グエル・ジェタークは父親殺し?死亡した?悲しい運命を辿る【ガンダム 水星の魔女】
グエル・ジェタークのプロフィール
所属 | アスティカシア高等専門学園パイロット科 |
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モビルスーツ (搭乗機体) | グエル専用ディランザ(1話) ダリルバルデ(3話) ラウダ専用ディランザ(5話) デスルター(12話) |
誕生日 | 不明 |
後の偽名 | ボブ |
声優 | 阿座上洋平 |
ベネリットグループの御三家・ジェターク社の御曹司。家族構成としては父親のヴィム、異母兄弟のラウダが登場しています。父親のヴィムは昭和の頑固親父といった雰囲気の堅物で、グエルとの仲はあまり良好ではない様子。一方異母兄弟という複雑な関係ではあるものの、ラウダとの仲は良好のようです。 学園内で最強のパイロットである「ホルダー」の称号を持つ人物で、卓越したモビルスーツ操縦技術を持っています。ジェターク社の跡取りではあるものの、本人はモビルスーツを操縦するのが好きで、将来はMS評議会に所属する「ドミニコス隊」のエースパイロットを目指しているとのことです。
初登場時は高慢ちきな性格
初登場時のグエルは、プライドが高く傲慢な、いかにもフィクションに出てくる「悪役御曹司」でした。しかしスレッタに敗北してホルダーから転落したことに加え、彼女のことが気になりはじめたことで、傲慢な性格は鳴りを潜めていきます。 また、プライドが高い性格は悪い面ばかりではなく、敗北した際は負けを認める潔さや、約束を守る義理堅さも作中では見せていました。
【来歴】グエルからボブに。彼の来歴を辿る
学園最強のパイロットとして登場
グエルの初登場は第1話。決闘の余波で学園内にモビルスーツに乗って派手な登場をかまします。自分がいかに強いか、権力があるかを宣言し、あまりにもあからさまなかませ犬の雰囲気を出していました。 ヒロインのミオリネをめぐって、主人公のスレッタと決闘をすることになったグエル。しかしスレッタが操縦するガンダムエアリアルのビット攻撃に対応できず、機体はダルマになり完全敗北。ホルダーの地位を失ってしまいました。ここからグエルの地位はどんどん転落していきます。
スレッタへの敗北で地位が転落
一度は敗北してしまったグエルですが、決闘相手のスレッタが禁止されていたガンダムを使用したという理由で、決闘は再戦となり、リベンジの機会を得ます。しかし父親からはパイロットとして見限られたうえに、決闘相手のスレッタからはなめられ、グエルのプライドはボロボロになっていきました。 ジェターク社はグエルを勝たせるためにあの手この手で工作を仕掛けますが、グエルはこれに激昂。自身のプライドにより正々堂々とした勝負を挑むものの、結果は敗北でした。しかし決闘後、スレッタはグエルのことを「とても強かった」とコメント。 衝撃を受けたグエルは、なぜか唐突に「俺と結婚してくれ」とスレッタにプロポーズを申し込みます。
3度目の敗北、そして勘当……
同じ相手に2度敗北し、いよいよ立場が危うくなってきたグエル。そんな時にスレッタと、グエルと同じ御三家の代表・エランがデートしていると耳にし、即座に動き出します。スレッタの元へ向かったグエル、そこにはエランに傷つけられた(ように見える)スレッタの姿が! 怒るグエルは勢いのままにエランに決闘を申し込みます。弟の専用機を豪快に奪って決闘に臨むものの、エランはペイル社のMSではなく、ガンダムタイプのファラクトを持ち出したことで、3度目の敗北を味わうことになってしまいました。 連敗が続いたことで、ジェターク寮からも追い出されたグエル。彼は一体どうなってしまうのでしょうか……。
ボブとして働き始める
ジェターク寮から離れ、野宿をしながら「自分はどうしたいのか」グエルは考えます。親の立場やプライドもあり、同じ御三家のシャディクにもスレッタにも肩入れできない歯痒さに彼は悩むことに。そんな矢先、父親のヴィムから学園からの退学と会社経営に関わることを命令されます。 この命令をよしとしなかったグエルは、学園を脱走。「ボブ」という偽名を使って学園の外でアルバイトを始めました。御曹司であることを隠して働くグエルは、意外にも素直な若者といった雰囲気。肩書きを捨てて身軽になったことで、憑き物がとれたのかもしれません。
【父】グエルが父親殺しに至るまでを解説
学園最強の称号であるホルダーを失い、周囲からは馬鹿にされ、学園からも出ていったことであとは上がっていくだけかと思われたグエル。しかし第12話で彼は「父親殺し」というとんでもないことをしてしまいます。 グエルの父親・ヴィムは、グエルに厳しい態度ばかりをとる人物で、2人の仲は良好とはいえませんでした。しかしグエルにとって殺したいほど憎い相手ではありません。なぜグエルが父親を殺すことになったのか、その経緯を解説します。
「フォルドの夜明け」に拘束される
ヴィムの命令に背いて、ボブと名乗り学園の外で働き始めたグエル。肩書きを捨てたありのままの自分を評価してくれる気の良い仲間たちに恵まれるグエルですが、仕事先で謎の組織「フォルドの夜明け」の襲撃に巻き込まれ、捕らえられてしまいます。 彼らの目的はプラント・クエタを襲撃し、ベネリットグループの総帥・デリングとグエルの父親・ヴィムを殺害することでした。学園から脱落したグエルがトラブルに巻き込まれたことで、視聴者からは「グエルが大活躍するのでは!?」と大いに注目されました。しかし……。
スレッタ達との合流を試みるも……
仕事仲間たちと一緒にコンテナの中に軟禁されたグエル。しかし偶然にも父親・ヴィムの乗るディランザ・ソルが撃ったビームの衝撃でコンテナのロックが解除されたことで「ガンダムが来ている」という会話を耳にします。 「スレッタが近くにいるのでは?」と感じ、いてもたってもいられなくなったグエルは、近くにあったメンテナンス中のモビルスーツ「デスルター」を奪って宇宙に飛び出しました。しかし現れたディランザ・ソルには敵と勘違いされ、攻撃を受けてしまいます。
なぜヴィムは出撃してた?
重役のヴィムがなぜ自分でモビルスーツに乗って出撃していたのか、その理由は共謀者であるシャディク・ゼネリの裏切りにありました。 プラント・クエタを襲撃し、デリングを暗殺する計画はヴィムとシャディクが立てたもの。しかしヴィムは自身も襲撃に巻き込まれたことで、シャディクが自分のことも消そうとしていることに気づきます。 頭に血が上ったヴィムは、自らモビルスーツに乗って出撃した、というわけです。
敵のモビルスーツで父親を殺してしまう……
お互いの素性もわからないまま、交戦を始めてしまったグエルとヴィム。グエルは戦う理由がないうえ、そもそも実戦など経験しておらず、ただ攻撃を防ぐことしかできません。 しかし死への恐怖と、まだスレッタに対して何もアクションを起こせていない未練から、グエルは攻撃に転じます。そして旧式の機体・デスルターで実戦用のディランザ・ソルに勝利する金星をあげました。 機体を撃破したあと、復活した通信から聞こえてきたのは、なんと父親・ヴィムの声。「無事だったか」「探したんだぞ」とうわごとのように話すヴィムに混乱するグエルですが、機体は直後に爆散してしまいます。こうしてグエルは「父親殺し」という重い十字架を背負うことになりました。
【考察】グエルは復活できる?それとも死亡する?
父親を意図せず殺害してしまったあと、グエルがどうなってしまったのかはわかっていません。「死亡してしまった?」との予想もありますが、ほぼ間違いなく再登場はするでしょう。 復活は間違いないとしても、気になるのはどこに所属するかです。憧れていたモビルスーツ隊に所属しているのか、もしくは「フォルドの夜明け」に拾われて戦わされる、なんて予想もできます。 視聴者から期待を寄せられているのは、ガンダムキャラ恒例の「仮面キャラ枠」として再登場する可能性です。正体バレバレの謎の人物として参戦する可能性も十分あります。グエルが再登場してどんな活躍を見せてくれるのか、大いに注目したいですね。
【機体】グエルの駆るモビルスーツは?
- グエル専用ディランザ
- ダリルバルデ
- ラウダ専用ディランザ
- デスルター
グエルは第12話の時点で、なんと3回も機体を乗り換えています。ここでは彼が乗り込んだモビルスーツの足跡を見ていきましょう。 第1話で操縦していたのはジェターク社のモビルスーツであり、グエル専用にカスタマイズされた「グエル専用ディランザ」。第1話では学園内に突っ込んでくる派手な登場をしたものの、ガンダムエアリアルが初見殺しのビットを繰り出しことで避けきれず瞬殺されてしまいました。 次に操縦したのはジェターク社の最新鋭機体「ダリルバルデ」。相手は前回と同じスレッタの駆るエアリアルです。しかしこの機体にはグエルの父・ヴィムが確実に決闘に勝利できるよう細工されており、自動で機体を動かすAIが搭載されていました。このAIが逆にグエルの足を引っ張ることに……。 次に搭乗したのはまたもやディランザ。グエルの専用機ではなく、弟のラウダの専用機を勝手に借りて操縦しました。前回のダリルバルデのように足は引っ張らなかったものの、ファラクトの初見殺しの数々に翻弄され、またもや敗北。しかしグエルの腕の高さは視聴者にアピールできました。 最後に登場したのはジェターク社の旧型機体「デスルター」。スペックでは差のある最新鋭機「ディランザ・ソル」に勝利して初の勝ち星をあげました。 上記の経歴を見れば分かるとおり、すべての戦闘において機体のスペック差で負けています。それでも良い勝負をするあたり、グエルの腕の高さがわかりますね。
【結婚】グエルのプロポーズが話題に!
グエルの出番の中でとくに話題になったのは、第3話のラストシーン「グエルのプロポーズ」です。ここでは彼の恋愛模様について見ていきましょう。
スレッタに求婚!
グエルはスレッタと作中で2度戦い、2度敗北しました。初戦はビット攻撃という初見殺しで敗北。2戦目は紆余曲折ありつつも、正々堂々と戦い敗北しています。 そしてグエルの腕を純粋に認めたスレッタに対して、グエルは「俺と結婚してくれ」と発言。その直球すぎる求婚が話題となりました。 いけすかないライバルキャラといった雰囲気を出しながら、第3話というハイスピードで主人公に絆されたことも話題性に一躍買っています。 勢いで求婚したものの、スレッタに拒絶され我に帰ったグエル。その後は家柄的にマズイと思ったのか、次に会った時は「俺はお前のことなんて全然好きじゃないんだからな」とツンデレのテンプレートそのままのセリフを放ったことでも話題となっています。
コーラサワーと女性のタイプが似ている説
『水星の魔女』と同様に「ガンダム」の名を冠する「機動戦士ガンダム00」に登場する「パトリック・コーラサワー」という人物とグエルに共通点が多いとして話題を呼んでいます。コーラサワーもグエルと同様、第1話でのいわゆる「かませ犬」で、グエルとは以下のような共通点があります。
- 第1話でガンダムに敗北する
- 第1話で自分の実力・権威をやたらと主張する
- 女性にボコボコにされたあと、その女性に惚れる
上記のような共通点からグエルは「令和のコーラサワー」「女性のタイプが似ている」として話題となりました。 ガンダム00では癒しキャラやネタキャラ、時にはエースパイロットしての実力を振るい活躍し、最後には惚れた女性とゴールインして幸せをつかんだコーラサワー。グエルも『水星の魔女』での癒し担当を期待されていたのですが、第12話では衝撃の展開が彼を待ち受けていました。 グエルがこのあとコーラサワーのように幸せをつかめるのか、ぜひ注目しましょう。
【声優】グエル・ジェタークを演じるのは阿座上洋平
グエルを演じるのは、青二プロダクション所属の声優・阿座上洋平(あざかみようへい)。これまで『新サクラ大戦』の神山誠十郎役や『クロムクロ』の青馬剣之介時貞役などを演じました。 ナレーターとしても活躍しており『水星の魔女』のスペシャル特番ではナレーターも担当。また、第10話で唐突に登場した新キャラ・ボブの声優も阿座上洋平が担当しました。グエルにそっくりで声優も同じな謎の新キャラ・ボブ、一体何者なんでしょうね……。
父殺しをしてしまったグエルの行方は?今後の動向に注目!
12話という少ない話数の中でも数々の活躍を見せたキャラクター・グエル・ジェタークについて解説しました。 仲間入りルート・敵対ルートなど、さまざまな期待が寄せられていたグエルですが、まさかの父親殺しという衝撃の展開が話題を呼びました。これからグエルがどのように再登場を果たすのか、彼の今後の動向に要注目です! 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』はU-NEXTにおいて全話配信中。第12話までのグエルの活躍を見たい人、見返したい人は、U-NEXTの無料トライアルに登録しましょう。