『薬屋のひとりごと』楼蘭妃は死亡した?最後とその後から正体や母親との関係まで徹底解説
楼蘭妃(ロウランひ)は、阿多妃のあとに「淑妃」となった『薬屋のひとりごと』の上級妃です。無口で表情も変えないのに、化粧は派手という謎めいた雰囲気をまとっています。 そんな楼蘭妃の正体は何者なのか、最後は死亡したのか生きているのか、気になる人も多いでしょう。本記事では、楼蘭妃の最後とその後をはじめ、正体や母親との関係まで解説します。 ※この記事は『薬屋のひとりごと』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
『薬屋のひとりごと』楼蘭妃(ロウランヒ)のプロフィール
| 位 | 淑妃 |
|---|---|
| 年齢 | 17歳 |
| 氏族 | 朝廷の有力者・子の一族 |
| 声優 | 瀬戸麻沙美 |
楼蘭妃は阿多妃が後宮から去った後、入れ替わりの形で「淑妃」となった上級妃です。基本的に無表情で口数も少なく、猫猫も「何を考えているかよくわからない」と評していました。 またその淡白な性格に反して服装や化粧が派手で、帝によれば「部屋を訪れるたび別人に会っている気分になる」とのこと。総じて謎が多く、一言では言い表せない人物だといえるでしょう。 なお、名前の読みは「ロウラン」で、「ローラン妃」と書かれることもあります。
派手な見た目と淡白な性格のギャップがすごい……!
楼蘭妃は死亡した?生きている?最後とその後はどうなった?
楼蘭妃は、上級妃の食事に毒を盛ったことなどが明るみに出て、処刑されることになります。そして壬氏が率いる禁軍に追い詰められ、彼らの目の前で崖から身を投げました。 しかし、その遺体は見つかっていません。死亡したとも生きているとも断定されないまま、楼蘭妃は物語から姿を消します。 その後、アニメ2期の最終話にあたる第48話「はじまり」では、「玉藻」と名乗る女性が登場します。彼女は猫猫から預かった簪を手放し、港へ向かっていきました。楼蘭妃が生きているのかどうかは、こうした描写を手がかりに読者の想像に委ねられています。
謎多き楼蘭妃の正体とは?
実は楼蘭妃にはもうひとつの顔があります。彼女は後宮内で働く下女・子翠として動き、情報収集をしていたのです。その目的については後の見出しで詳しく紹介していきます。 楼蘭妃が派手な化粧を好んでいたのはすでに紹介した通りですが、これは素顔をわかりづらくすることで、子翠として後宮内で動いていても怪しまれないようにするため。自分と似た顔立ちの侍女に濃い化粧を施し、影武者にしていました。 ほとんど口をきかず表情を動かしていなかったのも、別人が化けていることを悟られるリスクを少しでも減らすためだったと思われます。それにしても、楼蘭妃本人はともかく、彼女に化けていた侍女の度胸がすごすぎる……。
楼蘭妃は母親の神美の復讐に利用されていた
楼蘭妃が子翠として動いていたのは、母親である神美の復讐に利用されていたからです。神美はもともと先帝の妃でしたが、当時の待遇を憎んでおり国を乗っ取ろうとしていました。 楼蘭妃のおもな役目は、現帝とのあいだに男児を授かること、そしてその他の皇位継承者を排除すること。自分の目的のため娘にこんなことを任せて手を汚させるとは、神美はなんとも恐ろしい存在です……。 しかし楼蘭妃はみずから堕胎剤を飲み続けるなど、母親の意思に背くようなこともしていました。彼女は自身を支配してくる神美を「狂っている」と考え、母親になることを嫌っていたのでした。ただ単に利用されるだけでは済ませられない、複雑な感情があったのでしょう。
楼蘭妃の家系図から父親と母親を紹介
楼蘭妃の両親は、子の一族を率いる宰相の子昌と、その妻の神美です。父の子昌は宮廷で大きな力を持ち、楼蘭妃を強引に現帝の妃へと押し込みました。 一方、母の神美は先帝の後宮で受けた屈辱から、一族を巻き込む復讐を企てます。楼蘭妃の人生は、この両親の思惑に大きく左右されていきました。
父親:子昌(シショウ)
子昌は「女帝」とも呼ばれた元皇太后に気に入られていた宰相。本来は子の一族の傍流の生まれでしたが、その聡明さを活かして本家の養子となる形で出世しました。今では宮廷で多大なる影響力を持っています。 楼蘭が現皇帝に嫁ぐことになったのも、彼がかなり強引に後押ししたからです。皇帝としては楼蘭に興味があるわけではありませんが、一応権力者の顔を立てるために定期的に彼女のもとへと通っています。
母親:神美(シェンメイ)
神美は名家・子の一族のお嬢様で、子昌の婚約者でした。しかし先帝の後宮に入れられた挙句、侍女・大宝が先にお手付きにされるという屈辱を味わいます。当然ながら、妃としての役目を侍女にとられた彼女は嘲笑の対象となる羽目に……。 そればかりか、長い時が流れた後子昌に下賜された彼女に突きつけられたのは、彼が大宝の娘と結婚していたという事実。この一連の出来事をきっかけに神美は自分をこんな目に遭わせたすべての存在を憎み、復讐を誓うようになります。 彼女はその憎悪に身を任せ、一族全体を巻き込んだクーデターを計画しました。しかし、この目論見が看破され、子の一族は処罰対象になってしまいます。壬氏たちに追い詰められた神美は銃型武器・飛発(フェイファ)の引き金を引きますが、なんとそれが暴発! 彼女はここで大怪我を負い、その人生に幕を下ろすことになるのでした。
目的は一族の滅亡?楼蘭妃が後宮を抜け出した理由【考察】
楼蘭妃は作中で「後宮を抜け出す」という不可解な行動をとっています。上級妃に名を連ねる彼女の脱走は、極刑に値するレベルの大罪です。彼女はどうしてこんな危険な行動をとったのでしょうか。 その明確な理由はわかっていませんが、もしかしたら楼蘭妃は「子一族を滅ぼす」ために脱走を図ったのかもしれません。彼女は神美のせいで壊れていく一族に心を痛め、「謀反が明るみに出るきっかけを作ろう」、そして「狂った一族の血をここで絶やそう」と考えたのではないでしょうか。 実際、楼蘭妃の逃亡などが契機となり、彼らのクーデター計画が発覚。そののち壬氏に追い詰められた神美が死亡し、一連の騒動が終結することになりました。彼女はこの結果を見越して、後宮から逃げ出した可能性が高そうです。
楼蘭妃は近寄りがたく見えて素顔の性格はかわいい
楼蘭妃は美人ですがいつもぼんやりしており口数も少なく、どんな人間かイマイチつかみきれません。しかしそれはあくまで仮の姿で、子翠として動いているときは人懐っこく可愛らしい表情も見せていました。 実は虫が大好きという一面もあり、薬・毒大好きな猫猫を思わせる熱中ぶりを見せることもしばしば。こうした共通点があったからこそ、人付き合いがさほど得意ではない猫猫とも仲良くなれたのでしょう。 楼蘭妃としての近寄りがたい美しさと、それとは正反対の子翠としての快活な愛らしさ。その複雑な人間性が、物語からの退場後も彼女がファンから愛され続ける理由なのではないでしょうか。
アニメで楼蘭妃を演じる声優は瀬戸麻沙美

アニメ『薬屋のひとりごと』で楼蘭妃を演じているのは、瀬戸麻沙美です。『ちはやふる』の綾瀬千早役や『呪術廻戦』の釘崎野薔薇役などで知られる声優です。 楼蘭妃としての無口で淡々とした声と、下女・子翠としての明るく人懐っこい声。この2つを、同じ瀬戸麻沙美が演じ分けています。正体が明かされたとき、声の違いに驚いた人も多いのではないでしょうか。 2期の最終話に登場する玉藻の声も、瀬戸麻沙美が担当しています。
『薬屋のひとりごと』楼蘭妃に関するよくある質問
Q楼蘭妃の正体は?
A楼蘭妃は淑妃という上級妃でありながら、後宮の下女・子翠としても活動していた二面性の持ち主です。派手な化粧で素顔をわかりにくくし、自分に似た顔立ちの侍女を影武者に立てて、子翠として後宮内で情報収集をしていました。
Q楼蘭妃は死亡したのですか?
A死亡したとは断定されていません。上級妃の食事に毒を盛った罪などで処刑される流れとなり、壬氏率いる禁軍に追い詰められて崖から身を投げますが、遺体は見つかりませんでした。アニメ2期の最終話では「玉藻」と名乗る女性が描かれ、生死は読者の想像に委ねられています。
Q楼蘭妃の目的は何だったのですか?
A楼蘭妃は母・神美の復讐に利用されていました。役目は現帝との間に男児を授かることと、ほかの皇位継承者を排除することでしたが、本人は堕胎剤を飲み続けるなど母の意思に背いており、母を「狂っている」と考えて反発していたのです。
Q楼蘭妃の両親は誰ですか?
A父は「西の狸」と呼ばれる宰相・子昌、母は名家・子の一族出身の神美です。神美は先帝の後宮での屈辱から復讐を誓い、一族を巻き込んだクーデターを計画しますが、壬氏たちに追い詰められ、飛発(フェイファ)の暴発で大怪我を負って命を落とします。
Q楼蘭妃が後宮を抜け出したのはなぜですか?
A明確な理由は作中で明かされていませんが、狂っていく子一族を滅ぼすためだったと考察されています。実際に楼蘭妃の逃亡が契機となって一族のクーデター計画が発覚し、神美の死をもって一連の騒動が終結しました。
『薬屋のひとりごと』楼蘭妃は一筋縄ではいかない魅力の持ち主!

母の復讐に利用され、最後は崖から身を投げた楼蘭妃。遺体が見つからないまま物語から姿を消し、その生死は読者の想像に委ねられています。一族と母の思惑に最後まで翻弄された人物でした。 アニメは2期で最終話まで描かれ、2026年10月から3期が放送中です。謎めいた楼蘭妃の魅力を、原作とアニメの両方で味わってみてください。















