2026年10月13日更新

『薬屋のひとりごと』鳳仙(ふぉんしぇん)は梅毒で死亡した?鼻が欠けた理由から身請けされた最後まで解説

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鳳仙(ふぉんしぇん)は、『薬屋のひとりごと』に登場する緑青館の元売れっ子妓女です。病に倒れて離れで暮らす彼女が、最後にどうなったのか気になっている人も多いでしょう。アニメでは1期の終盤に登場し、その悲しい過去が話題になりました。 読みはカタカナで「フォンシェン」と書かれることもあります。本記事では、鳳仙は死亡したのかをはじめ、鼻が欠けた理由や羅漢・猫猫との関係まで解説します。 ※この記事は『薬屋のひとりごと』の重大なネタバレを含みます。

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『薬屋のひとりごと』鳳仙(ふぉんしぇん)のプロフィール

声優 桑島法子
持病 梅毒
年齢 推定40歳
初登場 6巻29話(漫画)

鳳仙(ふぉんしぇん)は高級妓楼・緑青館の妓女のひとりで、その美貌や聡明さで売れっ子として知られていました。しかしあまり人を寄せつけない強気な性格で、客に対しても尊大な態度をとっていたそう。それが許されている時点で、相当人気があったことがうかがえます。 しかし現在は梅毒が原因でボロボロになっており、緑青館の離れで寝たきりの生活を送っています。

鳳仙は梅毒で死亡した?最後はどうなった?

死因 梅毒

愛する相手・羅漢と実に17年ぶりの再会を果たした鳳仙でしたが、残念なことにその翌年に息を引き取ってしまいます。しかし羅漢と最期に穏やかな時間を過ごせたようなので、短いとはいえ幸せを感じられたのではないでしょうか。 病さえなければ、というよりそもそも悲しいすれ違いさえなければ……と思ってしまう面はありますが、最後にふたりが結ばれたことはせめてもの救いでした。 ただし、鳳仙の最期は版によって異なります。書籍版では、羅漢に身請けされた翌年の春先に他界します。一方「小説家になろう」のWeb版では、猫猫の幼少期に身請けされないまま亡くなっています。アニメでは1期の第23話「鳳仙花と片喰」で、羅漢との過去が描かれました。

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鳳仙の鼻が欠けたのは梅毒が末期まで進んだから

鳳仙の鼻が欠けているのは、梅毒が治療されないまま末期まで進んだためです。梅毒は進行すると皮膚や骨が侵され、鼻が崩れてしまうこともある病気です。 物語に登場した時点の鳳仙は、緑青館の離れで寝たきりになっていました。心身ともに弱りきり、まともに会話ができない状態です。そんな彼女を診ていたのが羅門で、猫猫も薬を届けていました。 誰からうつったのかは、作中ではっきりと語られていません。羅漢と離ればなれになったあとも妓女として客を取るなかで、病が少しずつ進んでいったと見られます。かつての売れっ子が変わり果てた姿は、羅漢との再会の場面をいっそう切ないものにしています。

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鳳仙と羅漢(らかん)の深い仲とは

羅漢との エピソード 8巻37話~39話(漫画)

鳳仙と羅漢が恋に落ちる

国の軍部の最高幹部である羅漢は、幼い頃から「人の顔が判別できない」という持病に悩まされていました。 そのせいで家族から愛されず、囲碁や象棋にのめり込むようになった羅漢。叔父・羅門のアドバイスのおかげで顔以外でなんとか識別する術を身につけたものの、大人になってからもそれは相変わらずでした。 しかしそんな彼が唯一顔を認識できたのが、鳳仙でした。ふたりは羅漢の同僚の差し金で囲碁勝負をすることになったのですが、このとき自分を負かした鳳仙に、羅漢は大きく心を動かされます。 その後、囲碁と象棋を何度も打ち合ううち心を通わせていったふたりは、やがてある夜男女の仲となりました。

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羅漢が都を追われ鳳仙と離れ離れになる

そんな折、羅漢は叔父の羅門が後宮内のとある騒動に巻き込まれ追放されてしまった影響で、都を追い出されてしまいます。本人としてはすぐ帰ってくるつもりでしたが、なかなかうまくいかずようやく都に戻れたのは3年後のことでした。 このとき、羅漢は鳳仙が自分との子どもを身ごもっていたことを知り、あわてて緑青館を訪れることに。しかし売れっ子妓女を傷ものにされ怒り心頭のやり手婆に追い返されたばかりか、「鳳仙は死んだ」「子どもなんか知らない」と嘘をつかれてしまいます。 それでも諦めきれない羅漢は緑青館に通いつめ、ついに猫猫の存在にたどりつきました。以来、彼は愛する人の血を引く娘を引き取るため、死に物狂いで出世街道を歩み始めます。

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羅漢が鳳仙を身請けして再会する

薬屋のひとりごと 羅漢
©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会 ©MIXI

ある日、猫猫と象棋で賭け勝負をすることになった羅漢。その条件は、羅漢が勝てば猫猫は「彼の娘」となり、猫猫が勝てば羅漢が緑青館の妓女を身請けするというものでした。 結果としては猫猫が勝利をおさめ、羅漢は約束通り妓女を選ぶことになります。といっても彼にとっては誰であろうと同じこと。そのため鳳仙の妹分であり自分とも仲が良かった梅梅を選ぼうとしました。するとそれを聞いた梅梅は、「ちゃんと選んでくださいね」と窓を開け放ちます。 そのとき羅漢の耳に入ってきたのは、離れでわらべ歌を歌う鳳仙の声。実は鳳仙が生きていたと知った羅漢は、梅毒におかされボロボロになった姿を目の当たりにしても一切動揺せず、彼女を身請けすると宣言するのでした。 実は梅梅は昔から羅漢に想いを寄せており、本心では自分が身請けされたいと思っていました。それでもふたりの幸せを尊重した彼女の選択もまた切ないです……。

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鳳仙は猫猫の実の母親だった

薬屋のひとりごと
©日向夏・主婦の友インフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

前の見出しで紹介した「鳳仙が身ごもった羅漢との子ども」とは、ずばり猫猫のことです。つまり鳳仙は猫猫の実母にあたります。 最高級妓楼で人気が出るほどの美貌に、負けなしと言われるほどの囲碁・象棋の腕前……。その美しさや賢さはしっかり娘にも受け継がれているようです。 猫猫は自分の母親が誰かをちゃんと知っているものの、特に鳳仙のことを母と呼ぶことはありませんでした。ふたりのあいだに母と娘としての交流はほとんどなかったため、さほど特別な感情は持っていなかったのかもしれません。しかし羅漢と鳳仙がついに結ばれたときには、ひそかに嬉しく思っているようでした。

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鳳仙はなぜ猫猫の小指を切り落とした?

鳳仙は猫猫が赤ん坊の頃、彼女の小指と自身の小指を切り落として羅漢に送りつけるという凶行に出ています。しかし実はこれは、実際に遊女たちがおこなっていた「指切り」のおまじないに基づいたものです。 小指の先端を切り落として送り合うことで、商売ではない真実の愛を誓いあう……さすがに子どもの指まで切るのはやりすぎですが、その行動には鳳仙の切実な思いが込められていたのです。事情はどうあれ、自身を置いてどこかへ行ってしまった羅漢への当てつけとしての意味もあったのかもしれません。

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アニメで鳳仙を演じる声優は桑島法子

桑島法子

アニメ『薬屋のひとりごと』で鳳仙を演じたのは、ベテラン声優の桑島法子です。 桑島法子は1990年代から活躍し、多くの人気キャラクターを担当してきました。代表作には『犬夜叉』の珊瑚や『機動戦士ガンダムSEED』のフレイ・アルスターがあります。『宇宙戦艦ヤマト2199』では森雪を演じています。 鳳仙の出番は1期の終盤に集中しています。言葉の少ない鳳仙のはかなさを、短い出番のなかで印象深く表現していました。

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『薬屋のひとりごと』鳳仙は最後に羅漢と結ばれる!二人の物語をアニメと原作で味わおう

元高級妓楼の売れっ子妓女であり、主人公の猫猫の母親でもある鳳仙。悲しい運命をたどった彼女が最期に救われる結末には、嬉しいような切ないような複雑な気持ちになってしまいます。ぜひ彼女と羅漢の物語を、本編を読んで堪能してみてくださいね。