韓国ドラマ『ドクタースランプ』最終回ネタバレ・全話あらすじ！2人の恋の結末は？

2024年1月からNetflixで同日配信中の韓国ドラマ『ドクタースランプ』。パク・ヒョンシクとパク・シネが『相続者たち』(2013年)以来、久しぶりに共演することでも話題となっています。本記事は、そんな本作の全話あらすじやキャスト相関図を紹介していきます。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

高校時代、全校1位の座をめぐってライバル関係にあったナム・ハヌル(パク・シネ)とヨ・ジョンウ(パク・ヒョンシク)。ハヌルもジョンウも医師として輝かしいキャリアを積んでいました。 しかしジョンウは不可解な医療事故、ハヌルは教授のモラハラによって、屋根部屋暮らしを強いられる生活に転落してしまいます。そんなある日2人が再会し……。 人生の“スランプ”に落ちてしまった2人が様々な出来事を通して、人間として成長していく姿を描いています。

2009年、ヨ・ジョンウのいる高校に、ナム・ハヌルという女子が転校してきます。韓国大学医学部を目指し猛勉強するハヌルと、全国模試トップのジョンウはライバルの関係に。 その後唯一韓国大学医学部に受かったジョンウは、今ではメディアにも露出する人気美容外科医となりました。一方ハヌルは毎日上司に理不尽なパワハラを受けながら、麻酔科医として激務をこなしていました。 ある日ハヌルは腹痛に耐え切れなくなり、道路に倒れ、トラックに轢かれかけてしまいます。腹痛の原因は急性胆のう炎でしたが、ハヌルはうつ病と燃え尽き症候群にもなっていました。 かたやジョンウはマカオからやって来たという女性の手術を行いますが、手術中、突然女性の出血が止まらなくなり、そのまま亡くなってしまいます。ジョンウは起訴されてしまい、多額の賠償金まで背負うことに。 そんな絶望の2人は、ハヌルの家の屋上で偶然再会し……。

ジョンウが引っ越したのは、ハヌルの家の屋根部屋だったのです。高校時代に犬猿の仲だった2人。ジョンウは引っ越しを検討しますが、事件のせいで他の家を借りることがなかなかできません。家も仕事もあり、順風満帆に見えるハヌルに嫉妬します。 ところがそんな中、ハヌルは上司のミスを自分のせいにされたことで今までの不満が爆発。上司を蹴り、病院を辞めるのでした。そしてそのことが母親にバレて口論となり、うつ病だと打ち明けたハヌルの言葉を、ジョンウは偶然立ち聞きしてしまいます。 その後2人で飲むことになり、お互いの状況を明かしたジョンウとハヌル。酔っぱらって帰る途中、母親から送られてきたメッセージを見たハヌルが号泣。それにつられてジョンウも泣き出し、2人は抱擁して……。

翌日酔いが覚め、気まずいジョンウとハヌル。ところがそんな中、ジョンウが外出中に屋根部屋の窓が割られ、何者かが侵入するという事件が起きます。 そうしてハヌルの家で寝ることになったジョンウ。ジョンウはハヌルが仕事のことばかり考えていることを知り、息抜きに誘いました。ゲームセンターやカラオケを楽しんだ2人は距離が縮まります。 その後、ジョンウが死なせた患者と似た症例を思い出したハヌルは、証拠としてその論文を裁判に持ち込みます。しかし証拠は保留に。 2人は気晴らしに束草を訪れ、「友達になろう」というジョンウにハヌルは承諾するのでした。

晴れて友達となったジョンウとハヌル。自分のことより他人を気遣うジョンウを見て、ハヌルは彼が無実だと強く思うのでした。 しかしハヌルの母は、ジョンウのスキャンダルを心配し、「いい人をハヌルに紹介してほしい」とホンランに頼みます。 そして美容外科医デヨンとデートすることになったハヌル。ハヌルは自分に好意があると勘違いしていたジョンウは動揺しますが、デートは最悪な形で終了。それを聞いたジョンウは思わず笑みがこぼれます。 その後ハヌルは遠方の病院で面接を受けるか悩む中、ジョンウに背中を押されました。ところがハヌルが教授を殴ったという事実だけが面接先に漏れていたのです。そのことを知ったジョンウは急いでハヌルを追いかけ……。

終電を逃し、ホテルで1泊することになったジョンウとハヌル。ジョンウから花札に誘われたハヌルは、彼の様子がおかしいと思いながらも、朝まで一緒に付き合うのでした。 ソウルに戻ったジョンウは、ギョンミンから病院に隠しカメラがあったことを告げられ、警察にカメラを提出。一方ジョンウの優しさが気になったハヌルは「私のことが気になるの？」と直接聞きますが、「特別な感情はない」と言われてしまいます。 ジョンウが本当の気持ちを言えないのは、ある理由があるのでした。 その後、ジョンウが医療事故のトラウマから「PTSD」になっていると気づいたハヌル。急いでジョンウのもとに向かったハヌルは、彼を抱きしめ……。

翌朝気まずい様子のジョンウに、「抱きしめたかったからそうした。」と話すハヌル。そして「PTSDでしょ？治療を受けない？」とハヌルはジョンウに受診を勧めるのでした。 後日ハヌルと心療内科を訪れ、薬をもらったジョンウ。後日ジョンウは「好きだ。すべきことが済んだら、自分の気持ちをきちんと伝える。」とハヌルに告白をします。 その夜、ジョンウが夜道を歩いていると、何者かが自分を尾行しています。追いかけて捕まえようとしますが、殴られたために逃がしてしまいました。 一方ハヌルはジョンウが住む屋根部屋で、ボールペン型の隠しカメラを見つけ……。

ハヌルは隠しカメラをジョンウのいる警察署に持っていきますが、カメラが濡れていたため中身は確認できませんでした。 そして裁判の日、ジョンウは裁判に遅れてやってきます。彼の手には証拠となるUSBが握られていました。そのUSBには手術室の映像が入っており、マカオのチンピラたちが点滴に薬を入れる様子などが映っていたのです。ジョンウの無実が証明された瞬間でした。 しかし手のひらを返したように急に連絡をしてくる人々が多すぎて、ジョンウは失望感に苛まれます。そんな彼を外に連れ出したハヌル。お酒に酔ったジョンウは何度もハヌルに好きだと告白し、彼の痛みがわかるハヌルは「私も大好きよ」と答えるのでした。

翌日、ハヌルは自分たちの関係が曖昧だと感じ思い悩みます。しかし「俺は昨日恋人同士になったと思っていた」と話すジョンウの言葉を聞き、ようやく幸せを噛みしめるのでした。 晴れてカップルとなった2人はさっそくデートに出かけます。映画を楽しんだ2人が帰宅すると、ジョンウの家にギョンミンから結婚式の招待状が。それを見たハヌルは動揺します。実はかつてギョンミンはハヌルを信用させ、彼女の論文を自分のものにして昇進していたのです。 翌日からハヌルの様子がおかしいことに気づいたジョンウは、それが自分のせいだと勘違いしてしまいます。すれ違った結果、意図せずハヌルを傷つけてしまうジョンウ。そしてハヌルは彼に別れを切り出して……。

ハヌルと別れ、デヨンの美容外科クリニックで働くことにしたジョンウは、病院近くのワンルームにしばらく住むと言って屋根部屋を出ました。 一方ハヌルは母から「あなたがジョンウと支え合っていることが嬉しかった」と言われ、ジョンウのことが恋しくなってしまいます。 ジョンウもハヌルのことが気になりつつ、復帰した病院で早速手術を受け持ちました。ところがまだPTSDは治っておらず、過去のトラウマが蘇りメスを落としてしまうのです。心配するデヨンに強がり、翌日の手術は大丈夫だと答えるジョンウ。 しかし翌日も、手術室に入ったジョンウは発作になりかけました。ジョンウがやばいと感じた瞬間、麻酔科医としてそこにいたのはなんとハヌルで……。

ハヌルのフォローで震えながらも手術を成功させたジョンウ。しかし手術室を出たジョンウはハヌルに怒ります。ハヌルは「ただあなたを助けたかった」と訴えますが、ジョンウは「お前は俺が助けたかった時に拒絶した。身勝手だ。」と怒ってその場を去ってしまうのでした。 その後ジョンウはギョンミンがハヌルにした仕打ちを知り、彼と殴り合いに。そしてハヌルに「何も知らなかった、ごめん」と謝りに行きます。ハヌルは驚きつつ、ジョンウの傷を手当しながら「あなたはメスを握っていなくてもかけがえのない存在よ」と話すのでした。 そして再び執刀医と麻酔科医として共に手術を成功させた2人。デヨンたちが開いてくれた歓迎会の後、キスをしたジョンウとハヌルは、恋人同士に戻ることになるのでした。

お互い連絡先の保存名を彼氏と彼女に変更し、すっかりバカップルぶりを発揮するジョンウとハヌル。その夜ジョンウの部屋で夜食を食べたハヌルは、そのままベッドで眠ってしまい、翌朝それを母親に目撃されてしまいます。 後日、ジョンウのベッドにいたのがハヌルだと確信した母ウォルソンは、自分の誕生日を祝う家族の食事会にジョンウを招待。ウォルソンはハヌルの恋人となったジョンウを家族同然として歓迎します。さらにハヌルが彼の手術を手伝って働いていることも知り、心から喜ぶのでした。 ハヌルは今の幸せがずっと続けばいいと願いますが、ジョンウから「昔ギョンミンが自分の酒に薬を混ぜたかも」という話を聞き……。

ハヌルを「修学旅行」に誘ったジョンウ。青春時代を取り戻すように2人は楽しい時間を過ごします。 その後キャンプ中の2人の前に現れたデヨンとホンラン。ジョンウがサプライズで誘ったのです。いつの間にかいい雰囲気になっているデヨンとホンランに、ハヌルは驚きます。 一方ジョンウはギョンミンが粉薬を持ち歩いていたことをデヨンから聞き、ギョンミンへの疑念を深めるのでした。 後日、ハヌルはギョンミンが理事になったヘソン製薬が怪しい動きをしていることや、ヘソン製薬の副社長がジョンウの裁判へ来ていたことを突き止めます。ギョンミンを呼び出し、彼の車に乗って問い詰めるハヌル。ところがその時ギョンミンの車にトラックが突っ込み……！

意識不明で病院に搬送されたハヌルとギョンミン。知らせを受けたジョンウやウォルソンらも急いで病院に向かいます。 緊急手術によって一命を取り留めたハヌル。彼女への愛を再確認したジョンウは、目が覚めたハヌルを抱きしめながら「愛してる」と伝えるのでした。 そしてギョンミンが悪事に手を染めたのは、自分の母がきっかけだったことを知ったジョンウ。集中治療室でギョンミンから謝罪されたジョンウでしたが、すぐに許すことはできません。 翌日亡くなったギョンミン。ジョンウは彼にもらったスーツを出し、号泣するのでした。

ギョンミンの悪事が明らかとなったため、ハヌルは元の病院から助教授として戻るようオファーを受けます。しかし彼の死に罪悪感を持っていたハヌルは、すぐに答えを出せません。 一方でジョンウも苦しんでいました。ギョンミンのことを許すべきかどうかわからなかったのです。 しかしウォルソンらに励まされた2人はなんとか答えを出します。ハヌルは助教授の打診を受けることにし、ジョンウも今の苦しみを受け入れながら前を向くのでした。 その後、復帰したハヌルの元にやってきたジョンウは、返ってきた賠償金で少女の手術費用を負担し、その手術をハヌルと一緒にやりたいと話します。 そして手術の資料を見るハヌルの横で、ジョンウは指輪を取り出し……。

どう渡すのが最適かを考えていたジョンウは、うっかり指輪をソファの下に落としてしまいます。ハヌルに渡すタイミングを失っただけでなく、デヨンから「指輪はまだ早い」と言われたジョンウは、何をあげたらいいのかわからなくなり、ブレスレットとネックレスも購入。 その後無事に少女の手術をやり遂げたジョンウとハヌル。アクシデントにも冷静に対応し、2人は完全に復活を遂げます。 夜になり、ジョンウの部屋を訪れていたハヌルは、指輪やネックレスを発見。ジョンウは全てを彼女に渡し、「妻になってほしい」とプロポーズします。そして2人は何度も唇を重ね……。

翌日、ハヌルからプロポーズの返事がないことに焦るジョンウ。一方ハヌルは科長に呼び出され……。 その夜、ハヌルはプロポーズにOKしようと思っていたが、突然科長から海外行きをオファーされてしまったことをジョンウに打ち明けます。半年間離れ離れになることに動揺しながらも、大切な人のチャンスを奪いたくないと考えたジョンウは、彼女の背中を押しました。 ところが翌日、ハヌルの海外行きは白紙に。それを知ったジョンウは悲しかっただろうと心配しますが、ハヌルはしっかり文句を言ったから大丈夫と答えます。一方ジョンウも自分の病院を開業。2人はもう「不幸を乗り越えられる強さ」を手にしていたのです。 そしてめでたく結婚し、フォトウェディングを撮る2人は最高の幸せを感じるのでした。

ナム・ハヌルは幼いころから「天才」と呼ばれ、勉強ばかりしてきた優等生。医師になってからも仕事ばかり、勉強と仕事以外は何もできない面白みのない人生を送っていましたが、教授からのモラハラが引き金になり燃え尽き症候群に。 そんなハヌルを演じるのは、『美男ですね』で大ブームを起こし、日本でも知名度が高いパク・シネ。子役としても活動後、『相続者たち』(2013年)や『ピノキオ』(2014年)、『ドクターズ〜恋する気持ち〜』(2016年)など出演したドラマの多くがヒットを記録しています。 2022年には俳優のチャ・テジュンと結婚し、第一子を出産しました。

学生時代から常に成績は校内トップ、最難関の医大を経て医師になったヨ・ジョンウ。確かな実力と人間性で“スター整形外科医”とまで言われましたが、不可解な医療事故によって名声が転落してしまいます。屋根部屋で貧乏ぐらしを強いられていたところ、ハヌルに再会し……。 ジョンウを演じるのはパク・ヒョンシク。『力の強い女 ト・ボンスン』(2017年)や『サウンドトラック#1』(2022年)など恋愛ドラマに定評があります。パク・シネとは2013年に大ヒットを記録した『相続者』以来の共演です。

ピン・デヨンはジョンウの同期の整形外科医。大学時代からライバル意識を持っているものの、ジョンウのよき理解者でもあります。自尊心は強めですが、どこか憎めない人間性の持ち主です。

産婦人科麻酔科医のイ・ホンランはハヌルの親友。彼女とは大学だけではなく専攻医時代も一緒に過ごしました。デヨンとは違うようで似ており、なにかと関わるようになります。

コン・ウォルソンは19歳でハヌルを出産した母。夫も早くに亡くしており、自らの過去を嫌って生きてきましたが、今は子どもたちと友達のような関係になれて満足しています。 「医師である宝物な娘ハヌルがいてくれたら、息子が30代で無職でも人生は輝くから！」と考えていたウォルソンからすれば、ハヌルの燃え尽き症候群は驚きの出来事でした。それでも、娘を取り巻く現状を認めて、何とか受け入れようと努力していきます。

ナム・バダはハヌルの弟。学校でも「あのナム・ハヌルの弟」として注目されたものの、本人には勉強の才能も興味もなく、就職するための努力すらしていません。 母の小言も姉からの非難にもどこ吹く風で、気ままなニート生活を夢見る日々。その一方で、女心をくすぐるテクニックには人一倍関心があるらしく、女性からモテようとしていました。最近、優秀な姉が燃え尽き症候群になり、「勉強しないのは正解だ」と舞い上がっています。

コン・テソンは姉弟の父親代わりをする母方の叔父で、ハヌルにとっての貴重な理解者です。方言が強く体格もしっかりしているため、一見、ヤクザのように見えてしまいます。 いまだ独り身でミルニョン(小麦粉を使った冷麺)屋を経営しており、兵役を終えた後、釜山最高の店でノウハウを学んだテソンのミルニョンはまさに絶品です。麺が崩れるという理由で配達はしておらず、そんな職人気質の彼の店には客足が絶えません。

キム・ムグンはいたずらっ子なジョンウの友人。仲間たちと一緒にトッポッキを食べたり、遊んだりと、仲の良い学生時代を過ごしていました。 努力はしていたものの勉強は得意ではなく、健康そのものであることが取り柄の健康優良児です。 ムグンは自分の成績がジョンウより劣っているからといって、コンプレックスを感じてはいません。それどころか、全国1位になった友人の存在をとても誇らしく思っていました。

ト・ヘジはビン・デヨン整形外科の看護師で、開院時から働いている唯一の創設メンバー。開設したYouTubeチャンネルもほとんど注目されない、閑古鳥が鳴く病院を支える頼れる存在です。優秀とは言えないデヨンを、半ば物理的に引っ張ってきてくれました。 デヨンにとっては心強い味方であり、彼をからかっているようで実は虐げられている関係。ヘジの中には医師と看護師ではない、個人的な想いが芽生えているかもしれません。

カン・ジンソクはジョンウと深い因縁がある麻酔科医。ジンソクはジョンウの人生が一変した日、医療事故が起きた手術室に入っていた麻酔科医でした。 どこかを見つめる光を失った瞳は不気味で、どんな大事件を前にしても決して揺らぎません。 ジョンウが10億ウォン規模の訴訟を抱えた時も、参考人としての協力を1人だけ拒否しました。ジンソクは医療事故に関する重大な事実を知っている可能性があります。

ここまで韓国ドラマ『ドクタースランプ』のあらすじとキャストを紹介してきました。久しぶりのパク・シネとパク・ヒョンシクの共演作ということもあり、配信前から期待が集まっていますね！この機会にぜひ本作をチェックしてみてください。