2023年4月6日更新

映画『水は海に向かって流れる』あらすじ・キャストは?前田哲監督作に広瀬すずが主演!

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『水は海に向かって流れる』
©2023 映画「水は海に向かって流れる」製作委員会 ©田島列島/講談社

田島列島の漫画『水は海に向かって流れる』を、『そして、バトンは渡された』の前田哲監督が広瀬すず主演で映画化!この記事では、本作のあらすじとキャスト・スタッフを紹介し、原作のあらすじ・感想もお届けします。

※本記事には、漫画『水は海に向かって流れる』のネタバレが含まれています。未読の方はご注意ください。

原作漫画『水は海に向かって流れる』を

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映画『水は海に向かって流れる』作品概要

タイトル 『水は海に向かって流れる』
公開日 2023年6月9日
上映時間 123分
監督 前田哲
キャスト 広瀬すず , 大西利空 , 高良健吾

映画『水は海に向かって流れる』のあらすじ

『水は海に向かって流れる』
©2023映画「水は海に向かって流れる」製作委員会 ©田島列島/講談社

叔父の歌川茂道(高良健吾)の家に、通学のため居候することになった高校生の熊沢直達(大西利空)。しかし彼を最寄り駅まで迎えに来たのは、見知らぬ大人の女性・榊千紗(広瀬すず)でした。しかも案内されたのは、曲者ばかりが集うシェアハウス。 拾い猫のミスタームーンライトをきっかけにシェアハウスに来るようになった直達の同級生・泉谷楓(當真あみ)も加わり、奇妙な共同生活が始まります。直達は千紗と過ごすうち、彼女に淡い想いを抱くようになりますが……。

原作ネタバレ

本作の原作は、『子供はわかってあげない』で知られる田島列島による同名漫画。第24回手塚治虫文化賞新生賞など各漫画賞を受賞した話題作です。 高校への進学を機に叔父の家に居候することになった直達。しかし駅に迎えに来たのは、見知らぬ女性・榊千紗でした。案内されたのは、家族にも秘密で漫画家になっていた叔父の茂道と千紗の他にも、女装の占い師や世界を飛び回る大学教授といった曲者ぞろいのシェアハウス。 ここで、直達を加えた年齢も性別もバラバラな男女5人の奇妙な共同生活が始まります。いつも不機嫌で「恋愛はしない」と宣言する千紗と日々過ごすうち、彼女に淡い想いを抱き始めた直達。しかし実は2人の間には思いもよらない因縁がありました。

それは、10年前に千紗の母親・紗苗と直達の父親・達夫が不倫関係にあったこと。紗苗は行方不明になっており、達夫は何事もなかったかのように家に戻っていました。行方がわかった紗苗に、千紗と直達は会いに行きますが……。

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原作の感想・評価

水は海に向かって流れる
©田島列島/講談社
水は海に向かって流れる』の総合評価
4 / 2人のレビュー
吹き出し アイコン

30代女性

直達にも千紗にも罪はないのに、家族の過去が2人の間に壁を作り出している。そんな2人の悩みをよそに、曲者だらけのシェアハウスの人々が、不思議な笑いを醸し出すのがとても良い。実写映画化でこの空気感を表現できるのか気になる。

吹き出し アイコン

20代男性

淡々としていてじわじわと面白い。主人公2人の因縁は重たいのに、クセの強いキャラクターたちの言葉のセンスに笑ってしまう。独特の雰囲気があり、読んでいて心地よい。全3巻、一気読みしてしまう!

キャスト一覧・登場人物解説

榊千紗役/広瀬すず

『水は海に向かって流れる』
©2023映画「水は海に向かって流れる」製作委員会 ©田島列島/講談社

いつも不機嫌で、日々を淡々と生きている26歳のOL・榊千紗(さかきちさ)。茂道のシェアハウスで生活しており、気まぐれに美味しいご飯を振舞ったりします。「恋愛はしない」と直達に宣言していますが、その本心は直達との思わぬ因縁にありました。 榊千紗を演じるのは、映画「ちはやふる」シリーズで知られる広瀬すず。2019年にはNHK連続テレビ小説『なつぞら』でヒロインを務めました。

熊沢直達役/大西利空

茂道の甥で、シェアハウスに越してきた高校1年生の熊沢直達(くまざわなおたつ)。恋には鈍感ですが、一緒に暮らす千紗に淡い想いを抱いています。しかし彼女との因縁を知り、複雑な心境に陥ってしまいます。 演じるのは、映画『キングダム』(2019年)で主人公・信の幼少期を演じた大西利空です。

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歌川茂道役/高良健吾

『水は海に向かって流れる』
©2023映画「水は海に向かって流れる」製作委員会 ©田島列島/講談社

高良健吾が演じるのは、直達の叔父・歌川茂道(うたがわしげみち)。通称「ニゲミチ先生」と呼ばれる茂道は、家族にも秘密で脱サラして漫画家になった変わり者です。

泉谷颯役/戸塚純貴

『水は海に向かって流れる』
©2023映画「水は海に向かって流れる」製作委員会 ©田島列島/講談社

戸塚純貴が演じるのは、女装の占い師・泉谷颯(いずみやはやて)。直達の同級生・泉谷楓の兄です。

泉谷楓役/當真あみ

『水は海に向かって流れる』
©2023映画「水は海に向かって流れる」製作委員会 ©田島列島/講談社

颯の妹・泉谷楓(いずみやかえで)を演じるのは、『かがみの孤城』(2022年)で主人公の声を担当した當真あみ。直達の同級生で、彼に想いを寄せています。

榊謹悟役/勝村政信

勝村政信が演じるのは、榊千紗の父・榊謹悟(さかききんご)。大学教授の成瀬とは古くからの知り合いです。

熊沢達夫役/北村有起哉

北村有起哉が演じるのは、直達の父・熊沢達夫(くまざわたつお)。茂道の家で千紗を見かけ、探偵を使って紗苗の行方を調べます。

高島紗苗役/坂井真紀

坂井真紀が演じるのは、千紗の母・高島紗苗(たかしまさなえ)。10年前に達夫と駆け落ちし、達夫と別れた後は行方不明になっています。

成瀬健三役/生瀬勝久

『水は海に向かって流れる』
©2023映画「水は海に向かって流れる」製作委員会 ©田島列島/講談社

生瀬勝久が演じるのは、大学教授の成瀬賢三(なるせけんぞう)。茂道のシェアハウスの一員で、世界中を旅しています。

監督・スタッフ解説

監督:前田哲

『水は海に向かって流れる』の実写映画化を手がけるのは、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(2018年)や『そして、バトンは渡された』(2021年)で知られる監督・前田哲。2023年には監督作『ロストケア』と『大名倒産』が公開されます。

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脚本:大島里美

本作の脚本を担当するのは、第16回フジテレビヤングシナリオ大賞で佳作受賞した大島里美。代表作に『1リットルの涙』(2005年)や『凪のお暇』(2019年)などドラマ作品や、『サヨナラまでの30分』(2020年)や『漁港の肉子ちゃん』(2021年)など映画作品があります。

映画『水は海に向かって流れる』の公開日は2023年6月9日!

『水は海に向かって流れる』
©2023映画「水は海に向かって流れる」製作委員会 ©田島列島/講談社

悲喜劇の人間模様を得意とする前田哲監督による実写映画化『水は海に向かって流れる』。原作の評価も高く、今年前半の邦画の中でも期待の1作といえるでしょう。広瀬すず主演作『水は海に向かって流れる』は、2023年6月9日から全国公開です!