2025年1月28日更新

『薬屋のひとりごと』壬氏(じんし)のプロポーズは何巻何話?猫猫との胸キュンシーンをまとめてみた

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薬屋のひとりごと 猫猫 壬氏
©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

2023年10月にアニメ化を果たした話題作『薬屋のひとりごと』。本作は後宮を舞台にした医療ミステリーですが、主人公・猫猫と彼女を気にかける美青年・壬氏の恋模様も重要な要素のひとつになっています。 猫猫が恋愛に疎いこともあり、なかなか関係が進展しないふたりですが、原作ではなんとすでにプロポーズのシーンが登場!?今回の記事では、その内容について詳しく紹介していきます! ※この記事は『薬屋のひとりごと』の重大なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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『薬屋のひとりごと』壬氏がプロポーズ!?

薬屋のひとりごと
©日向夏・主婦の友インフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会
プロポーズ巻 7巻18話

壬氏が猫猫にプロポーズをしたのは文庫版『薬屋のひとりごと』7巻の18話。小説は小説でも、「小説家になろう」に掲載されているWeb版に該当シーンは入っていないので注意してください。 それまでも猫猫に好意を遠回しに伝えてきた壬氏ですが、猫猫は身分差や本人の性格もあって相手にしていませんでした。そんな中、ちょっとした口喧嘩で猫猫が「言いたいことははっきり言えばいい」と発言したのを受け、壬氏は「お前を妻にする!」と言い放ちます。

プロポーズまでの流れを解説!

文庫版5巻で、壬氏から本人の「嫁選び会合」に連れてこられた猫猫。後に分かるのですが、壬氏が用意した部屋の中には彼からの贈り物である月と芥子の花をあしらった銀簪が置かれていました。 その後会合から抜け出した壬氏と猫猫は一悶着あり、なんとその場で壬氏が猫猫にキス。はっきりとは言っていないものの、壬氏はそこで猫猫にプロポーズをします。 その後壬氏から返事を急かされ、彼のことが現状嫌いではないものの立場などを考えてうまくはぐらかす猫猫。その後疲れている壬氏が猫猫の地雷を踏んだことで、2人は口論に。 「はっきりきっぱり、相手を不安にさせないくらいしっかり言えばいい」と勢いで言ってしまった猫猫に対し、壬氏は耳を抑えようとする猫猫の手を掴んで「おま、いや、猫猫!よく聞いておけ!俺は、おまえを妻にする」とはっきり宣言するのでした。

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どう考えてもその流れじゃなかったからびっくり!でもついにって感じで嬉しくはある。

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『薬屋のひとりごと』猫猫と壬氏の恋愛シーンまとめ

薬屋のひとりごと
(C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

ここでは、『薬屋のひとりごと』における猫猫と壬氏の恋愛シーンを時系列順に振り返っていきます!最初は距離があった2人が少しずつ近づいていく姿に、思わずドキドキしてしまいますね。

巻数 恋愛シーン(進捗)
5巻 皇弟=壬氏の嫁選び会合に本人から連れていかれ、銀の簪を贈られた上でキスをされる(直接的ではないがプロポーズ)
6巻 猫猫は壬氏からプロポーズの返事を催促されるものの、「玉葉后の敵にはなりたくない」と遠回しに断る
7巻 壬氏と猫猫が口論になり、売り言葉に買い言葉で壬氏が猫猫に対してハッキリと「お前を妻にする」と宣言
8巻 猫猫が玉葉后の敵にならないように、壬氏がとんでもない根回しをする
12巻 壬氏のプロポーズに対し、猫猫が少しだけ前向きな姿勢を見せる
13巻 ひょんなことから、夜伽未遂が勃発する
15巻 壬氏は帝位を拒否し、猫猫を選ぶ

『薬屋のひとりごと』5巻:壬氏の嫁選び会合でキス

5巻にて、壬氏の嫁選びのための宴が開かれたときのこと。この場には猫猫も参加していたのですが、壬氏は彼女に月と芥子の花をあしらった銀の簪をあらかじめ贈っていました。 ただでさえ簪を贈るのは特別なことなのに、壬氏の本名である「華瑞月」に含まれる「月」がモチーフになっている……これは紛れもなく、彼にとって猫猫が特別であるという事実を物語っています。 しかし当の猫猫はまったく揺らがないどころか、他の女性を勧める始末。怒った壬氏は猫猫の首を絞め、そのまま流れで彼女に口付けます。すると猫猫は花街育ちゆえの巧みな技を駆使し、壬氏に一泡吹かせるのでした。なかなかキマりきらないところが惜しいですね……。

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物騒すぎるキス……!でもそれもこのふたりらしくて、ニヤニヤしちゃう。

『薬屋のひとりごと』8巻:奴隷の焼き印を入れる!?

壬氏は深夜に猫猫・帝・玉葉妃の3人を集めます。彼はそこで「皇族を抜けて臣下になりたい」と、とんでもないことを言い出しました。このワガママを通すため、なんと壬氏は自身の体に玉葉妃に仕える奴隷の焼き印を押すという驚きの行動に出ます。 その背景にはある思惑が隠れていました。ひとつは奴隷の印により、「帝位につかない」という消えない証拠を残すため。そしてもうひとつは、猫猫の不安を解消するためです。猫猫は「壬氏と結婚すれば、信頼する玉葉妃と敵対する可能性がある」と心配していました。 壬氏は玉葉妃の紋を刻んで対立の意思はないと示し、その不安を払拭しようと考えた様子。また、体に焼き印を残すことで、この顛末を知る猫猫にしか体を見せられない状況を作ることにも成功します。一連の行動には、猫猫への深い愛とそれを貫く覚悟が込められていたのです。

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猫猫と結ばれるために自分の身体に傷をつける壬氏!彼の本気度と愛の強さがうかがえる素晴らしいエピソードだ。

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『薬屋のひとりごと』12巻:猫猫と壬氏の関係に変化が?

壬氏の身を削る行動に怒りを見せた猫猫ですが、焼き印事件から約1年後、彼女たちの関係に大きな変化が起きます。猫猫は身を挺して自分を守ってくれた雀(チュエ)に、「感情に流されないことは大切だが、それを言い訳にしてはいけない」と声をかけられました。 それを聞き、彼女は「もう少し自身の感情に素直になろう」と考え直した様子。なんと自ら壬氏の部屋へと向かい、そこで眠っていた彼にキスをしたのです。猫猫が壬氏からの愛を受け入れ、2人はついに両想いになるのでした。

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あの壬氏に焼き印まで入れられちゃ、さすがの猫猫も素直にならざるを得ないよね。関係が進展しそうでワクワク!

『薬屋のひとりごと』13巻:壬氏と猫猫の夜伽未遂

壬氏に「話をしたい」と呼び出され、彼の部屋へ向かった猫猫。壬氏は言葉通りのつもりでしたが、本作の世界観では高位の男が女性を呼ぶことは「夜伽を求める」という意味であり、猫猫もそのつもりでしっかりと準備をしていきました。 侍女の水蓮があれこれ準備してくれたおかげでムードもバッチリ。さあこれでいよいよ……と思いきや、猫猫に「いいのか?」と確認した壬氏は衝撃の事実を聞かされます。彼女はなんと夜伽するにあたって、避妊や堕胎の準備までしてきたというのです。 その裏には、ふたりのあいだに子が生まれてしまえばただでさえ激しい派閥争いがますます悪化してしまうという配慮があります。それを察した壬氏は、夜伽を取りやめこれまで以上に猫猫との関係を真剣に考えることにするのでした。

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ただ結ばれるだけでこんなに大変だなんて……しかし、あの準備万端の状態で踏みとどまれた壬氏はすごすぎる。

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『薬屋のひとりごと』15巻:壬氏が帝位を拒否

帝から次期皇帝になるか否か、その意志を尋ねられた壬氏は帝位を拒否する姿勢を示します。もし帝になれば、複数の妻を迎え世継ぎを誕生させねばなりません。そんな状況下で猫猫だけを寵愛すれば、彼女に対し嫉妬や憎悪が向けられるはず。 つまり、猫猫と幸せな生活を送るためには、帝の地位を捨てるしかない。壬氏の「皇族を抜けたい」という考えは、焼き印を押した頃から変わっていないようでした。 帝はその強い意思や周囲を気遣う優しい性格を見て、「帝には向いていないだろう」と考えた様子。これにより、壬氏が臣下に降格される可能性が急浮上し、猫猫だけを愛せる未来が見えてきたのです。

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ここにきていよいよふたりが結ばれるフラグが!?いつか来るそのときが楽しみでならない……。

壬氏と猫猫は今後どうなる!?

薬屋のひとりごと
(C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

壬氏と猫猫は結婚する?

かつてはプロポーズの返事もなく、恋人関係になることすら危ぶまれていた壬氏と猫猫。しかし、猫猫が自身の気持ちに素直になったことで、12巻にはキスシーン、さらに13巻には体の関係を持つ寸前の夜伽未遂の場面まで描かれました。2人が想い合っていることは紛れもない事実。 そのうえ、15巻では壬氏が皇族を抜けることまで匂わされ、2人の結婚も現実味を帯びてきました。このままいけば、近いうちに壬氏と猫猫は夫婦関係になるのではないでしょうか。今後の展開に要注目です!

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猫猫と壬氏がついに結婚!?2人の幸せな姿を早く見たいです。

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結婚後の壬氏と猫猫はどうなる?

現時点でのふたりは、次期皇帝候補と羅の一族の姫という地位にあります。 しかし、すでに説明した通り壬氏は皇族を抜ける可能性が高く、猫猫も姫という立場を受け入れるつもりはなさそうです。そのため、地位にも家柄にも縛られず、ただの壬氏と猫猫として結ばれる可能性が高いのではないでしょうか。 これまで散々地位に縛られ振り回されてきたふたりだからこそ、そんなラストが待っているのだとしたらそれ以上に幸せなことはありません。

ふたりの間に子どもは生まれる?

夜伽未遂のときに避妊や堕胎の準備をしていたあたり、壬氏が皇族という立場を捨てきれない限り、猫猫が本当の意味で子を望むことはないと思われます。仮に妃として迎え入れられたとして、世継ぎを産む役目を果たそうとはするでしょうが、そんな形で子を成すのは猫猫本人はもちろん壬氏としても本意ではないでしょう。 しかし物語の展開から見ると、壬氏が今後皇族を抜け臣下に下れる可能性は高そうです。それが実現すれば猫猫も上下関係や身分のことを気にせず壬氏と向き合えるようになり、そのときはじめて彼との将来を真剣に考えるようになると思われます。 まずはとにかく、壬氏が地位を捨てないことには何も始まらないといえるでしょう。

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『薬屋のひとりごと』猫猫と壬氏の関係が気になる…!

薬屋のひとりごと 猫猫 壬氏
【(C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会】

なかなか進展しないようでいて、実はプロポーズという一大イベントも済ませてしまっている壬氏と猫猫。にもかかわらず、甘々な雰囲気がほぼ皆無に等しいのがこのふたりらしいところです。 猫猫が壬氏の想いに応える日は来るのか……今後の展開も見守っていきましょう!