2024年4月16日更新

韓国ドラマ『イ・サン』の全話あらすじ・最終回ネタバレ!相関図やキャストも一緒に

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イ・サン

『宮廷女官チャングムの誓い』(2003年)を手掛けたイ・ビョンフン監督がメガホンを取り、最高視聴率38.9%を記録した韓国ドラマ『イ・サン』。ここからは本作の全話あらすじ・ネタバレや人物相関図、結末を紹介していきます! ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。最終話のネタバレはこちら

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第1〜3話のあらすじ・ネタバレ

1762年、イ・サンの父であるサド世子は、謀反の罪で米びつに閉じ込められていました。父の無実を知るサンは、食料を届けようと夜中に米びつへ向かいます。しかし監視の目もあり、なかなかたどり着けないサン。 そこに女官見習いのソンヨンと、内官見習いのテスが現れ、サンは2人の協力で父との再会を果たしました。 ところが何者かが世子を助けようとしたことに王が気づき、テスが容疑者として連行されてしまいます。サンはソンヨンと力を合わせてテスを救い出しますが、一連の行動が王の逆鱗に触れてしまいました。 そんな時、とうとう世子が亡くなります。深い悲しみに暮れながらも、王位を継ぐことを決心するサン。それは父と母、そして友の思いにこたえるためでした。なんとか廃位を免れたサンでしたが、王から難題を与えられ……。

第4〜5話のあらすじ・ネタバレ

世子として猛勉強に励むサン。民のことを真剣に考えているサンに素質があることを、王も見抜いていました。ところが亡くなったサド世子の施設から大量の武器が見つかり、息子であるサンにも謀反野疑いがかけられてしまうのです。 秘密裏に真相を調べていた王によって、無実が証明されたサン。しかしサンの味方をしたソンヨンとテスは、都を追われる羽目になってしまいます。 それから9年後、サンは立派な青年に成長していました。9年経った今も、ソンヨンとテスのことを夢に見るサン。そんなサンは、ある日刺客に襲われます。刺客を捕えたサンでしたが、隙をついて逃亡した刺客が自殺してしまい、首謀者は闇の中へ……。 一方ソンヨンとテスは都に戻ってきていました。

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第6〜7話のあらすじ・ネタバレ

王命により、清国の接待を任されたサン。刺客の残した毒から首謀者を追っていたサンは、清国使節団の会見に何者かの陰謀が絡んでいることを感じ取ります。 一方図画署で働くソンヨンは、捨てられていた紙や絵の具で絵を描いていたところ、画材窃盗の疑いをかけられてしまい……。 そしていよいよ始まった清国との宴。しかしサンは清国が一番欲していた貢ぎ物の白布がないことに気付きます。それこそが敵の陰謀でした。 サンはその場にいた図画署の者に絵を描かせることで難を切り抜けますが、絵を描く人物がソンヨンだとは気が付きません。

第8〜9話のあらすじ・ネタバレ

ソンヨンの機転で清国へ白布を渡すことに成功するサン。ピンチを救ってくれたその女性こそがソンヨンだと知ったサンは、とても驚きます。さらにテスも無事だとわかり、サンは大喜び。 しかしサンを狙った賊たちによって、ソンヨンが拉致されてしまいました。サンは兵を動かして彼女を救おうとします。そんな時、またしてもサンに魔の手が……。サンの筆跡で偽の通達が出され、罪人たちが殺されてしまったのです。 次々と陰謀を企む敵に立ち向かおうとするサン。王も敵を捕まえようとするサンの背中を押すのでした。 その頃ソンヨンは遊郭に売られてしまい……。

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第10〜11話のあらすじ・ネタバレ

無事に助け出されたソンヨン。サンはさっそく図画署へ行き、ソンヨンと再会します。 ソンヨンやテスとの再会を喜んだのもつかの間、サンは偽装文書の疑いによって絶体絶命の状況に追い込まれていました。サンが信頼する臣下ジェゴンも護衛隊長として復帰しますが、護衛部隊は「墓場」と呼ばれるほど悲惨な状態だったのです。 そんな中、文科試験で王を激しく非難する答案が見つかります。王宮内は大騒ぎになり、答案を書いた者は逆賊として捜査対象になるのでした。すると突然逆賊が王宮を襲い……!

第12〜13話のあらすじ・ネタバレ

王宮に襲来したのはサド世子の護衛をしていたインスたちでした。彼らが謀反の罪で取り調べを受けることになり、その担当としてサンが任命されます。父の忠臣であるインスたちの無実を訴えるサンは、テスと共に真相を探り始め……。 暗躍していたのは、サンの伯母にあたるファワンの息子フギョムでした。彼が守っていた敵の拠点を見つけたサンは、すぐさま兵を動かします。 しかしその一方で、サンのために資料庫へ無断侵入したソンヨンが捕まってしまい……。

第14〜15話のあらすじ・ネタバレ

なんとかインスたちの無実を証明できたサンでしたが、伯母ファワンと兵曹判書ジュノが黒幕であることを知ってしまいます。さらに父を死なせたのもファワンだとわかったサンは、ショックを受けながらも敵の拠点を攻めるのでした。 その後ジュノが捕らえられますが、1人で罪をかぶり、自殺してしまいます。黒幕を明らかにすることができず落ち込むサン。しかし王はサンを励まし、真相を究明せよとの王命を下すのでした。 そんな中、グギョンという人物がサンの側近となります。

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第16〜17話のあらすじ・ネタバレ

試験に合格し、サンの護衛官になったテス。サンを守ると誓ったテスは、新たなスタートを歩み始めます。さらにソンヨンは、サンの母から命じられ、サンの正室が懐妊することを願う絵を描かされていました。 一方、王と共に視察のため地方に出かけたサン。しかしそこで王が疫病にかかってしまい、サンたち一行は村で王の回復を待つことになってしまいます。 王宮では王が倒れたことを知った王妃が、サンの即位を恐れて動き出し……。

第18〜19話のあらすじ・ネタバレ

自分の代わりに国政を担うようサンに命じる王。サンは早速王宮に戻り運営を取り仕切りますが、王妃とファワンは気に入りません。王のそばにいるフギョムらも王位に近づくサンに焦りを見せ始めます。 王はサンを摂政にするための通達を出しますが、ファワンが阻止したため、サンには届かず……。さらにファワンの出した薬によって王の容体が悪化し、サンは彼女と対立を深めるのでした。 その頃ソンヨンは、サンの母に依頼された絵の完成が遅れていることに焦りを感じ……。

第20〜21話のあらすじ・ネタバレ

王は再度サンを摂政にする宣言を出し、サンは悩んだ末にその役目を受けることにしました。王はサンを信頼し、後継者として多くのことを学んでほしかったのです。 サンは早速これまでの悪習を正すため、改革に乗り出します。しかし甘い汁を吸ってきた老論派の者たちは大きく反発し……。 その頃ソンヨンは絵の制作に悪戦苦闘。一度担当から外されかけピンチを迎えますが、競技会で5位に入賞したことにより、ソンヨンの実力は認められるのでした。 一方サンは貧しい商人のために水面下で動き、老論派の悪事について証拠を集め……。

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第22〜23話のあらすじ・ネタバレ

サンは改革を進めますが、彼を陥れようと老論派が動き出します。フギョムを筆頭に品物が買い占められ、物価が高騰。そしてフギョムは民を扇動し、暴動が起きてしまうのです。 兵が出動し、市民が死傷したため、王はサンの摂政を解きました。さらにサンの側近グギョンが責任を問われてしまいます。フギョムにはめられたグギョンは無実でしたが、サンのために黙って引き下がるのでした。 一方サンやグギョンを陥れることに成功した王妃やフギョムは、大喜びで王の後継者を準備し始め……。

第24〜25話のあらすじ・ネタバレ

王妃は兄のギジュを後継者とすべく、サンの暗殺計画を企てます。王妃は大晦日に予定されている王室の伝統行事で暗殺を決行することに決めるのでした。一方ファワンは王妃から仲間外れにされてしまい、不満をつのらせます。 一方サンは、グギョンが今どこで何をしているのかが気がかりでなりません。当のグギョンはサン暗殺計画を察し、テスらの協力を得て内密に動いていました。 そしてファワンは王妃らに先を越されないため、ギジュを監視し……。

第26〜27話のあらすじ・ネタバレ

ついに儀礼の当日。王妃は「サンの側近に計画が漏れている」というファワンの話から、暗殺を中止します。ところがギジュは王妃の意思を無視して計画を進めたのです。 暗殺計画が花火に爆弾を仕掛けたものだと気づいたグギョンでしたが、王宮内に入ることを許されません。そこでテスが機転をきかして空に発砲。大騒ぎとなったことでギジュの計画は失敗に終わり、サンは無事でした。 ところが発砲したことでテスが投獄されてしまいます。なんとかしてサンが指示したことにしたいギジュ。一方サンは必ずテスの無実を証明すると誓い……。

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第28〜29話のあらすじ・ネタバレ

サンが暗殺されかけたことを知った王は、グギョンに任務を与え、真相解明を命じます。そしてグギョンはギジュを拉致し、首謀者をあぶり出そうと考えました。 そしてグギョンの思惑通り、動きを見せたのは王妃。サンは王妃がフギョムに接触したとの報告を受けますが、にわかに信じられないのでした。 一方フギョムは王妃から「事態を収拾できなければお前を告発する」と脅され、追い詰められていきます。そんな彼にサンたちは罠を仕掛け……。

第30〜31話のあらすじ・ネタバレ

グギョンに捕まっていたギジュは王に謁見し、とうとう首謀者が王妃であることを暴露してしまいます。信頼していた家族が裏切っていたことを知り、大きなショックを受ける王とサン。 ところが本来であれば重い処罰を受けるはずの王妃は、王の最後の慈悲によって無罪となったのです。サンは納得がいかず、夜に王宮を抜け出し、父の墓前へと向かいます。 一方ファワンは王妃が力をなくしたことにほくそ笑み、老論派を集めていました。

第32〜33話のあらすじ・ネタバレ

気を取り直したサンは、老論派の力を抑えるため政策を打ち出します。また清国に使節団を送ることを決めました。老論派の者たちは、今は大人しくするべきだと考え、行動を控えるようになります。 その頃サンの母ヘビンは「サンとソンヨンの間に特別な感情があるのでは?」と2人の仲を不安視。ヘビンはソンヨンを清国へ送り、そのことを後で知ったサンはショックを受けるのでした。 一方、王はサンが出かけている時を狙って、王妃に会いに行き……。

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第34〜35話のあらすじ・ネタバレ

サンに反発する老論派でしたが、組織の1人ソクチュはサンと交渉し、寝返ります。 一方王妃は王と会い、彼の異変に気付いて秘密裏に診察をさせました。そして王の弱みを握った王妃は、再起をかけて動き始めたのです。 その頃ソンヨンは清国で女性の絵描きが歓迎されていないことを知り、絶望します。そうかといって朝鮮に戻ることも許されないソンヨン。サンは彼女の安否を心配しながらも、王の病状に気付き始め……。

第36〜37話のあらすじ・ネタバレ

極寒の中、遠い清国から戻ってきたソンヨン。衰弱し、倒れてしまったソンヨンは、医師からも助からないと言われてしまいます。サンはつきっきりで看病しますが、ソンヨンはなかなか回復しません。 そんな時、サンは王妃が王宮を自由に歩いていることを知り、絶句します。しかも王はサンの謁見を拒否したのです。王妃が力を取り戻していることにフギョムも焦りを感じ……。 その後王は自分がおかしいことに気付き始めていました。王は認知症になっていたのです。

第38〜39話のあらすじ・ネタバレ

会議に現れた王は、突然怒り狂い、サンのことが誰かもわからない様子でした。サンはもちろん、その場にいた大臣たちも動揺します。さらに王は王宮殿にサンが入ることを禁止し、呆然とするサン。 その時、なんとか回復したソンヨンがサド世子の手紙を見つけ、王に届けます。そこにはサド世子が無実であったことや、父である王への願いが書かれていました。それを読んだ王は我に返り、サンを呼びます。 そして自分が認知症であるため、サンに王位を譲ると告げた王。

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第40〜41話のあらすじ・ネタバレ

翌日の会議にて正式に王が宣言することとなり、ごく一部の者だけに伝えられた王の譲位。同時にサンは父の無念を晴らそうと敵の証拠を集め始めます。 そんな中、王が倒れ意識不明となってしまいました。サンは臣下たちを集めて譲位の件を話しますが、王妃をはじめとする敵対勢力は認めません。それどころか譲位はサンの捏造だとし、王が書いたサン廃位の書状を見せる王妃。 その書状は認知症の症状が出ている時に書いたものでしたが、サンはピンチに立たされてしまいます。

第42〜43話のあらすじ・ネタバレ

いよいよサンを逮捕できると宮殿に向かった王妃でしたが、そこに待っていたのは意識を取り戻した王でした。愕然とする王妃たちを取り押さえた王は、極刑を命じようとします。 王の体調を心配したサンは、処分について自分に任せてほしいと王に頼みますが、王は王妃を平民に降格させました。そしてサンへの譲位を宣言します。 その後、サンは父の死に関わった者が次々と謎の失踪をとげていくことに不信感を抱き……。

第44〜45話のあらすじ・ネタバレ

王宮では突然王が姿を消してしまい、「死に場所は決めてある」という王の言葉を思い出したサンは大きな不安に襲われます。サンは捜索を始めますが、王はなかなか見つかりません。 王は市民のふりをして街の様子をうかがった後、生家へと向かい、そこで息を引き取りました。 祖父の死にショックを受けたサンでしたが、ほどなくして即位式を迎えることになります。老論派の暗殺計画も防ぎ、無事王位を継承したサン。懲りない様子の老論派を徹底的に壊滅させようとサンは決意します。

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第46〜47話のあらすじ・ネタバレ

即位式の夜、サンの前に刺客が現れます。王宮の警備が手薄になっていた隙をつかれたサンはピンチを迎えます。しかしなんとか刺客を捕えることに成功したサン。 暗殺に失敗したとわかったフギョムらは逃亡を図りますが、先回りしていたサンの臣下たちに捕らえられました。追い詰められた王妃は毒を飲んで自殺しようとしますが一命をとりとめます。 サンは王妃に「今後も生き延びたければ二度と逆心は抱くな」と話し……。

第48〜49話のあらすじ・ネタバレ

サンを守るため、護衛部隊の部署創設を進言したグギョン。その後サンはグギョンやテスなど、今回貢献度が高かった人物を昇進させます。 その頃サンの正室ヒョイ王妃は、ソンヨンを側室にすべきと考えます。王妃は、彼女ならサンの支えになると確信していたからです。 一方サンは老論派を制するため、科挙を行い2千人もの人材採用を決めます。猛反発する老論派でしたが、サンも強気です。 そしてソンヨンが側室になるかもしれないと聞いたテスは、彼女に告白し……。

第50〜51話のあらすじ・ネタバレ

都に疫病が流行し、民たちが苦しんでいることを知ったサン。緊急事態としてサンは辞職した大臣たちを招集しますが、老論派のリーダー・テウが阻止します。しかしサンはひるむことなく、テウと話し合いました。 一方、図画署ではサンの肖像画を描く「王専属の絵師」が選ばれることになり、ソンヨンは側室と絵師との間で揺れ動きます。サンはソンヨンを側室にしたい気持ちを伝えますが、ちょっとしたすれ違いでソンヨンは絵師を選択。 そこでサンはグギョンの妹を側室に迎えますが……。

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第52〜53話のあらすじ・ネタバレ

グギョンの妹ウォンビンを迎えた初夜、サンの姿はソンヨンのいる図画署にありました。泣きながらサンの絵を描いていたソンヨンに、本心を尋ねるサン。しかしソンヨンが本音を語ることはありませんでした。 一方王宮ではグギョンの傍若無人なふるまいが問題視され始めます。そんな時サンが新しく採用した者たちが何者かに襲われたのです。 サンは首謀者を捜査し、犯人としてグギョンが捕まります。しかし彼が真犯人ではないと察したサンは、グギョンの無実を証明するとテウたちに告げ……。

第54〜55話のあらすじ・ネタバレ

テスたちの協力のもと、ついに真犯人を捕えたサン。犯人は奴婢たちでした。グギョンは晴れて無罪放免となります。 その後サンの所に大妃(元王妃)が現れました。グギョンは「老論派を操るためには大妃が必要だ」とサンに進言。もちろんサンは反対しますが、その後の大妃の働きを見て、ついに彼女の軟禁を解くのでした。 そしてウォンビンが懐妊したという知らせが入ります。ところが後日、想像妊娠であったことが判明し……。

第56〜57話のあらすじ・ネタバレ

グギョンは妹ウォンビンが懐妊していなかったことを知り、流産したことにしようと企みます。しかし死産を偽装したことがバレそうになると、グギョンはその罪をヒョイ王妃にかぶせようとしました。 ウォンビンが流産したのは、王妃が与えた薬が原因だと報告されたサン。一瞬ショックを受けたサンでしたが、すぐに王妃が無実であることを見抜きます。 さらにソンヨンの報告でウォンビンが嘘をついていたことを知った王妃は、罪を告白するようウォンビンに迫り……。

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第58〜59話のあらすじ・ネタバレ

グギョン兄妹の罪を知った王妃はサンに会いますが、サンはグギョンのことを深く信頼していました。そんなサンにグギョンは罪を告白し、サンは「許すのはこれが最後だ」と告げます。 ところが流産の件で土下座を続けていたウォンビンは、体調を崩して倒れてしまい、そのまま帰らぬ人に……。グギョンは酒を飲み、自暴自棄になってしまいます。 一方、ソンヨンは町である若者と会いますが、それは幼い時に生き別れた実の弟ソンウクでした。しかし逆賊であるソンウクは矢で撃たれてしまい……。

第60〜61話のあらすじ・ネタバレ

逃げたソンウクでしたが、矢が刺さり倒れてしまいます。そんな彼を助けたのはソンヨンでした。その後ソンヨンは彼が実の弟だと知ります。しかし逆賊をかくまった罪でソンヨンは逮捕されてしまうのです。 事情を知ったテスの協力で、弟と都から離れるソンヨン。そしてテスはサンにすべてを話し、「ソンヨンを側室に迎えてほしい」と懇願します。 前回ソンヨンが身を引いたのは本心ではなかったことを知ったサンは、急いで彼女を迎えに行き……。

第62〜63話のあらすじ・ネタバレ

「王ではなく男として迎えに来た」とソンヨンに愛の告白をするサン。ソンヨンはサンの急な告白を受けて悩みますが、弟ソンウクに後押しされ、彼の側室になろうと決めます。サンとソンヨンはようやくお互いの気持ちを確かめ合い、抱擁するのでした。 晴れてサンの側室となったソンヨンでしたが、サンの母ヘギョン宮だけは彼女を認めません。ソンヨンは辛い思いをしますが、サンや王妃には相談できず……。 そんな中、ソクチュは亡きウォンビンの養子ワンプン君を世子にするよう会議で進言します。

第64〜65話のあらすじ・ネタバレ

突然の進言に動揺するサン。そんな王を尻目に、大妃にそそのかされたグギョンはワンプン君を世子にするため動き始めます。 しかしグギョンは勝手にテウを捕らえていたことや、逮捕した商人を拷問したことがサンに知られ、信用を失くしてしまい……。さらに王妃はテスに頼んでグギョンを調査するのでした。 そして大妃とつながっていることまで王妃にばれてしまったグギョン。するとあろうことか、グギョンは王妃暗殺を計画します。

第66〜67話のあらすじ・ネタバレ

宴の食事に毒を入れて王妃を殺そうとしたグギョンでしたが、王妃の代わりに急遽サンが参加したため、計画を中止します。しかし毒の混入が判明したことで、グギョンの計画がばれてしまうのでした。 サンは臣下である前に友であるグギョンを簡単に切り捨てることができず、死罪ではなく流刑にとどめます。友を失い落ち込むサンを、優しくなぐさめるソンヨン。 その後、清国へ人を売り飛ばしている高利貸しの存在を知ったサンは、早速調査に乗り出しますが……。

第68〜69話のあらすじ・ネタバレ

調査の途中、不思議な儒生に出会ったサンは、彼に王であることを見抜かれます。戻ったサンは、テスにその儒生を調べるよう命じるのでした。 その後テスからグギョンが衰弱していることを聞いたサンは急いで彼のもとへ。しかしサンに感謝の言葉を伝えたグギョンは、そのまま亡くなってしまいます。 一方サンが調べていた儒生はヤギョンという名でした。科挙に首席合格したヤギョンは王宮で働き始めます。

第70〜71話のあらすじ・ネタバレ

サンは清国の兵が朝鮮と戦う姿勢を見せていることで頭を悩ませていました。そんな時、大使から側室になったお祝いで絵をもらったソンヨンは大使のメッセージに気づきます。そのおかげで清との問題を解決できたサン。 さらにソンヨンの妊娠がわかり、ヘギョン宮もソンヨンを側室として認めます。 そしてソンヨンは無事に男子を産み、サンは「この子を世継ぎにする」と言って幸せそうに微笑むのでした。

第72〜73話のあらすじ・ネタバレ

サンとソンヨンの間に生まれた子はヒャンと名付けられ、健やかに育っていました。しかしソンヨンが低い身分の出身ということで、ヒャンが世子になることに反対する重臣たち。 そこでサンは亡くなった先代の王がソンヨンに授けた指輪を見せ、先代がソンヨンを認めていたことを説きます。そしてヒャンは無事世子として冊立されるのでした。 ところがヒャンは麻疹になって亡くなってしまうのです。深く悲しむソンヨンのお腹には2人目の子供がいましたが、ソンヨンは肝臓がんを患っていました。 自分よりもお腹の子供を優先するソンヨンに、サンは涙を流し……。

第74〜75話のあらすじ・ネタバレ

どの医者もソンヨンの症状に匙を投げる状況。サンは最後の望みで西洋医学の医者を連れてくるようテスに命じます。 しかしソンヨンは力尽き、ついに亡くなってしまうのでした。 サンは「悲しまないで」と言ったソンヨンの言葉を守り、気丈な様子で政務に励みます。そして老論派の反対を押し切り、華城という新しい都市を作ったサン。 老論派は夜間の軍事練習でサンを暗殺することを計画し……。

第76話のあらすじ・ネタバレ

訓練の最後、灯りが消えた瞬間に資格たちはサンを襲いました。しかしテスたちによって刺客や老論派の者たちは一斉に捕らえられます。その後ソクチュらは斬首刑となりました。 それから数年の時が経ち、地方では役人の不正が横行し、サンは手を焼いていました。そんな悪徳役人を排除するため、サンはヤギョンを派遣します。 そしてテスたちは各部署の長に昇進し、サンは昔から思い描いていた王としての役目を果たしていきます。

第77話(最終回)のあらすじ・ネタバレ

1800年、新たな世子が誕生しました。その子はイ・サンと側室の間に生まれ、「コン」という名前を付けられました。 イ・サンは大きくなったコンに対して、英祖から問われた「聖君に最も重要な徳とは何か」という質問を投げかけます。その問いに対して悩むコンの姿は、まるで幼い頃のイ・サンのようでした。 さらに時は流れ、世子は朝鮮王朝第23代王・純祖王になっていました。そしてパク・テスは、イ・サンの墓前で王を助けることを誓うのでした。 本作品はここで結末を迎えますが、2016年に放送された韓国ドラマ『雲が描いた月明り』でイ・サンの孫にあたるイ・ヨンが主人公として描かれています!

『イ・サン』の相関図

イ・サン

『イ・サン』のキャスト

イ・サン役/イ・ソジン

正義感が強く、王としての素質を備えた人物。激しい権力争いに巻き込まれながらも、やがて王位を継ぎ、民のために尽力します。王になってからも敵対勢力の老論派に命を狙われるなど、波乱万丈な人生を送りました。 また幼い頃、王である祖父の命で父が死ぬことになりました。サンは何者かの陰謀によるものだと考え、真相を探っていくことになります。 幼少期に出会ったソンヨンとは恋に落ち、サンが王になった後、側室として迎えました。

ソン・ソンヨン役/ハン・ジミン

絵の才能に優れ、図画署の茶母として働いている女性です。まっすぐで、心の綺麗な人物でもあります。 宮女の見習いをしていた幼少期に、偶然サンと出会いました。その後、成長してからもサンとの縁はつながり続け、最終的には側室として彼と結ばれます。 しかし低い身分の出身であることから、なかなかサンの母に認められず、辛い思いをすることに。なんとか子宝には恵まれますが、大病を患い、若くして亡くなってしまいます。

『イ・サン』と『トンイ』は指輪で繋がっていた!?

本作と同じ監督および脚本家が手がけた大ヒット時代劇『トンイ』。実は『イ・サン』に登場する翡翠の指輪は、『トンイ』のストーリーとつながっているのです。 本作では王である英祖が、ソンヨンに指輪を贈るシーンがあります。この指輪は、『トンイ』の中で英祖の母であるトンイが、王スクチョンから愛の証として贈られたものなのです。 そして英祖にとって、指輪は母親の形見である非常に大切なもの。『トンイ』を観た人には指輪の重みがわかっているため、ソンヨンが指輪をもらうシーンはより感動的な場面となりました。 指輪だけでなく、時代背景や登場人物もつながっている『トンイ』、気になる人はぜひチェックしてください!

ソンヨンが働いていた図画署ってどこ?

図画署とは、朝鮮王朝に実在した国家機関の1つです。主に王室や国の行事を絵に残す、記録係のような役割を果たしていました。もちろんカメラやビデオなどはない時代のため、図画署によって残された記録は後世にとって大変貴重な資料となっています。 その他にはソンヨンがやっていたように、王や偉い人の肖像画を描くのも仕事です。とくに王の肖像画を描くことは誰にでもできることではなく、図画署で働く人々の憧れであったと言われています。 本作の中で、当初ソンヨンは茶母(図画署で働く下女)でしたが、実力が認められて女性初の画員になりました。しかし実際にはかなり厳しい身分制度があったようです。 この「図画署」については、『イ・サン』の他に『風の絵師』という韓国ドラマでも大きく取り上げられています。

『イ・サン』の見どころと感想

圧巻のストーリーと美しい映像で幕を閉じた『イ・サン』。巨匠イ・ビョンフンがメガホンを取ったということで、最初から最後まで素晴らしい演出が施されていました! 全77話という超大作ではありますが、1話見始めたら完走せざるを得ないストーリーが本作の魅力でしょう。偉大な業績を残したことで名君とも言われるイ・サン。 そんな彼の生涯を丁寧に描き、友情・恋人愛・家族愛など、さまざまな視点で楽しめる作品となっています!

波乱万丈なストーリー!『イ・サン』の全話あらすじ・ネタバレ

韓国時代劇の巨匠イ・ビョンフンが監督を務め、最高視聴率38.9%を記録した韓国ドラマ『イ・サン』。 激しい権力・派閥争いに巻き込まれるイ・サンの姿を描きながらも、恋愛や友情を楽しめるストーリーとなっています!