続編映画「ヒート2」あらすじ・キャストはどうなる？前作をネタバレ解説でおさらい

アル・パチーノとロバート・デ・ニーロの共演が話題を呼んだ、マイケル・マン監督＆脚本によるクライムアクションの金字塔『ヒート』(1995年)。その続編映画『ヒート2 (仮題)』の製作が進行中です。 本記事では、続編映画「ヒート2」のあらすじやキャストを、前作のネタバレとともに紹介していきます。 ※この記事は映画『ヒート』(1995年)のネタバレを含みます。未鑑賞の方はご注意ください。

2023年現在、続編映画『ヒート2 (仮題)』のあらすじは発表されていません。しかし2022年8月に、マイケル・マン監督とメグ・ガーディナーの共著による小説『Heat 2 (原題)』が出版されています。 映画『ヒート2 (仮題)』の原作となるこの小説の内容は、前作『ヒート』前日譚および後日譚です。前作の強盗計画の直後、ヴィンセント・ハナ警部らに追われるクリス・シヘリスは、必死でロサンゼルスから逃亡しようとします。 そして前作より7年前の1988年がもうひとつの舞台。ニール・マッコーリーとクリス・シヘリスは大胆に犯罪で金を稼いでおり、彼らをシカゴ警察のヴィンセント・ハナが追いかけていました……。 2つのタイムラインが進行していく本作についてマイケル・マン監督は、「とても大きな規模の映画になる」と話しています。

ニール・マッコーリーは強盗のプロフェッショナル。実在の強盗犯ニール・マッコーリーをモデルとしたキャラクターで、前作『ヒート』では、『タクシードライバー』(1976年)のロバート・デ・ニーロが演じました。 2023年4月現在のところ続編のキャストは決定していませんが、米Deadlineは映画「スター・ウォーズ」シリーズでカイロ・レンを演じ『マリッジ・ストーリー』(2019年)でアカデミー主演男優賞にノミネートされた俳優アダム・ドライバーと出演交渉が進んでいると報じています。

ヴィンセント・ハナは、ニールの事件の捜査を担当することになったLA市警察の警部補。わずかな手掛かりから執念でニールたちに近づいていきます。前作では『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』(1992年)のアル・パチーノが演じました。 続編でヴィンセント・ハナ役を演じるキャストについては、2023年4月現在のところ発表されていません。『ヒート』の25周年記念イベントで「だれに演じてほしい？」と質問されたアル・パチーノは、ティモシー・シャラメの名を挙げました。

『ヒート2 (仮題)』の監督を務めるのは、前作でも監督＆脚本を手がけ、小説『HEAT 2 (原題)』の著者でもあるマイケル・マンです。 テレビドラマ『マイアミ・バイス』の製作総指揮と、映画『ラスト・オブ・モヒカン』(1992年)で知名度を上げ、近年も『パブリック・エネミーズ』(2009年)などを監督しています。

ニール・マッコーリー率いる強盗団が現金輸送車を襲います。目的の無記名債券を手に入れるも、新入りが警官を殺してしまいました。LA市警察のヴィンセント・ハナ警部補は、現場に残されたわずかな手掛かりからニールたちへ近づいていきます。 追いつ追われつの攻防戦が続いたのち、ヴィンセントは大胆にもニールに接触し「コーヒーでもどうだ」と誘いました。向かい合って話す2人は、相反する立場ながらもお互いを認めているのでした。 ニールが海外へ飛ぶ前の最後の銀行強盗の当日。成功したかに思えたところへヴィンセントらLA市警察が駆けつけ、大銃撃戦へと発展します。仲間のほとんどが死亡し、なんとか逃げ切れたのはニールとクリスだけでした。

クライムアクションのマスターピース『ヒート』(1995年)の続編映画は、2022年の小説『HEAT 2 (原題)』を原作に、キャストを新たにして描かれるようです。前作でのアル・パチーノとロバート・デ・ニーロの共演に匹敵するような、豪華で魅力的なキャスティングに期待が高まります。 「ヒート2」のあらすじやキャスト、公開日などの最新情報に注目していきましょう。