ドラマ「合理的にあり得ない」のあらすじ・原作ネタバレを最終回まで!結末で明かされる黒幕は?
月10ドラマ『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』は、天海祐希と松下洸平がバディを組み、超大胆な方法で事件を解決へと導く痛快エンターテインメントです。 この記事では、「合理的にあり得ない」のあらすじとネタバレを最終回まで紹介します! ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。 ★最終回のネタバレはこちら
原作小説で一足早く結末を
ドラマ「合理的にあり得ない」のあらすじ
合理的にあり得ないような不条理がまかり通ってしまう現代。頭脳明晰かつ変装の達人である女探偵・上水流涼子とIQ140の貴山伸彦がバディを組んで立ち向かうのは、理不尽すぎる悪党たち。 手段を選ばず暴走する涼子を伸彦が頭脳で支える、そんな2人の抜群なコンビネーションが癖になる極上痛快エンターテインメントです。不条理な事件を「あり得ない」手段で鮮やかに解決していきます。 さらに、2人は過去の確執へも立ち向かうことに。伸彦は家族との不和を、涼子は記憶が全くないある傷害事件の真相を……。クセ強最強バディが追い続けるものとは何なのか? それぞれの真犯人が物語終盤に明らかになりますが、2人が秘密裏に抱え続ける心の闇にも目が離せません。
第1話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
涼子(天海祐希)はなぜか依頼者を殴り、取り調べを受けています。涼子は当時の記憶を失っていたのですが、弁護士資格をはく奪されてしまいました。 10ヶ月後。涼子は貴山(松下洸平)と不動産ブローカー・神崎(高嶋政伸)を調べています。そして、神崎の秘書との浮気現場の盗撮に成功しました。 その2週間前、涼子の元に祥子(街田しおん)という依頼人が来ます。涼子は探偵になり、相棒の貴山と祥子の話を聞くことに。 祥子は2年前に神崎に騙され、工場と土地を奪われました。夫も自殺し、神崎から2000万円を奪い返したいとのこと。実はこの祥子を涼子に紹介したのは、元刑事の丹波(丸山智己)。そして貴山は、変装して神崎の周りを調査します。
ネタバレ
涼子は愛人の橘(工藤美桜)との写真を神崎に2000万円で買い取らせようとしますが、神崎は不倫がバレても構わないと強気。そこで涼子は神崎の妻・朱美(戸田菜穂)から2000万円を奪おうと、朱美に近づきます。 涼子は占いがよく当たると朱美に信じ込ませ、朱美に壺や皿を買わせて2000万円を手に入れます。しかし朱美が大金を使ったと神崎は激怒し、神崎は朱美を別荘の物置に監禁。しかし涼子が朱美を助け、涼子は探偵という正体を朱美に明かしたのです。 朱美は引きこもりの息子・克哉と2人で暮らすと決意。神崎は涼子に「詐欺」だと激怒しますが、涼子は朱美から預かった離婚届と離婚協議書を渡します。 そこには財産3億5000万円を慰謝料とすると書かれており、離婚すれば神崎の悪事を警察にバラさないと言い、神崎は離婚届にサインします。 その瞬間、パトカーのサイレンが……。神崎は捕まり、涼子は後日祥子に2000万円と依頼金を渡します。丹波は今回の件で神崎を逮捕できたと、涼子に感謝しました。そんな中、涼子に宿敵・慶介(仲村トオル)から連絡が入り……。
第2話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
涼子(天海祐希)はかつて慶介(仲村トオル)の顧問弁護士をしていましたが、関係を断ったはずの慶介から連絡を受けます。 慶介は、行方不明になっている娘・久実(白石聖)を探してほしいと涼子に依頼。涼子は「いくらでも報酬を払う」と言われ、久実を探すことに決めます。 久実は厳格な父に反発し、エリ(早見あかり)とリアム(猪塚健太)という2人と行動していました。涼子はエリとリアムが少女を裏社会に引き込もうとしている悪人であると、裏社会に詳しい有田(中川大輔)から情報を得ます。そこで涼子と貴山(松下洸平)は、久実のいる会員制のシーシャバーへ。 リアムはギャンブル中毒者で、涼子はリアムが闇カジノに現れると推測。そこで涼子がリアムに賭けを持ち掛けている間、貴山が久実にペットの話題を持ち掛け気を引きます。 そこで久実は、慶介がペットを飼うのを許してくれないから家出をしたと打ち明けたのでした。
ネタバレ
そして涼子と貴山は、久実を連れ出そうとします。しかしエリとリアムが怒って久実を連れ出し、2人は慶介に「久実の命と5000万円を引き換える」と脅迫状を送りました。 しかし涼子は慶介に、「1円も支払わず久実を助け出す、代わりに1億円用意してほしいと」と頼みます。 涼子は5000万円をエリとリアムに渡しますが、リアムを挑発。賭けをしてリアムが勝ったら、1億円を渡すと言ったのです。リアムは挑発に乗り、リアムの選んだ1から10の中の数字を涼子が当てられなかったらリアムの勝ちというルール。リアムは貴山に数字を当てるよう指示し、貴山は「2」と答えました。 リアムの選んだ数字は「2」。実は涼子は様々な場所で、リアムの今日のラッキーナンバーが2であると吹き込んでいました。こうして涼子は久実を助けますが、「人を見抜く力をつけなさい」と久実に説教をしました。 久実は「人生経験のために、涼子の元で働く」と慶介に手紙を残し……。慶介は涼子に報酬は支払えないと言い、久実は涼子の事務所で働くことになったのでした。
第3話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
慶介(仲村トオル)の紹介で、朝子(神野三鈴)という女性が涼子(天海祐希)の元にやってきます。朝子は建設会社の会長で、息子の仁志(笠原秀幸)が亡くなった夫の後を継いで社長になりました。 しかし仁志は最近、高円寺(高橋克実)という怪しい人物の予知能力に頼っていると涼子に相談します。 涼子は依頼を引き受け、早速貴山(松下洸平)が潜入調査を開始。涼子もホステスになりすまし、高円寺の予知能力を確認します。丹波(丸山智己)によると、高円寺はいろんな偽名を使って予知能力詐欺を行っているとのこと。しかしなかなか、高円寺の予知能力が嘘だと見抜くことができません。 涼子は、仁志の家で行われる高円寺の予知能力披露を見に行きます。高円寺は仁志の家にあった木箱を使って、ボートレースの1から6着の着順を全部当てると言い出しました。 すると高円寺は、2回連続リアルタイムのボートレース着順を見事的中させます。貴山はX線機器を使って木箱を調べますが、何も出てこず……。
ネタバレ
仁志は高円寺と、顧問契約を交わすことに。朝子に何としても止めてほしいと言われた涼子は、中国人社長になりすまして仁志と高円寺の契約の席に現れます。 高円寺は、予知能力を自分のためには使えないと言い張ります。そこで涼子は高円寺に1億当たるロトくじの当選番号を予知させ、番号と引き換えに5000万円を渡すことに。 しかし涼子は手数料が高いと言い、「今受け取った1億のロトくじ当選番号を高円寺に渡すから、代わりに仁志からもらった顧問料5000万円の小切手を渡してほしい」と提案。この提案では、高円寺が5000万円得する計算。しかし高円寺は逃げ出し、小切手を取り返すことに成功しました。 実は仁志の秘書・新井(安井順平)は高円寺の共犯でした。木箱の裏にコンパクトなプリンターを仕掛け、レース結果が出たらスマホでデータを送って答えを印刷するなど、新井の協力を得て詐欺を行っていたのです。 その後貴山は、父の勇作(小林隆)が入院する病院へ。貴山は涼子に「今猫カフェで癒されてます」と嘘をつきますが、涼子は勇作の病室の外にいたのでした。
第4話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
涼子(天海祐希)は、貴山(松下洸平)が父・勇作(小林隆)の元に毎週来ていると言う看護師の話を耳にします。さらに勇作の担当医は警察から、意識が戻ったら警察に伝えるよう言われたと話していたのでした。 事務所に戻った涼子は、久実(白石聖)から涼子の初仕事についてしつこく聞かれたため話すことに。8ヶ月前、真紀(市川由衣)という女性がやってきます。真紀は額の大きなあざを消そうと、樹里亜(水野美紀)が経営する病院で施術を受けました。 すぐに額は綺麗になったものの、半年であざが悪化。真紀はカルテの開示請求などを行いましたが、特に施術に問題はなかったとのこと。 結婚を控え、元に戻すには海外で整形するしかなく、真紀は整形費用を樹里亜から奪い返したいと涼子に相談したのです。
ネタバレ
依頼を受けた涼子は樹里亜に会いに行ったものの、逆にニュースで涼子を知っていた樹里亜は「元犯罪者!」と追い返します。 その後、貴山の愛猫が涼子の車のボンネットに入り込んだことで、涼子と貴山は出会うことに。クリーニング代を請求する涼子ですが、樹里亜がイケメンの秘書を探していると知り、貴山に「体で払って」と頼みました。 貴山は無事樹里亜の秘書試験に合格。樹里亜が黒革の手帳を常に持ち歩いていることが分かり、涼子は樹里亜を酔わせてその隙に手帳を盗み見ようとします。そして涼子は樹里亜との飲み対決に勝ち、貴山と手帳の中身を確認しました。 後日涼子は樹里亜に、真紀に「無認可の新薬lavanを使った」と手帳に書かれていたことを指摘。しかし樹里亜は「美容液1 avan」だと言い張り……。 実は涼子と貴山は樹里亜を酔わせた時、樹里亜の2000万円するネックレスをレプリカとすり替えていました。罪は認めさせられませんでしたが、涼子はネックレスを真紀に渡してお金にしてもらおうとしたのです。 しかし真紀は婚約破棄され、結婚式の予定日に自殺してしまいます。涼子は貴山に「うちで働かない?」と誘い、「お互い嘘はつかない」と約束し貴山は涼子の元で働くようになったのでした。 そして現在、話し終えた涼子の元に突然樹里亜がやってきます。樹里亜は涼子に「助けて。あたし殺されそうなの」と依頼してきて……。
第5話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
樹里亜(水野美紀)は殺人予告を受け取り、涼子(天海祐希)に警護を依頼します。涼子はお金に目がくらんで依頼を受けたと思いましたが、実は樹里亜の悪事を暴いて破滅させ、真紀(市川由衣)の無念を晴らそうと計画していました。 そんな時、樹里亜と涼子が歩いていると上から鉄パイプが落ちてきます。樹里亜は脅迫されていると会見を開き、その場で国会議員選挙に出馬すると言い出し……。すると真紀の元婚約者・滝本(小久保寿人)が、会見の途中で樹里亜に怒鳴りこみに来たのです。 貴山(松下洸平)がうまく滝本に近づき、滝本は鉄パイプを落としていないことが判明。さらに真紀が自殺する直前、真紀は滝本に「これから樹里亜に会いに行く」とメールしていたことも分かります。 すると樹里亜に黒い傷がついた人形が届き、樹里亜は再び涼子に「助けて」と泣きつきました。
ネタバレ
涼子は樹里亜が真紀を殺害したと睨み、樹里亜を拘束して罪を吐かせようとします。なかなか白状しないため、涼子は樹里亜の目の前に真紀を連れていき……。真紀は亡くなっておらず、本当は生きていました。地元の漁師に助けられ、別の場所で生きていたのです。 真紀は自殺ではなく、樹里亜に突き落とされ海に転落。その後真紀は樹里亜が通うエステサロンに勤務し、復讐を目論んでいました。 滝本と真紀は再会し、滝本は「結婚を辞めようというのは、延期しようという意味だった」と説明。涼子は樹里亜から盗んだネックレスを2人に渡し、結婚祝いとして依頼料も受け取りませんでした。 貴山は猫カフェに行くと嘘をつき、再び勇作(小林隆)の元へ。すると貴山は突然勇作の胸ぐらを掴み、「どうして母さんを殺した!佳純を殺した!俺が殺してやる!」と叫び出したのでした。
第6話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
6年前、貴山(松下洸平)はアメリカにいる時、母と妹が勇作(小林隆)によって殺害されたと警察から連絡を受けます。 勇作は植物状態が続いており、貴山は今も治療費を払い続けていることを涼子(天海祐希)は丹波(丸山智己)から聞きました。 現在、多香子(野村麻純)という女性が依頼にやってきます。多香子は夫の野崎が勤務していた八雲建設に殺されたと証言。しかし警察は自殺と処理し、取り合ってくれないそう。多香子は野崎からもらった200万円のアクセサリーを提示し、涼子は依頼を受けることに決めました。 涼子は八雲建設の社長・八雲(浅野和之)の車に盗聴器を仕掛けます。すると八雲が外務副大臣の増本(石黒賢)と会食をすることから、涼子は芸者として潜入。 さらに涼子と貴山は増本の選挙事務所にスタッフとして潜りこみ、八雲と増本の関係について探ります。
ネタバレ
八雲を盗聴していた涼子はあることに気づき、野崎の自宅へ。すると野崎は娘の部屋の壁紙に、不正の証拠となる資料を隠していたのです。 それは八雲が増本から請け負った、ODAの計画書。カンボジアに12億で病院を建設しましたが、実際の費用は6億。残りの資金が、増本の選挙に使われていると分かったのです。 涼子は八雲と増本にホワイトトリュフを振る舞いますが、八雲と増本は徐々に手足の痺れを訴えます。涼子は解毒剤は1つしかないと言い、八雲と増本は罪を擦り付け合いながらも不正を認めました。 実は料理に毒は入っておらず、ただの精力アップのきのこだったのです。 そして当時外務省に勤めていた勇作も、野崎とそのプロジェクトに関わっていたことが発覚。勇作は不正を告発しようとし、八雲の指示で増本のスタッフが勇作の家に火をつけたことが判明したのです。 勇作が家族を殺害していないと分かり、貴山は涙を流します。勇作は少しだけ意識を取り戻し、涼子は貴山に「もう嘘はつかない」ことを約束させました。 そして涼子は多香子にアクセサリーを返したのですが、貴山は何やら意味深な表情をしていて……。
第7話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
インテリアコーディネーターの歩美(酒井若菜)と夫の啓士(山崎樹範)から、涼子(天海祐希)の元に依頼が届きます。娘の星名(山本紗々萊)が誘拐されましたが、なぜかお金の要求はなし。警察に話したら娘を殺すと脅され、涼子に依頼してきました。 なぜか歩美の家の中には犯人によって多数の監視カメラが仕掛けられており、涼子と貴山(松下洸平)は動物病院の獣医を装って家に侵入。カメラが唯一仕掛けられていない星名の部屋で、状況を確認します。すると犯人から、「ホームパーティーを開け」と指示が入りました。 犯人の指示するメンバーを呼び、ホームパーティーを開催します。すると犯人は歩美と啓士に「いちゃいちゃしろ」「キスしろ」などと指示し……。 涼子は星名の自作自演に気づきますが、今度はいきなり「歩美が白鳥(水沢エレナ)を殺せ」という指令に変わりました。しかも星名がお風呂場で監禁された画像も送られてきたのです。
ネタバレ
涼子は啓士に詰め寄り、啓士は白鳥と不倫中であることを暴露します。さらに星名の元家庭教師・美沙(浅川梨奈)とも不倫をしていたと言い出し……。涼子は「指示に従うしかない」と、歩美に白鳥を殺させようとします。 歩美が白鳥を刺すと、そこに美沙が現れます。美沙はナイフを持って歩美を殺そうとし、啓士が庇ったため啓士は腕を怪我しました。 実は涼子が白鳥になりすまし、刺されたふりをしていて白鳥は無事。貴山は星名を無事救出し、星名は自作自演を認めました。 喧嘩ばかりの両親を仲直りさせたかった星名は、美沙の協力で誘拐事件を起こしました。しかし美沙はまだ啓士に未練があり、白鳥と歩美を殺害するために星名に協力。星名は啓士と歩美と3人で仲良く暮らしていた前の家を、誘拐現場に選んだのでした。 その後涼子は、領収書の束にあった「3776」という数字に反応し……。3776と呟くある男のことを思い返していたのでした。
第8話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
丹波(丸山智己)が1人で飲んでいると、そこに涼子(天海祐希)がやってきます。涼子は男性と一緒で、焦った丹波は貴山(松下洸平)と久実(白石聖)に、その男と涼子について調査するよう頼みました。 新藤(眞島秀和)というその男は、涼子の高校の吹奏楽部の後輩。涼子は後輩で恋人ではないと言い張りますが、仲良くデートをしていました。そして新藤は突然、涼子に「僕と付き合ってくれませんか」と告白したのです。 告白を聞いた貴山は、なぜか焦り出します。しかし涼子は、「付き合わない」とキッパリ。その後貴山は涼子と新藤の会話を盗聴し、新藤はなぜか様子がおかしくなります。 涼子が事情を聞くと、新藤は妹が難病を患い、海外で肺移植を受けないといけないと告白しました。
ネタバレ
しかし貴山と久実は新藤について調べ、新藤が勤務先の銀行で横領未遂をしていたことが発覚。貴山はこのことを涼子に伝え、涼子は難病なのが妹ではなく新藤の恋人・陽菜(松井愛莉)であることを知りました。 新藤は陽菜を助けるために、横領しようとしたり涼子を騙そうとしていました。涼子は陽菜、そして陽菜の姉にお金を貸し、「病気を治して新藤君と幸せになりなさい」と伝えます。しかし、陽菜姉妹は実は詐欺師だったのです。 涼子は詐欺師であると最初から見抜いていて、涼子はナイフ片手に陽菜を殺そうとします。陽菜は「もう辞める!助けて!」と泣きながら訴え、涼子は偽物のナイフで陽菜を刺そうとしてこらしめました。涼子は「罪を償ったら、生まれ変わりなさい」と陽菜に伝えたのです。 涼子は事実を新藤に伝え、新藤と別れます。涼子が事務所に戻ると、貴山が突然「涼子さんが好きです。生き物として」と告白。貴山は涼子と仕事ができるのが幸せだと伝え、「1分1秒でも長く続くといいな」と思っていたのでした。
第9話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
涼子(天海祐希)はなぜ自分が椎名(野間口徹)を殴打し弁護士資格をはく奪されたのかを知るため、椎名の元へ。しかし椎名に断られ、手紙を渡します。事務所に戻ると、香奈江(入山法子)という女性が息子の親権を取り戻したいと依頼にやってきました。 香奈江は整形外科医の安生(高橋光臣)と5年前に離婚し、10歳の息子・直人の親権を渡してしまったとのこと。しかし直人は病院を継ぐために、毎日習い事をさせられているようで……。依頼内容を聞いた久実(白石聖)は自分の姿と重ね合わせ、調査を突っ走ってしまいます。 涼子は安生に「教育虐待だ」と訴えるも、安生は他人には関係ないと一点張り。すると涼子は香奈江から男性がよくつけている香水の匂いがしたため、貴山(松下洸平)と香奈江を尾行することに。すると香奈江は、ホストらしき男とホテルに入っていったのです。
ネタバレ
涼子は隣の部屋から盗聴し、香奈江が息子の親権を取っておいて何かあったら安生の財産を手に入れようと考えていることが発覚します。そして直人は安生は血が繋がっておらず、安生はこのことを知らないと香奈江は話していました。 涼子と貴山は安生の元に行き、直人の出生について話します。しかし安生は、直人が自分の子ではないということを知っていました。そして今は直人を自分の子のように育てていると言い、遊び歩く香奈江に愛想をつかして離婚したことを告白したのです。 涼子は香奈江を、貴山は香奈江のホストを連れて、安生の元へ。涼子は香奈江にホテルでの会話を聞かせ、さらにこのホストには他に彼女がいて、お金を奪ったら安生を青酸カリで殺し、香奈江を捨てる計画であることを明かしたのです。 ホストは警察に連行され、久実は安生に「直人くんを自由にしてあげて!」と訴えました。 しかし直人は、自分から勉強もサッカーもやりたいと言ったことを伝えます。医師である安生を尊敬し、2人は本物の親子以上に強い絆で結ばれていました。その後、事務所に慶介(仲村トオル)がやってきます。慶介は涼子に、「すまなかった」と謝罪しました。 その頃貴山は、出所した氷川(阿部亮平)という男と再会。そして氷川は貴山に「お前のやったことは一生消せない」と伝えていて……。涼子の元には、謎のメールが届きます。その動画には催眠術を受ける涼子の姿と、「3776」という何者かの声が聞こえていたのでした。
第10話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
涼子(天海祐希)は自分が後催眠術暗示をかけられていたのではないかと思い、調べることに。一方貴山(松下洸平)の元にやってきた氷川(阿部亮平)は、「ゲームを始めた」と言い……。涼子は当時自分にセラピーを勧めた、後輩弁護士の谷川(長田成哉)を問い詰めます。 谷川は涼子の案件を引き継ぎ、相当羽振りがいい様子。しかしその後谷川が転落死し、昼に言い争っていた涼子が疑われます。そして貴山は涼子に事務所を辞めると伝え、氷川の元へ。 氷川は次の犠牲者は涼子かもと脅し、貴山は仕方なく氷川の言うことを聞きます。 貴山は、老婦人から夫の残した財産を奪うという詐欺を行います。しかし今の貴山に詐欺はできず、氷川は貴山をを拉致。 一方涼子はある招待状を目にし、そこには「ゆうかんなおまえにプレゼントをあげよう」と書かれています。
ネタバレ
そして涼子が後催眠術をかけられた動画が流れ、そこに映っていたのはなんと貴山。 貴山は氷川に追い詰められながらも、誰が黒幕だったのかを殺す前に教えてほしいと頼みます。氷川が貴山に名前を耳打ちした瞬間、現れたのは涼子でした。 涼子は貴山を助けに来て、「こんなことで私たちの仲がどうにかなるなんてあり得ない!」と叫びます。丹波の一発が命中し、無事氷川たちは捕まりました。貴山は涼子をハメたこと、嘘をついていたことを謝罪します。 涼子は、貴山は闇バイトで氷川に依頼された仕事をやっただけだと知っていて、これからもここで働いてほしいと頼みます。そして貴山は、黒幕の名前を涼子に伝えました。 その名前は、諫間慶介。しかし慶介は、娘の久実(白石聖)に贈った花瓶に盗聴器を仕掛けていて……。
最終話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
涼子(天海祐希)はかつて、慶介(仲村トオル)が負債を抱えたを企業を買収したいと言い、涼子が反対したという過去を思い出します。涼子と貴山(松下洸平)が慶介の元に行くと、慶介は「ずっと邪魔だったんだよ、君が」と涼子に告げ……。涼子は「この男消す!」と怒りをあらわにしました。 その後謎の人物、S・インダストリーのS(佐野史郎)は、慶介に椎名(野間口徹)のレンズの完成を催促します。すると椎名の息子・孝が涼子の元にやってきて、椎名が何者かに連れ去られたとのこと。椎名は爆弾巻かれて拉致され、テレビ電話には「1時間以内に助けに来い」と言う氷川(阿部亮平)が映っていました。 貴山は雨の音から場所が御殿場と判断し、涼子と貴山は椎名の場所を突き止めます。爆弾は赤と白の線どちらかを切れば止まると書かれており、涼子は「激辛の赤」を選択。無事に爆弾はストップし椎名は助かったのでした。
ネタバレ
椎名は「3776計画」のために、慶介にレンズを作らされていました。事態を知った久実(白石聖)は涼子たちを手伝うことに。涼子と貴山は慶介のオフィスに侵入し、3776計画が軍事用ドローンだったことを突き止めます。 久実は慶介に呆れ、最後の誕生日プレゼントを渡しました。そして慶介のデータからドローンの部品の輸出が明日だと突き止めた涼子たちは、急いで港へ。慶介は空港にいましたが、久実のプレゼントにGPSを仕込んでいたため居場所は分かっていました。 すると久実が氷川に捕まった浩次(中川大輔)を助けようとし、助けると爆弾が爆発すると聞き……。焦った慶介は会社と社員を守るために、S・インダストリーに協力したことを暴露。慶介は逮捕され、久実の爆発も嘘だと分かり、慶介は娘を優しく見つめていたのでした。 涼子は事件が落ち着くも、弁護士にはもう戻らないと宣言。貴山は給料アップを頼みますが、涼子は「バイトで稼げ」と冷たく返します。そこに間違い電話がかかってきて、2人は言い合いを繰り返していたのでした。
原作は柚月裕子の小説!原作の結末は?
原作は、ベストセラー作家・柚月裕子の同名小説『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』です。柚月は、2016年に『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞を受賞。 本作は、講談社の小説誌「メフィスト」で連載されていました。女探偵・上水流涼子とIQ140の貴山伸彦の活躍が鮮烈ミステリーをとおして愉快、痛快、そして豪快に描かれた作品となっています。 柚月のコメントによると、ドラマは小説の世界をさらに大きくした、とびきりのエンターテインメントになっているようです。
原作小説を
【ネタバレ】原作小説の結末は?
確率的にあり得ない
藤請建設の2代目社長・本藤仁志に、怪しげな男が近づいてきました。 その男は予知能力があると言い、名前は高円寺裕也。本藤は最初高円寺のことを信用していませんでしたが、高円寺はボートレース結果を全て的中させ……。それは確率的にあり得ないことですが、本藤は高円寺に全信頼を置くようになります。 本藤は高円寺に多額の金を払い、経営アドバイスをもらうように。本藤が5千万円の小切手を支払ったところ、中国人の社長の楊と美しい秘書が現れ、2人は高円寺にロト6の当選番号を予知してほしいと依頼しました。 この中国人社長・楊の正体は、貴山。秘書は涼子でした。2人は本藤の母から依頼を受け、高円寺の化けの皮を剝がしてほしいと頼まれていたのです。 高円寺はボートレース場で過去動画を流し、予言を当てたように見せかけただけ。貴山は高円寺のトリックを見破り、化けの皮を剥がしたのでした。
原作小説を
合理的にあり得ない
神崎恭一郎は最近、妻の朱美の様子がおかしいと感じています。しかも朱美は、2千万円の大金を自分の口座から黙って引き落としていたことが発覚。朱美は引きこもりの息子に悩み、霊能者を信じて皿や石を購入しているというのです。 神崎は、その霊能者が綾小路緋美子という名前だと突き止めます。神崎は2千万円を取り戻そうとしますが、朱美はなぜか日常生活の中で幸運に見舞われるように。緋美子は朱美の行動を予知しているのかと神崎は考えます。これは、合理的にあり得ないことで……。 実は綾小路緋美子の正体は、涼子でした。涼子は「松下昭二」という名前を出し、松下は土地売買の詐欺で神崎に騙された被害者です。松下は2千万円を騙し取られていて、神崎は涼子が朱美から2千万円を騙し取って相殺しようとしていたことに気づきました。 しかし元弁護士の涼子は、自分の行動は罪にならないと主張。涼子は合理的にありえない方法を使って、神崎を追い詰めていったのです。
原作小説を
戦術的にあり得ない
極道の大親分・日野照治は、涼子にある依頼をします。それは、「次に開催される1億円を賭けた将棋の勝負に勝たせろ」というもの。 日野は横山一家の総長・財前満と五分五分の勝負を繰り広げていましたが、最近3連敗していました。損失は9千万円で、日野は焦りを感じ……。 貴山は東大将棋部の主将であり、財前が将棋ソフトを使って不正していたことを見抜きます。そして対局当日。戦術的にあり得ない手から対局はスタートしますが、涼子と貴山は、とある人物が将棋ソフトの指し手をブロックサインで伝えていたことを見抜きました。 その人物とは、日野組の若頭・米澤。米澤は日野の左隣にいつも控えていて、無線イヤホンを通して指し手を伝えていたのでした。日野は自分の部下に裏切られていたと分かり、ショックを受けます。 しかし米澤がどのような処分を受けるのか、涼子たちは知ることはありません。
原作小説を
心情的にあり得ない
巨大グループ企業の会長・諫間慶介が涼子にある依頼をします。涼子が弁護士資格を失った原因となったのは、この諫間。 涼子は自分を陥れた人物からの依頼に、心情的にあり得ないと感じました。しかし、あえて依頼を受けることにしたのです。 その依頼とは、家出した孫娘を捜してほしいというもの。孫娘は大学2年の諫間久実で、悪い男に騙されていました。実は久実は覚せい剤に溺れさせられ、家出をしていたわけではなく……。涼子は男を警察に突き出し、諫間は孫を逮捕に追い込まれたのでした。 諫間はかつて、貴山を雇って涼子を罠に嵌め、失脚させていました。その後貴山は涼子が事務所を立ち上げると知り、貴山は罪滅ぼしの意識があったのか涼子に雇ってほしいと申し出ます。こうして、涼子と貴山のバディは誕生していたのでした。
原作小説を
心理的にあり得ない
予土屋は20年以上にも渡って、野球賭博にハマっています。予土屋は居酒屋で出会った金持ちの天見篤史を狙い、野球賭博に誘って金をだまし取ろうとしました。 その頃涼子の元に、父が予土屋に野球賭博で騙され自殺したという桜井由梨がやってきます。一方予土屋は天見をうまく騙し、いくらかを儲けました。そして天見は大勝負がしたいと予土屋に持ち掛けたのです。 そう、天見の正体は貴山です。貴山はこれまで熱狂的な阪神ファンを演じ、今回の大勝負でいきなり巨人に100万円を賭けました。これは心理的にあり得ない行動です。貴山の計画通りに勝負は進み、「G100」という巨人に賭けるという文字を見た予土屋は、絶句したのでした。 貴山は由梨のために綿密な計画を練り、それを涼子に明かしていきます。涼子は貴山に「あなた、ヤクザより悪よね」と呟き、2人は見事由梨の無念を晴らすことに成功したのでした。
原作小説を
ドラマ「合理的にあり得ない」のキャスト一覧
上水流涼子(かみづるりょうこ)役/天海祐希
知性と美貌の両方を持ち合わせる「探偵事務所 上水流エージェンシー」の女探偵・上水流涼子。しかし、その好みは少し変わっているクセありな人物です。 ある事件をきっかけに弁護士の資格を剥奪されてしまい、女探偵に至るという経緯が。依頼料は破格ですが、法律や常識を無視した大胆な手で事件を解決していきます。 演じるのは、女優の天海祐希。ドラマ「離婚弁護士」シリーズ(2004年~)や「BOSS」シリーズ(2009年~)など、キャリアのあるかっこいい女性の役にはかかせない役者です。
貴山伸彦役/松下洸平
女探偵・上水流涼子の相棒となるのは、IQ140越えの頭脳明晰な青年・貴山伸彦。涼子の立ち上げた「探偵事務所 上水流エージェンシー」で働くことになります。 精通する分野は多岐にわたり弱みなどないと思われがちですが、女性が苦手のようです。無茶苦茶な涼子に振り回されながら、ともに事件解決へと導いていきます。 演じるのは、松下洸平。NHK連続テレビ小説『スカーレット』(2019年)やドラマ『最愛』(2022年)などで俳優として活躍するかたわら、シンガーソングライターとしても活動しています。
諫間慶介(げんまけいすけ)役/仲村トオル
諫間慶介は、総合商社・諫間グループの社長です。妻を亡くしてからは、娘の諫間久実と二人で暮らしています。諫間は涼子の卓越した能力を認めていて、諫間グループの弁護士顧問を涼子に託す関係。しかし傷害事件の後に涼子を解雇し、涼子とは現在関係を断っています。 演じるのは、仲村トオル。映画『ビー・バップ・ハイスクール』(1985年)で俳優デビューし、「チーム・バチスタシリーズ」(2008年~)など数々の代表作があります。
諫間久実(げんまくみ)役/白石聖
諫間久実は、諫間慶介の娘で、名門綾目女子大学に通っている大学生。遅めの反抗期の真っ只中で、厳しい父に嫌気がさしています。ある依頼で涼子と出会うことになるのですが、お嬢様育ちのためすぐに人を信じてしまう一面があります。 演じるのは、白石聖。『AKBラブナイト 恋工場』(2016年)で女優デビューを果たし、結婚情報誌『ゼクシィ』の12代目CMガールにも起用されました。ドラマ『恐怖新聞』(2020年)では、連続ドラマ初主演も飾っています。
有田浩次役/中川大輔
有田浩次は、貴山の古い友人で情報通。新宿・歌舞伎町で裏社会を牛耳っており、若者たちの独自の自警団のようなグループを結成し、そのリーダーを務めています。貴山に対し、裏社会の情報などを伝えて協力をしています。 演じるのは、中川大輔。2016年にMEN'S NON-NOのオーディションでグランプリを受賞。『東京タラレバ娘』(2017年)で俳優デビューし、『仮面ライダーゼロワン』(2019年)で仮面ライダー迅役を熱演し話題となりました。
丹波勝利役/丸山智己
丹波勝利は、警視庁の相談センター窓口に勤める元刑事です。今まで捜査一課で涼子の傷害事件について調べていたのですが、警察内では涼子の無実をただ1人信じ続けています。異動してからも、涼子たちに様々な依頼を仲介しています。 演じるのは、丸山智己。もともとモデルとして活動していましたが、映画『NANA』(2005年)のヤス役で注目を集め、俳優としての活動が増えました。その後はドラマ「ラジエーションハウス」シリーズ(2019年~)など、多数の作品に出演しています。
ドラマ「合理的にあり得ない」のあらすじネタバレ!原作もチェック
2023年4月から放送開始したドラマ『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』。前代未聞な女探偵・上水流涼子とキレ者・貴山伸彦のコンビはどんな事件を解決していくのでしょうか? 詳しいあらすじやネタバレ、キャストの続報にも目が離せません!