『葬送のフリーレン』ザインは原作で再登場した！？離脱の理由や死亡説をネタバレ考察

ザインはアルト森林近くの村に住む、酒やタバコ、ギャンブル、年上のお姉さんをこよなく愛する僧侶。彼はある日底なし沼にはまってしまっていたところを、フリーレンに救われます。 一見胡散臭い彼ですが、シュタルクが蛇に噛まれたことでかかってしまった「脳が数時間で溶けて死ぬという不治の毒」を一瞬で治療してしまうほどの天賦の才を持っています。 これまで神父である兄に遠慮して村から出ることはありませんでしたが、その兄からフリーレンが「弟を連れ出して欲しい」と頼まれたことをきっかけに、フリーレンのパーティの一員となりました。

ザインの年齢は現状明かされていません。また年齢不詳な見た目をしており、上にも下にも見える雰囲気を醸し出しています。 ただ作中には彼の友人が冒険に出てから10年ほど経っているという描写が登場。ヒンメルの旅立ちが16歳頃なので、もし同じような年齢に冒険に出たのだとすればザインは26歳ほどということになります。

ザインは早々にフリーレン一行から離脱していますが、今後再登場する可能性はあるのでしょうか。結論、最新話時点でもザインの消息はフリーレンたちと別れたところで止まっていますが、彼がフリーレンたちにとって重要な人物であることは変わりないので、今後再登場する可能性は高いでしょう。 (先に離脱について深く知りたい人はこちらをクリック！

フリーレンはザインとの別れ際に「またね」と声をかけており、ザイン自身も「またな」と再会を匂わせるような言葉を返しています。さらにフリーレンはパーティに加わろうと申し出るメトーデに対し「パーティの僧侶の枠は空けておきたい」と発言したことも。 これらのやりとりを見ると、フリーレンが「ザインは帰ってくる」と考えていることは明白です。彼女は心のどこかで、ザインと再び旅をすると確信しているのではないでしょうか。

そもそもザインが旅をする目的は幼い頃の親友である、戦士ゴリラを探すためです。旅の途中でゴリラの行き先を見つけたザインはそこに向かうため、フリーレンたちと別れることになります。 しかし彼はゴリラを見つけたあとの目的を語っていません。またザインは幼い頃に冒険者になることを夢見ていました。彼はゴリラを見つけ出したあと改めて冒険者となり、フリーレンたちのもとへ戻ってくるのではないでしょうか。

そもそもフリーレンのパーティにはザインを含めたった4人しか在籍していません。彼が離脱したあとはフェルンとシュタルクしか仲間がおらず、そのうえフリーレンは新しいメンバーを入れるつもりもない様子。 さすがに最終話までたった3人で旅をし続ける可能性は低いはず……。きっとどこかでザインが合流してヒンメル一行と同じ4名のパーティとなり、旅の終着点を目指すのではないでしょうか。

ザインが初めて登場したのは単行本3巻の終盤。そして4巻の序盤で仲間となり、なんとその巻の中盤にはパーティを離脱してしまいます。ザインが仲間にいたのは単行本1冊以下の短い期間のみ。このあまりの短さに、ファンからは「どうしてこんな早く離脱したのか」と悲しみと疑問の声が噴出。 ここからはザインが離脱にいたるまでの経緯を詳しく解説していきます。

ザインには「3年後に戻る」と言い残して旅立っていった親友がいました。彼は戦士ゴリラと名乗り冒険に出発しますが、10年経った今も戻らず音信不通の状態。それどころかすでに死んでいてもおかしくない状況で、ザインはゴリラとの再会をほとんど諦めていました。 しかしそんなザインの背中をフリーレンや彼の兄が後押し。それによりザインはゴリラを探そうと決意し、フリーレンたちと冒険に出ることになったのです。 ザインは旅立ちのとき「俺の旅の目的はあいつを探すことだ」と語り、「途中まで一緒に行ってやる」と宣言していました。つまり彼の離脱は初めから予定されていたものであり、ゴリラの手がかりが見つかればそちらを優先するつもりだったのです。

ザインたちは旅の途中に立ち寄った集落で、ゴリラのことを知る老婆と出会います。話を聞いてみると、ゴリラはかつてこの集落に来ていたようで、ザインのことをよく話していたとのことでした。 さらにゴリラの向かった先が交易都市テューアだと判明。しかしその都市はフリーレンたちが向かっている魔法都市オイサーストと真逆に位置していました。「どうしたもんかね」と思い悩むザインでしたが、最終的にはゴリラの足取りを追うことを決意。 彼は「もう後悔するつもりはないんだ」と語り、フリーレンたちに別れを告げます。そしてフリーレンはそうなることがわかっていたかのようにあっさりと受け入れ、「またね」と再会を匂わせる言葉をかけるのでした。

実は一部ファンのあいだで「ザインはすでに死亡しているのでは？」と囁かれています。確かに離脱してから長い時間が経っているのに、彼の情報は全くと言っていいほど出てきていません。「もしかしたら死んでいるのかも……」と心配するのは仕方がない気もします。 しかし本作は「死」を大切なテーマとして扱っている作品です。メインキャラのひとりであるザインを簡単に死なせるとは考えられません。確定情報は出ていないものの、ザインが死んでいるということはまずありえないと思われます。

「戦士ゴリラ」とは、ザインの親友の名前。とはいえこれは本名というわけではなく、本人が勝手に名乗っているものです。 親友はかつて村にあったエルフの戦士と人間の僧侶二人組の英雄の像を見て、「戦士ゴリラ」と名乗るようになりました。その像は大昔の英雄でありザインが住んでいた村だけでなく各地に作られていますが、英雄の名前は誰も覚えていません。 幼かったザインの親友はその話を聞いて「自分は忘れられない英雄になる」と意気込み、インパクト抜群な名前「戦士ゴリラ」を名乗るようになりました。その場にいたハイターは大笑いしたのち、ザインに向かって「ではあなたは僧侶アゴヒゲですね」と声をかけています。 残念ながらザインですら、親友である戦士ゴリラの本名は覚えていないそうです……。

戦士ゴリラが旅立つ10年前までザインと彼は小さな冒険を何度もしており、ザインは彼から「一緒に冒険者にならないか」と誘われています。しかしザインは神父の兄に遠慮して村を出ることを諦めていたため、彼の誘いを断りました。 「3年経ったら戻ってくる」と言い残して旅立った彼でしたが、実際には10年が経過しても戻ってはきませんでした。そのためザインは彼は死んでしまったのではないかと思うようになりましたが、フリーレンの一言で彼を探しに行くことを決意。 戦士ゴリラの情報はかなり少ないですが「10年前に北側諸国中部の交易都市テューアに向かった」という足取りだけは掴めているため、無事親友と再会できるといいですね。

幼い頃に両親を亡くしたザインはそれからというもの、北側諸国アルト森林近くの小さな村で兄と二人で静かに暮らしていました。兄はかつてハイターからも聖都の司祭に度々スカウトされていたような優秀な僧侶でしたが、ザインのことが気がかりでその話を断っています。 その話を知ったザインは兄に遠慮し、かつて戦士ゴリラから冒険に誘われた際にも断りました。その後兄はザインが冒険者になりたがっていることを知り、村を訪れたフリーレンたちにザインを連れ出して欲しいと依頼。 最後はいつまでも悩むザインに喝を入れ、旅立ちを決意させるのでした。

ザインは酒・タバコ・ギャンブル・女好きという僧侶らしからぬ好みの持ち主であり見た目も長髪に顎髭とややダメ男っぽいですが、その実力は折り紙つき。彼の兄もまた地方で最も優れた司祭とされている回復のエキスパートですが、兄の能力に引けをとりません。 というのもザインは兄が不治と判断したシュタルクの毒を一瞬で治癒するなど、高い実力を見せています。かつてフリーレンと旅をしていたハイターも使用していた僧侶が使用する女神の魔法は人類が未だ解明できていない魔族などの魔法に対処できるものですが、その理論は未だ解明されていないようです。

アニメ『葬送のフリーレン』の13話で登場したザイン役の声優を務めるのは、さまざまな作品に引っ張りだこの人気声優・中村悠一。イケメンからお調子者まで幅広い役柄をこなす彼は、まさにザイン役にピッタリですね。 そんな中村悠一の代表作には、『呪術廻戦』の五条悟役や『僕のヒーローアカデミア』のホークス役、『ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風』のブローノ・ブチャラティ役などがあります。

ザインがフリーレン一行と出会ったのは、まさに底なし沼にはまって身動きが取れなくなっているところでした。そのエピソードだけ聞くと、なんとなく間が抜けているという感じがしますよね。 確かに好みもタバコや酒、ギャンブルなど僧侶らしさはゼロでだらしがないダメ男のような印象を受けますが、心優しい一面も持っています。フリーレン一行に加わった際も、大人として年下であるシュタルクやフェルンのことを優しく見守っていました。 10年も会えていない親友・戦士ゴリラを未だに気にしているというエピソードからも分かるように、ザインはあたたかく人情味のある性格なのでしょう。

この記事では、フリーレン一行の僧侶・ザインについて詳しく紹介しました！現在は一時的にパーティを抜けている彼ですが、今後の再登場が楽しみでなりません。彼の存在が気になる場合は、漫画での続報を待ちましょう！