韓国ドラマ『なぜオ・スジェなのか』の全話あらすじ・最終回ネタバレ！結末を相関図とともに

「ラブコメの女神」の異名を持つソ・ヒョンジンと、ドラマ『女神降臨』(2020年)で人気を集めたファン・イニョプが主演を務める韓国ドラマ『なぜオ・スジェなのか』(2022年)は、緊迫感溢れる予測不能なサスペンス×大人のラブロマンスで話題の作品！ 本記事ではドラマ『なぜオ・スジェなのか』の全話あらすじを最終回までネタバレありで紹介していきます。 ※この記事はドラマの重要なネタバレを含みますので、未鑑賞の方は注意してください。

高卒ながら敏腕弁護士として活躍するオ・スジェは、裁判で勝つためなら手段と方法を選びません。目標としていたTKローファームの代表弁護士の座に就任したその日、ある事件に巻き込まれて兼任教授としてソジュン大学ロースクールに左遷されてしまいます。 そこには10年前の国選弁護人時代に殺人事件の被疑者として出会ったコン・チャンがいて……。 2022年に放送された韓国ドラマ『なぜオ・スジェなのか』は、復讐に燃える冷徹な女性弁護士と、複雑な過去を持つ男子大学生の運命的な再会から始まるロマンス。緊迫感溢れるサスペンス要素もたっぷり詰まった話題作です。

TKローファームの弁護士オ・スジェは、裁判に勝つためには手段を選びません。担当する「ハンスバイオ」の裁判で勝利した彼女は、最年少でTKローファームの代表弁護士の座を手にしました。 その日、ホステスに性的暴行を加えたと暴露されたアン・ガンフン議員の弁護につき勝利したオ・スジェ。帰宅しようとした彼女の目の前に、被害を訴えていたホステスの女性パク・ソヨンが屋上から転落して死亡しました。 パク・ソヨンの死の責任を問われた彼女は、兼任教授としてソジュン大のロースクールに左遷されることになってしまいます。

オ・スジェが教授になったロースクールには、彼女が国選弁護人時代に殺人事件の被疑者として担当したコン・チャンがいました。彼はキム・ドングという名前を捨て、弁護士を目指して新たな人生を送っていたのです。 そんなロースクール内にソ教授からセクハラを受けたと告発する女子学生が現れ、大騒ぎに。オ・スジェは証拠を提示して証明するよう言い、学生たちが集めた証拠に加えて、自分がソ教授にセクハラされた証拠映像を示して事件を解決します。 10年前、異母妹を殺した罪を着せられ少年院に入ったコン・チャン。家族さえ信じてくれない中で唯一の味方だったオ・スジェのことを忘れていませんでした……。彼はオ・スジェに想いを告白し、彼女の手を握ります。

ロースクール内の「リーガルクリニックセンター」のセンター長に就任したオ・スジェ。そこへ「オ・スジェ教授が私の姉を殺した」と書いた紙を持った、パク・ソヨンの妹パク・ジヨンが現れます。 パク・ソヨンがローファームの屋上から転落する直前にオ・スジェと会っていたことを示す動画が公開されると、学生たちに自分は自殺示唆罪または自殺ほう助罪がかけられるかと問うオ・スジェ。 そしてスジェは「リーガルクリニックセンター」のメンバーに、パク・ソヨン転落に関して調べるように課します。その結果、集めた証拠からパク・ジヨンが逮捕されることに……。

オ・スジェが持ち出していた「ハンスバイオ」の資料を調べていると、USBには意外な情報が入っていました。 逮捕されたパク・ジヨンは姉殺害を否定し、オ・スジェに弁護を依頼。この事件は「リーガルクリニックセンター」で扱うことに。そしてTKローファームの屋上でパク・ソヨンが男に突き落とされる映像により、パク・ジヨンの無実が証明されました。 実はこの一件は、全てオ・スジェの計画でした。パク・ジヨンを逮捕させることで警察にパク・ソヨン転落の捜査を再開させ、他殺であることを示したのです。

何者かに襲われ、持っていたUSBを奪われたオ・スジェ。電話で居場所を伝えたコン・チャンが駆け付けて彼女を助け、男は立ち去ります。 その際コン・チャンはオ・スジェのUSBを拾っていました。彼はそのUSBのパスワードを「リーガルクリニックセンター」のメンバーと一緒に解除してオ・スジェに渡します。 「ハンスバイオ」の会長ハン・ソンボムの甥であるハン・ギテクは、USBをTKローファームの会長チェ・テグクに渡せば7年前のことを秘密にすると取り引きを持ちかけて……。 7年前、チェ・テグクの長男チェ・ジュワンの子供を授かったオ・スジェ。チェ・テグクの提案で渡米しアメリカでチェ・ジュワンを待っていましたが、彼は韓国で別の女性と結婚していたのです。子供を死産し、当時は自殺を図るほど傷ついたオ・スジェでしたが、取引には動じる様子もありません。

オ・スジェはTKローファームが自分の名前を使ってペーパーカンパニーを作っていたことを知り、チェ・テグク会長にハンスバイオ売却の手数料700億円を全て要求します。SPパートナーズがハンスバイオを買収することになり、オ・スジェは手数料を受け取ることを条件にこの件を処理しました。 その後、会長の指示で長男チェ・ジュワンの離婚を担当することになったオ・スジェは、ジュワンの妻から2人の娘であるジェイが実の子ではないと明かされます。

ホン・ソクパルから連絡を受けて待ち合わせ場所に着いたオ・スジェは、目の前でホン・ソクパルの車が爆発し、ショックで意識を失います。 「リーガルクリニックセンター」のメンバーたちはパク・ソヨン転落の真実を調べており、彼女のお腹にいた子供の父親を探していました。 ホン・ソクパルと死ぬ直前に話したオ・スジェは殺人容疑で逮捕されます。TKローファームの会長チェ・テグク、ハンスグループ会長ハン・ソンボム、大統領選候補のイ・インスは、彼女を消すために手を結んでいました。

逮捕されたオ・スジェを担当することになったのは、彼女の右腕であるソン・ミリム。マスコミは逮捕をセンセーショナルに報道し、ネット上ではオ・スジェが殺人犯だと噂が流れます。 彼女の無実を信じるコン・チャンは、無実の証拠を集める必要があると語りますが、USBはチェ・ジュワンの手に渡ってしまいました。 拘置所の中でパク・ソヨンの死を振り返ったオ・スジェは、全てがチェ・テグクの命令で行われたのだと悟ります。その後「リーガルクリニックセンター」の学生たちが、オ・スジェ逮捕の決め手となった音声が捏造されたものである証拠を提出し、彼女は釈放されました。

オ・スジェにとって、自分を無条件に信じ守ろうとしてくれるコン・チャンは心の支えになっていました。そんな中スジェの自宅のリフォーム工事が始まり、2人は同居生活を送ることに……。 チェ・テグクの計画通りに、オ・スジェを陥れたとハン・ギテクが自供し逮捕されたため、ハンスバイオ売却の担当はハン・ソンボムの息子ハン・ドンオが引き継ぎました。 ハン・ソンボムとイ・インスは、自分たちの弱みを握っているオ・スジェを逆に仲間にしようと考えはじめます。一方、オ・スジェとコン・チャンの距離は近づき、お互いに相手に言えない秘密を抱えながらもキスをして……。

ハンスグループ会長ハン・ソンボムが、SPパートナーズが一方的にハンスバイオ買収を中断したと批判する記事を流し、2社の関係が悪化。オ・スジェはSPパートナーズとハンスバイオの仲介役を申し出て、ハン・ソンボムとSPパートナーズ代表ユン・セピルとの間に何があったのか調べはじめます。 そんな中、ハンスグループの工事現場で事故が発生します。生き埋めになっていた作業員たちが救助されると、白骨化した遺体が見つかりました。遺体の側には、コン・チャンの異母妹が作っていたキーホルダーがあり……。 一方、コン・チャンを探していたオ・スジェは、コン・チャンの秘密の部屋を発見。そこにあった資料からキム・ドングのことを思い出します。

ついにコン・チャンがキム・ドングであることに気づいたオ・スジェ。工事現場で発見された遺体が異母妹のものだと確信したコン・チャンは父親に会いに行きますが、過去は忘れるようにと言われてしまいました。 イ・インスを大統領にしたのち内閣制に変えさせ、将来的に自分が総理に就任しようと企むチェ・テグクは、オ・スジェにできるだけ早くハンスバイオ買収の件を片付けるように指示。さらに息子チェ・ジュワンと結婚するように言いますが、オ・スジェはその提案を断ります。

コン・チャンの正体を知ったオ・スジェは、彼を冷たく突き放します。妹の事件を独自に調べはじめたコン・チャン。一方、オ・スジェもコン・チャンの異母妹の事件の真相を追いはじめ……。 ロースクールで模擬裁判が行われ、チェ・テグクがゲストとして呼ばれました。そこでオ・ソジェンが教授を務めるロースクールの院長であるペク・ジンギは、娘のペク・ウンソの身に起きた事件について語ります。 ウンソはクラブで知り合った男たちから性的暴行を受け、逃げる途中で交通事故に。そんなウンソを偶然助けて目撃者となったのがコン・チャンの異母妹でした。 ペク・ウンソを追いかけていたのは、チェ・ジュワンとハン・ドンオ、イ・シヒョク。それぞれチェ・テグク、ハン・ソンボム、イ・インスの息子なのです。

15年前、ペク・ジンギは違法ビジネスに手を染めており、それをチェ・テグクに知られて彼の言いなりになっていました。そのため、娘に暴行を加えた犯人たちを知りながらも沈黙していたのです。 工事現場で発見された遺体は、DNA鑑定の結果やはりコン・チャンの異母妹のものでした。女性への性的暴行に加え、目撃者であったコン・チャンの異母妹の殺害……。 ところがそこまで暴かれてもチェ・テグクは「それが真実でも逮捕できないはずだ、特にチェ・ジュワンは」とオ・スジェンに言い放ちます。続けて「ジュワンの娘ジェイは君の娘だから」と。

ジェイが死産したと思っていた自分の娘だと知り動揺するオ・スジェ。チェ・テグクは、その場にいたジュワンに加えて、ハン・ソンボムとその息子ドンオ、イ・インスとその息子イ・シヒョクを呼び出します。息子たちは沈黙し、ハン・ソンボムとイ・インスはチェ・テグクに従うしかない状況に。 一方、パク・ソヨンのお腹の子の父親がチェ・テグクであることがわかります。 その後、両親の離婚を知ったジェイが行方不明と連絡を受けたオ・スジェは、必死にジェイを探し回ります。ようやくジェイを見つけますが、両親のもとへ走る彼女にバスが衝突し……。

目の前で実の娘ジェイが事故に遭い死亡したことで、大きなショックを受けたオ・スジェは、葬儀のあと姿を消します。事情を知ったコン・チャンは彼女を探し、一緒に行った浜辺で発見。入水自殺を図っていた彼女を止めて慰めます。 オ・スジェの懲戒委員会が始まりました。委員会のメンバーは、チェ・テグクが手を回しオ・スジェの弁護士資格を奪う雰囲気。懲戒委員会は世間の注目も集めています。 テレビで中継されるなか、沈黙を貫いていたオ・スジェが「パク・ソヨンを殺したのは、チェ・テグクです」と発言し……。

パク・ソヨンがTKローファームの屋上から転落した時の映像が流されました。それはチェ・テグクが彼女を殺害した証拠となるもの。オ・スジェに犯罪の証拠を提出したのは、チェ・テグクの次男チェ・ユンサンとチェ・テグクの秘書ハ室長でした。 そしてコン・チャンの異母妹殺害に使われた凶器からチェ・テグクの指紋が検出されたこと、息子から引き取った彼女の遺体がまだ息をしていたことに気づいてトドメを刺した様子をハ室長が撮影していたことが明らかに。 パク・ソヨンとコン・チャンの異母妹の2つの事件の真相を明らかにしたオ・スジェの処分は撤回となり、チェ・ジュワン、ハン・ドンオ、イ・シヒョクの罪も記者会見で公開されました。 その後、2人を殺害した犯人であるチェ・テグクは、オフィスで自殺し、遺体で発見されるのでした。

冷徹な弁護士と、彼女を無条件に守ろうとする年下男子の、運命的で大人なラブロマンスがグッとくる『なぜオ・スジェなのか』。予測不能なサスペンス要素からも目が離せません。 最終回までのネタバレを読んで興味を持ったら、ぜひドラマを視聴してみてくださいね！