2024年1月30日更新

『天官賜福』三郎(サンラン)は花城(ホワチョン)と同一人物?鬼になった理由や過去を解説!

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天官賜福

三郎(サンラン)はファンタジー中華BL『天官賜福』に登場する謎めいた美青年です。三郎はなぜ主人公・謝憐(シエ・リェン)の前に姿を現したのでしょうか。 この記事では三郎について、花城(ホワチョン)や殿下との関連性や正体、過去をわかりやすく解説していきます! ※この記事は『天官賜福』の重要なネタバレを含みます。

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『天官賜福』三郎(サンラン)のプロフィール

天官賜福
年齢 不明
誕生日 6月10日(中国歴5月6日)
所属
初登場 小説版1巻 タテヨミ3巻(花城の姿)
声優 福山潤

三郎(サンラン)は人界で牛車に乗る主人公・謝憐(シエ・リェン)の前に姿を現した美しい青年です。三郎の姿の際は、年は16歳程度、身長も謝憐とそんなに変わりません。 その正体は鬼のなかでももっとも強い階級「絶」を持つ絶境鬼王・花城(ホワチョン)。「四大害」として天界でも恐れられている4人の鬼のうちの1人で、「血雨探花(けつうたんか)」とも呼ばれています。

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爽やかな三郎の姿と妖艶な花城の姿のギャップがいい!

【正体】ある理由から三郎は本当の姿を隠していた

天官賜福

三郎の正体は前述したように、神官たちが恐れている鬼の王・花城です。花城の姿では右目に黒の眼帯をしていて、身長も三郎の姿よりも5cm伸びて大人っぽい雰囲気となります。 花城は過去の出来事から右目のない自分の姿を、大切な人である謝憐こと殿下に見せたくないと思っていたようです。ですが殿下はもちろんそんなことで人を評価する人ではありません。 正体や容姿がどうであれ三郎のことが人として好きだと言ってくれる殿下の言葉を受け、花城は本当の鬼の姿で会う覚悟を決めるに至ります。こうして半月関事件のあと、三郎は次は本来の姿で会いに行くことを約束して、一時的に鬼市(花城の屋敷)に戻りました。

【なぜ鬼に?】謝憐との出会いが花城を人生を大きく変えていた

天官賜福

まず本作の世界観における鬼とは、死者の霊魂のことです。 花城ももとは人間でした。少年時代、殿下に命を助けられ生きる意味をもらいます。以降、花城にとって殿下こそが生きる意味となったのです。 ですが、力なき彼は少年兵として戦死、鬼火となります。この頃の姿は殿下によって「無名(ウーミン)」と名付けられました。 やがて殿下の力となれない悔しさや無念が彼を人形の鬼にしました。のちに花城は、無数の鬼が集まる銅炉山(どうろざん)の蠱城(こじょう)という町で、終わることのない鬼や妖魔鬼怪との殺し合いをすることに。すべてを倒した末に、彼は鬼の王となります。 殿下への強い思いが、死んだ少年を鬼としたのです。

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【過去】人間時代は紅紅児という少年だった

800年前、謝憐が仙楽国の太子だった頃、花城は紅紅児(ホンホンアール)という名でした。上元祭天遊という大事な行事中、謝憐は城壁から落下した紅紅児を救います。これが2人の最初の出会いです。 紅紅児は生まれつき右目が赤く、そのせいで虐待を受けていました。数年後、劣悪な環境で生きる紅紅児は、飛翔した謝憐を祀った廟で寝泊まりする日々。 偶然、立ち寄った謝憐は生きる意味を見失っている少年に、「なんのために生きればいいかわからないなら、私のために生きなさい」と告げます。こうして紅紅児は死後も殿下のために生きる存在となったのです。

【謝憐】花城の800年越しの殿下への愛が尊い

天官賜福
©bilibili

三郎にとっては、800年前から謝憐こそが生きる意味です。それがよく表れているのが、半月関の事件後の行動です。 三郎は殿下の前から姿を消しますが、その際に「約束の証」として指輪を殿下に贈ります。この指輪は、鬼にとって1番大切な骨灰でした。 骨灰が消滅すれば鬼も消滅しますし、骨灰を持つとその鬼を使役することも可能です。いわば命そのものといえるものを殿下に預けたのでした。まさに愛です。 原作小説では2人はハッピーエンドを迎えていますが、そこに至るまではなかなかの苦難の道程が続きます。

【声優】三郎を演じるのは福山潤

福山潤

日本語版アニメで三郎/花城を演じているのは福山潤(ふくやまじゅん)です。『コードギアス 反逆のルルーシュ』のルルーシュ役や『暗殺教室』の殺せんせー役、『吸血鬼すぐ死ぬ』のドラルク役など、クセのあるメインキャラを多く演じています。 軽やかながらも妙な色気と裏を感じる三郎と、鬼の王らしい貫禄を感じる花城との演じ分けもさすがの大ベテランです!

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殿下役の神谷浩史との掛け合いで生まれる空気感が最高~~~!

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『天官賜福』なにより殿下が大切で大好きな三郎が愛しい!

『天官賜福』の三郎こと花城について紹介しました。まだ日本語版になっていないエピソードもありますが、美青年の謎が少しずつ解き明かされていくというのも本作の魅力の1つです。もっと三郎のことが知りたい!という人はぜひ、小説や漫画で追いかけてみてくださいね。