『薬屋のひとりごと』鳳仙(ふぉんしぇん)は梅毒で死亡した?知られざる過去をネタバレ解説
薬屋の少女・猫猫が後宮で活躍する姿を描く『薬屋のひとりごと』。原作はライトノベルですが、コミカライズやアニメも注目を集めている人気シリーズです。 この記事ではそんな本作のキーパーソンのひとり・鳳仙(ふぉんしぇん)について詳しく紹介していきます! ※この記事は『薬屋のひとりごと』の重大なネタバレを含みます。
『薬屋のひとりごと』鳳仙(ふぉんしぇん)のプロフィール
声優 | 未定 |
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持病 | 梅毒 |
年齢 | 推定40歳 |
初登場 | 6巻29話(漫画) |
鳳仙(ふぉんしぇん)は高級妓楼・緑青館の妓女のひとりで、その美貌や聡明さで売れっ子として知られていました。しかしあまり人を寄せつけない強気な性格で、客に対しても尊大な態度をとっていたそう。それが許されている時点で、相当人気があったことがうかがえます。 しかし現在は梅毒が原因でボロボロになっており、緑青館の離れで寝たきりの生活を送っています。
【死亡】鳳仙の最後は?結末を解説
死因 | 梅毒 |
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羅漢と実に17年ぶりの再会を果たした鳳仙でしたが、残念なことにその翌年に息を引き取ってしまいます。しかし羅漢と最期に穏やかな時間を過ごせたようなので、短いとはいえ幸せを感じられたのではないでしょうか。 病さえなければ、というよりそもそも悲しいすれ違いさえなければ……と思ってしまう面はありますが、最後にふたりが結ばれたことはせめてもの救いでした。
【関係】鳳仙と羅漢(らかん)の深い仲とは
羅漢との エピソード | 8巻37話~39話(漫画) |
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「変人軍師」の呼び名で知られる羅漢と鳳仙は深い関係にあります。彼らは囲碁や将棋の勝負をきっかけに仲を深め、やがて恋に落ちました。しかし羅漢が諸事情により左遷されてしまったせいで、ふたりは離れ離れに……。 3年後ようやく戻ってこれた羅漢は、鳳仙が自分との子どもを身ごもっていたことを知りますが、やり手婆に追い返されてしまいます。 その後彼は血のにじむような努力で権力と金を手に入れ、やがて猫猫たちのサポートのおかげもあって、鳳仙を「身請け」するという結末にたどり着きました。ようやく会えた愛しい人は病で痩せ衰えていましたが、それでも羅漢にとっては誰より美しく、愛しい存在に変わりはなかったのです。
【関係】鳳仙は猫猫と血の繋がりが!?
前の見出しで紹介した「鳳仙が身ごもった羅漢との子ども」とは、ずばり猫猫のことです。つまり鳳仙は猫猫の実母にあたります。 最高級妓楼で人気が出るほどの美貌に、負けなしと言われるほどの囲碁・将棋の腕前……。その美しさや賢さはしっかり娘にも受け継がれているようです。 猫猫は自分の母親が誰かをちゃんと知っているものの、特に鳳仙のことを母と呼ぶことはありませんでした。ふたりのあいだに母と娘としての交流はほとんどなかったため、さほど特別な感情は持っていなかったのかもしれません。しかし羅漢と鳳仙がついに結ばれたときには、ひそかに嬉しく思っているようでした。
『薬屋のひとりごと』鳳仙と羅漢の物語に涙……。
元高級妓楼の売れっ子妓女であり、主人公の猫猫の母親でもある鳳仙。悲しい運命をたどった彼女が最期に救われる結末には、嬉しいような切ないような複雑な気持ちになってしまいます。ぜひ彼女と羅漢の物語を、本編を読んで堪能してみてくださいね。