『薬屋のひとりごと』羅漢(らかん)の正体は?娘に嫌われる理由や鳳仙を身請けするまでを徹底解説
『薬屋のひとりごと』の羅漢(らかん)は、「変人軍師」と呼ばれる切れ者の軍師です。片眼鏡に狐目の変わり者ですが、その正体や猫猫との関係が気になっている人も多いでしょう。アニメでは1期の第18話「羅漢」から本格的に登場しました。 本記事では、羅漢の正体や猫猫に嫌われている理由、鳳仙を身請けしたのかまでを解説します。 ※この記事は『薬屋のひとりごと』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
『薬屋のひとりごと』羅漢(らかん)はどんな人?
| フルネーム | 漢羅漢 |
|---|---|
| 官位 | 太尉 |
| 家族 | 叔父・羅門/娘・猫猫/養子・羅半 |
| 初登場 | 5巻(ビッグガンガン版) |
| 特技 | 将棋、囲碁、人材登用 |
| 声優 | 桐本拓哉 |
軍の最高幹部として活躍する軍師・羅漢。「漢の羅の家」の当主で、本名を漢羅漢(カン・ラカン)といいます。片眼鏡と狐目が特徴の男性で、言動もかなり奇抜です。そのため周囲からは「変人軍師」と呼ばれています。 何かにつけて猫猫や壬氏に関わってきますが、その正体は猫猫の実の父親です。猫猫を育てた羅門は、羅漢の叔父にあたります。さらに甥の羅半を養子に迎えており、羅半の養父でもあります。 ただ当の猫猫からは、かなり面倒な人物として煙たがられているようです。
羅漢は病気でひとの顔が認識できなかった
| 言及シーン | 8巻37話 |
|---|
羅漢は幼い頃から「ひとの顔が認識できない」というハンデを抱えていました。彼はひとの顔を区別できないどころか、男女の違いさえも認識することができなかったのです。 これを嘆いた羅漢の叔父・羅門はひとの見分け方を根気よく指導。羅漢が得意としていた将棋の駒などに人々の特徴を重ねることで、ひとを区別する方法を教え込みました。そんななか、羅漢が初めて顔に興味を持った女性が登場。彼女は将棋で羅漢を負かした鳳仙という妓女でした。
羅漢は都を追われて鳳仙と離れ離れになる
| 言及シーン | 8巻39話 |
|---|
羅漢は将棋で自分を負かした鳳仙に興味を持ち、彼女のもとへ通い詰めるようになりました。3年ほどそんな関係を続けるうちに親密になり、2人は体の関係を持つことに。 そこで彼女が身ごもったのが、本作の主人公である猫猫だったのです。しかしそれから3ヵ月後、羅門が失脚。彼と親しくしていた羅漢は、父から「都を離れて遊学せよ」と命じられてしまいます。 「せいぜい3ヵ月程度で戻れるだろう」と考えていましたが、都に戻って来れたのは3年後でした。これにより、彼は猫猫が生まれたことに気付けなかったのです。
羅漢は鳳仙を身請けした?17年越しの再会と最後の日々に迫る
結論から言うと、羅漢は鳳仙を身請けしています。 鳳仙と離れて長い時が経ち、羅漢は彼女が死んだものと認識していました。別れから17年ほどの月日が経った頃、羅漢は猫猫から「自分が勝ったら緑青館の妓女をひとり身請けして欲しい」と将棋勝負を持ちかけられます。 猫猫の策略にハマり、まんまと敗北した羅漢。彼はどの妓女を身請けしようか……と考え出すのですが、なんとそこで鳳仙が緑青館の片隅で生きていたと判明!羅漢は病でボロボロになった彼女を引き取ることを決意します。 鳳仙を身請けするとき、羅漢は町を巻き込み盛大な祝宴を開催。翌年の春に鳳仙は息を引き取ることになりますが、2人は最後まで仲睦まじく幸せな日々を過ごしていたと思われます。その後、羅漢は彼女と打った碁や将棋の記録をまとめた本を出版し、盤面遊戯ブームの立役者になるのでした。 アニメでは、1期の第21話「身請け作戦」から第23話「鳳仙花と片喰」にかけて、この身請けまでの流れが描かれました。漫画ではスクエニ版の8巻37〜39話「鳳仙花と片喰」にあたります。
羅漢の娘・猫猫と身請けをかけて将棋対決!

猫猫の引き取りと妓女の身請けをかけて猫猫と将棋対決した羅漢。実はこれは猫猫が仕組んだもので、羅漢ははじめ乗り気ではありませんでした。彼の中では鳳仙はすでに亡き人となっており、緑青館の妓女の中に身請けしたい者などいなかったからです。 猫猫は将棋に強いわけではありませんでしたが、うまく酒を飲ませて下戸である羅漢を潰しました。ルールとしてあらかじめ「試合を放棄したら負け」と設定してあったため、試合中に酔って眠り込んでしまった羅漢は敗北扱いとなります。 こうして猫猫は無事に勝利をおさめ、「緑青館の妓女の身請け」という約束を羅漢に果たさせるのに成功するのでした。
猫猫、自信満々だから将棋も強いのかと思いきや、そういうわけではなかった。でも知略はさすが!
梅梅(メイメイ)は羅漢を好きだった?

緑青館に勤める妓女たちのトップ、三姫の一角を担う梅梅。彼女は幼い頃から鳳仙の付き人をしており、羅漢とも古くから付き合いがありました。彼女は羅漢のことを気にかけ優しく接しており、「彼になら身請けされてもいい」と考えるなど、想いを寄せているような描写が多数存在。 羅漢自身もそんな彼女に「世話になった」という自覚があるようで、身請けする妓女を選ぶ際も梅梅を指名しようと考えていました。しかし、梅梅は自ら鳳仙が生きていることを匂わせます。それにより、羅漢は鳳仙の生存に気付き、彼女を身請けすると決めたのです。 梅梅は羅漢の幸せそうな姿を見て、こらえきれずに泣き崩れてしまいます。その苦しそうな顔には「羅漢と鳳仙がやっと一緒になれた」という喜びだけでなく、「自身の恋が叶わない」と知った悲しみも含まれているように見えました。
羅漢と猫猫の関係は?実の娘に嫌われる理由も解説
羅漢が猫猫に執着するのは鳳仙の忘れ形見だから

羅漢が猫猫の存在を知るきっかけになったのは、部屋に山積みになっていた鳳仙からの手紙でした。そのなかの1つに、なんと鳳仙と赤子のものと思われる小指が同封されていたのです。 これにより羅漢は「鳳仙が自分の子を身ごもっていたこと」、「自分を待ち続けていたこと」を察します。ですが、時すでに遅し。緑青館で鳳仙が死んだ(実際は病に伏していただけ)と聞かされ、羅漢は絶望します。そんな経緯があったからこそ、羅漢は愛する人の忘れ形見である猫猫に執着しているのです。 そして長い年月が経ち、羅漢は「勝ったら猫猫を引き取る、負けたら緑青館の妓女を身請けする」という条件で、猫猫と将棋で対決。敗北した羅漢は周囲の手回しのおかげで、死んだと思っていた鳳仙と再会します。そこで彼女を身請けすると宣言し、ふたりは改めて生活を共にしていくことになったのです。
ふたりのすれ違いが切ない……でもだからこそ、再び結ばれたときには感動した!
猫猫が羅漢を嫌うのはなぜ?
幼い猫猫に血だらけで迫った記憶がトラウマになっている
羅漢は猫猫が幼いとき、彼女を連れ出そうとして緑青館に何度も乗り込んできました。そのたびやり手婆に殴られ血だらけになっていたのですが、それでもヘラヘラと笑いながら猫猫に手を伸ばしてきたというのです。 知らない男が血だらけで迫ってくる姿は幼い子の心にトラウマを残したはずで、そのせいで猫猫は今も彼に生理的な嫌悪感を抱いています。ちなみに猫猫が何事にも動じない性格になったのは、このときの羅漢のヤバさのおかげ(?)とのことです。
慕う羅門が羅漢の才能を認めていて面白くない
猫猫は育ての親である羅門を「おやじどの」と呼び心から慕っています。そんな羅門は甥である羅漢の優秀さを見抜きその能力を認めており、何かと気にかけてきました。もちろん羅漢も、羅門を尊敬し頼りにしています。 猫猫としては、大好きなおやじどのがイマイチ好きになれない男を認めているのは面白くない話。実際、自分でも羅漢の優秀さはよくわかっているからこそ、よけいに腹立たしいのでしょう。
羅漢の声優は桐本拓哉

アニメ版『薬屋のひとりごと』で羅漢を演じるのはベテラン声優の桐本拓哉です。 1990年代から活動を開始し、海外映画の吹き替えなどを中心に活躍。これまでに『アメリカン・スナイパー』の主人公クリス・カイルをはじめとした、様々な大役の吹き替えを任されてきました。また声優のみならず、俳優として映画・ドラマ・舞台に出演した実績も持っています。 羅漢が本格的に登場するのは、アニメ1期の第18話「羅漢」です。飄々とした語り口と、鳳仙を想う切なさの両方を演じ分けています。
『薬屋のひとりごと』羅漢(らかん)はイロモノだけど憎めない人気キャラ!
「変人軍師」と呼ばれながらも、その独特なキャラクターで人気を集めている羅漢。猫猫の実の父親であり、鳳仙を身請けするまでの物語は作品屈指の名エピソードです。猫猫との将棋対決から鳳仙との再会までは、アニメ1期の終盤で描かれました。 アニメは2026年10月から3期が放送中です。羅漢と猫猫の親子のやり取りにも、引き続き注目が集まります。 原作の小説や漫画で、羅漢の活躍をひと足先にチェックしてみてはいかがでしょうか。












