2018年9月14日更新

『累-かさね-』の原作コミックを徹底解説【芳根京子×土屋太鳳の実写版映画が9月に公開】

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累(1) (イブニングKC)

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土屋太鳳×芳根京子のW主演で映画化も決定!『累-かさね-』の魅力を紹介!

漫画が売れないといわれるこの時代に、累計発行部数180万部を突破した大人気コミック『累』。2013年から現在(2018年3月)まで「イブニング」にて絶賛連載中です。 醜い顔の舞台女優が、口付けをすることで美しい相手の顔を奪っていくという衝撃のストーリー。そんな本作の実写映画版が、2018年9月に公開されることが決定しました。

口づけしたら入れ替わる?!原作 『累』

2018年3月現在、12巻まで単行本が発売されている『累』。口付けをきっかけに顔が入れ替わるという難しい設定のため、実写化は非常に難しいだろうと言われていました。 そんな中、芳根京子と土屋太鳳のW主演が発表されたのです。 原作ファンからの期待は高まるばかりですが、実写化するにあたり「絶世の美しさ」と「ずばぬけた演技力」が重要となりそうですね。

原作者、松浦だるまとは?

映画『累-かさね-』の原作者は、イブニング新人賞優秀賞を二度受賞した経歴がある松浦だるま。なんと今作『累』が連載デビュー作品という、期待の女性漫画家です。 そんな彼女が影響を受けたのは手塚治虫と水木しげるだそう。 なかでも、手塚治虫の『ブラック・ジャック』や『火の鳥』にはとてつもないショックを受けたそうです。

絵のルーツはなんとあの伝説のラブコメ漫画?!

松浦だるまはBookLiveのインタビューの中で、自身の絵のルーツとして『きんぎょ注意報!』を挙げています。こちらは1989~1993年に「なかよし」(講談社)で連載された、猫部ねこによるラブコメディ漫画。 思わず懐かしいと思う方は少なくないはず!人間の美醜をテーマにした『累』の原作者のルーツが、まさか伝説的少女漫画の模写からスタートしたなんて驚きですよね。

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主人公は自身の醜い顔に苦しむ累(かさね)

『累』の主人公は、生まれながらに頬まで大きく裂けた醜い顔を持つ淵累(ふちかさね)。顔を隠すために腰まで伸ばしたストレートの黒髪が特徴です。 醜い外見が原因で何度もいじめを受け、人間不信に陥る累ですが、自身の容姿への計り知れないコンプレックスを持つと同時に亡くなった母親譲りでのずばぬけた演技力を持っています。

そんな累を演じるのは『べっぴんさん』の芳根京子

そんな醜い顔をもつ累(かさね)を演じるのは、2016年の連続テレビ小説『べっぴんさん』でヒロインをつとめた芳根京子。 清純派のイメージがある芳根京子ですが、今回『累-かさね-』で演じるのは自分の顔を醜いと怨むキャラクター。整ったかわいらしい顔を累のイメージに近づけるために、醜い特殊メイクを施して挑むそうです。

累に顔を奪われる!美しい女優の丹沢ニナ

淵累と顔を入れ替えることとなるのが、誰もが見とれるような美貌を持つ若手女優の丹沢ニナです。 彼女は数日から数週間にわたり眠ってしまうという「眠り姫症候群」を患っており、いつ発病するかわからないため演技に集中できず悩んでいました。そんな中、演出家である羽生田の紹介で累と出会うことになります。

丹沢ニナを演じるのは『まれ』の土屋太鳳!

美貌を持つ若手女優の丹沢ニナを演じるのは、2015年の連続テレビ小説『まれ』で主演をつとめた土屋太鳳。コミックの実写化映画にはほとんど出演してるともいえる、若手人気女優のひとりです。 顔を入れ替える前の丹沢ニナと、累と顔を入れ替え中身は累となる丹沢ニナの一人二役であり、二人一役となる『累』。どのようにキャラクターを演じ分けるのかが楽しみですね。

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原作コミック『累』のあらすじ

かつて「伝説の女優」として知られた淵透世(ふちすけよ)の娘として生まれてきた淵累(ふちかさね)。そんな母親とは全く似ていない醜い顔が原因で、周りからいつも蔑まれてきました。 そんな累は小学生のときに、亡くなる前に母親が言っていた口紅の力を思い出し、いじめのリーダーであった美少女に口付けをします。そして口紅の持つ不思議な力に気付き、亡き母親も他人の顔を奪っていたということを理解するのでした。

そのできごと以来、いじめられながらも口紅の力を使って美しい女性として生きるよろこびを知った累。ある日、母親の淵透世を知っているという、舞台演出家の羽生田釿互(はぶたきんご)に出会います。 そして羽生田の紹介で、なかなか売れずに悩んでいる美人女優・丹沢ニナと対面することに。ずっと憧れだったヒロインの役を射止めたものの、演技力にいまいち自信がないニナは、類いまれなる演技力を持つ累を影武者に使おうと考えます。

「丹沢ニナ」としての名声を手に入れるために顔の入れ替えにニナは同意し、累はニナの顔を借りてその高い演技力を世間に知らしめます。そして累の演技力のおかげで、ニナは大人気女優の名声を獲得。 一方で、亡くなった累の母親・透世を崇拝する羽生田が、累にニナを完全に乗っ取らせようと徐々に動き出すのでした……。

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発表が待ち遠しい!勝手にキャスト予想

様々な個性的なキャラクターが登場する原作「累」。実写映画版にもきっと登場するであろう、キャラクターたちのキャスティングを勝手に予想してみました!公式のキャスト発表まで、ぜひ参考にしてくださいね。

羽生田(はぶた)役はムロツヨシ?!

ぼさぼさの髪の毛と無精ひげ、そして鋭い目つきが特徴的な羽生田は、個性的俳優として大人気のムロツヨシが合いそう!ムロツヨシのぱっちりとした目と、羽生田の飛び出た前歯は特殊メイクするしかないかな……。 原作『累』の、初期から登場するキーパーソンの羽生田は、きっと映画版にも登場するだろうと予想。もし登場するとすればいったい誰が演じるのか要注目です。

累の母親・透世(すけよ)役に松雪泰子?!

累の母親、淵透世はその美貌と演技力で「伝説の女優」として讃えられる存在です。抜群の演技力と、美貌ということで、松雪泰子なんてぴったりじゃないでしょうか? 映画版に登場するとすればフラッシュバックの形になると思われますが、どんな美人女優が抜擢されるのかこちらも楽しみです!

『累-かさね-』は2018年9月7日公開予定!

原作コミックが大人気なだけあって、日本中が注目する映画版『累-かさね-』。2018年3月27日現在、残念ながら明らかになっているのはW主演のキャストのみ。 主演以外のキャスト、そして予告動画や主題歌の発表が楽しみですね。また、最新刊13巻は4月23日発売予定ですので、こちらも要チェック!