Netflix「ソンサン 弔いの丘」の最終回ネタバレ・全話あらすじ！キャスト相関図も解説

2024年1月よりNetflixで配信開始された韓国ドラマ『ソンサン －弔いの丘－』。主人公が相続をきっかけに不吉な出来事に巻き込まれていき、そこに隠された秘密が徐々に明かされるミステリードラマです。 本記事ではそんな『ソンサン －弔いの丘－』のあらすじやキャスト相関図、全話あらすじを解説していきます。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

ある日ユン・ソハ(キム・ヒョンジュ)は、長い間連絡を絶っていた叔父の急逝と、叔父が残した山を相続することを知らされます。その日以降、ソハの周辺では不吉な事件が相次ぎで発生します。その山と家族の隠された秘密が徐々に明かされていき……。

大学の非常勤講師ユン・ソハは、なんでも屋に調査を依頼し、夫のジェソクが浮気していることを突き止めます。そんなソハに叔父ミョンギルが死んだという警察からの電話が。 父親とも絶縁状態だったソハは叔父の存在すら知らず、戸惑います。しかも叔父が保有していたソンサンの土地がソハに相続されることに。 ソハはとりあえず叔父の葬儀を行いますが、そこにソハの腹違いの弟を名乗るヨンホが現れました。自分も土地をもらう権利があると奇声を上げるヨンホ。 一方ミョンギルの死因がタリウム毒によるものだとわかり、刑事のソンジュンらは捜査に乗り出します。そしてミョンギルの住んでいた村の建設現場からタリウムが発見され、警察は所有者の男を逮捕。 しかしその頃、ソハと口論になり1人で夜道を歩いていたジェソクが、何者かに銃殺され……。

叔父を殺した犯人は捕まったにもかかわらず、またもや殺人が起き、しかも殺されたのは主人公の夫という展開！第1話から衝撃的な内容でした。 作品全体には、同じ監督の『地獄が呼んでいる』を彷彿とさせる、なんとも不気味な雰囲気が漂っています。2022年のドラマ『車輪』で夫婦役を演じたキム・ヒョンジュとパク・ヒスンの共演シーンはまだ少なかったため、2話以降に期待です。

不仲なソンジュンとサンミンですが、かつては兄弟のような仲でした。しかしソンジュンの息子ジュニョンが、いじめっ子たちに脅されてサンミンを刺してしまい、サンミンの足は不自由に。そのことがきっかけでソンジュンとサンミンの間にひびが入ってしまったのでした。 そして現在、警察署に呼ばれたソハは夫の死を聞かされます。猟銃で殺されたという警察の話に、真っ先にヨンホを疑うソハ。そして帰宅後、父ミョンホが猟銃を持っていた昔の光景を思い出し……。 その後ソハは、ジェソクの葬儀に来たなんでも屋のホンシクに土地の話を持ち出され、ビルを売りたい人がいるから話を聞きに行ってほしいと頼まれます。翌日ビルのオーナー・テソンに会ったソハが帰宅すると、自宅のドアに何かが血で描かれていて……。

ソンジュンとサンミンの過去が悲しすぎます。もう少しソンジュンが息子に寄り添っていたらこうはならなかったのではないか、とも考えてしまいますが……。 一方でソハの周辺には次々と不穏な動きが起こり始めました。ヨンホは明らかに怪しいですが、本当に犯人なのでしょうか。ヨンホを演じるリュ・ギョンスの怪演っぷりが見事です。

防犯カメラの映像から、血を塗ったのはヨンホであることが判明。警察に呼ばれるヨンホでしたが、「姉さんの厄よけのためだ」の一点張りで、逮捕の決め手となるものはありませんでした。 一方ソハはヨンホを逮捕するように懇願し、かつて父が猟銃を持っていたことを話します。それを聞いてサンミンはミョンホと長い間暮らしていたヨンホに狙いを絞りますが、ソンジュンは別の視点から1人捜査を進めるのでした。 その後ホンシクがテソンと結束しているとも知らず、ソハはヨンホの調査をホンシクに依頼。ところがヨンホの自宅を捜索していたホンシクが、何者かに猟銃で殺され……。

次は「なんでも屋」のホンシクが犠牲に！ヨンホの家でなにかの紙切れを見て驚く描写がありましたが、ホンシクは何を発見したのでしょうか。その正体が物語の鍵になる気がします。 そして1人で独自の捜査を進めるソンジュン。事件の手がかりに宗教的なものが絡んでいることを予感させ、さらに不気味さが増してきました。

ホンシクからの返信がなく、不安になるソハのもとへ、ようやくメッセージが届きます。指定された場所へ車で向かうソハでしたが、後ろから追いかけてきたのはヨンホでした。 ソハの車にぶつかり、「土地を譲ってください。さもないと姉さんは死にます。」と必死に訴えるヨンホ。そこに尾行していた警察が駆け付けます。 ソハが向かっていた場所からはホンシクの遺体が見つかり、サンミンはヨンホ宅の捜索令状を依頼。ところがヨンホ宅からは何も見つからず、サンミンは窮地に立たされます。 一方ソンジュンは、ヨンホがかつて母親と一緒に寺院で暮らしていたことを突き止めました。そしてジェソクの遺体からソハの父方とヨンホの母方両方のDNAを持つ女性の血液が発見され……。

ソハの父方とヨンホの母親両方のDNA……？どういうことなのか混乱してきました。しかも女性のもの、ということで、誰が犯人なのかますます読めません。とにかくヨンホが犯人ではなさそうです。 それにもかかわらず、ソハはヨンホが犯人だと信じて疑わない様子。本話の終盤ではいかにも怪しいビルのオーナー・テソンといる様子も映り、ソハの行動に不安を覚えます。

テソンの口車に乗り、ヨンホを脅して土地を放棄する念書にサインさせる計画を承諾したソハ。早速テソンらはヨンホを拉致して暴行しますが、ヨンホは暴れて抵抗し、大けがを負います。 テソンから「まずいことになったからヨンホを消す」と連絡されたソハは焦って家を飛び出しました。 その頃、責任を取って辞めようとしたサンミンでしたが、先にソンジュンが辞表を出していたことを知り、激高。ソンジュンとサンミンは殴り合いになり、本音をぶつけた結果、ついに和解します。 2人は協力して聞き込みをし、かつてミョンホが妹のミョンヒと子供を作っていた可能性にたどり着きました。 その頃ヨンホを探していたソハは、ミョンヒに背後から襲われ……。

ソハの不幸な状況には同情しますが、テソンに依頼してヨンホを脅すやり方は度を越していますね。ソハの考えの甘さは観ていてやきもきします。 一方でソンジュンとサンミンが和解するシーンは感動的でした。サンミンの顔つきが変わり、ソンジュンの力となって捜査が進展する様子は胸を打ちます。 そしてついに犯人らしき人物像が判明！まさか禁断の兄妹愛だったとは……。

目を覚ましたソハに、自分の素性と過去の経緯を語るミョンヒ。口蓋裂で生まれ、不幸な人生に絶望したミョンヒは、唯一自分を守ろうとしてくれた兄ミョンホと愛し合ったのでした。そうして生まれたのがヨンホだったのです。ミョンヒはヨンホに土地を与えるため、関係者を殺していたのでした。 その事実にソハが強い嫌悪感を示すと、ミョンヒはソハに猟銃を向けます。ソハはとっさにヨンホが危険で、彼を助けるには自分が必要だと訴えることで、その場を切り抜けました。 ところが現場へ向かったソハはテソンらに捕まり、ヨンホと共に窯に入れられ火をつけられます。ミョンヒが必死で窯を削り、なんとかソハは脱出しますが、ヨンホは気絶したまま。ソハは悩んだ末、ミョンヒと共にヨンホを助けました。 そこにソンジュンら警察が到着し、テソンらを逮捕。しかしもう逃げ切れない状況になったミョンヒは、自ら火の中に進んでいき、命を絶ちます。 それから少し経った頃、ソハはソンサンにミョンホら兄妹の墓を建て、ミョンホとミョンヒ、ヨンホが写った家族写真を供えたのでした。

不気味な雰囲気で進んだドラマでしたが、結末はヒューマン色が強く、「家族」という概念を考えさせられるものでした。描かれることはありませんでしたが、おそらくソハとヨンホはいい姉弟になれる気がします。 ただ、もう少しソンサンという土地自体にもっとオカルト的な要素があっても面白かったかなと個人的には感じました。 あとは総じてキャストの演技力が光る作品だったと思います。とくにパク・ヒスン、リュ・ギョンス、パク・ビョンウンのリアルな演技は見どころです！

以上、『ソンサン －弔いの丘－』のあらすじとキャスト相関図、全話あらすじをネタバレありで解説してきました。気になった人はぜひNetflixでチェックしてみてくださいね。