韓国ドラマ『魅惑の人』最終回ネタバレ・全話あらすじ！キャスト相関図や結末を解説

2024年1月からNetflixで配信されている韓国ドラマ『魅惑の人』。『それでも僕らは走り続ける』のシン・セギョンと、「賢い医師生活」シリーズでおなじみのチョ・ジョンソクが共演することでも話題となっています。本記事ではそんな本作の全話あらすじやキャストを紹介していきます！ ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

イ・イン(チョ・ジョンソク)は兄に忠誠を誓い、臣下として支えていましたが、ある日兄が病に倒れてしまいます。代わりに王になったイ・インですが、王宮の中は権力争いが渦巻いているのでした。 一方囲碁の天才であるカン・ヒス(シン・セギョン)は、復讐のために男装してイ・インの接近することに。イ・インを誘惑しようとするものの、少しずつ惹かれるようになり……。

清に降伏することになった朝鮮。王イ・ソンの弟イ・インは、清に人質として送られることになります。兄である王は涙ながらにインに謝り、弟の無事を願うのでした。 そんなインは囲碁の才能を生かして清の礼親王と距離を縮め、しばらくして捕虜と共に帰国することを許されます。 ところがインが戻ると、王の様子がすっかり変わっていました。王妃の兄キム・ジョンベが「インは礼親王の間者として王位を狙っている」という噂を故意に流していたのです。 そんな状況に心を痛めるインでしたが、ある日囲碁の強い若者に出会い、その男に興味を持ちます。その男は、実はインの師であるカン・ハンスンの娘ヒスでした。ヒスは父に隠れて男装し、賭碁をして捕虜の釈放金を稼いでいたのです。 後日インが若者(ヒス)を探していると、ヒスがジョンベの手下に襲われる現場に遭遇。そしてヒスをかばって刃を受けてしまうイン。うろたえるヒスに、インは「斬られたのが私でよかった」と話し……。

自分のせいで大君が怪我をしたと落ち込むヒスに、インは「一局打とう」と持ちかけます。結果はインが一目負けを認め、終局。希望を叶えるというインに、ヒスはインが好きだという「モンウ」という号をもらうことにします。 モンウとは煙のように降る小雨を意味する言葉で、2人は次にモンウが降った時に会おうと約束しました。 一方王宮では王の体調が悪化し、ますます王位を狙う者たちの動きが強まります。インを次の王に推す者たちがインを呼び出しますが、兄を心から敬うインは「絶対に王位は継がない」と激怒するのでした。 そんなインの後をつけていたヒス。インと話すたびに、ヒスは彼に惹かれていました。ヒスは友人である妓生のホンジャンに、「大君に正体を明かそうと思っている」と話します。 そして突然小雨が降った日、ヒスはいても立ってもいられず、約束の場所でインを待っていました。馬に乗って現れたインに、思わず頬が赤くなるヒス。 ところがそんな2人の前に、ジョンベの息子でヒスを慕うミョンハが現れ……。

モンウとは「旧知の仲で、前々から約束していた」と話すミョンハに、その場を譲り帰っていくイン。ヒスと2人きりになったミョンハは「バレたら拷問を受けることになる」と彼女を戒めます。 そんな中、朝鮮がチュという間者を明に送ったことが清に見つかってしまい、宮中は大騒ぎに。チュを送った張本人であるカン・ハンスンは、王命に従っただけにも関わらず、責任を取って自ら清に赴くのでした。 ところがジョンベが「カンが罪をかぶったのはチナン大君を王にするため」という話を王に吹き込んだため、ホンジャンら関係者が捕らえられ、拷問されます。 インは王に尋問を辞めさせるよう進言しに行きますが、ジョンベに惑わされている王はインに刀を向け、全く耳を貸しません。するとインはその刀を奪い、王の首に切っ先を向け……！

「お前を愛したことなど一度もない。自決しろ。」と言う王に、インは「兄上の手で殺してください。」と答えます。しかし刀を振り下ろそうとした王は、血を吐いて倒れました。そして「元子に王位を継がせよ」という顧命を残し、崩御します。 しかしインは、皆を集めて「王は私に継げと言った」という嘘の顧命を伝えました。そして崩御の場に居合わせたトン尚宮も、インの味方をして口裏を合わせ……。 なんとかインの即位を防ぎたいギョンベは、証拠を用意してインは逆賊だと訴えます。ところが手下のユ・ヒョンボがイン側に寝返ったため、その証拠が作り物だとバレてしまい、インによって処刑されるのでした。 そうして王に即位したイン。しかし王になったインの人柄は全く違うものになっていました。罪人となったモンウやホンジャンを見捨てたのです。そのせいでホンジャンは亡くなります。 そして3年後、王の碁の相手を募る試験に現れたのはモンウで……。

インが王座についてから3年。キム・ジェナムに救われ一命を取り留めていたヒスは、清から生還したチュ・ダラらと共に、ある計画の準備をしていました。そして王に近づくため、ヒスはモンウとなり、棋待令に応募したのです。 一方インは、応試1日目の勝者の中に「カン・モンウ」という名前を目にし、動揺。そして翌日の試験に現れたインはモンウ本人であることを確認し、「必ず棋待令になれ」と命じるのでした。 そうして本当に棋待令となったモンウ。ところが王であるインに対峙したモンウは、「なぜ戻ってきた？余に仕返しし、殺すつもりでは？」と迫られ……。

モンウ(ヒス)は「自分を守るために戻ってきた」と弁明しますが、インはモンウの心の内を見透かします。そして「後ろ盾を作り、余を騙したら命はない」と警告するのでした。 あらためてインの先読み力と、棋待令という立場の危険さが身に染みたヒス。ヒスはミョンハに接触し、「父親の仇であるインを引きずりおろすため、手を組まないか？」と打診します。 その後、「後ろ盾になってやる」と言う大妃にモンウが遠慮した時、インが現れます。その場をうまく切り抜けたモンウが「王命を守るため、大妃から守ってほしい」と伝えると、「私がお前を守る」と答えるイン。 ところが後日、「志を共にする」と言ってヒスであるモンウを抱きしめたミョンハの姿をインが目撃してしまい……。

なんとかその場をごまかしたミョンハとモンウですが、インはミョンハがモンウを懇意にしている様子が面白くありません。 その後、先王の3回忌の祭祀に行くことになったモンウ。ところがモンウを邪魔に思うヒョンボの差し金によって、モンウは怪我をしてしまいます。王命で傷の治療を受けることになったモンウですが、女人とバレないように「治療を受けた」と嘘をつくのでした。 そして後日、小雨の降る日にモンウのもとに現れたイン。思わずヒスとしてうれしく思ってしまうモンウは戸惑いを隠せません。するとインは、「モンウ、余はお前を好いている。」と話し……。

「王は男色だ」という噂が広まり、王の寵愛を受けているとされていたトン尚宮の嘘がばれてしまいます。窮地に立たされたトン尚宮は、大妃に直談判して、無理やり床入りの日程を決めてしまうのでした。 仕方なく床入りの準備をするインでしたが、見張りを任せていた部下たちがヒョンボとモンウを見失ったと知り、思わず外に飛び出します。その頃モンウはインに対する想いを断ち切れず、お酒に酔っていました。 外で寝ているモンウを見つけたインは、近くの屋敷へ運び込み、衣服をゆるめようとします。そしてついにモンウが女人であることに気づいたイン。動揺し憤るインに、「最後の願いだ」と言ってヒスはキスをします。するとインは気持ちを抑えきれなくなり……！

一夜を共にしたインとモンウ。インは「お前を問うつもりはない。今はお互いの想いが同じならそれで十分だ」と話します。インは王座についた時、モンウを見捨てたわけではなく、探そうとしていたのです。 翌日、王命で謹慎となったモンウ。これはインなりに彼女を守る方法でした。 一方王宮では、大妃のために公主と大君を排除したいジョンファンが、モンウを追いやる動きに出ます。ところが清の使臣を宴でもてなしていた時、使臣が「棋待令と勝負をしたい」と言い始めました。勝ったら自分が棋待令を好きにし、負けたらジョンファンが好きにしていいと言う使臣。 モンウは絶体絶命の賭碁に応じますが……。

使臣とモンウの勝負は、なんと引き分け。1000年に1回あるかないかの「長生」という形になったのです。こうして難を逃れたモンウに安堵するインでしたが、清の皇帝が公主との婚姻を望んでいることを知り絶句します。 モンウはミョンハらと結託し、公主を間者プニョンとすり替える作戦に出ました。公主と大君も作戦を承諾します。一方ジョンファンは公主の婚礼を好機と捉え、すり替えが行われないよう動き始めました。 そして輿入れ当日、ジョンファンに替え玉がばれてしまいます。モンウは意を決してインに事実を告げようとしますが……。

モンウから公主すり替えの件を聞いた王は、激怒。しかしモンウの「王様を裏切ったが恋慕の情に嘘はない」という言葉に冷静さを取り戻しました。 その後ジョンファンが王に謁見し、ミョンハとモンウの大罪を報告。しかしモンウからすべてを聞いていたインは、逆にジョンファンが本当に公主の顔を確かめたわけではない点を突き、すり替えの件を無かったことにしたのでした。 モンウはインから「今後もそなたに苦痛を与えるかもしれないが、傍にいてくれるか？」と問われ、彼を信じたい気持ちと復讐心の間で揺れ動きます。そしてインに「傍にいます」と返事をしたモンウ。思わずインがモンウを抱きしめると、雷が桃の木に落ち……！

先王がインのために植えた桃の木が燃え、インは天罰なのではと不安になります。そんな中、王妃の病状は悪くなるばかり。王妃は大好きな大君を守るため、最後の願いとして実父である府院君に「大君を世子にして」と頼むのでした。そしてインもその上奏を受け入れます。 しかし世子冊立を猛反対するジョンファンに対し、インが「民が落ち着いた段階で世子を廃止して葬ればよい」と言っているのを聞いてしまったモンウは動揺。その後王妃が亡くなり、ますます大君が危うい状況となったため、モンウはダラと王の暗殺を決行することにします。 しかしモンウはダラが待つ屋敷までインを誘導したものの、直前で引き止めてしまい……。

モンウはダラの剣からインをかばい、肩を刺されてしまいます。インは急いで御医を呼び、治療させますが、モンウは衰弱しており危険な状態でした。さらにインは呼び出した大司憲(キム・ジェナム)からモンウが師カン・ハンスンの娘であることを知り衝撃を受けます。 その後モンウは意識を取り戻し、インは数日後に彼女の元を訪れました。なぜ自分を罰しないのか聞くモンウに、「お前の反逆は余が望んでいたことだ」と返すイン。モンウはインが非情だと知っても恋慕は消えなかったと涙し、そんな彼女をインは「必ず守り通す」と抱きしめます。 そしてインはジェナムとモンウに「カン・ハンスンは生きている」と打ち明け、ダラには罪を自白して真の間者を告発するよう促すのでした。

ダラを尋問し、真の間者を大逆罪として処罰すると話す王に、ジョンファンはなんとしてでも尋問を防ごうと動き始めます。ジョンファンこそが、3年前、清にダラのことを告げた間者だったのです。 インと会ったモンウは、これまでの彼の行動はすべてジョンファンを牽制するものだったと確信しました。そしてインは先王の遺言に逆らって王座に就いたことをモンウに打ち明けます。彼の苦しみを知ったモンウは、「私がおそばにいます」と言ってインを抱きしめるのでした。 一方、ジョンファンはトン尚宮と接触し、毒を渡してインを殺すよう示唆。実は3年前もトン尚宮はジョンファンからもらった毒で先王を殺していたのです。インの寵愛を受けられず限界を迎えていたトン尚宮は、毒を塗った唇でインに口づけようとし……。

トン尚宮の口づけを拒んだイン。するとトン尚宮は血を吹いて倒れます。実は毒を唇に塗ったのではなく、飲んでいたのです。インは「余を殺すよう命じたのは大妃か？領府事(ジョンファン)か？」と尋ねますが、トン尚宮は答えることなく息を引き取りました。 インはジョンファンを罪人として尋問します。無実を主張するジョンファンでしたが、ミョンハに脅されたヒョンボが謀反を計画したことを認め、ジョンファンの罪が暴かれました。 そしてインはジョンファンを死罪に。一方チュ・ダラは杖刑30打と重労働3年の刑、ヒョンボは流刑となります。 ジョンファンを罰したものの、清が朝鮮に攻め入ることはなく胸をなでおろしたイン。しかし使臣チョン・ジェピョから皇帝が棋待令を求めていることを知り、絶句。 一方モンウが女人だと知った大妃はモンウを呼びつけて女性用の服に着替えさせようし……。

駆け付けたインに、「棋待令を後宮にしよう」と笑い、王を操ろうとする大妃。インは「後宮にもしないし、清にも送らない」と断言します。しかしモンウ自身は、王や朝鮮を守るため、そして父に会うために清へ行くことを決意。モンウに説得されたインは、彼女を止めることはできず……。 清へ発つ前日、インはモンウへ女人用の韓服を贈ります。それを着て王宮の外でインと会ったモンウ。2人は1日だけ、平凡な男女として幸せな時間を過ごすのでした。 それから9か月後。インは政務に精を出し、民のために尽力していました。そんな時、清の親王が亡くなり、公主に成り代わっていたプニョンが帰国します。モンウも戻ってきていましたが、インには会わないまま都を去ろうとしていました。 しかし道中でモンウは碁を打つ音を耳にします。音のする方へ行くと、大きな木の下にいたのはインでした。「今度こそお前に勝って名前を聞く」というインに、「カン・ヒスです」と答えるモンウ。インは驚いた後、愛情たっぷりに「ヒス」と口にし、「生涯お前を離さない」と誓うのでした。

ここまで韓国ドラマ『魅力の人』のあらすじやキャストを紹介しました。Netflixの本国同日配信作に久しぶりの時代劇がやってくることもあり、配信前から期待が高まっていた本作！ぜひNetflixでチェックしてみてくださいね。