞しています。

原作ネタバレ

※原作では犯人が誰か分からないという前提で進んでいきます。 検事・大友秀樹は、介護施設グループ「フォレスト」のデータを見ていく中で、死亡率の高い施設がある事を発見します。 その施設の事業所長・団啓司が利用者宅の合鍵を作って夜中に出入りしていました。目撃者の斯波宗典は何をやっていたのか尋ねます。すると団は彼に向かって鉄の塊を振り下ろしました。 大友秀樹もある人物が休みの日に犯行を行っている関連性を発見しますが、その人物は団哲司ではなく斯波宗典。 斯波本人はすぐに自供します。しかし「殺人」ではなく「救い」だと述べるのです。最初に殺害したのは父親でした。介護により貯金はなくなり生活保護も却下され「殺してくれ」という父を殺害、同じ苦しみを抱える人を開放するため42人もの連続殺人に至ったのです。

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原作小説の感想・評価

吹き出し アイコン

現代社会が抱えている闇をサスペンス要素強めに生々しく描いていて胸がえぐられる思いでした。検事が正しいことを言っているけれど、犯人が100%悪いとは言えないと私は思ってしまいました。

(20代女性)

吹き出し アイコン

犯人をミスリーディングするように書かれていてまんまとハマってしまいました。最後の犯人が誰か分かった時はびっくりと悲しみが同時に来る感じ。辛くて読むのに根気はいりますが人生を考える上で読むべき小説の1つです。

(20代男性)

映画『ロストケア』キャスト・登場人物

斯波宗典役/松山ケンイチ

松山ケンイチ

斯波宗典(しばむねのり)は、介護職員として働く男性で42人を殺害した罪で逮捕されました。映画では小説と異なり予告から殺人犯として登場しています。 松山ケンイチは、映画「デスノート」シリーズで脚光を浴び、『聖の青春』(2016)では日本アカデミー賞・優秀主演男優賞を受賞しています。

大友秀美役/長澤まさみ

長澤まさみ

大友秀美(おおともひでみ)は、正義感の強い検事。斯波宗典の「殺人ではなく救い」という言葉に声を荒げて反論しています。小説版の大友秀樹という男性から設定が変わりました。 長澤まさみは、『世界の中心で愛を叫ぶ』(2004)や『海街diary』(2015)など長年第一線で活躍する女優です。

椎名幸太役/鈴鹿央士

鈴鹿央士

椎名幸太(しいなこうた)は、小説版の大友秀樹の補佐役「椎名」と同一人物。大友秀美のサポート役として事件の真相に迫っていきます。 鈴鹿央士はドラマ『silent』(2022年)で大活躍し人気急上昇中の若手イケメン俳優です。

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斯波正作役/柄本明

柄本明

斯波正作(しばせせいさく)は、連続殺人犯・斯波宗典の父。原作では認知症が進み、息子・宗典が介護しています。 柄本明は「男はつらいよ」シリーズなど名作に数多く出演。柄本時生・佑兄弟の父としても知られています。

介護老人の娘役/坂井真紀

殺人事件によって救われたと語る介護老人の娘坂井真紀が演じています。

介護老人の娘役/戸田菜穂

犯人に対して怒りを抑えられず予告の裁判で声を荒げる介護老人の娘戸田菜穂が演じています。

ヘルパー役/峯村リエ

ヘルパー役は舞台を中心に『あなたの番です』(2021)などの映画にも出演する峯村リエが演じます。

新人ヘルパー役/加藤菜津

新人ヘルパー役の加藤奈津は、『女子高生に殺されたい』(2020)などに出演する新人女優です。

仕事先の友人役/やす(ずん)

仕事先の友人役の芸人やすは、『GOEMON』(2009)の群衆役で映画デビューしています。

検事正役/岩谷健司

検事正役の岩谷健司は『ゾッキ』(2021)や『死刑にいたる病』(2022)などに出演する名脇役です。

ケアセンター長役/井上肇

ケアセンター長役の井上肇は『アルマゲドン』(1998)や『おおかみこどもの雨と雪』(2012)などで声優としても活躍中です。

映画『ロストケア』のスタッフ

監督:前田哲

監督の前田哲は『老後の資金がありません!』(2022)などのコミカル路線から『そしてバトンは渡された』(2022)のようなシリアスな映画まで幅広いジャンルの作品を手掛ける監督です。

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脚本:龍居由佳里、前田哲

脚本は監督のほか『四月は君の嘘』(2016)の脚本を務めた龍居由香里と共同制作と発表されています。 また松山ケンイチ、プロデューサーの有重陽一とも何度も話し合いが行われて脚本は完成しました。

主題歌:森山直太朗「さもありなん」

主題歌は森山直太朗が歌う『 さもありなん 』。 本作のために書き下ろししており「是か⾮か、ありか無しかを問い合うより無意識の視点で相⼿の想いを感じること」というテーマを曲に込めています。

映画『ロストケア』は2023年3月24日(金)公開!

松山ケンイチ×長澤まさみという豪華キャストと、長年問題視されている介護について鋭く本質を付いてくる『ロストケア』は2023年3月24日(金)公開です。 原作とは違った視点で描かれているので、原作ファンも鑑賞してみてはいかがでしょうか。