『鵜頭川村事件』最終回ネタバレ・全話あらすじ!仁美の結末や原作との違いも解説
2022年、夏に連続ドラマ化されたパニックサスペンス『鵜頭川村事件』は、狂気の惨劇が話題となりました。 この記事では『鵜頭川村事件』のあらすじ・ネタバレをご紹介していきます。仁美の結末や原作との違いも解説していきますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。
【ネタバレなし】『鵜頭川村事件』のあらすじ
医師の岩森明(松田龍平)は行方不明になった妻の仁美(蓮佛美沙子)を探しに、娘を連れて故郷の鵜頭川村を訪れます。鵜頭川村では、12年ぶりに行われれるエイキチという神の祭りの準備で活気づいていました。 そんな中、突然の大雨に襲われ村は断絶され、1人の若者が何者かに殺害されます。村中が不安に包まれる中、さらに殺人事件が発生。極限状態で人間の本性が明らかになる中、岩森も自分と過去に向き合うことになるのでしたーー。
第1話のあらすじ・ネタバレ
医師の岩森明(松田龍平)の妻・仁美(蓮佛美沙子)は、手帳に「8時 鵜頭川村」という書き込みを残し3日前から行方不明になってしまいます。そこで明は娘の愛子(丸山澪)とともに仁美の故郷・鵜頭川村を訪れました。 村では地元の神「エイキチ」の祭りの準備が行なわれていますが、エイキチ像が倒れてしまいます。その夜、集中豪雨に見舞われた村。一夜明けると降谷敬一(篠原悠伸)が何者かに刺され「エイキチが来る」という言葉を残し命を落としてしまうのでした。 村は電波塔が倒れ電話も繋がらず、トンネルが崩落したことで道も閉ざされてしまいます。
第2話のあらすじ・ネタバレ
明は勝利(吉岡睦雄)から「洞窟に近づくな」と忠告されますが、洞窟を訪れ神社の入口で仁美のネックレスを拾いました。仁美が村にいると確信した明ですが、捜索隊を出すことを村の人々は渋ります。 村で唯一の警官だった吉見(荒川良々)は、吊橋が落下する事故に遭い死亡。吉見の遺品からはなぜか敬一の携帯が見つかり、携帯には10日前に仁美からのメールが届いていました。 「やっと決心がつきました。鵜頭川村に帰って12年前の儀式について話します。15日の朝8時に洞窟の前で会いましょう」 さらに降谷美咲(山田杏奈)は、仁美と10日前に電話し村から逃げるように言われていました。
第3話のあらすじ・ネタバレ
美咲は12年に1度のエイキチの儀式を受ける役に選ばれていました。不安になった美咲は12年前に同じ役を 務めた仁美に電話で相談し、村を出るように言われたとのことです。 明は手がかりを探しますが、エイキチの仮面を被った人物に襲われてしまいます。手に入れたビデオテープを再生すると12年前の儀式の様子が映っていますが、エイキチの面をつけた男が洞窟に入り仁美が襲われました。 エイキチの面を被っていたのは吉郎(伊武雅刀)で、ビデオテープを渡せば美咲を助けると言われ廉太郎(宇佐卓真)は吉郎にテープを渡してしまいます。 そんな中、村長の降谷政宗(綾田俊樹)が異様な病状で倒れ「カミオロシ。吉郎がすべてを知っている」と言い残し亡くなっていくのでしたーー。
第4話のあらすじ・ネタバレ
村長が亡くなり動揺する中、吉郎は有無を言わさず村長代理に就任しました。村を牛耳る矢萩家に対し、青年団の不満は高まっていきます。 矢萩総業の社員が「今夜アレを処分する」と話すのを聞いた明は、私有地に乗り込みますが監禁されていたのは仁美ではなく勝利の妹のハナでした。 同じく私有地に乗り込んだ辰樹(工藤阿須加)は、矢萩総業の悪事を明らかにします。しかし、その間に芽衣子(冨手麻妙)は大介(板橋駿谷)に襲われてしまうのでした。 翌朝、診療所では扉に明の医療ミスを書いた記事が貼り付けられており、村人たちは「人殺し!」と明に詰め寄ります。
第5話のあらすじ・ネタバレ
矢萩家は明を災いの元凶とし、娘の愛子をエイキチの儀式を受ける役に選びます。明は愛子を連れて逃げようとしますが、見つかり拘束されてしまいました。 芽衣子が大介に暴行されたことを知った辰樹は、青年団とともに立ち上がり矢萩家との全面戦争が始まります。 明は愛子を追って洞窟へ向かい遭遇した大介を殴りますが、その様子を見た愛子は過去の出来事を思い出し怖くなって逃げ出してしまいました。 パニックになった明の前には仁美の幻が現れ「私がいないこと、本当はもう知ってるんでしょ」と言います。あの日、鵜頭川村からの手紙を見た仁美は錯乱し、愛子と一緒に飛び降りようとしました。明は仁美を止めようとして揉み合い、仁美は階段から落ちて亡くなったのです。
第6話のあらすじ・ネタバレ
大介を人質として捕まえた辰樹たち青年団は、クリーンパークの中止と矢萩総業の解体、吉郎を村から追放することを条件にします。しかし、明は辰樹が真犯人だと気づきました。3人を殺し、美咲と廉太郎を襲ったのは辰樹でした。 仁美に思いを寄せていた辰樹は、12年前に仁美が暴行を受けていた事実を知り復讐をしようとしていたのです。辰樹は拳銃で自殺をしようとしますが、有美が説得。明も仁美を殺してしまったことを打ち明けました。 村には救助のヘリが現れ、ようやく村の惨状が明らかに。明と辰樹は警察に連行され、矢萩総業にも警察の捜査が入ります。有美は明の頼みを受け愛子を預かり、東京で明の帰りを待つことにしたのでした。
ドラマと原作の違いは?
『鵜頭川村事件』の原作は、櫛木理宇の同名小説です。突然の集中豪雨に見舞われ孤立した村でトラブルに巻き込まれていくーー。という流れは原作と同じですが、ドラマと原作ではかなりの違いがあります。 まず、ドラマでは行方不明の妻を探しに鵜頭川村を訪れることになりますが、原作では亡くなった妻の墓参りのために村を訪れるという流れです。 また主人公はドラマでは医師ですが、原作では電気機器製造会社の社員。双子の妹も原作にはいません。他にも名前は同じでも微妙に関係性が違っていたりするので、原作とドラマを比べてみると楽しめるでしょう。
『鵜頭川村事件』の見どころ
『鵜頭川村事件』の見どころは"狂気”です。閉鎖された村社会で抑圧された人々たちの狂気。そこに外部からやってきた明は普通の人物として描かれますが、徐々に狂った様子を見せるようになっていきます。 特に仁美を殺していたことを思い出すシーンの恐怖は必見!まともな人物だと思われていた明が、実は狂っていたのだと気づかされたときの恐怖感は簡単に言い表せないものがあります。 主人公を演じた松田龍平の狂気は、ぜひ見てほしいもの。日常生活では味わえないゾッとする感覚を『鵜頭川村事件』では体験できます。
『鵜頭川村事件』の最終回ネタバレ・全話あらすじを解説
パニックスリラー小説『鵜頭川村事件』は、原作もドラマも話題となった作品です。気になる犯人やストーリーを解説しましたので、気になる方は原作もドラマもチェックしてみてくださいね。村で起きる事件があなたをゾッとさせてくれるはずです。