『王様ランキング』ヒリングの正体や死亡説について！優しくてかわいいツンデレだった……

『王様ランキング』の主要キャラの1人であり、物語が開始した当初はヒステリックで冷たい人物として描かれていたヒリング。しかし作中で実際の彼女は非常に優しい性格であると明かされ、一気にファンを増やしました。 そこで本記事ではそんなヒリングの死亡説や能力、声優について徹底解説していきます！ ※この記事は2023年4月現在までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

ヒリングはボッス王国の王妃です。ボッスの後妻であり、ボッジにとっては継母になります。高い鼻と綺麗な青い目が特徴的な美女です。 気が強くすぐヒステリックになり、継子のボッジには冷たく当たる嫌われる要素満載の性格をしている彼女。しかし国のために気を張りすぎているだけで、実際は非常に優しい性格をしていました。 もちろんボッジにも愛情を注いでおり、彼の行動に笑みがこぼれるかわいい一面も。実際は母としても王妃としても頼れる、素晴らしい人物なのです！

ヒリングには「ヒステリックボインババア」という、大変不名誉なあだ名があります。巨乳で抜群のスタイルを誇る彼女にこのあだ名を付けたのは、カゲです。 言葉の語呂の良さや面白さから、残念ながらネットではこの別名が定着しつつあります……。

結論から言うと、ヒリングは殺されそうになりながらも生き延びています。 死亡説も流れるヒリング暗殺計画の経緯を振り返ってみましょう！

ヒリングの暗殺計画を企てたのはミランジョです。ミランジョは亡くなった国王であるボッスを昔から心酔しており、彼を復活させる計画を考えます。 その計画に妻であるヒリングは邪魔。冥府から呼び出された魔獣に、寝ていた彼女は襲われてしまいます。絶体絶命のヒリングですが、護衛をしていたボッス王国四天王のドルーシが魔獣を撃退しました。 ミランジョはドルーシの存在も知っていましたが、彼の強さを過小評価していたのです。四天王最強のドルーシは、1人で魔獣を3体すべて倒します。こうしてミランジョの暗殺計画は、失敗に終わったのでした。

殺されそうになったヒリングは、ボッスに言われ1度国から離れることにします。しかし帰ってきたヒリングを待っていたのは、前と比べ物にならない数の魔獣と冥府の囚人でした。 玉座の乗っ取りに成功したミランジョに立ち向かうと、ヒリングたちは決意します。そして暗殺のときにも救ってくれたドルーシ、ベビンのペットである蛇「ミツマタ」、成長を遂げ帰ってきたボッジの活躍により、再びヒリングの命は救われたのです！

最初はボッジへの態度や普段の振る舞いから、嫌われキャラだったヒリング。しかし本当の性格が明かされてからは、一気に作中屈指の人気キャラになりました。 ここでは彼女が優しくてかわいいと言われる理由を、解説していきます！

ヒリングはボッジに冷たく、ヒステリックに死刑と叫ぶキャラとして登場しました。しかし彼女の行動は威張っているのではなく、王族として、国を守る人間として威厳を持たなければと思っている結果なのです。 ボッジに冷たくしているのも、すべては彼を想っているから。作中には戦う兵士を置いて逃げられないシーンや、傷ついた人のために壮絶にまずいポーションを飲みまくる覚悟のシーンなどもありました。 ヒリングの行動は、すべてが不器用な愛がゆえなのです……！

継子であるボッジではなく、実子であるダイダを次期国王にしようと画策していたヒリング。これだけ聞けば地位を欲する卑怯な継母のようですが、真意は違いました。 彼女は非力で耳が聞こえず言葉も話せないボッジは、国王の重責に耐えられないと考えていたのです。自分の実子を王にしようとしていた理由は、ボッジへの愛にあったのでした。

ミランジョはヒリングを何度も殺そうとし、ボッスにダイダを乗っ取らせ、国を混乱させた人物です。そんな彼女を、ヒリングは最終的に許しています。 黒幕であるミランジョに暴力を振るうダイダを止め、ダイダとミランジョの結婚も許可しました。ここまでされても許せる慈悲の心を、ヒリングは持っているのです。

ヒリングは怪我を治癒する回復魔法が使えます。彼女の名前である「ヒリング」も、癒しなどを意味する「ヒーリング」からきているのでしょう。その能力は草花を咲かせるほどで、作中ではボッジやドルーシなど様々な人物の治癒をしていました。 戦いが絶えない世界では非常に重要な魔法ですが、相当な魔力を消費する様子。まずいポーションを飲みながら人を癒す姿は健気すぎます……！

ヒリングが魔法を使えるのは、彼女が元々僧侶だったためです。 僧侶とは、回復魔法が使える聖職者のこと。登場当初のヒリングからは想像できない経歴です。

アニメ『王様ランキング』では、東京俳優生活協同組合所属の人気声優である佐藤利奈(さとうりな)がヒリング役を演じています。 声優アワードの主演女優賞受賞歴もあり、代表的な役には『とある魔術の禁書目録』の御坂美琴(みさかみこと)役や『魔法先生ネギま!』のネギ・スプリングフィールド役などが挙げられる彼女。母性溢れる強く優しい声は、ヒリングにぴったりです！

最初とはガラッと印象を変えたヒリングは、読者に愛されるかわいい癒しキャラです。今後はボッジとダイダがライバルになると思われるため、彼女の行動はより重要になるでしょう。 2人の子を愛するヒリングは、どのような結末を迎えるのか。今後の動向から目が離せません！