漫画『太陽と月の鋼』最新話まで全話ネタバレあらすじ＆感想！特異能力をもった武士の生き様とは？

人気漫画『累』の作者・松浦だるまによる大注目の歴史バトル漫画！ 舞台は江戸時代。武士でありながら特異な異能力をもつがゆえに苦労を抱える主人公が愛する女のために刀と力を振るう異能力バトル漫画『太陽と月の鋼』。 今回の記事では『太陽と月の鋼』の最新話までのネタバレやあらすじを紹介していきます。

明日の食事にも困るような貧しい生活を送る下級武士・竜土鋼之助。彼は異能「鉄を曲げてしまう力」ゆえに武士でありながら刃物を握ることができず、仕事に就くこともままならない状態でした。 そんな中、鋼之助のもとに月という女性が嫁いできます。貧乏武士に舞い込んだ突然の縁談に不信感をもつ鋼之助でしたが、次第に月と打ち解け心を通わせるように。 仕事も決まり幸せな夫婦生活を送る2人でしたが、突如月が陰陽師・夜刀川瞠介に攫われてしまいます。さらに瞠介の呪いにより月のことを忘れてしまう鋼之助。しかし、自分自身の記憶に違和感を覚えた鋼之助は……？

月のことを思い出した鋼之助。月と瞠介の行方を追う鋼之助は同じく月を探している盲目の旅の巫女・明とともに東北へ向かうことに。しかし、「通力」と呼ばれる異能力を所持した土御門家の人間たちが彼らの行く手を阻んできます。 刺客・蟲使いの斑に襲われた鋼之助と明。斑の通力の前に鋼之助たちは手も足も出ません。しかし、斑の放った「月が殺される」という言葉に鋼之助の精神は大きく乱れ異能力が暴走。 制御できない中でも金属を操って斑を追い込む鋼之助。明の「未来視」の異能も合わさって2人は斑を撃破するのでした。 一方、捕らわれた月は九尾・玉藻前の封じられた殺生石の封印を解くよう迫られて……。

鋼之助から月を奪った陰陽師を束ねる存在である土御門晴雄。幼い頃、強すぎる能力故に命を落とした晴雄。しかし、晴雄の父親が禁忌に手を染め息子の命を繋ぎます。その際、晴雄の中には彼とは異なる何かがその身に巣くってしまったようで……。 晴雄の目的は「陰陽師たちの救済」。強大な殺生石の力を報われない陰陽師たちを助けるために使おうとしているのでした。 一方、月を取り戻すため東北を目指した旅を続ける鋼之助たち。彼らの前に土御門家配下十二天将「うさぎ目の天朸」が立ちはだかります。 サイコロの目を操る異能をもつ天朸を相手にギャンブル勝負をしなければならなくなった鋼之助は……？

ついに月の居場所を突き止めた鋼之助たち。しかし、月を奪還しようとする彼らの前に土御門晴雄の配下十二天将「騰蛇」の夜刀川兄妹が立ち塞がります。水を操る兄・瞠介と炎を操る妹・刮を相手に苦戦を強いられる鋼之助ですが、覚醒した異能で刀の像を生み出し応戦。 そんな中、殺生石の封印が解かれ周囲に瘴気が蔓延します。通力を増幅させる瘴気の中、瞠介の強大な術によって鋼之助の協力者の卜竹が窮地に陥ることに。卜竹を助けるため、鋼之助は明と力を合わせて瞠介と刮に致命傷を負わせました。 目の前で瞠介が斬られた瞬間、刮は暴走！土御門晴雄の禁忌の術によって死から蘇った刮の身の内には「神」に近い存在が共存していて……。

漫画『太陽と月の鋼』はまだ完結しておらず、現在も連載中の作品となっています。ストーリーの伏線や謎も回収がされていないものが多いため、終わりそうな雰囲気もないようです。 また、本作品は大体5～6ヶ月おきに発売されているため、最新8巻は2024年1～2月ごろに発売されると予想しています。作者SNSなどでも定期的に配信状況は告知されていますので、ぜひSNSをチェックして最新巻の発売に備えていきましょう。

舞台が江戸時代で主人公が武士のおっさんに異能力を組み合わせるという奇抜な発想の本作品は展開の予想も至難の業となっています。 大筋の物語は攫われた妻を取り返すための物語なのですが、主人公たちの壁となる敵たちの過去や生い立ち、黒幕の目的など一方的に悪と決めつけることも難しい部分が多くあるのです。 敵の心情や主人公の成長とともに白熱していく異能バトル。その決着の先にどんな未来が描かれるのか予想できず、ドキドキしながら読み進めていくことになりますよ。