漫画『SNS狂の女～自己顕示欲のバケモノ～』最新巻まで全巻ネタバレあらすじ＆感想！女の狂気が辿る結末とは？

自分がトップに立てないことを「出来レース」だと憤り、人のせいにしつつも激しい劣等感に苛まれていた主人公。SNSで目立つためなら複数アカウントでの自作自演や人気モデルへの嫌がらせもする有様です。そんな彼女は、仮初の人気を得るために”フォロワーをお金で買う”ことを思いついて――？ 漫画『SNS狂の女～自己顕示欲のバケモノ～』はSNSに狂っていくヒロインの転落人生を描いたヒューマンドラマストーリーです。今回の記事では、本作品のネタバレやあらすじを紹介していきます！ ※この記事は漫画『SNS狂の女～自己顕示欲のバケモノ～』のネタバレを含みますので、未読の場合は注意してください。 『SNS狂の女～自己顕示欲のバケモノ～』を読むのにおすすめのサービスはコミックシーモアです！コミックシーモアでは、70%オフクーポンを利用することで本作をどのサイトよりもお得に読むことができます！

本作の主人公。容姿端麗で大学時代に準ミスキャンパスを獲得した経歴を持っています。反面、性格は腹黒く自己顕示欲と承認欲求は異常そのもの。

由紀のファン。同じ大学に通っている由紀と友人になろうと声をかけたものの、冷たくあしらわれたことで彼女に恨みを持つようになりました。

雑誌モデルをしている女性。読者モデルだった由紀を覚えていなかったことが原因で彼女にライバル視され、SNS上で嫌がらせを受けるようになります。

心優しく、気遣い上手な奈々の友人。奈々が由紀に憧れを抱いていることを知っており、奈々にミスコンに参加するように助言をした人物です。

奈々のSNSアカウントに頻繁にコンタクトを取っているイケメン。面食いな奈々が惹かれていたものの、その中身は由紀でした。

数々のヒット作を手掛けた映画監督。影響力を利用しようとした由紀が枕営業で映画出演を目論むも、木っ端役をあてがったことで彼女に復讐されてしまいます。

関トモヒロの妻。由紀とトモヒロがラブホに入店した証拠を押さえ由紀に示談金を請求しました。夫が不倫する度に相手から示談金をむしり取っています。

花凛が夜中に大声でライブ配信をするせいで子供が夜泣きし、すっかり寝不足になってしまった美咲。翌朝そのことを彼女に相談しようとするも結局注意することができませんでした。 ネットの相談板「みんなの知恵袋」で悩みを投稿した美咲はアドバイスを受けて防音DIYをすることに。花凛の部屋を加工し、騒音問題は無事に解決しました。 ひとまずの問題は解決したものの、美咲には働き口と子どもの預け先など悩みが尽きません。一方の花凛は仕事が絶好調で稼ぎもがっぽりだと言いますが……。フォロワーをお金で買ったり、撮影禁止の仏像を無断で撮りSNSに投稿したりと倫理観の欠如した行動が目立っていました。 仮初の人気を誇示し何の悪気もなく常識外れの行動を取る花凛に、美咲は段々と不信感を募らせていきます。

漫画『SNS狂の女～自己顕示欲のバケモノ～』をお得に読みたい人にはコミックシーモアがおすすめ。 コミックシーモアでは無料会員登録で70％オフのクーポンをゲットできるので、かなりお得に読むことが出来ます。この機会に是非コミックシーモアで『SNS狂の女～自己顕示欲のバケモノ～』を一気読みしてくださいね！

お見合いをわざと破談させた挙句、ネモと関係を持ち妊娠した茉莉絵。激怒した父に実家を勘当されてしまいます。ゆなは理想の女性アピールが成功し、進之介からプロポーズを受けます。こうして2人はそれぞれの相手と結婚し、大学を中退することになりました。 それから5年後。ゆなは義母に跡継ぎが産まれないことを責められ、進之介からも理解を得られずにいました。欲しい物は何でも貰えたものの、すっかりやつれてしまいます。一方の茉莉絵はネモが遊び歩いているせいで貯金するお金もなく、仕事と育児の板挟みに。愚かな2人は不幸な結末を迎えたのでした。 26巻からは、声優として活動する花凛と子連れ離婚した美咲の物語がスタート。久しぶりに再会した友人2人がルームシェアを始めます。美咲は子供の面倒を見てくれる花凛に助けられつつも、夜中にライブ配信で騒ぐ彼女に悩まされるようになって――。

ゆな、茉莉絵の2人とネモの合コンに行くことになった樹里。途中まではいい雰囲気だったものの、友人が茉莉絵の整形をバカにしたことにネモが激昂し離席します。 樹里は彼が通話で茉莉絵をディスっていたのに擁護したことに違和感を覚え、後をつけてみることに。先ほどの態度が演技だったことに加え、詐欺で茉莉絵からお金を巻き上げていた犯人だと判明したのでした。 そんなことは露知らず、茉莉絵はネモに恋をしてしまいます。そんな中、両親に好きでもない人との見合い話を持ち掛けられていた彼女は樹里とゆなに相談。金持ちが相手だと知ったゆなは見合い相手の進之介を誘惑して茉莉絵との婚約を断らせる作戦に出て……。 茉莉絵と金目当てのネモと、ゆなと女性蔑視の見合い相手。樹里は友人たちの醜い恋の行方を観察することにどす黒い快楽を見出していたのでした。

夏休み中に整形をして自己肯定感が爆上がりした茉莉絵。彼女は病みアカを放置し、新しいアカウントでキラキラ女子として活動を始めていました。 「昔とは違うから」とキメ顔をする茉莉絵に思わず吹き出してしまう樹里。一方のゆなは茉莉絵の新しいアカが自分より多くフォロワーを得ていることに苛立ちつつ、サクラレビューのバイトと転売に精を出しています。 そんな中、樹里は一喜一憂する友人たちの滑稽な様子を外野から観察しブログ記事にしていました。裏工作で彼女たちを貶めネタにして広告収入を得ていたのです。そしてある日フォロワー2万超えのイケメンのネモから「イースタライブでブログを紹介させてほしい」とメールを貰います。 ネモのライブ配信の影響でブログのアクセス数はうなぎ登り。彼と個人通話まで出来た樹里はすっかり恋に落ち、ネモからの合コンの誘いを快諾して……。

茉莉絵がミスコンに出す自己PR動画にわざと細工をし、彼女を貶めようと暗躍していた樹里。一方の茉莉絵はイースタで交流を深めた外国人のトムが日本に会いに来ることになりあからさまに浮かれていました。 ミスコンの2次選考も通過し絶好調なはずだった茉莉絵。しかし彼女はネット民の悪ふざけで持ち上げられただけで、掲示板で面白おかしく叩かれていたのでした。選考に落ちたゆなはこの事実を見つけ、茉莉絵にわざとらしく「絶対見ちゃダメだよ」と念押しして彼女への嫌がらせを図ります。 ゆなの思惑通り、自分が玩具にされていたことを知り落ち込む茉莉絵。更には、トムに大金を貸した直後に彼との連絡が途絶えて――。彼女は詐欺に引っ掛かっていたのです。 樹里は落ち込む茉莉絵に病みアカ作成を勧め、彼女のイースタの登録情報を入手して裏アカで監視を始めます。

イースタのアカウントをBANされブログも強制削除された由紀。数々のメディアで彼女の悪行が取り上げられ、炎上は留まることを知りません。由紀のファンだったゆなは、彼女の活動が見れなくなることを悲しみつつ友人の茉莉絵と樹里に由紀の格好良さを熱弁します。 ゆなは容姿端麗ですが貧乏暮らし。一方の茉莉絵は家が裕福なものの容姿に恵まれていません。対照的な2人にはイースタという共通の趣味がありましたが……。ゆなは金持ちな茉莉絵の豪華なディナーやブランドバッグの写真投稿に苛立ち、敵対心を燃やし始めます。 そんなある日、茉莉絵の加工した自撮り写真付きの投稿に外国人イケメンからDMが。ブスの癖に生意気だと腹を立てるゆなと、一喜一憂する彼女たちを影で面白がる樹里。裏で何かを企んでいる様子の彼女は、茉莉絵に全日本ミスコンへの出場を勧めて――？

人気モデルの恋人の振りをした匂わせ投稿によって、大量のフォロワーをゲット。ブログの収益で大成功を収めていた由紀。さらなるネタを求める彼女の行動は次第にエスカレートしていきます。 しかし、匂わせ投稿のやりすぎによってついに尻尾をつかまれ、自演疑惑が浮上することに。再び由紀のアカウントは炎上し始めます。ここで懲りればいいのですが、メンタル強者の由紀は全くひるみません。 由紀の新たなターゲットとなったのは俳優の男性。匂わせ投稿と炎上ネタで再びSNSを潤わせていく由紀ですが、狂気じみた彼女の幸福はある日突然終わりを迎えることに……。

枕営業がバレてSNSが大炎上。しかも不倫による慰謝料を請求をされ、モデル事務所も解雇されてしまった由紀。お金が足りないものの、身体を売りたくない彼女はパパ活に始めます。 パパ活でうまいこと収入を獲得していた由紀はある日、菊池という男性と出会います。企業の偉い人物らしい菊池は由紀を気に入ったのか、衣食住だけでなくSNSでの彼女の活動を支援してくれるように。 最初は裏があるのではと思っていた由紀ですが、菊池が自身の性格などを肯定してくれたことにより信用するようになります。 隣に住むモデルの匂わせ投稿やブログ運営などによって、由紀は確実に転落人生からの復活を画策していき……。

下村由紀に憧れを抱く女性・奈々。ミスコンをきっかけに由紀と少しだけ距離を縮めることに成功した彼女は、もっと由紀のようになりたいとストーキングするように。 由紀の真似をすることで自信をもち始めた奈々は、由紀と友達になるべく手作りのクッキーを差しれるのですが、由紀は奈々を見下し悪意の言葉と共に厚意を踏みにじりました。 SNSで由紀が奈々を酷評したことによって孤立した奈々は精神を病んでいきます。そして、奈々がとったのは復讐。憧れが憎悪へと変わった奈々はSNS上で密かに由紀を陥れる準備を進めてます。 由紀を転落させるために始まったSNSの復讐劇。しかし、物語は意外な結末へと繋がっていき……。

下村由紀は読者モデルをする自己顕示欲の高い女。SNSの大量のサブ垢で自作自演を行うだけでなく、自分より順位の高い人間を攻撃する行為も平気で行います。 常に自分が1番でないと気に入らない由紀。金で手に入れたフォロワーによって名前が売れた彼女は幸運にも雑誌の専属モデルとなります。天狗になった彼女は自分より下の人間は見下す始末。そんなことをしていればいつか天罰が下るだろうに……。 モデルをする中、枕営業で映画監督から役をもらうことに成功。しかし、抜擢された役は端役でもないただのエキストラ。激怒する由紀ですが、その後彼女を待っていたのは自業自得なしっぺ返しで……。

本作の魅力はなんといっても、SNSという身近な舞台で巻き起こる闇の深い争いの数々でしょう。主人公を始めとした自己顕示欲の強い女性たちは、ありとあらゆる手段を用いて己の欲望を満たそうとします。 匿名性をいいことに他人の秘密を暴露したり、誹謗中傷を行ったり……。その姿は醜悪で目も当てられない有様ですが、不思議と彼女たちの動向から目が離せなくなっちゃうんです！ 現実でも同じようなことでたびたび問題になっているので、リアリティ抜群な”SNSの闇あるある”ストーリーについ引き込まれていきますよ。

乙葉一華は、不倫や女性の心の闇といった人間の醜さにフォーカスを当てた作品の原作と原案を数多く手がけています。個性豊かな性悪キャラクターのインパクトは絶大。読者の記憶に深く刻まれるキャラ設定が魅力です。代表作は『不倫のSEXほど気持ちいい～私、毎日オトコ寝取ってます』など。 作画担当のもうりみつこも同様の作風に沿ったイラストを描いています。特に、オーバー気味に表現されたキャラクターの生き生きとした表情が好評。ハイコントラストな配色で非常にキャッチーなイラストが特徴です。代表作は『SNSで鬼女は嘲笑う』など。

今回の記事では、『SNS狂の女～自己顕示欲のバケモノ～』のあらすじ・ネタバレを解説していきました。 SNSに狂い破滅していく女を描くと同時に匿名投稿の闇をさらけ出す本作品。ぜひコミックシーモアでお得に作品を楽しんでくださいね。