『俺だけレベルアップな件』九君主を一覧紹介！強力な軍団を率いる圧倒的な存在

日本でも多くのファンに愛される韓国の小説・漫画『俺だけレベルアップな件』。最弱から最強になった主人公・水篠旬の華麗な活躍が描かれ、爽快感たっぷりの展開が魅力的です。 本記事ではそんな本作の鍵となる「君主」という存在について紹介していきます！簡単なプロフィールや作中での活躍などを紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。 ※本記事は『俺だけレベルアップな件』の重大なネタバレを含みます。

『俺だけレベルアップな件』に登場する「君主」とは、「絶対者」によって闇から作り出された存在です。世界の創生期から、自分たちとは逆に光から生み出された「使者(支配者)」と戦い続けています。 君主は全部で9名存在しますが、このうち「影の君主」のみはもともと使者として生み出され、のちに君主としての力を手に入れました。彼らはそれぞれ圧倒的な力の持ち主である上、優秀な軍団を率いています。その強さは、選ばれし存在であるはずのS級ハンターでもまるで歯が立たないほどです。

疾病の君主ケレシャは、蟲の軍団……架南島でS級ハンターが戦ったアリたちのような存在を率いる女君主です。蟲は基本的に生命力が高くしぶといため、対応するには単なる強さだけでなくスタミナも必要になってくると思われます。 ケレシャ個人は毒を操って攻撃するほか、蟲を寄生させた死体を操ることが可能。ただし君主の中ではそれほど強くないようで、旬と戦ったときにはすべて簡単に一掃され、倒されてしまっていました。 とはいえ相手が悪かっただけで、普通のS級ハンターであればかなり苦労させられる、あるいはそもそも勝てない可能性もあるのではないでしょうか。

剛体の君主は悪鬼(オーク)の軍団を率いて戦い、自身も肉弾戦を得意としています。軍団の中には通常のオークのほか、「ハイオーク」と呼ばれる上位個体も存在。さらに強力な呪術を使いこなすオークもいるなど、かなり手強いです。 国家権力級のハンターであるクリストファー・リードとの戦闘で勝利をおさめており、かなりの強さを誇ると思われます。ただし旬と戦ったときには、彼が操るベリオンとベル相手に敗北してしまいました。

白炎の君主バランは悪魔の軍団を率いており、自身も剣を使用して戦います。また目から破壊光線を出せるため、近距離にも遠距離にも強いタイプだといえるでしょう。操る悪魔たちも総じて戦闘能力が高く、中には知能が高い者も存在します。 かつて先代「影の君主」であるアスボーンと戦って敗れた結果、「永遠の安息」でさまよい続けることになってしまいました。以来、「悪魔の城」のボスとして長らく君臨しています。 旬はそんなバランとの戦闘時、圧倒的な強さを前に苦しめられますが、最終的には仲間のサポートのおかげもあって勝利をおさめました。

幻界の君主ヨグムントは明かされていない情報が多く、どんな軍団を操っているのかも不明です。しかし作中での描写から察するに、アンデット系の軍団なのではないかと思われます。彼自身は、ゲートを自由自在に操ることができるようです。それが「幻界」たるゆえんなのでしょう。 旬との戦闘時には大した活躍もできないまま、スキル「ドラゴンフィア」によって行動不能状態にさせられてしまっていました。そのため戦闘能力がどの程度高いのかはよくわかっていません。

太初の君主レギアは巨人の軍団を率いる君主です。巨人は国家権力級ハンターでさえ「手を焼いた」と発言するような存在で、それが集団で襲いかかってくるとなれば規格外の強さを誇ることはたやすく想像できます。S級ハンターであっても対処には苦労させられるでしょう。 レギア本人は支配者との戦いで敗れたせいで、拘束され自由を奪われています。そのため本来の実力はわかりませんが、彼を倒した旬が大量の経験値を得ていることから、相当な実力者だったのではないかと思われます。 ちなみに一時は旬との共闘を考えていましたが、結局は意見の相違のせいでうまくいきませんでした。

牙の君主は、オオカミ型や熊型などさまざまなタイプの獣を軍団として使役しています。突出した強さの個体はいないようですが、それでも全体として十分に強いです。自身もオオカミの姿に変身し、そのスピードを活かして華麗な肉弾戦を繰り広げます。 かつてアスボーンと戦って敗走した過去があり、そのせいで2代目影の君主である旬を付け狙っていました。国家権力級ハンターのトーマス・アンドレを瀕死に追い込むほどの実力者で、旬との戦いでは酷寒の君主とともに彼に致命傷を与えます。しかしその後復活した彼に敗れました。

酷寒の君主は雪男(アイスエルフ)の軍団を率いており、自身は氷系の魔法を使用します。巨大な氷を落下させるなど遠距離戦に強い一方で、みずから生み出した氷の大鎌を使用した近距離戦も得意です。ハンター協会の後藤会長という重要人物を殺害したこともあります。 牙の君主と組んで旬を瀕死状態にまで追い込みますが、最終的には真の力を手に入れた彼に敗北してしまいました。君主の中でも活躍シーンが多いほうで、なかなか印象的な人物です。

破滅の君主アンタレスは、作中でも破格の強さを持つドラゴンを従えています。一体でも十分に強いドラゴンが集団でかかってくるとなると、その威力は絶望級といえるでしょう。またアンタレス本人もドラゴンに変身することができます。 ブレスひとつで大陸を吹き飛ばすほどであることからもわかる通り、君主の中でも最強の実力者です。国家権力級ハンターが束になってようやく対応できるほどの相手で、旬が操る「影の兵士」も一蹴していました。地球を乗っ取ろうとしていましたが、最終的には旬が召喚した支配者の軍団によって倒されます。

影の君主アスボーンは旬の先代にあたる存在で、亡者の軍団を率います。もともとは光から生み出された「使者」のひとりでしたが、自分以外の使者が反乱を起こしたのに抵抗し、絶対者から君主としての力を授かりました。 特筆すべきは自身が倒した相手を兵士として召喚できる点で、その存在が強ければ強いほど軍団の力が増していくことになります。また自身の兵士を強化する「君主の領域」や瞬間移動のような効果を持つ「影の交換」など、保有する特殊能力が多いのも特徴です。 2代目影の君主である旬もその強さを引き継いでおり、自身の軍団をさらに成長させています。

それぞれ差があるとはいえ、いずれも高い実力を誇ることは間違いない君主たち。S級ハンターや国家権力級ハンターさえ苦しめられるその強さに、思わず惚れ惚れしてしまいます……！ぜひ本編もチェックして、彼らの活躍を楽しんでみてくださいね。